建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~

ヒロノF

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第18章 発展のアルトラルサンズとその影編

第536話 vsタイランテス&カーデュアル その2

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 数十秒の雷雨が終わると、辺りは黒焦げで煙と湯気が立ち上っていた。焦げ臭いのと土が蒸発した香ばしい匂い。それと生物を焼いた臭いがする。考えたくはないが隣で倒れているタイランテスから発せられてる臭いだろう。
 私自身はなぜか穴の中に立っていた。多分落雷の連発で徐々に地面が削られ、蒸発し、穴に落とされたような状態になったのだろう。
 私を捉えていたタイランテスによる岩石の腕はボロボロに崩れ去っていた。

「ごほっごほっ……黒煙が凄い……」

 カーデュアルの独り言が聞こえる。
 あれだけの雷雨を放ったのだから、本来なら死体以外無いはずのところに自分の使った攻撃についてベラベラ独り言を語っているようだ。
 ナルシストなのか?

「もしものために対タイランテス用に編み出しておいた魔法です。これならあの異常な硬さを持つアルトラも流石に生きていないでしょう」

 “対タイランテス用”? コイツ……さっき『協力関係』とか言っておきながら全然信用してなかったわけね。そういえば『仲間』って言葉は一度も聞いたことがない。

 風魔法で旋風を起こし、黒煙を吹き飛ばす。

「な……アルトラ!? どうやって生き延びて……? タ、タイランテスは!?」
「そこで黒焦げになって寝てるよ。あなた、彼を協力者だなんてサラサラ思ってなかったのね。躊躇無く大魔法を浴びせるなんて」

 二人とも捕まえるつもりだったけど……あれで生きてるとは思えないし、後で弔ってやらなきゃな……

「は、ははははは!! タイランテスを盾にしたのですか? 彼を心配するセリフを吐いておきながら盾として使うとは最低な女ですね!」
「そんなわけないでしょ」

 そう、盾になんてしていない。攻撃は直撃したがコイツの雷魔法Lvが11でなかったため私にダメージが通らなかったに過ぎない。
 もしLv11だったのならなら、魔王に備わっている防御障壁をもってしても、死なないにせよ大怪我を負っていたのは確実だった……

「ははっ、良いんですよ、言い訳なんて」

 話聞かないな……いや、私がタイランテスを盾にしたってことにして、罪悪感でも植え付けたいんだろうか?
 そもそも電気なんだから盾にしたところで、それで防ぐことなんてできないだろ。

「何でタイランテスごと私を攻撃した?」
「何で? さっきから貴女は何で何での連続ですね。せっかく敵の動きを止めてくれたのだから、そこを狙えば合理的じゃないですか。一緒に攻撃してしまえば上手いこと邪魔者の排除もできますしね」
「邪魔者ってタイランテスのこと?」
「ええ、私は元々はこの作戦が終わったら綺麗さっぱり強盗団から足を洗う予定だったんですよ――」

 それまで穏やかにしゃべっていたカーデュアルが急に語気を強めた。

「――貴女があちこちで邪魔しなければね!!」
「足を洗う? 強盗団にはあなたを見知っているヒトばかりなんでしょ?」
「それが何か?」
「知り合いばかりなのに完全に足を洗うことなんてできるわけないじゃない……」
「ええ、ですからゼロ距離ドアを売って、その売却金を独り占めし、タイランテスも強盗団も全員皆殺しにして守護志士に戻るつもりだったんですよ。団のメンバーは全員顔を覚えていますから。それに、お尋ね者も何人か居たので賞金も貰えてお得だったんですがね……」

 皆殺しにする予定だった!?
 何十人、何百人居るか知らないけど、それを全員殺すつもりだったのか!?
 思った以上に最低最悪なヤツだった……
 コイツ、ベラベラベラベラ何しゃべってんだ? 私が逃げたりするとは考えないんだろうか?

「ドアを売却した数百億の金があれば、百年くらいは遊んで暮らせる予定でしたから、あとはのらりくらりと守護志士を続けようと思っていたんですよ。それを――」

 また語気が強くなる。

「――貴女がぶち壊してくれた! だから私の竜生設計を狂わせてくれた貴女にもここで死んでもらいましょう。追いかけて来なければ死ぬことも無かったのに、莫迦な女ですね」
「そんなことベラベラ話しちゃって良いの? 私が守護志士に話すかもしれないけど」
「構いませんよ。どうせ私は守護志士には戻れませんし、ドアの莫大な利益も得られませんでした。皆殺しの計画はやめてタイランテスが築いてきた強盗団をそのままもらい受けます。彼が生きてるとそれができないので邪魔者と言ったんですよ。強盗団のアジトには長く出入りしていたので、あそこのバカどもは私のことを信用し切ってますからね。金づるくらいにはなってくれるでしょう」

 余程の自信があるのかナルシストなのか、聞いてないことまでよくしゃべる。

「ああ、そうそうこの話を聞いた貴女も絶対に逃がしませんから、逃げても無駄ですよ? いくら貴女が私より大きい巨人とは言え、貴女の三倍以上大きいタイランテスもあの通り黒焦げですから、潔く死を選ぶなら苦しまずに殺して差し上げます。今度はさっき以上の雷でほふってあげましょう」
「そんなことさせるとでも?」
「気付きませんでしたか? こうやってしゃべってる間もまだ雷雲は集まり続けているんですよ? 魔力を溜める時間も十分稼げました」
「な!?」

 そうか! さっきから抜け目無い攻撃をしてくるヤツだった!
 会話してる間に溜めが完了してたのか!

「雷雲はさっきよりも大きい。もう盾も居ませんので、今度のは身体すら残らないかもしれませんね。では今度こそさようなら。【雷神の鎚トール・ハンマー】!」

 再びの私への強力無比な雷撃。周囲の地面が蒸発し、穴がどんどん広がる。
 数秒の極大の雷が終わると再び黒煙に包まれる。

「全く……面倒な娘だったな……さて、強盗団のアジトへ帰るか。守護志士には戻れませんが、強盗団の傘下の組織に上納金を納めさせればそれなりに豪遊も可能でしょう」

 再び風魔法で黒煙を吹き飛ばし、カーデュアルに声をかけた。

「【雷神の鎚トール・ハンマー】なんて、雷の魔王様からも聞いたことないのに、随分と仰々しい名前を付けるのね」
「!!!? ………………な……アルトラ……どうやって生き延びて……!? く、喰らわなかったのですか!?」
「いや、喰らったよ。でも私には届かなかったみたいだね」

 いくら強力無比な大魔法でもLv11でなければダメージを受けない。

「そんな莫迦な!! 不意打ちなら魔王にすら致命傷を与えられる魔法ですよ!?」
「魔王にも? そう思ってるの? だとしたら魔王を甘く見過ぎてると思うわ。魔王ならこの数倍の魔力量を持つ雷を喰らっても生きてられるよ。この程度なら喰らったところですぐ再生される程度だね」

 女帝蟻は、瀕死だったとは言え、レヴィとアスモの魔王回帰レグレシオン形態の乱反射して増幅した雷喰らっても生きてたんだから。

「な、何を知った風な口を……」
「さあ、ブタ箱に入る覚悟はできたかしら?」
「フッ、ハハハハハ…………く、くそっ!」

 再び雷エネルギーを溜め始めた。
 まだ何かするのかと思ったが……いや、こういう時にこういう輩が取る手段は一つしかない。自分の最強の攻撃が通じないと分かれば手段は一つだけだ。
 急いで魔力マーキングを飛ばして貼り付けた。
 次の瞬間――

 キイイィィィン……ゴゴォォオ!!

 ――という爆音を発しながら高速でいずこかへ飛び去った。雷エネルギーの推進力で自身を飛ばしたらしい。
 要するに、『逃げた』のだ。

「ああ……やっぱりまたこのパターンか。ドラゴンって都合が悪くなると空へ逃げるのかな? じゃあブルーソーンの時同様、背中に飛び乗りますか」 (ブルーソーンについては第326話参照)

 でも今のこの巨人化した大きさだと、多分乗った瞬間にすぐ墜落する可能性が高い。七メートルくらいまで巨人化を抑えよう。

 カーデュアルを追いかける前に現在の十三メートル から 七メートルほどにまで身体を小さくした。
 これにより、体重が推定三十二トン から 推定五トンまで減る。
 アリサ曰く、下位種のワイバーンですら三トン程度なら持ち運べるという話だから、上位種のカーデュアルイエロードラゴンなら五トンが背中に乗ったくらいなら短時間であれば落ちないと想定される。 (第249話参照)

 墜落させるだけなら十三メートルのまま飛び乗れば良いのだが、彼には少しお灸を据えたいからその猶予を作るために体重を減らした。

「さてそれじゃ、【次元歩行ディメンション・ウォーク】!」

   ◇

「クソッ! あんな訳の分からない女に付き合ってられません! タイランテスは死にましたし、悪巨人強盗団マリスティターンの掌握を急がないと。彼が死んだことで散り散りになられては面倒だ」

 【次元歩行ディメンション・ウォーク】でカーデュアルの背中に転移してきた。

「ぐあっ! な、何だ!? と、突然重さが……い、一体何が?」

 長い首を傾けて背中を覗き込むカーデュアル。

「逃げられるとでも思った? この一言も返してあげる、『絶対に逃がしませんから、逃げても無駄ですよ?』ってね」
「ア、アルトラ!? バカな!! ど、どうやって!? わ、私は瞬間速度なら最速のドラゴンだぞ!? あのスピードで離脱して追いかけて来られるはずが……い、今すぐ降りろ! 重さで高度が下がって来ている!」
「レディーに重いとは失礼ね」
「ふ、ふざけるな! 振り落としてやる!」

 私を振り落とそうと、身体を回転させてひるがえろうとしているようだが推定五トンもの重さ巨人化した私が乗っているため、全くひるがえることができない。

「くっ……くそっ! 重過ぎて半回転すらできない!!」
「ねぇカーデュアル……私の治める町に強盗団を引き連れて来たタイランテスのことはもちろんムカついてるんだけど、あなたにはそれ以上の憤りを覚えてるんだよ、私」
「な、何だと?」
「上司であるエールデさんを躊躇無く殺そうとし、守護志士の同僚三人も無慈悲に黒焦げにし、協力関係であるはずのタイランテスが大魔法に巻き込まれようとしている時も全く迷い無く放った。身近なヒトにこれだけ酷いことができるなんて私には信じられない。だから――」

 【亜空間収納ポケット】から『斬治癒きりちゆ丸』を取り出す。
 私が掴んだ瞬間に、【巨人化】の影響で三.五倍ほどの大きさになった。

「――他人に与えた痛みを少しでも知ってもらうために、一度あなたにも痛い目に遭ってもらいたいと思います」

 ドラゴンのウロコが硬いのは承知済み。斬治癒きりちゆ丸は私が創成魔法で作ったものだから、普通の亜人を斬るくらいの切れ味はあるものの、品質としてはあまり良いものではない。このままだといくら私が巨人化していてもコイツの肌に突き立てるのは難しいだろう。
 そこで刀身に風の魔法剣を纏わせて切れ味を上げ、その上で背中側から腹側へ貫通するように突き刺した。

「ギャアァッ!! 痛い痛い痛いっっ!!」

 少々暴れるように飛ぶものの、私の重さにより安定しているため振り落とされるほどの速度が出せないでいる。
 痛みがあるからか飛行高度が大きく下がった。
 そして創成魔法で斬治癒きりちゆ丸の刀身の欠片を切り離し、カーデュアルの身体から引き抜いた。

「ハァ……ハァ……く、くそっ! このままでは死んでしまう! な、何て酷いヤツだ……抵抗できない者を後ろから刺すなんて……」
「それは不意打ちで何人も黒焦げにした貴様が吐いて良いセリフではない!!」

 カーデュアルが言い放ったセリフを聞いて瞬間的に強いセリフを放っていた。
 思わず怒った拍子に、隠蔽したはずの魔王の魔力の片鱗が顔を覗かせる。

「な……何だこの突き刺さるような魔力は……お、お前、何者だ?」

 おっといけないいけない……冷静にならないと……ここでバレるわけにはいかない。

「私のことはどうでも良い。それによく見てみなさい、傷は既に治っているはずです」
「な、何だと? た、確かに刺された痛みがあったのに……し、しかし痛みは続いている?」
「今突き刺した魔道具には『斬った瞬間に治す』っていう特殊能力があってね、その刀身の欠片をあなたの体内に残しました。頭の良いあなたならこの意味、分かりますよね?」
「……か、欠片……だと……?」

 少しの間思考を巡らし、その言葉の意味に気付く。

「………………ま……まさか私の体内に刃を残したということか……? 傷を負わせて治すのを繰り返すということか……?」

 魔法での回復には、急激な回復を促すと傷を負った時と同じ痛みを味わうという特性がある。だから痛みを味わわないように回復するには、徐々に徐々に少しずつ回復する必要があるわけだ。

 つまり斬治癒きりちゆ丸の欠片を残したということは、常時に渡って怪我と治癒が繰り返し起こり続け、持続的な痛みにさいなまれることを意味する。

「ご明察、流石です! 激痛ではありませんが常にじくじくと痛みが残るようにしました。外科手術なら取り出せますけど、残したのは小さい欠片ですから取り出すのは少々面倒でしょうね。ただ、あなたの攻撃で傷を負った五人はこの程度の痛みではないでしょう。少しは他人に与えたの痛みを思い知りなさい」
「ふざけるなぁぁ!! このバカ女がぁぁ!! すぐに取り出せ!! いい加減私の背中から降りろ!!」
「はいはい、外科医にでも取り出してもらってください。ちなみに先述した通り逃がすつもりもありませんからあなたのこの後の進路は予定通りブタ箱行きです」

 話し終わった後、間髪入れずに両翼をぶった斬った。

「グアァァッ!! 貴様ッ! 翼をッ!?」

 斬った瞬間に治癒するとは言え、斬られた時の痛みは少しの間残る。しばらくはこの翼も痛みで動かせない。今はそのまま地面へ向けて落下して行くのみ。
 私自身は直後にカーデュアルの背中から離脱し、【巨人化】も解除。

「くそがッ!! 覚えていろよアルトラッ!! 必ず復讐してやるッ!! いつか貴様の顔を絶望に歪めてやるからなアァァァッッッ!!」

 落下しながらも捨て台詞を吐く。
 そして、そのまま落下して行き、墜落の砂煙が上がるところまで見送った。

「この期に及んでも捨て台詞とは……あれは一生反省しないだろうな……」

   ◇

 カーデュアルが落下した地点へ行くと、ドラゴン状態のまま気絶していた。
 すぐに【影縛りシャドウ・バインド】で拘束。

「でかいな……巨人化解いたばかりだけど、連れて行くにはやっぱり巨人化しないとダメかな……」

 【縮小魔法ミニマム】で小さくするのも考えたが、後で突っ込まれた時に説明するのが面倒そうだ。

「そうだ! こういう魔法ならどうだろう」

 空気を集めて分厚い空気のクッションを作った。そしてカーデュアルを風で巻き上げ、それに乗せる。

「お、上手く乗ったわ。ブルーソーンの話ではドラゴン形態は四トンあるとか言ってたけど、何とか大丈夫そうだ。魔王になって魔力の扱いも洗練されているのかも」

 『暴食グラトニー』継承以前なら、きっと四トンの生物を持ち上げる空気のクッションなんて作れなかっただろう。 (第325話参照)

「じゃあタイランテスの遺体の回収に行こう」

   ◇

 【ゲート】でタイランテスの遺体のところまで来ると、落雷により発生した黒煙も大分収まっていた。

「おかしい……まだ巨人状態のままだ。デスポーテスは気絶したら元のサイズに戻ってたのに……死んでしまった場合はそのままなのかしら?」

 そう思ったところ、顔の向きが少しだけ傾いた。

「生きてる!? この黒焦げで!? 何てタフなの!」

 まさかこの大火傷で生きてるとは……とは言え意識があるとは思えないから、多分無意識に巨人化を維持してるんだろうけど。
 生きているなら悪人でも生存させないと。コイツから得られる情報は沢山あるだろうし治療機関に運ぼう。
 でも……彼の体重何キロあるのかしら? いや何トンか。

 巨人化する前の元の大きさを二メートル二十センチほどと仮定すると、筋骨隆々だから体重は多分百五十キロから百七十キロくらいにはなると考えられる。
 この推測通り百五十キロから百七十キロに仮定すると、巨人時の彼の体重は『推定九百トンから千二十トン』にもなる。

「うん、無理。運ぶのなんて到底無理! 私が巨人化した程度じゃ多分動かせすらしないわ……」

 意識があるかどうか分からないけど、一応声をかけてみるか。運べないようであればこっちは多少小さくしても良さそうだから【縮小魔法ミニマム】を使う。もし効き目が無い場合は見殺しにするほか無いが……

 耳の近くに行き、大声で叫ぶ。

「タイランテス! もし聞こえてたら巨人化を解除して! あなたを治療機関に運ぶから!」

 流石に意識は無いだろうと思っていたが……直後に身体が小さくなっていく。

「まさか!? 意識まで保ってるの!? じゃあ痛みもちゃんとあるんじゃ……? タイランテス! 今から徐々に回復させる魔法を施す! それだけでも少しは痛みが和らぐと思うから!」

 【自己再生魔法リジェネレート】をかけた。
 悪人とは言え、全身火傷の激痛に苛まれ続けるのは流石に可哀想だ。

「このままじゃいつ死ぬとも限らない、早く運んであげよう」

 カーデュアル同様に空気のクッションに乗せる。
 うめき声すら上げないのは、上げられるほどの気力も体力も無いか、もしくは火傷が酷過ぎて痛覚が無いか麻痺しているか。さっき巨人化を解除してなかったのは防衛本能ってところか。

 二人を連れて【ゲート】でアルトレリア正門前へ帰還した。
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