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オブジェクト
しおりを挟む念願の索敵スキルゲット! お腹は魔石でいっぱいになったけどね! 舐めるだけでもお腹に溜まるらしい……。
それはともかく、さっそく索敵スキルの実験だ。まずはステータス画面でスキルの詳細確認、っと。
≪索敵。魔力と超音波によって周囲の索敵を行う。消費魔力、1秒間にMPを1消費。索敵範囲は使用者のレベルによって拡大する≫
「ほうほう?」
魔力と超音波による二重索敵。これは中々便利なのでは?
そして探知魔法のような時間制限系ではなく、常時魔力を消耗する形か。1秒で1。1分間で60消費。アリスなら瞬時に干涸らびちゃうけど、私にとっては大した問題ではない。なにせもうMPは10万を超えているし。レベルも20に上がったので自動魔力回復で1分間に20もMPが回復するもの。
さすがに常時展開するのは厳しいとはいえ、危険度が高いダンジョンの中にいるときや、眠っているときに発動させて、起きているときにはオフにすれば魔力が枯渇する心配もないはず。
「じゃあ早速……索敵!」
私がスキル名を叫ぶと、頭の片隅にマップが展開された。
俗な説明をすると、前世のゲーム画面で右上に小さなマップが表示されている感じ?
「ほうほう、拡大縮小も思いのままで――敵は赤い点で表示されると。拡大すると敵の名前も分かるって感じか。さらには警告アラーム機能付きと」
これは使いこなせれば便利だね。ほんとは常時展開していたいけど、それは私の自動魔力回復の自然回復量で全部まかなえるようになってからかな? ……いや、それだとレベル60まで上げなきゃいけないし、この世界のレベルがそこまであるのかどうかも分からないのだけど。
とにかく、索敵は手に入ったのだ。
「よーし! もう怖いものはなし! どんどん先に進もうか!」
『みゃっ!』
えいえいおー! と右手と前足を上げる私たちだった。
◇
と、気合いを入れ直したのはいいものの。
「あれ? 行き止まり?」
洞窟は突き当たりとなり、これ以上進めないようだった。
目の前には、いかにも怪しそうな水晶が岩の台に備え付けられている。トラップ? あるいはセーブポイント的な?
「こういうときの鑑定スキルだね~」
というわけで鑑定眼発動。……ふむふむ? 名前は『オブジェクト』で、移動用の水晶? 手で触れることによって登録され、他の水晶がある場所に移動できるようになると?
「……ますますゲームっぽくない?」
『みゃ?』
首をかしげるミャーだった。まぁ前世のお約束を話しても理解できないか。
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