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瑞輝の説得と……
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3日目のリハビリを終え、迎えに来た母に、車の中で理学療法士や作業療法士との状況を説明した。
「新しい松葉杖を使いこなせているって、褒められた」
「最初は心配だったけど、やっぱり慣れね。今日は、作業療法士さんと初めてのカウンセリングだったんでしょう? どうだったの?」
詩奈の不安事などをカウンセラーに上手く伝えられたのか、気にしていた母。
「作業療法士の 真香さんって、30歳くらいの女の人なんだけど、すごく親切で、ハッキリ言うところは言ってくれるの。ちょっと恥ずかしかったけど、色々話してスッキリした!」
「そうだったの、その 真香さん、頼もしいわね! 詩奈が、こんな楽しそうに病院から戻れるなんて。話して、スッキリ出来て良かったわね!」
「お母さん以外の人と、ゆっくり話せたのって久しぶり。最初、緊張したけど、女友達と違って、自分のペースで話をどんどん進めたりしないし、私の話をしっかり聞いて共感してもらえた。話しているうちに、気持ちも軽くなったし、自信が持てた感じ!」
通学を再開した時やリハビリを開始する前よりも、 詩奈の目に明るさが戻ったようで 安堵した母。
夕食時には父も揃い、リハビリの様子を父にも報告していると、電話が鳴り、母が出た。
「あら、こんばんは。今、 詩奈に代わりますね」
まさか自分に電話が来るとは思わなかった時に名前を呼ばれ、口に入っていたご飯を慌てて呑み込んだ 詩奈。
「 詩奈、矢本君から」
(え~っ、矢本君! どうして? わっ、どうしよう、矢本君からの初めての電話だ~!)
その名前を聞き父が目を光らせている中、戸惑いながら電話の子機を受け取った 詩奈。
「あの、電話代わりました……矢本君、どうして、ここの電話番号知ってるの?」
電話番号など教えた記憶が無く、突然の電話に驚いて尋ねずにいられなかった 詩奈。
「電話番号は、浜口先生から聞いた。牧田、明日から、学校来ないか? 明日からは、俺も1組に変えてもらったんだ!」
瑞輝が 詩奈以外にも届くほどの大声で話し、その内容に父も目を見張った。
「矢本君、1組にクラス変わったって? どういう事?」
思いがけない言葉に耳を疑った 詩奈。
「浜口先生に頼んで、職員会議で3日間かかって、やっとOKもらった! もうクラスの奴らの嫌がらせからも守れるから、学校に来いよ、牧田!」
学校をしばらく休むつもりで、その間はずっと、聞く事も無いと思っていた 瑞輝の声を聴けただけでも嬉しい 詩奈だったが、 瑞輝は更に喜ばしいニュースを届けてくれた。
(矢本君が1組に! 一緒のクラスって! しかも、私の為に自分から先生達に申し出てくれた……)
嬉しさで放心状態になっていると、父が受話器を 詩奈から取った。
「えっ、お父さん!」
詩奈は、良からぬ流れになりそうな気がして、受話器を奪い返そうとしたが父は、すぐさま 詩奈から離れ、受話器を奪い返せなかった。
「牧田、学校来るよな?」
「何だ、お前か! お前のせいで、うちの娘は引きこもり状態じゃないか! どうしてくれるんだ! お前の親は、何も言って来ないが、どうなっているんだ! こんな一大事を親に話してもいないのか?」
「お父さん、止めて!」
父の怒鳴り声を聞き、慌てて大声で制した 詩奈。
「 詩奈は黙れ! こうなったのは、全部お前のせいなんだからな! 全く、どういう 躾をしているんだ、親の顔が見たいものだな! 親連れて謝罪に来い! それが出来ないなら、電話もかけてくるな!」
「分かりまし……」
瑞輝が言い終わらないうちに、父が電話を切った。
「お父さん、どうして、矢本君にあんなひどい事を言うの! 矢本君、本当に、私の為に色々やってくれてるのに! あんな言い方して、ひどいよ!!」
矢本に対し申し訳無く感じ、泣きながら訴えた 詩奈。
「確かに、あなた、あれは言い過ぎよ! 親御さんを呼ぶ事までしなくてもいいのに......」
詩奈の為に、自分のクラスまで変えた 瑞輝の気持ちが痛いほど伝わり、母も 詩奈と同様に、 瑞輝をかばわずにいられなかった。
それが父にしてみると、余計に面白くない。
瑞輝が親を同伴し現れようものなら、今度こそ、きつく戒めるつもりでいた。
その電話の後、夕食を再開したが、気が気ではない様子で、食事が進まなかった 詩奈。
食べ終わった頃、 瑞輝が母と訪れた。
瑞輝によく似た、目鼻立ちの整った人目を引く美人で、地味なスーツ姿がかえって本人の魅力を引き立てていた。
両親が揃って謝罪に来ると思っていたところ、母親のみで、しかも、それが思いの外、美しい女性だった事で、父の険しかった顔が一気に緩んだ。
「この度は、そちらのお嬢さんに、愚息が大怪我をさせてしまい大変申し訳ございません。女手一つで育てて参りましたので、至らない事が多く、仕事のシフトがハードに入ってまして、謝罪もこんな形で随分遅くなってしまい、申し訳ありませんでした」
(矢本君、母子家庭だったんだ……)
そんな事も初めて知るほど、自分は 瑞輝の事を何も知らなかったと、改めて感じさせられた 詩奈。
「いや、そんな……忙しいところ、わざわざ来てもらい、申し訳無かった」
電話での勢いが、全く消え失せ、タジタジとなっている父の様子に、ホッとした 詩奈。
「お嬢さんには、治るまでの間、御不便おかけしまして申し訳ありませんが、愚息が出来る限りの協力を致しますので、ご遠慮無く何なりとお申し付けください」
「はあ、聞くところによると、学校でも息子さんに色々気遣ってもらっているようで。これからも引き続き、お願い出来ればと」
叱責どころか、普通に打ち解けて話していた父。
「牧田、じゃあ明日から登校という事で!」
「あっ、はい、明日!」
こんなにまでしてくれた 瑞輝に対し、断るなどという選択肢は全く無かった 詩奈。
「またお世話になるけど、矢本君よろしくね」
母が声をかけると、 瑞輝が、笑って会釈した。
「夜分お伺いしてお騒がせして申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いいたします」
丁寧に、 瑞輝と母が頭を下げて出て行った。
父は、自分で呼んでおきながらも、よほど緊張していたようで、2人がいなくなって、大きな溜め息を吐いた。
「驚いたな~! 挨拶1つ来ないから、てっきり、若いアダルトチルドレンのような親だとばかり思っていたが……」
「思ったより、美人でしっかりしていたし、母子家庭で忙しい人だったから、お父さんも何も言えなくなってしまったわね」
母が含み笑いしながら言った。
「でも良かった~! 矢本君のお母さんの前でも、お父さんが、電話の調子でガミガミ言い出したら、私、ホントに行きたくても、明日から学校なんて無理だった~! あ~、そうだ、明日から学校だ! 準備しなきゃね~!」
「 詩奈、明日から、学校って事で、本当に良かったの?」
数日前の放課後の出来事がまだ鮮明に、 詩奈の頭の中で再現されてはいないか心配だった母。
「きっと、大丈夫! だって、矢本君も1組になったんだもん!」
瑞輝と同じクラスになるのは、小学4年生以来。
その事だけで、頭の中がお花畑状態になっている詩奈。
(他の誰の為でも無く、私の為だけに、矢本君が1組に志願してくれた! そんな事を思い付いて、実際に行動してくれるなんて、すご過ぎる! 矢本君が1組に居てくれるなら、千人力なくらい心強い!)
瑞輝が1組に移動し、 詩奈に接する機会が増える事で、 詩奈の至福の時間が増える事になるが、その一方で、クラスメイト達との溝がますます深まるのを 危惧しなくてはならない。
だが、今の 詩奈は、それすらも 杞憂に思えるほど、 瑞輝がそばに居てくれるという事で、全ての悪条件を乗り越えていけそうな気がしていた。
「新しい松葉杖を使いこなせているって、褒められた」
「最初は心配だったけど、やっぱり慣れね。今日は、作業療法士さんと初めてのカウンセリングだったんでしょう? どうだったの?」
詩奈の不安事などをカウンセラーに上手く伝えられたのか、気にしていた母。
「作業療法士の 真香さんって、30歳くらいの女の人なんだけど、すごく親切で、ハッキリ言うところは言ってくれるの。ちょっと恥ずかしかったけど、色々話してスッキリした!」
「そうだったの、その 真香さん、頼もしいわね! 詩奈が、こんな楽しそうに病院から戻れるなんて。話して、スッキリ出来て良かったわね!」
「お母さん以外の人と、ゆっくり話せたのって久しぶり。最初、緊張したけど、女友達と違って、自分のペースで話をどんどん進めたりしないし、私の話をしっかり聞いて共感してもらえた。話しているうちに、気持ちも軽くなったし、自信が持てた感じ!」
通学を再開した時やリハビリを開始する前よりも、 詩奈の目に明るさが戻ったようで 安堵した母。
夕食時には父も揃い、リハビリの様子を父にも報告していると、電話が鳴り、母が出た。
「あら、こんばんは。今、 詩奈に代わりますね」
まさか自分に電話が来るとは思わなかった時に名前を呼ばれ、口に入っていたご飯を慌てて呑み込んだ 詩奈。
「 詩奈、矢本君から」
(え~っ、矢本君! どうして? わっ、どうしよう、矢本君からの初めての電話だ~!)
その名前を聞き父が目を光らせている中、戸惑いながら電話の子機を受け取った 詩奈。
「あの、電話代わりました……矢本君、どうして、ここの電話番号知ってるの?」
電話番号など教えた記憶が無く、突然の電話に驚いて尋ねずにいられなかった 詩奈。
「電話番号は、浜口先生から聞いた。牧田、明日から、学校来ないか? 明日からは、俺も1組に変えてもらったんだ!」
瑞輝が 詩奈以外にも届くほどの大声で話し、その内容に父も目を見張った。
「矢本君、1組にクラス変わったって? どういう事?」
思いがけない言葉に耳を疑った 詩奈。
「浜口先生に頼んで、職員会議で3日間かかって、やっとOKもらった! もうクラスの奴らの嫌がらせからも守れるから、学校に来いよ、牧田!」
学校をしばらく休むつもりで、その間はずっと、聞く事も無いと思っていた 瑞輝の声を聴けただけでも嬉しい 詩奈だったが、 瑞輝は更に喜ばしいニュースを届けてくれた。
(矢本君が1組に! 一緒のクラスって! しかも、私の為に自分から先生達に申し出てくれた……)
嬉しさで放心状態になっていると、父が受話器を 詩奈から取った。
「えっ、お父さん!」
詩奈は、良からぬ流れになりそうな気がして、受話器を奪い返そうとしたが父は、すぐさま 詩奈から離れ、受話器を奪い返せなかった。
「牧田、学校来るよな?」
「何だ、お前か! お前のせいで、うちの娘は引きこもり状態じゃないか! どうしてくれるんだ! お前の親は、何も言って来ないが、どうなっているんだ! こんな一大事を親に話してもいないのか?」
「お父さん、止めて!」
父の怒鳴り声を聞き、慌てて大声で制した 詩奈。
「 詩奈は黙れ! こうなったのは、全部お前のせいなんだからな! 全く、どういう 躾をしているんだ、親の顔が見たいものだな! 親連れて謝罪に来い! それが出来ないなら、電話もかけてくるな!」
「分かりまし……」
瑞輝が言い終わらないうちに、父が電話を切った。
「お父さん、どうして、矢本君にあんなひどい事を言うの! 矢本君、本当に、私の為に色々やってくれてるのに! あんな言い方して、ひどいよ!!」
矢本に対し申し訳無く感じ、泣きながら訴えた 詩奈。
「確かに、あなた、あれは言い過ぎよ! 親御さんを呼ぶ事までしなくてもいいのに......」
詩奈の為に、自分のクラスまで変えた 瑞輝の気持ちが痛いほど伝わり、母も 詩奈と同様に、 瑞輝をかばわずにいられなかった。
それが父にしてみると、余計に面白くない。
瑞輝が親を同伴し現れようものなら、今度こそ、きつく戒めるつもりでいた。
その電話の後、夕食を再開したが、気が気ではない様子で、食事が進まなかった 詩奈。
食べ終わった頃、 瑞輝が母と訪れた。
瑞輝によく似た、目鼻立ちの整った人目を引く美人で、地味なスーツ姿がかえって本人の魅力を引き立てていた。
両親が揃って謝罪に来ると思っていたところ、母親のみで、しかも、それが思いの外、美しい女性だった事で、父の険しかった顔が一気に緩んだ。
「この度は、そちらのお嬢さんに、愚息が大怪我をさせてしまい大変申し訳ございません。女手一つで育てて参りましたので、至らない事が多く、仕事のシフトがハードに入ってまして、謝罪もこんな形で随分遅くなってしまい、申し訳ありませんでした」
(矢本君、母子家庭だったんだ……)
そんな事も初めて知るほど、自分は 瑞輝の事を何も知らなかったと、改めて感じさせられた 詩奈。
「いや、そんな……忙しいところ、わざわざ来てもらい、申し訳無かった」
電話での勢いが、全く消え失せ、タジタジとなっている父の様子に、ホッとした 詩奈。
「お嬢さんには、治るまでの間、御不便おかけしまして申し訳ありませんが、愚息が出来る限りの協力を致しますので、ご遠慮無く何なりとお申し付けください」
「はあ、聞くところによると、学校でも息子さんに色々気遣ってもらっているようで。これからも引き続き、お願い出来ればと」
叱責どころか、普通に打ち解けて話していた父。
「牧田、じゃあ明日から登校という事で!」
「あっ、はい、明日!」
こんなにまでしてくれた 瑞輝に対し、断るなどという選択肢は全く無かった 詩奈。
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母が声をかけると、 瑞輝が、笑って会釈した。
「夜分お伺いしてお騒がせして申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いいたします」
丁寧に、 瑞輝と母が頭を下げて出て行った。
父は、自分で呼んでおきながらも、よほど緊張していたようで、2人がいなくなって、大きな溜め息を吐いた。
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母が含み笑いしながら言った。
「でも良かった~! 矢本君のお母さんの前でも、お父さんが、電話の調子でガミガミ言い出したら、私、ホントに行きたくても、明日から学校なんて無理だった~! あ~、そうだ、明日から学校だ! 準備しなきゃね~!」
「 詩奈、明日から、学校って事で、本当に良かったの?」
数日前の放課後の出来事がまだ鮮明に、 詩奈の頭の中で再現されてはいないか心配だった母。
「きっと、大丈夫! だって、矢本君も1組になったんだもん!」
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その事だけで、頭の中がお花畑状態になっている詩奈。
(他の誰の為でも無く、私の為だけに、矢本君が1組に志願してくれた! そんな事を思い付いて、実際に行動してくれるなんて、すご過ぎる! 矢本君が1組に居てくれるなら、千人力なくらい心強い!)
瑞輝が1組に移動し、 詩奈に接する機会が増える事で、 詩奈の至福の時間が増える事になるが、その一方で、クラスメイト達との溝がますます深まるのを 危惧しなくてはならない。
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