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第三植民惑星ポーラ
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「おはようございます」
旅行鞄を両手に持った修也は既に宇宙船発射空港の前で待っていたジョウジとカエデの二名に対して丁寧に頭を下げ、朝の挨拶を述べた。
「おはようございます。大津さん。本日からよろしくお願い致します」
ジョウジとカエデの両名が丁寧に頭を下げ返した。
ジョウジとカエデの両名はアンドロイドである。だが、メトロポリス社の取り計らいによって日本国からは一応人間として扱われているのでここからは本来ならば『二体』と表すところを『二名』や『二人』と人を表すようにさせてもらおう。
「いえいえ、そんなそれよりも、我々の船はどちらでしたっけ?」
「五番ゲートです」
ジョウジが五番と電光で大きく表示された赤い色の侵入口を指差す。
どうやら五番ゲートから向かうらしい。修也はジョウジやカエデと共に五番ゲートに向かっていく。
出国ならぬ出星の手続きはやはり大変だった。事前に許可が出たとはいえ出国管理官ならぬ出星管理官に面倒なことを聞かれたし、鞄の中や服の中まで検査された。それが済むと今度は検知器を使っての熱検査が行われることになった。
ここまでして、ようやく管理官たちから体には異常がないとのお墨付きをもらえた。
地球から他所の星に対して病原菌を持ち込ませないための処置だそうだ。
辟易しつつも修也はこの処置を受け入れることにした。
「ふぅ、まさかここまで配慮するなんてね。もう少し手心というものを加えてくれてもいいのになぁ」
搭乗前に普段着ている青色のスーツから緑色の宇宙服に着替えさせられた修也は助手席の中で二人のアンドロイドを相手に愚痴をこぼしていた。あまりにもしつこかったのか、普段使っているはずの敬語が消え対等な口調になっていた。
「仕方がありませんよ、大津さん。病気というのはそれ程までに重いものですから」
ジョウジは発射のため、宇宙船の運転席と呼ばれる巨大な部屋の中でコンピュータを動かしながら電子頭脳の中に組み込まれている人類と疫病を結び付けた歴史を語っていった。
世界史の記憶などとうの昔に消え果てていた修也にとっては興味深い情報だった。その中でも例として一番分かりやすかったのはコロンブスであった。
コロンブスは1492年にアメリカ大陸を発見したことで知られているが、同時に彼はアメリカ大陸に疫病を持ち込み、多くの先住民を殺したという前科で知られていた。
百年前は世界史でもあまり取り上げられなかった事案だが、ここ百年の間ではコロンブスの功績を語るのと同時にこうした負の一面も教えられるようになった。
修也があれ程までに入念な検査を行なっていたのかということもようやく理解できた。
二人があの検査をパスできたのはアンドロイドであるからだろう。機械であるのならばウィルスは無効だ。
修也が納得していると何かが背中を押し上げていくような感覚に襲われた。
同時に爆発するような音が聞こえてきた。修也は察した。今この瞬間こそが打ち上げの瞬間である、と。
二十一世紀の時代に生を受けていたが、宇宙船の打ち上げに居合わせたのは初めてである。緊張から生じる不安によって心臓が高鳴ったのは言うまでもあるまい。
修也は宇宙船が大気圏を突き抜けていくまでの間、両目を瞑り心の中で念仏を唱えることでやり過ごしていた。
宇宙空間に辿り着いたことが判明したのは自身の席のロックが解除された時のことだった。
「う、宇宙に着いたのでしょうか?」
修也はどことなく弱々しい声でジョウジに向かって問い掛けた。
「えぇ、無事に着きましたよ」
「あぁ、よかった」
修也は文字通り胸を撫で下ろした。これでしばらくはゆっくりと過ごすことができるだろう。
だが、そんな修也の期待はあっさりと裏切られる羽目になってしまった。
「大津さん、席に戻ってください。もう一度ロックを掛けます」
「えっ、今地球を出たばかりですが」
「今よりワープを行います。目指す場所が場所ですので
ジョウジはそれだけ喋るとコンピュータに向かい、目標のセッティングを始めていった。
問答無用ということらしい。修也は慌てて割り当てられた自身の椅子へと戻っていった。
修也が椅子に戻りロックが付けられるのとワープが行われたのは殆ど同じタイミングであった。
あと少し遅れていればワープの速さについて行けず壁に吹き飛ばされていたところだろう。
命拾いをした。修也が安堵の溜息を吐いていた時だ。
「着きました! 第三植民惑星ポーラですッ!」
ジョウジがディスプレイ上にポーラの姿を映し出していった。
ポーラは表層を緑で覆われたシンプルな惑星だ。ところどころに小さな針で突いて破いてしまったような青色の表層が見えるのは湖か海、すなわち水が存在しているという証明であった。
ポーラ中に生えている植物を見れば地球から旅立った植民船団がポーラを植民星にする気持ちが理解できたような気がする。
地球の奥地にあるというアマゾンにでも生えてそうな木々を見ればそこに住み着きたくなる気持ちも分かる。
修也がディスプレイ上のポーラをジロジロと見つめていた時のことだ。
メインコンピュータから聞きなれない声が聞こえてきた。
『こちらは地球の第三植民惑星ポーラだ。キミたちは何者だ?』
「我々は地球の日本という国にある巨大企業『メトロポリス』から派遣されました交易船団のものです。植民惑星の皆様に食料、衣類といった生活必需品の他にゲーム機やゲームソフトといった娯楽品を持って参りました」
ジョウジは地球にいる間に圧縮装置を用いて詰め込んだ日用品を頭に浮かべながら答えていた。
『そうか、ご苦労。ではポーラの中にある一番巨大な岩とされるウルルの上に上陸してくれたまえ』
ディスプレイ上に巨大な一枚岩が映し出される。高さは有に三百メートルを超えるだろう。
これは地上から眺めれば雲の上にでも届きそうなほどの大きさとして映るに違いない。
修也が椅子の上で一人うんうんと頷いていると、またしてもロックが掛かったことに気が付いた。
同時にロケットが下がっていき、ロケットがポーラの重力に引っ張られていっていることが分かった。
グングンと下に落ちていき、ロケットは指定された一枚岩の上へと見事な着陸を果たしたのだった。
修也は地面に落ちた衝撃によって思わず頭を摩っていたのだが、ジョウジはショックを感じる暇もなくポーラへと降りるための梯子を下ろしていった。
「降りますよ、大津さん」
ジョウジはそれだけ言うと、修也に構うこともなく梯子を使ってポーラの上に足を踏み入れた。
カエデもその後に続いたので結局修也は最後に降りることになった。用心のため彼は鞄からメトロイドスーツを入れたカプセルトイを服の内ポケットの中に入れて二人の後を追っていった。
修也が梯子を使ってポーラの一枚岩に降りると、そこには白色の軍服に身を包んだ十五名ほどの男女の姿が見えた。
そしてその中央には礼服を着た中年男性の姿が見えた。
「メトロポリス社の皆様、ようこそ。私が惑星ポーラの総督、シャルル・シャロンです」
先ほどコンピュータから聞こえてきた声だ。どうやらシャルルという男の声だったらしい。先ほどとは異なり翻訳機能がないので男の喋る言葉は修也には理解できなかったが、かろうじて『シャルル・シャロン』という名前だけが理解できた。
修也が納得していると、ジョウジが一歩を踏み出し、シャルルに握手を求めた。
シャルルはそれに快く応じた。穏やかに話が進んでいる様子から察するに無事に交易は始められそうだ。
修也は一安心し、胸に手を当てて一息を吐いていった。
旅行鞄を両手に持った修也は既に宇宙船発射空港の前で待っていたジョウジとカエデの二名に対して丁寧に頭を下げ、朝の挨拶を述べた。
「おはようございます。大津さん。本日からよろしくお願い致します」
ジョウジとカエデの両名が丁寧に頭を下げ返した。
ジョウジとカエデの両名はアンドロイドである。だが、メトロポリス社の取り計らいによって日本国からは一応人間として扱われているのでここからは本来ならば『二体』と表すところを『二名』や『二人』と人を表すようにさせてもらおう。
「いえいえ、そんなそれよりも、我々の船はどちらでしたっけ?」
「五番ゲートです」
ジョウジが五番と電光で大きく表示された赤い色の侵入口を指差す。
どうやら五番ゲートから向かうらしい。修也はジョウジやカエデと共に五番ゲートに向かっていく。
出国ならぬ出星の手続きはやはり大変だった。事前に許可が出たとはいえ出国管理官ならぬ出星管理官に面倒なことを聞かれたし、鞄の中や服の中まで検査された。それが済むと今度は検知器を使っての熱検査が行われることになった。
ここまでして、ようやく管理官たちから体には異常がないとのお墨付きをもらえた。
地球から他所の星に対して病原菌を持ち込ませないための処置だそうだ。
辟易しつつも修也はこの処置を受け入れることにした。
「ふぅ、まさかここまで配慮するなんてね。もう少し手心というものを加えてくれてもいいのになぁ」
搭乗前に普段着ている青色のスーツから緑色の宇宙服に着替えさせられた修也は助手席の中で二人のアンドロイドを相手に愚痴をこぼしていた。あまりにもしつこかったのか、普段使っているはずの敬語が消え対等な口調になっていた。
「仕方がありませんよ、大津さん。病気というのはそれ程までに重いものですから」
ジョウジは発射のため、宇宙船の運転席と呼ばれる巨大な部屋の中でコンピュータを動かしながら電子頭脳の中に組み込まれている人類と疫病を結び付けた歴史を語っていった。
世界史の記憶などとうの昔に消え果てていた修也にとっては興味深い情報だった。その中でも例として一番分かりやすかったのはコロンブスであった。
コロンブスは1492年にアメリカ大陸を発見したことで知られているが、同時に彼はアメリカ大陸に疫病を持ち込み、多くの先住民を殺したという前科で知られていた。
百年前は世界史でもあまり取り上げられなかった事案だが、ここ百年の間ではコロンブスの功績を語るのと同時にこうした負の一面も教えられるようになった。
修也があれ程までに入念な検査を行なっていたのかということもようやく理解できた。
二人があの検査をパスできたのはアンドロイドであるからだろう。機械であるのならばウィルスは無効だ。
修也が納得していると何かが背中を押し上げていくような感覚に襲われた。
同時に爆発するような音が聞こえてきた。修也は察した。今この瞬間こそが打ち上げの瞬間である、と。
二十一世紀の時代に生を受けていたが、宇宙船の打ち上げに居合わせたのは初めてである。緊張から生じる不安によって心臓が高鳴ったのは言うまでもあるまい。
修也は宇宙船が大気圏を突き抜けていくまでの間、両目を瞑り心の中で念仏を唱えることでやり過ごしていた。
宇宙空間に辿り着いたことが判明したのは自身の席のロックが解除された時のことだった。
「う、宇宙に着いたのでしょうか?」
修也はどことなく弱々しい声でジョウジに向かって問い掛けた。
「えぇ、無事に着きましたよ」
「あぁ、よかった」
修也は文字通り胸を撫で下ろした。これでしばらくはゆっくりと過ごすことができるだろう。
だが、そんな修也の期待はあっさりと裏切られる羽目になってしまった。
「大津さん、席に戻ってください。もう一度ロックを掛けます」
「えっ、今地球を出たばかりですが」
「今よりワープを行います。目指す場所が場所ですので
ジョウジはそれだけ喋るとコンピュータに向かい、目標のセッティングを始めていった。
問答無用ということらしい。修也は慌てて割り当てられた自身の椅子へと戻っていった。
修也が椅子に戻りロックが付けられるのとワープが行われたのは殆ど同じタイミングであった。
あと少し遅れていればワープの速さについて行けず壁に吹き飛ばされていたところだろう。
命拾いをした。修也が安堵の溜息を吐いていた時だ。
「着きました! 第三植民惑星ポーラですッ!」
ジョウジがディスプレイ上にポーラの姿を映し出していった。
ポーラは表層を緑で覆われたシンプルな惑星だ。ところどころに小さな針で突いて破いてしまったような青色の表層が見えるのは湖か海、すなわち水が存在しているという証明であった。
ポーラ中に生えている植物を見れば地球から旅立った植民船団がポーラを植民星にする気持ちが理解できたような気がする。
地球の奥地にあるというアマゾンにでも生えてそうな木々を見ればそこに住み着きたくなる気持ちも分かる。
修也がディスプレイ上のポーラをジロジロと見つめていた時のことだ。
メインコンピュータから聞きなれない声が聞こえてきた。
『こちらは地球の第三植民惑星ポーラだ。キミたちは何者だ?』
「我々は地球の日本という国にある巨大企業『メトロポリス』から派遣されました交易船団のものです。植民惑星の皆様に食料、衣類といった生活必需品の他にゲーム機やゲームソフトといった娯楽品を持って参りました」
ジョウジは地球にいる間に圧縮装置を用いて詰め込んだ日用品を頭に浮かべながら答えていた。
『そうか、ご苦労。ではポーラの中にある一番巨大な岩とされるウルルの上に上陸してくれたまえ』
ディスプレイ上に巨大な一枚岩が映し出される。高さは有に三百メートルを超えるだろう。
これは地上から眺めれば雲の上にでも届きそうなほどの大きさとして映るに違いない。
修也が椅子の上で一人うんうんと頷いていると、またしてもロックが掛かったことに気が付いた。
同時にロケットが下がっていき、ロケットがポーラの重力に引っ張られていっていることが分かった。
グングンと下に落ちていき、ロケットは指定された一枚岩の上へと見事な着陸を果たしたのだった。
修也は地面に落ちた衝撃によって思わず頭を摩っていたのだが、ジョウジはショックを感じる暇もなくポーラへと降りるための梯子を下ろしていった。
「降りますよ、大津さん」
ジョウジはそれだけ言うと、修也に構うこともなく梯子を使ってポーラの上に足を踏み入れた。
カエデもその後に続いたので結局修也は最後に降りることになった。用心のため彼は鞄からメトロイドスーツを入れたカプセルトイを服の内ポケットの中に入れて二人の後を追っていった。
修也が梯子を使ってポーラの一枚岩に降りると、そこには白色の軍服に身を包んだ十五名ほどの男女の姿が見えた。
そしてその中央には礼服を着た中年男性の姿が見えた。
「メトロポリス社の皆様、ようこそ。私が惑星ポーラの総督、シャルル・シャロンです」
先ほどコンピュータから聞こえてきた声だ。どうやらシャルルという男の声だったらしい。先ほどとは異なり翻訳機能がないので男の喋る言葉は修也には理解できなかったが、かろうじて『シャルル・シャロン』という名前だけが理解できた。
修也が納得していると、ジョウジが一歩を踏み出し、シャルルに握手を求めた。
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