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7 国王陛下の溺愛事情
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「最近の国王陛下のご威光は、ますます増すばかり。よきかな、よきかな」
「ああ、そうですな。昔は少し謙遜が過ぎるきらいがありましたが、最近は堂々たる風格も身につけられて」
「やはり妃殿下を迎えてから、陛下はお変わりになりましたな。最初は頑なに独身を貫かれておったが、さすがにエルゼ様ほどの才女を前にすれば骨抜きだ」
「違いない。しかし、あの堅物陛下があれほどまでにエルゼ様を寵愛なさるとは、いやはや愛は人を変えますのう……」
ヴォルクレール城の国王の間に通じる廊下で宰相たちが笑いあっているのを、うっかり扉越しに聞いてしまったエルゼとロレシオは、揃って頬を染めた。
この城はいささか古い造りになっており、防音もへったくれもない。それは、エルゼが最近与えられたこの王妃の部屋にも当てはまることだった。――つまり、廊下での話し声は部屋の中まですべて筒抜けなのである。
宰相たちも、まさかエルゼとロレシオが王妃の部屋でアフタヌーンティーを楽しんでいるとは思わなかったのだろう。ふたりはたまたま郊外での公務が早めに終わってしまったため、予定より早い時間に城に戻っていた。
足音が遠くに行った頃合いを見計らって、ロレシオは小さくため息をつく。
「……すまない。その、うちの宰相たちは少々ああいった話題が好きでな。後日さりげなく注意しておくことにしよう」
「いえ、お気になさらずに。皆さま、陛下のことを褒めていましたもの」
「まあ、そうだな……。エルゼがそう言うなら聞かなかったことにしよう。しかし、私は宰相たちに堅物と思われていたのか。……少々ショックだな」
眉をハの字にするロレシオに、エルゼは口に手をあててクスクスと笑う。
「宰相の方々に声をかけなくてもよかったのですか? 今日の公務のことで、お話することもあったでしょう」
「構わない。彼らとはどうせ明日会うのだから。今は、君とこうして茶を飲む時間のほうが大事だ」
「毎日会ってこうしてお話しているじゃないですか」
「どれだけ長く、私が君を想って待っていたと思っている。これだけでは大抵足りるわけがない」
ロレシオは相好を崩すと、隣に座るエルゼの目元に素早く口づけた。驚いたエルゼは小さく悲鳴をあげる。
「へ、陛下! 不意打ちはやめてくださいと、あれほど……」
「すまない。あまりに嬉しくて……」
ロレシオはエルゼの細い腰に腕を回すと、さらに額や頬に口づけを落とす。謝りながらも、やめる気はさらさらないらしい。
エルゼの前世が敬愛するイヴァンカだと知ったロレシオは、箍が外れたようにエルゼを溺愛するようになった。
ことあるごとにエルゼに愛を囁くロレシオに、前世を含めて色恋の類に縁遠かったエルゼは困惑しきりだ。「顔が赤くなってしまうのでお止めください!」と、必死で抗議してくるのだが、ロレシオはそれすらも嬉しそうな様子だった。
(わたくしの前世のことを知ってから、陛下はとても嬉しそうだわ。それもそうよね……。だって、陛下はずっとイヴァンカのことを一途に愛していたのだから……)
長い間、ロレシオは一人で色々なことを背負っていたのだ。すべては、彼が愛した亡き王妃のために。
そのことを思うと、エルゼの心はきゅっと苦しくなる。どれほどまでに、孤独な人生だっただろう。せめて、これ先の人生は幸せになってほしい。
そんな健気なことをぼんやりと考えていたエルゼの耳朶に、ふいにロレシオの唇が触れた。
「……きゃっ!」
華奢な肩が小さく震えた。ロレシオが、エルゼの顔を覗き込む。
「……エルゼは、耳が弱いのか」
「ええっと、そうなのでしょうか? こんなところに口づけをするなんて、わたくしは知らなくて……」
あまりに純真な答えに、ロレシオはふっと目を細めた。
「これから知ればいい」
耳のそばで甘やかに囁かれ、エルゼはふるりと身を震わす。ロレシオはエルゼを優しく膝の上に置くと、後ろから抱きしめながら耳の縁に添って舌を這わせた。
「そ、それ、……や、やめて、くださ………っ」
「うん? それにしては、君は抵抗しない」
「……ちからが、抜けちゃって……ひゃんっ……!」
耳朶をやわやわと舌と唇をつかって吸い上げられ、エルゼはたまらず嬌声をあげる。その瞬間、ロレシオは長い指をエルゼの咥内に滑り込ませた。
「ぁん、……むぐっ」
「乱暴なことをしてすまない。君のそういう声は、他人に聞かせたくない……」
そう言いながら、ロレシオは2本の指でエルゼの咥内を弄びながら、唾液を絡めて耳の柔らかな部分を舐める。
あまりの快感にエルゼはたまらず身体をひねったが、過去に救国の騎士として活躍したロレシオのたくましい腕が、彼女を逃がすわけがない。
「……ふぁっ……、ん……っ」
耳を舐める音に混じって、咥内をまさぐるはしたない水音が部屋に響く。耳から犯されているようで、エルゼの腹の奥がたまらずずくずくとうずいた。
ついにエルゼが苦しそうにロレシオの腕を叩いた。ロレシオが咥内から指を抜いてやると、唾液が糸をひく。
「へ、陛下……音、いやぁ……」
熱に浮かされたような潤んだ瞳で見つめられ、ロレシオは喉を鳴らす。
「君は本当に……、私を煽るのがうまい。理性があるほうだと思っていたんだが……」
そう言うが早いが、ロレシオはエルゼの頤を掴み噛みつくようにキスをした。サファイアブルーの瞳が見開かれる。
ロレシオは、エルゼの唇の柔らかさを確かめるように何度も角度を変えてキスをする。経験の少ないエルゼは、されるがままだ。
「……ッ!」
小さな吐息を漏らしていた薄桃色の唇の隙間から、長い舌がぬるりと入りこみ、口内を蹂躙した。温かなものが内側を侵略する感覚に、エルゼはいいようもない悦楽を覚える。
ロレシオの舌が歯列をなぞり、上顎をくすぐる。舌同士が絡み合った瞬間、未知の快感が脳髄に走る。まるでそれは麻薬のように、身体中を多幸感で満たしていく。
エルゼはたまらず鼻にかかった吐息を漏らした。
「んっ……」
エルゼのあえやかな吐息を聞いたその途端、ロレシオはハッとした顔をして、さっと身を引いた。顔が赤い。
「……すまない、がっついてしまって」
膝の上に置いていたエルゼをそっとソファに戻すと、ロレシオは顔を背けて額に手を当てた。
「君が相手だと、どうしても理性が働かなくなる。初夜もそうだった。本当は、初夜の儀などやるつもりはなかったのだ」
「夫婦なのですから、このようなことは遠慮しなくてもいいんですよ」
思わぬエルゼの一言に、ロレシオは一瞬驚いた顔をする。それから、戸惑いがちに口を開いた。
「嫌ではないのか? 君はその……、初夜の夜に泣いていただろう」
「まあ、わたくしの泣き声が聞こえていたんですか!? 失礼いたしました」
「違う! 私があまりに乱暴に抱いてしまったから、君が怯えて泣いてしまったのだと……」
「ち、違います! あの部屋にいると、どうしても辛い日々を思い出してしまって、悲しくて涙が止まらなくなってしまったのです」
ふたりの間に一瞬の静寂がおりる。
「辛い日々とは、もしかしてマンフレート国王についてか」
「え、ええ……」
「君が初夜の夜に私以外の男のことを思って泣いたことが、悔しい」
いつも穏やかなロレシオの瞳の奥に、一瞬苛烈な怒りの炎が閃いた。エルゼは悲しそうな顔をする。
「陛下、怒っていらっしゃる……?」
「……君に怒っているわけじゃない。ただ、あの男の話を君から聞くとどうしようもなく嫉妬してしまう。あいつことなんて、忘れてほしい。私が必ず幸せにすると誓うから」
「ならば、忘れさせてくださいませんか?」
エルゼが広い背中に手を回して抱きしめると、ロレシオは低く唸る。
「君は、私を煽るのがうますぎる」
「……その癖に、初夜の夜からずっと私のお部屋にいらっしゃらないではないですか。わたくしは、ずっと待っているのに」
「ぐっ、……私がどれだけ我慢をしていたと思って……! とにかく、今じゃない。この時間であれば、人が来るやもしれないからな。……また、夜に君の部屋に来よう」
「……っ! はい」
嬉しそうなエルゼの笑顔に、ロレシオは再度低く唸った。今この瞬間に、この場で襲ってしまいたくなる。
ロレシオはなんとか理性をフル稼働して、エルゼとの二人きりの時間を終えたのだった。
「ああ、そうですな。昔は少し謙遜が過ぎるきらいがありましたが、最近は堂々たる風格も身につけられて」
「やはり妃殿下を迎えてから、陛下はお変わりになりましたな。最初は頑なに独身を貫かれておったが、さすがにエルゼ様ほどの才女を前にすれば骨抜きだ」
「違いない。しかし、あの堅物陛下があれほどまでにエルゼ様を寵愛なさるとは、いやはや愛は人を変えますのう……」
ヴォルクレール城の国王の間に通じる廊下で宰相たちが笑いあっているのを、うっかり扉越しに聞いてしまったエルゼとロレシオは、揃って頬を染めた。
この城はいささか古い造りになっており、防音もへったくれもない。それは、エルゼが最近与えられたこの王妃の部屋にも当てはまることだった。――つまり、廊下での話し声は部屋の中まですべて筒抜けなのである。
宰相たちも、まさかエルゼとロレシオが王妃の部屋でアフタヌーンティーを楽しんでいるとは思わなかったのだろう。ふたりはたまたま郊外での公務が早めに終わってしまったため、予定より早い時間に城に戻っていた。
足音が遠くに行った頃合いを見計らって、ロレシオは小さくため息をつく。
「……すまない。その、うちの宰相たちは少々ああいった話題が好きでな。後日さりげなく注意しておくことにしよう」
「いえ、お気になさらずに。皆さま、陛下のことを褒めていましたもの」
「まあ、そうだな……。エルゼがそう言うなら聞かなかったことにしよう。しかし、私は宰相たちに堅物と思われていたのか。……少々ショックだな」
眉をハの字にするロレシオに、エルゼは口に手をあててクスクスと笑う。
「宰相の方々に声をかけなくてもよかったのですか? 今日の公務のことで、お話することもあったでしょう」
「構わない。彼らとはどうせ明日会うのだから。今は、君とこうして茶を飲む時間のほうが大事だ」
「毎日会ってこうしてお話しているじゃないですか」
「どれだけ長く、私が君を想って待っていたと思っている。これだけでは大抵足りるわけがない」
ロレシオは相好を崩すと、隣に座るエルゼの目元に素早く口づけた。驚いたエルゼは小さく悲鳴をあげる。
「へ、陛下! 不意打ちはやめてくださいと、あれほど……」
「すまない。あまりに嬉しくて……」
ロレシオはエルゼの細い腰に腕を回すと、さらに額や頬に口づけを落とす。謝りながらも、やめる気はさらさらないらしい。
エルゼの前世が敬愛するイヴァンカだと知ったロレシオは、箍が外れたようにエルゼを溺愛するようになった。
ことあるごとにエルゼに愛を囁くロレシオに、前世を含めて色恋の類に縁遠かったエルゼは困惑しきりだ。「顔が赤くなってしまうのでお止めください!」と、必死で抗議してくるのだが、ロレシオはそれすらも嬉しそうな様子だった。
(わたくしの前世のことを知ってから、陛下はとても嬉しそうだわ。それもそうよね……。だって、陛下はずっとイヴァンカのことを一途に愛していたのだから……)
長い間、ロレシオは一人で色々なことを背負っていたのだ。すべては、彼が愛した亡き王妃のために。
そのことを思うと、エルゼの心はきゅっと苦しくなる。どれほどまでに、孤独な人生だっただろう。せめて、これ先の人生は幸せになってほしい。
そんな健気なことをぼんやりと考えていたエルゼの耳朶に、ふいにロレシオの唇が触れた。
「……きゃっ!」
華奢な肩が小さく震えた。ロレシオが、エルゼの顔を覗き込む。
「……エルゼは、耳が弱いのか」
「ええっと、そうなのでしょうか? こんなところに口づけをするなんて、わたくしは知らなくて……」
あまりに純真な答えに、ロレシオはふっと目を細めた。
「これから知ればいい」
耳のそばで甘やかに囁かれ、エルゼはふるりと身を震わす。ロレシオはエルゼを優しく膝の上に置くと、後ろから抱きしめながら耳の縁に添って舌を這わせた。
「そ、それ、……や、やめて、くださ………っ」
「うん? それにしては、君は抵抗しない」
「……ちからが、抜けちゃって……ひゃんっ……!」
耳朶をやわやわと舌と唇をつかって吸い上げられ、エルゼはたまらず嬌声をあげる。その瞬間、ロレシオは長い指をエルゼの咥内に滑り込ませた。
「ぁん、……むぐっ」
「乱暴なことをしてすまない。君のそういう声は、他人に聞かせたくない……」
そう言いながら、ロレシオは2本の指でエルゼの咥内を弄びながら、唾液を絡めて耳の柔らかな部分を舐める。
あまりの快感にエルゼはたまらず身体をひねったが、過去に救国の騎士として活躍したロレシオのたくましい腕が、彼女を逃がすわけがない。
「……ふぁっ……、ん……っ」
耳を舐める音に混じって、咥内をまさぐるはしたない水音が部屋に響く。耳から犯されているようで、エルゼの腹の奥がたまらずずくずくとうずいた。
ついにエルゼが苦しそうにロレシオの腕を叩いた。ロレシオが咥内から指を抜いてやると、唾液が糸をひく。
「へ、陛下……音、いやぁ……」
熱に浮かされたような潤んだ瞳で見つめられ、ロレシオは喉を鳴らす。
「君は本当に……、私を煽るのがうまい。理性があるほうだと思っていたんだが……」
そう言うが早いが、ロレシオはエルゼの頤を掴み噛みつくようにキスをした。サファイアブルーの瞳が見開かれる。
ロレシオは、エルゼの唇の柔らかさを確かめるように何度も角度を変えてキスをする。経験の少ないエルゼは、されるがままだ。
「……ッ!」
小さな吐息を漏らしていた薄桃色の唇の隙間から、長い舌がぬるりと入りこみ、口内を蹂躙した。温かなものが内側を侵略する感覚に、エルゼはいいようもない悦楽を覚える。
ロレシオの舌が歯列をなぞり、上顎をくすぐる。舌同士が絡み合った瞬間、未知の快感が脳髄に走る。まるでそれは麻薬のように、身体中を多幸感で満たしていく。
エルゼはたまらず鼻にかかった吐息を漏らした。
「んっ……」
エルゼのあえやかな吐息を聞いたその途端、ロレシオはハッとした顔をして、さっと身を引いた。顔が赤い。
「……すまない、がっついてしまって」
膝の上に置いていたエルゼをそっとソファに戻すと、ロレシオは顔を背けて額に手を当てた。
「君が相手だと、どうしても理性が働かなくなる。初夜もそうだった。本当は、初夜の儀などやるつもりはなかったのだ」
「夫婦なのですから、このようなことは遠慮しなくてもいいんですよ」
思わぬエルゼの一言に、ロレシオは一瞬驚いた顔をする。それから、戸惑いがちに口を開いた。
「嫌ではないのか? 君はその……、初夜の夜に泣いていただろう」
「まあ、わたくしの泣き声が聞こえていたんですか!? 失礼いたしました」
「違う! 私があまりに乱暴に抱いてしまったから、君が怯えて泣いてしまったのだと……」
「ち、違います! あの部屋にいると、どうしても辛い日々を思い出してしまって、悲しくて涙が止まらなくなってしまったのです」
ふたりの間に一瞬の静寂がおりる。
「辛い日々とは、もしかしてマンフレート国王についてか」
「え、ええ……」
「君が初夜の夜に私以外の男のことを思って泣いたことが、悔しい」
いつも穏やかなロレシオの瞳の奥に、一瞬苛烈な怒りの炎が閃いた。エルゼは悲しそうな顔をする。
「陛下、怒っていらっしゃる……?」
「……君に怒っているわけじゃない。ただ、あの男の話を君から聞くとどうしようもなく嫉妬してしまう。あいつことなんて、忘れてほしい。私が必ず幸せにすると誓うから」
「ならば、忘れさせてくださいませんか?」
エルゼが広い背中に手を回して抱きしめると、ロレシオは低く唸る。
「君は、私を煽るのがうますぎる」
「……その癖に、初夜の夜からずっと私のお部屋にいらっしゃらないではないですか。わたくしは、ずっと待っているのに」
「ぐっ、……私がどれだけ我慢をしていたと思って……! とにかく、今じゃない。この時間であれば、人が来るやもしれないからな。……また、夜に君の部屋に来よう」
「……っ! はい」
嬉しそうなエルゼの笑顔に、ロレシオは再度低く唸った。今この瞬間に、この場で襲ってしまいたくなる。
ロレシオはなんとか理性をフル稼働して、エルゼとの二人きりの時間を終えたのだった。
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