建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~

ヒロノF

文字の大きさ
553 / 591
第19章 土の国ヒュプノベルフェ探訪・アルトラの解呪編

第543話 土の国へ出発

しおりを挟む
 そして来る十一月三十日……の深夜五時――

「みんなおはよう!」
「皆様、おはようございます」

 集合場所で待っていた私とカイベルのところに同行者が集まって来る。

「ふわぁぁぁ……何でこんな朝早いんスかぁ~……?」

 寝ぼけ眼で目を擦りつつ集合場所に訪れたナナトス。

「全くだ……護衛という依頼を受けたから付き合うが、こんなに早い時間じゃなくて良かろう?」

 フレアハルトが愚痴をこぼす。護衛もなんでも屋稼業の一環らしく文句は言うが拒否はしないらしい。

「ま、まあ皆さん、早めに行かないとヒトでごった返しますので……最初のクジに到達するだけでもかなりの時間を要しますから」

 土の国大使館にリーヴァントから連絡が行ったらしく、案内役として職員のタナカリュウイチさんを付けてくれた。

「そう言えば今まで気にしたことなかったですけど、冥球って時差が無いんですか? 確かアルトレリアここから土の国って経度で考えると、九十度近く西にありますよね? ってことは六時間くらい違ってるはずですけど……あちらは今二十三時頃なのでは?」

 同じ時差がある星地球出身のタナカさんに訊ねてみる。

「冥球に時差はありません。太陽が無いのでそういう概念自体の発想が無かったのでしょう。アルトレリアここが五時を過ぎた辺りですからあちらも同じ時間です。冥球全体で全く同じ時間で動いています」
「そ、そうなんですか」

 それは何だか不思議な感覚だなぁ……

「太陽が存在しないとは言え流石に二十四時間休み無しに活動することはできないので、活動するための時間帯はおおよそ決まっていて、ヒトによって差はありますが大体六時から八時付近に活動が始まり、二十二時から二十四時くらいにその日のほとんどの活動が終わるという感じですね。活動時間外は電灯や灯りは消されたり、幕などで遮って薄められたりして、地球で言うところの『夜』と同じような静寂の時間帯になります」
「へぇ~」

 だとすると、もし空にある闇の帳が取り払われ、本物の太陽が復活するようなことがあれば大混乱必至だね……

「ところでフレアハルト、アリサとレイアは今日は居ないの?」
「あやつらは別の仕事だ。今回は大した危険も無さそうとのリーヴァントの判断で我だけ同行する」
「あれ? もしかして……今回って重装備はいらないッスか?」

 ナナトスがタナカさんがスーツ姿でいるのを見て何かを察したらしい。
 樹の国出発時の無計画さとは違って、今回は用意周到に色々用意したようだ。パンパンのリュックを背負って来ていた。

「せっかく臨時収入が入ったんで奮発して色々買ったんスけど……」

 早速あのお金を使ったわけね。

「何入ってるの?」
「え~と、遭難しても大丈夫なように食い物が多いッスね。あとナイフと寝袋と虫避け水、火は……まあ俺ッチ火魔法使えるんで道具は要らないッスけど、あと雨降られた時用に傘とか懐中電灯とかタオルにハンカチに……それと一回だけ使える宿泊小屋を作ってくれる魔道具ッス」
「そんなのあるの?」

 ケースに入った種のような魔道具を見せてくれた。

「ロクにーが所属している生態調査部が樹の国の商人から買い受けたものらしいッスよ。四粒入りで、何やら樹魔法を利用して出来てるらしくて、土に植えると数日だけ建っててくれる木の小屋が作られるそうッス。遭難用にロクにーが一個持たせてくれたッス」
「即席の小屋が作られるの? 凄いねソレ!」

 種の状態ならかさ張らないし、地球でそんな魔道具あったら登山者とかキャンパーには爆売れかもしれない。

「あ、でも注意しないといけないのは、寒いところでは小屋が出来ないそうッス。零下だと芽が出ないとか」

 残念、エベレストのような高山では意味を為さないようだ……

「何で四粒入り?」
「一粒で一週間持つと想定して、一ヶ月分だそうッス。流石に一ヶ月あれば遭難しても見つけてもらえるんじゃないかって想定とか」
「へぇ~、なるほど、よく考えられた想定だわ。でも――」

 せっかく用意したサバイバルグッズだけど……

「――明日帰って来る予定だし遭難の心配は無いから、今回は出番が無いかな」
「どれが要らないッスか?」
「私とカイベルが居る以上は全部要らないね。雨も少ない国らしいし傘も良いかな」

 よく見ると格好も樹の国で買った森歩き用の危険を想定した服で、厚底靴を履いてるわ。

「えぇ~……せっかく用意したッスのに……」
「リュック預かっておこうか? もう家に帰って置いてくる時間は無いし」
「お願いするッス……」

 リュックを受け取って【亜空間収納ポケット】に突っ込もうとしたところ――

「あ、タオルやハンカチなど拭くものはあっても良いと思います」

 ――と、タナカさん。

「お国柄、土埃の多い国ですので服に付いた砂や埃を払うのに使ったり、水魔法も用いれば手や肌を拭くのに役立ちますから」
「ハンカチくらいは持って来た方が良かったか……」

 独り言をこぼしたところ――

「どうぞ」

 ――と横からハンカチが出て来た。

「お? ありがとう」

 流石カイベル用意が良い!

「準備はよろしいでしょうか?」
「あ、もう一人同行者が居るので待ってください」
「おう、集まってるな!」

 フィンツさんがやってきた。
 私が土の国に行くと聞きつけ、フィンツさんも同行することになっていた。
 手には、誰かへの手土産なのかゴトスのスイーツ店の包みを持っている。

「フィンツさんも刀見に行くんスか? 刃物作る参考にするとか?」

 確かに名工と呼ばれる刀鍛冶の打った刀なら、フィンツさんが優れたドワーフの職人と言えど参考になるのかもしれない。

「いや、一度見たことがあるが、あの刀は刃物作りの参考にはならんよ」
「どういうことッスか?」
「『祓魔ふつまくろがね』は全く斬れない刀だから刃物とは言えない。造形的な美しさはあるものの、呪いを断つためだけに作られているから切れ味は必要無かったんだろう」

 へぇ~、そうなのか。模造刀みたいなもんか。
 名工村正の作った『斬れない刀』……か。

「じゃあ何で行くんスか?」
「三ヶ月くらい前から姪っ子の体調が悪いらしくてな、その見舞いだ」

 手土産を掲げながら答えた。

「土の国の姪っ子? お主は水の国出身ではないのか?」
「妹が土の国に嫁に行ったんだ。二十五年くらい前になぜか高位貴族に見初められてしまってな」

「「「 貴族!? 」」」

 予想外の返答に私、ナナトス、フレアハルトが驚く。

「フィンツさんに貴族は似合わないッス」
「俺じゃなくて妹だ! にしても失礼なヤツだな」

 顔を見合わせてニヤリと笑う二人。

「相手もドワーフなのか?」
「いや、由緒ある獣人の家系だそうだ。完全な人型へ変身できるタイプだから、見た目には獣人と分からんだろうな。獣耳や尻尾も見えてはいなかった」

 完全な人型になれる獣人って存在するのか。
 今まで私が会った人型の獣人は、人の形をしていても獣耳や尻尾が隠せてないことが多かった。

 ってことは姪っ子さんはドワーフと獣人のハーフってことなんだろうか?
 差別的な表現になってしまうかもしれないが、由緒ある獣人の家系なのに相手がドワーフでも良いのだろうか?
 『由緒ある家柄』となると血筋には厳しいイメージがあるのだが……
 多種族が暮らすこの冥球では些細なことなのかしら?

「相手獣人なんスよね? 何でドワーフの妹さんを?」

 お! さすがナナトス! 私が聞き難いことを平然と聞いてくれるッ そこにシビれる! あこがれれるゥ!

「完全人型の獣人はその形態を維持するために、何代かに一人人型の亜人と婚姻を結ぶ風習があるそうだ。その風習をやめると獣性が濃くなって完全人型は維持できなくなるとか」
「へぇ~、そうなんスか」

 獣性が濃くなる……獣人同士の婚姻を繰り返すと獣型の獣人に寄っていっちゃうってことかしら?
 それって何が悪いの? 知能が低下したりとか? まあこんなこと表だって聞けないけど。

「完全人型を維持できぬと何の不都合があるのだ?」
「詳しくは知らんが……完全人型は獣人の中でも能力的に図抜けているらしい。知能にしても、筋力にしても、体力にしても。つまりそれが維持できないとなると……」
「家の衰退にも繋がってしまうわけですね」
「まあ大きく言えばそうなるな」

 私が聞き難かったことも出て来たし、もう少し突っ込んで聞いてみるか。

「ってことは獣人同士の婚姻を繰り返すと最終的には獣になるんですか?」
「そんなことないぞ。普通は同じ種族の獣人同士で結婚するものだしな。あくまで“完全人型獣人”に限って言えばといったところだろう」
「なるほど」

 流石に一度獣人にまで進化したのに、再び獣に戻るなんてことはないか。
 と言うか、亜人と獣人って子供が出来るんだな……片や亜人で、片や獣人とカテゴリーが違うイメージがあるから生態も全然別かと思ってた。ということは、獣人って広い意味では亜人にカテゴライズされるのかしら?

「由緒ある家柄なのに、結婚相手の血筋などは考えんのか? お主の妹は貴族ではないのだろう?」

 お! さすがフレアハルト! 私が聞き難いことを平然と聞いて (以下略)

「まあ……俺たちの先祖は魔王も排出している高位貴族の出だから、血筋的にも問題無かったんだろう」

「「「 えっ!? 貴族!? フィンツさんフィンツが!? 」」」

 またもや三人が驚き、しかも言動が完全にユニゾンする。

「やっぱりフィンツさんも貴族なんスか!?」
「『元』な。驚き過ぎだろ。ご先祖が土の国に居た時の話だし、もう数百年も前の話だ。今は貴族でも何でもない」

 私を含めてだと思うが、二人は『フィンツさんフィンツに貴族は似合わない』と目で物語っている。

「一族から魔王を輩出すると高位貴族の仲間入りなんですか?」
「そうだな。そこから魔王が三代交代するくらいの期間は貴族として扱われるらしい」
「貴族扱いされなくなることがあるんですか?」
「地球は違うのか?」
「地球で貴族じゃなくなることなんてそんなにはありません。貴族でなくなるケースとしては、犯罪や国家反逆に加担するとか、継承者が途絶えることくらいですよ。あとは珍しいところでは自分で放棄するとか、制度そのものが無くなるとか」

 日本の華族制度なんかは制度そのものが無くなったケースだったはず。
 地球の貴族制度とは大分違うな。寿命が長い種族が多いからとか?

「じゃあ貴族になったら、その後ずっと貴族なのか?」
「私の記憶では時代の移り変わりで貴族じゃなくなるなんてことは無かったと思います。まあ滅ぼされたりすれば別ですけど」
「へぇ~、そりゃ何と言うか……優しい制度だな。魔界では政治、芸術、武芸、経営、戦争なんかで何らかの実績・功績を残せなければ貴族から外れていく……というのは水の国の話だが、多分どこの国も似たような制度だと思う」

 ってことは由緒ある貴族の家柄のリナさんの家とかはずっと何らかの実績を残し続けているってるってことなのか。

「へぇ~、じゃあ魔王を輩出した家の貴族位って何になるんですか? やっぱり公爵?」

 地球では、確か『公爵』という爵位は王族出身だというのを聞いた気がする。
 つまり魔王の近縁者だから公爵だろう。

「公爵? 何だそりゃ?」
「爵位って無いんですか? 公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵みたいな」
「さ、さあ? 聞き覚えは無いな。地球ではそうなのか?」

 高位貴族って言うくらいだから、公爵とか侯爵に据えられるのかと思ったけど……
 確か生前読んだ本に、〇〇の悪魔が地獄の子爵だとか、地獄の侯爵だとか、地獄の大公だとか書いてあったが、あれは正確ではなかったのかしら?

「他の国は知らんが、水の国では第一階級、第二階級、第三階級で表されるな。ただ、魔王になった者に近縁の者、例えば両親とか兄弟姉妹は第一階級より更に上の特権階級に置かれる。その後魔王が代替わりするごとに第二階級、第三階級と下がる感じだな。貴族を外れても功績を残せれば第三階級の貴族位を授かることがある」

 なるほど、だから魔王が三代変わるくらいに貴族から外れるわけか。

「特権階級ってのに強権的な発言力はあるんですか?」
「あるぞ。何せ一応第一階級より上だからな。大抵は与えられる特権だけ享受して口を出さないが、特権階級になって勘違いしたのか、政治方面にも口を出し始めてガラッと政治が変わることもあるようだ。突然バカみたいなことやり出す国や政府もあるようだし」

 そりゃ政治に関わってこなかったヒトがそういうポジションに着けばそうなるよね……

「まあそういうヤツらは貴族位剥奪されたり、暗殺されたり、碌なの末路を辿らないがな」

 まあ、国を揺るがすような政治をすれば普通はそういう対応するよね……

「ちなみに実力だけでなれるのは第二階級までだそうだ。第一階級はトップクラスの能力がある者が多いが、国を動かしてるのは大体が第二階級のヤツらだ」
「じゃあ、第一階級ってどうやってなるんですか?」
「時の魔王の指名だな。それ以外ではいくら功績を積んでもなれない。つまり嫌われれば第一階級はほぼ絶望的だ。側近辺りは第一階級と考えて良いだろう」
「へぇ~、そうなんですか」

 ってことは第一階級は極端に少ないってことなのかな?
 水の国ならサリーさんや、ルイスさんのような空間魔術師は第一階級の可能性が高いな。
 空間魔術師として見いだされると国での囲い込みがされるから、見出された時点で自動的に第二階級以上になるってことかな? やっぱりお貴族様なんだな。

「ちょっと疑問なんですけど、貴族位を貰った人物から三代とかじゃないんですか? 例えば『孫まで貴族でその後は貴族じゃなくなる』みたいな」
「それだと寿命の違いで大きく公平性を損なうからな。長寿命の種族だと三代変わるまでに長い年月がかかる。千年生きる種族だと三百年ごとに子をなしていたとしたら千六百年くらい貴族でい続けられるってことだぞ?」
「そ、そう考えると、確かに……」
「貴族特権は多少なりとも存在するから、魔王の代替わりで功績の残せなかった者は外れるということにしてあるんだろう。まあそれでも早く死ぬ魔王もいるし、三百年魔王やってるのもいるから、どうしても不公平な部分は出てしまうんだがな。それはまあ特例とかそういうので調整するんだろう。例えば『早く代替わりしたら特例として次の魔王にも貴族位を引き継ぐ』だとか、『魔王でいる期間が長いから何十年かごとに貴族位を下げていく』だとか」
「そういうのがあるんですか?」
「いや、あるか無いかは知らん。例えばの話だ。魔王周辺の話なんてトンと縁が無いから詳しくは知らんよ」
「ああ、例えばの特例ってことですか。確かにそういうので調整するのはありそうですよね。魔界の貴族制度面白いですね」
「そうか? あまり深く考えたことは無かったが。俺じゃそれ以上詳しく知らんから、ヘパイトス親方に聞いてみたら良いんじゃないか? あのヒトは若い頃からずっと第二階級だから」
「え!? そうだったんですか!?」

 ヘパイトスさんって貴族だったのね……

 『魔王を輩出すると貴族の仲間入り』するってなると、『次はヤツを魔王に据えよう、フッフッフッフ……』とかそういう陰謀めいたものは無いのだろうか?

 ……
 …………
 ………………

 …………考えてみれば決定権は大罪側にあるからそういう悪巧みは難しいのか。誰が継承するかはその場のランダムだし、継承するにも前代の魔王が死ぬ場面に居合わせないといけないわけだし。
 ただ、土の国の魔王に限っては、七つの大罪の中で唯一指名できるって話だし陰謀めいたことが無いとも言い切れないが……

「まあ俺たちの場合は数百年前に水の国に移り住んでるから実質土の国とはほぼ関係が無い」
「たまたま水の国で見初めたのがお主の妹で、調べてみれば元魔王の血筋だったというわけか」
「まあそういうことだな」
「こんな髭オヤジのどこが良いんスかね~?」
「妹に髭無いしな。背は低いが身内のひいき目で見ても美人だ」
「どういう経緯で見初められたのだ?」
「ああ、相手が水の国へ大使として赴任している時にちょっとな。もうこの話は良いだろ、遅くなっちまうぞ」

 確かフィンツさんって現在百歳くらいだったよな~。二十五年くらい前って言うと……七十代の頃か。妹は少し下くらいと考えるとドワーフの年齢は人間換算で三分の一くらいだから……二十歳から二十五歳くらいに相当するのかしら? 若いな~。

「では時間も押してますし参りましょうか。アルトラさん、土の国ヒュプノベルフェには行ったことがあると聞き及んでおりますが、大丈夫ですか?」
「はい、問題ありません」

 土の国ヒュプノベルフェ第二首都ルガイアへは大使館関連のことで過去に一度行ったことがある。 (第372話参照)

「では第二首都ルガイアへの空間転移をお願いします」
「どの辺り行きますか? 第一首都付近? それとも街の外壁近くですか?」
「外壁近くの馬車ターミナルへ行けますか?」
「分かりました」

 【ゲート】で第二首都へと転移した。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

美化係の聖女様

しずもり
ファンタジー
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。 ゴメン、五月蝿かった? 掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。 気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。 地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。 何コレ、どうすればいい? 一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。 召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。 もしかして召喚先を間違えた? 魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。 それでも魔王復活は待ってはくれない。 それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。 「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」 「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」 「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」 「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」 「「「・・・・・・・・。」」」 何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。 ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか? そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!? 魔王はどこに? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不定期更新になります。 主人公は自分が聖女だとは気づいていません。 恋愛要素薄めです。 なんちゃって異世界の独自設定になります。 誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。 R指定は無しの予定です。

銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。 左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。 この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。 しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。 彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。 その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。 遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。 様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。

【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!

胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。  主に5大国家から成り立つ大陸である。  この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。  この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。 かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。 ※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!) ※1話当たり、1200~2000文字前後です。

目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・ 転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。 そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。 <script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>

【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません

ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。 文化が違う? 慣れてます。 命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。 NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。 いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。 スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。 今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。 「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」 ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。 そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~

アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】 普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます) 【まじめなあらすじ】  主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、 「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」  転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。  魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。  友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、 「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」 「「「違う、そうじゃない!!」」」  これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。 ※他サイトにも投稿中 ※旧タイトル 病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~

ヒロイン? 玉の輿? 興味ありませんわ! お嬢様はお仕事がしたい様です。

彩世幻夜
ファンタジー
「働きもせずぐうたら三昧なんてつまんないわ!」 お嬢様はご不満の様です。 海に面した豊かな国。その港から船で一泊二日の距離にある少々大きな離島を領地に持つとある伯爵家。 名前こそ辺境伯だが、両親も現当主の祖父母夫妻も王都から戻って来ない。 使用人と領民しか居ない田舎の島ですくすく育った精霊姫に、『玉の輿』と羨まれる様な縁談が持ち込まれるが……。 王道中の王道の俺様王子様と地元民のイケメンと。そして隠された王子と。 乙女ゲームのヒロインとして生まれながら、その役を拒否するお嬢様が選ぶのは果たして誰だ? ※5/4完結しました。 新作 【あやかしたちのとまり木の日常】 連載開始しました

処理中です...