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第一植民惑星『火星』
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この時悠介は出遅れた父親や姉とは対照的にカップルが現れるのと同時にカプセルを押し、自らの姿を仮面の戦士へと変えていた。
姿を変えた悠介は横に下げていたレーザーガンを抜いてカップルたちを追い払おうとした。
カップルの足元へとレーザー光線を発射して脅かそうとしていたのだ。
だが、それよりも前にカップルが同時にビームライフルを揃えて悠介を同時に撃ち抜いていった。
悠介は慌てて飛び上がることで熱線を交わし、足元に向かってレーザー光線を撃ち抜いていった。
悠介からの牽制とも取れる攻撃に身の危険を感じたのか、カップルたちはバギーの中へと戻っていった。
バギーのエンジンをかけて逃げ出していくのを見て悠介はホッと一息を吐いた。
その後で『ゼノン』の装甲を解除して地面の上に倒れている父親の元へと駆け付けていった。
「お父さん! 無事!?」
「なんとかな、しかし顎が随分と痛いよ」
修也は顎を摩りながら言った。
「無理もありませんよ。大津さんは海賊との戦いでも顎を随分と傷付けられていましたから……それに加えてもう一度顎を蹴られたことで激しい痛みに襲われる羽目になったのでしょう」
側にやってきたジョウジはコンピュータを使った冷静な分析で今の修也がどのような状態に陥っていたのかを説明していった。
「も、申し訳ありません。できれば治療をしていただきたく……」
「当然です。すぐにでも病院に行って治療にあたりましょうか」
ジョウジは自らの携帯端末を操作して警察車両と救急車両の両方を呼び出した。
ここで冷たく突き放さなかったのはジョウジの中で『感情』と呼べるものが芽生えたからだろう。修也は痛む顎を抑えながらジョウジを感心したように見つめていた。
通報を受けてからしばらくの後にサイレンをけたたましく鳴らした浮遊車のパトカーが姿を見せた。
現場に辿り着き、急ブレーキが引かれるのと同時に扉が開いて血相を変えた警察官が駆け付けてきた。
「後無事でしたか!?」
警察官たちの声に動揺の色が見えた。ここ二週間の間に世間を騒がせていた『明日なき明日を撃つ者』の事件なので血相を変えるのも無理もない。修也はどこか労うように和かな目で警察官たちを見つめていた。
「私たちは無事です。ですが、連れが顎を負傷したようなので治療をしてやってくれませんか?」
ジョウジの言葉を聞いた警察官たちは後から来た救急車両に修也を乗せていった。
それから事情聴取のため修也を除いた火星の中央ポリスステーションへと連れていった。
火星に設置された中央ポリスステーションの取り調べ室で修也を除く四人から詳しい事情を聞き、その後に治療を終えた修也からも事情を聞き取った。
それが済むと事情聴取の礼だとしてパトカーで修也たちを停泊している宇宙船の元へと戻していった。
「ハァ、しかし今日は随分と酷い目にあったものだ」
一行の中で唯一負傷する羽目になった修也はベッドの上で大の字になって一息を吐いていった。
色々と混乱していたこともあって今日は食事も喉を通らなかった。そのため食堂スペースを早く退いて、重い足取りで自室に戻っていった。
その上で倒れるようにベッドの上へと倒れ込んでいった。
しかしどれだけベッドの上で大の字になってイビキをかいても頭の中にはあの恐ろしいカップルの姿が思い浮かんでいった。
なんとか気を紛らわそうと携帯端末で電子書籍を開いても本に集中することができなかった。
そのためベッドの上に寝転がり、灯りを消して闇の空間の中へと逃れようとしたものの、いくら瞼を閉じてもその裏側に今日の日の出来事が思い浮かんでいった。寝返りを打っても羊を数えても最後には昼間の出来事が思い浮かんでくるのだから夢の世界に旅立つことはできなかった。
翌日、修也は不安のため一睡もせずに疲れ切った顔で食堂のあるスペースへと姿を現した。
「お、おはよう。お父さん」
「あまり眠れなかったみたいだね?」
子どもたちの声はこれまで見たこともない様子を見せる修也の姿を見てどこか気難しそうな調子で応対していった。
「あ、あぁ、悪いんだが、荷物の運搬……今日はお前たちに任せてもいいか?」
修也は睡眠が取れていないのだとばかりに欠伸をしながら言った。
そんな父親の様子を見て子どもたちは懇願を首肯せざるを得なかった。
ジョウジとカエデの指示に従って貨物室に荷物を取りに向かった。
修也はその間に無理やり体を起こすためコーヒーを飲んでいた。
麗俐の淹れたものではなく、自分の手で淹れたコーヒーである。温度が温かったり、砂糖を沢山入れられては困るのだ。
悠介のコーヒーはなんとなくガサツで大雑把な出来のものが出ると予測していたので頼まなかった。
普段は特段コーヒーに煩くもないというのにこの日の修也は徹夜明けということもあってコーヒーマスターの心境になっていた。
そんな愚かともいえる心境になりつつも修也は苦くて温かいコーヒーを啜って脳を起こしたかったのだ。
そのためわざわざ自らの手で淹れたのだ(カエデとジョウジは朝の仕事があったので頼めなかった)修也は味や温度に関しては申し分ないと考えていたが、この時修也の淹れたコーヒーは僅かながら温いものがあった。
だが、そんなことは人間である修也の知ったことではない。
修也は満足した顔を浮かべながらコーヒーを啜り終えたところで、スコーピオン号の前に人の姿が見えた。
呼び掛けの声に応じると、それは昨日ジョウジが言っていた巨大企業の社長か重役であることは間違いなかった。背後に青い服を着た警備員が立っていることがその証明である。
たちまちのうちにスコーピオン号から梯子が下されていき、それを降りて三人は十数時間振りに火星の土地へと足を踏み入れていった。
社長か重役と思われる男は丁重に修也たち一行を車の中へと乗せていった。
それは100年以上前に移動用の車として使われていたベンツと呼ばれる車であった。
五人はベンツの後部座席にすし詰めにされた後で高層ビルの前へと連れて行かれた。
電光掲示板には『ミダス』と英語で記されていた。修也は二名のアンドロイドの後を追い掛けながらミダスという言葉の意味を考えていた。
ミダスというのは古代ギリシアの神話に登場する王の名前である。
プリギュアの都市、ぺシヌスの王として記されているが、その『ミダス』に関する記述の中で最も興味深いのは触ったもの全てを黄金に変えるという能力とロバのような耳であった。宝石会社の名前として扱うのならば申し分のない名前だった。
修也は心の中で感心したように首を小さく縦に動かしていた。
こうした優れた特性を持ちながらも彼が登場する作品やモチーフとして使われた作品は以外にも少ない。
修也は本題からズレたことを承知でミダスのことを考えていった。
ただ、有名なものでは有名なグリム童話の『王様の耳はロバの耳』という話があるが、この話はミダスのロバの耳をモチーフにしたものである。
他にも20世紀並びに21世紀を代表する有名なスパイ映画007シリーズの第三作『ゴールドフィンガー』においては主題歌に『ミダス』を意識させる歌詞がある。
修也の思いつく限りではそれくらいのものだろうか。修也がそんなことを考えていると、二人が会議室の中へと入っていった。
修也たち三人の仕事は会議室の外での見張りである。実につまらない仕事である。
だが、平和な火星において三人も見張りに置いておく必要はないと悠介と麗俐は小遣いを持たされて外に出されてしまった。今頃は渡された小遣いで火星観光でもしているのだろう。
そんな意味のないことを考えながら修也は眠気と戦いながら商談が終わるのを待っていた。
廊下の真ん中でオフィスカジュアルの格好をした社員たちが並んで歩きながら楽しそうな顔で話し合う姿を見つめていた。
どこか気楽な姿が修也には羨ましく感じられた。
いい加減暇に飽き飽きしてきた修也が退屈凌ぎに足をパタつかせていた時だ。突然廊下の奥から女子社員の悲鳴が聞こえてきた。
ただならぬ事態を受けて修也はカプセルを取り出し、『メトロイドスーツ』を装着することで自らの姿を変えるとレーザーガンを抜いて万一の事態へと備えていった。
その時だ。商談を行なっていた扉が開いて熟れていない林檎のような青い顔を浮かべたジョウジとカエデの姿が見えた。
「……大津さん。最悪の事態が起こりました」
「もしかして『明日なき明日を撃つ者の連中が現れたんですか?」
修也の問い掛けを二人は迷うことなく首肯した。
どうやら昨日悪夢に見て寝付けなかったほどの悪人が会社に現れたのだそうだ。
どうやら自分は相当なまでに不運というものに見舞われているらしい。
修也は困ったような顔を浮かべていた。
姿を変えた悠介は横に下げていたレーザーガンを抜いてカップルたちを追い払おうとした。
カップルの足元へとレーザー光線を発射して脅かそうとしていたのだ。
だが、それよりも前にカップルが同時にビームライフルを揃えて悠介を同時に撃ち抜いていった。
悠介は慌てて飛び上がることで熱線を交わし、足元に向かってレーザー光線を撃ち抜いていった。
悠介からの牽制とも取れる攻撃に身の危険を感じたのか、カップルたちはバギーの中へと戻っていった。
バギーのエンジンをかけて逃げ出していくのを見て悠介はホッと一息を吐いた。
その後で『ゼノン』の装甲を解除して地面の上に倒れている父親の元へと駆け付けていった。
「お父さん! 無事!?」
「なんとかな、しかし顎が随分と痛いよ」
修也は顎を摩りながら言った。
「無理もありませんよ。大津さんは海賊との戦いでも顎を随分と傷付けられていましたから……それに加えてもう一度顎を蹴られたことで激しい痛みに襲われる羽目になったのでしょう」
側にやってきたジョウジはコンピュータを使った冷静な分析で今の修也がどのような状態に陥っていたのかを説明していった。
「も、申し訳ありません。できれば治療をしていただきたく……」
「当然です。すぐにでも病院に行って治療にあたりましょうか」
ジョウジは自らの携帯端末を操作して警察車両と救急車両の両方を呼び出した。
ここで冷たく突き放さなかったのはジョウジの中で『感情』と呼べるものが芽生えたからだろう。修也は痛む顎を抑えながらジョウジを感心したように見つめていた。
通報を受けてからしばらくの後にサイレンをけたたましく鳴らした浮遊車のパトカーが姿を見せた。
現場に辿り着き、急ブレーキが引かれるのと同時に扉が開いて血相を変えた警察官が駆け付けてきた。
「後無事でしたか!?」
警察官たちの声に動揺の色が見えた。ここ二週間の間に世間を騒がせていた『明日なき明日を撃つ者』の事件なので血相を変えるのも無理もない。修也はどこか労うように和かな目で警察官たちを見つめていた。
「私たちは無事です。ですが、連れが顎を負傷したようなので治療をしてやってくれませんか?」
ジョウジの言葉を聞いた警察官たちは後から来た救急車両に修也を乗せていった。
それから事情聴取のため修也を除いた火星の中央ポリスステーションへと連れていった。
火星に設置された中央ポリスステーションの取り調べ室で修也を除く四人から詳しい事情を聞き、その後に治療を終えた修也からも事情を聞き取った。
それが済むと事情聴取の礼だとしてパトカーで修也たちを停泊している宇宙船の元へと戻していった。
「ハァ、しかし今日は随分と酷い目にあったものだ」
一行の中で唯一負傷する羽目になった修也はベッドの上で大の字になって一息を吐いていった。
色々と混乱していたこともあって今日は食事も喉を通らなかった。そのため食堂スペースを早く退いて、重い足取りで自室に戻っていった。
その上で倒れるようにベッドの上へと倒れ込んでいった。
しかしどれだけベッドの上で大の字になってイビキをかいても頭の中にはあの恐ろしいカップルの姿が思い浮かんでいった。
なんとか気を紛らわそうと携帯端末で電子書籍を開いても本に集中することができなかった。
そのためベッドの上に寝転がり、灯りを消して闇の空間の中へと逃れようとしたものの、いくら瞼を閉じてもその裏側に今日の日の出来事が思い浮かんでいった。寝返りを打っても羊を数えても最後には昼間の出来事が思い浮かんでくるのだから夢の世界に旅立つことはできなかった。
翌日、修也は不安のため一睡もせずに疲れ切った顔で食堂のあるスペースへと姿を現した。
「お、おはよう。お父さん」
「あまり眠れなかったみたいだね?」
子どもたちの声はこれまで見たこともない様子を見せる修也の姿を見てどこか気難しそうな調子で応対していった。
「あ、あぁ、悪いんだが、荷物の運搬……今日はお前たちに任せてもいいか?」
修也は睡眠が取れていないのだとばかりに欠伸をしながら言った。
そんな父親の様子を見て子どもたちは懇願を首肯せざるを得なかった。
ジョウジとカエデの指示に従って貨物室に荷物を取りに向かった。
修也はその間に無理やり体を起こすためコーヒーを飲んでいた。
麗俐の淹れたものではなく、自分の手で淹れたコーヒーである。温度が温かったり、砂糖を沢山入れられては困るのだ。
悠介のコーヒーはなんとなくガサツで大雑把な出来のものが出ると予測していたので頼まなかった。
普段は特段コーヒーに煩くもないというのにこの日の修也は徹夜明けということもあってコーヒーマスターの心境になっていた。
そんな愚かともいえる心境になりつつも修也は苦くて温かいコーヒーを啜って脳を起こしたかったのだ。
そのためわざわざ自らの手で淹れたのだ(カエデとジョウジは朝の仕事があったので頼めなかった)修也は味や温度に関しては申し分ないと考えていたが、この時修也の淹れたコーヒーは僅かながら温いものがあった。
だが、そんなことは人間である修也の知ったことではない。
修也は満足した顔を浮かべながらコーヒーを啜り終えたところで、スコーピオン号の前に人の姿が見えた。
呼び掛けの声に応じると、それは昨日ジョウジが言っていた巨大企業の社長か重役であることは間違いなかった。背後に青い服を着た警備員が立っていることがその証明である。
たちまちのうちにスコーピオン号から梯子が下されていき、それを降りて三人は十数時間振りに火星の土地へと足を踏み入れていった。
社長か重役と思われる男は丁重に修也たち一行を車の中へと乗せていった。
それは100年以上前に移動用の車として使われていたベンツと呼ばれる車であった。
五人はベンツの後部座席にすし詰めにされた後で高層ビルの前へと連れて行かれた。
電光掲示板には『ミダス』と英語で記されていた。修也は二名のアンドロイドの後を追い掛けながらミダスという言葉の意味を考えていた。
ミダスというのは古代ギリシアの神話に登場する王の名前である。
プリギュアの都市、ぺシヌスの王として記されているが、その『ミダス』に関する記述の中で最も興味深いのは触ったもの全てを黄金に変えるという能力とロバのような耳であった。宝石会社の名前として扱うのならば申し分のない名前だった。
修也は心の中で感心したように首を小さく縦に動かしていた。
こうした優れた特性を持ちながらも彼が登場する作品やモチーフとして使われた作品は以外にも少ない。
修也は本題からズレたことを承知でミダスのことを考えていった。
ただ、有名なものでは有名なグリム童話の『王様の耳はロバの耳』という話があるが、この話はミダスのロバの耳をモチーフにしたものである。
他にも20世紀並びに21世紀を代表する有名なスパイ映画007シリーズの第三作『ゴールドフィンガー』においては主題歌に『ミダス』を意識させる歌詞がある。
修也の思いつく限りではそれくらいのものだろうか。修也がそんなことを考えていると、二人が会議室の中へと入っていった。
修也たち三人の仕事は会議室の外での見張りである。実につまらない仕事である。
だが、平和な火星において三人も見張りに置いておく必要はないと悠介と麗俐は小遣いを持たされて外に出されてしまった。今頃は渡された小遣いで火星観光でもしているのだろう。
そんな意味のないことを考えながら修也は眠気と戦いながら商談が終わるのを待っていた。
廊下の真ん中でオフィスカジュアルの格好をした社員たちが並んで歩きながら楽しそうな顔で話し合う姿を見つめていた。
どこか気楽な姿が修也には羨ましく感じられた。
いい加減暇に飽き飽きしてきた修也が退屈凌ぎに足をパタつかせていた時だ。突然廊下の奥から女子社員の悲鳴が聞こえてきた。
ただならぬ事態を受けて修也はカプセルを取り出し、『メトロイドスーツ』を装着することで自らの姿を変えるとレーザーガンを抜いて万一の事態へと備えていった。
その時だ。商談を行なっていた扉が開いて熟れていない林檎のような青い顔を浮かべたジョウジとカエデの姿が見えた。
「……大津さん。最悪の事態が起こりました」
「もしかして『明日なき明日を撃つ者の連中が現れたんですか?」
修也の問い掛けを二人は迷うことなく首肯した。
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