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第一植民惑星『火星』
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麗俐は例えるのならば虎のような目でカリグラを睨んでいた。実際この時の麗俐はまさしくハングリー精神に富んで相手を仕留めるまで戦い続ける虎だった。
そんな虎のような闘気が麗俐の全体から湧き上がっていた。
この時麗俐が凄まじいまでの闘気を纏っていたのは全て責任からきたものだった。
カリグラを負傷させたのは麗俐である。ならばその責任を持ってカリグラの面倒を見なくてはならいのも麗俐だ。
そんな責任感に満ちた顔でカリグラを睨んでいた麗俐は腰に下げたレーザーガンを構えてカリグラを倒そうと目論んでいた。
カリグラ自身もメインの標的を修也から麗俐へと変えていった。
元々自身を負傷させ警察へ追い込んだのは麗俐だった。
が、それ以上に彼女の体全体から生じる気迫を感じ取って警戒心からその標的を変えたのだ。
目の前に獲物を求めて牙を光らせる虎を相手にしているかのような恐ろしさが胸の内から湧き上がっていった。
麗俐から感じた恐怖心は先ほどまで相手にしていた修也からも警察官からも自身の恋人であるアレックスからも感じたことがないような凄まじいものだった。
彼女はここで沈めておかなければならない。そんな義務感のようなものに駆られ、カリグラは両手を腕ノコギリへと変え、麗俐の元へと飛び掛かっていった。
麗俐はすぐに自身の武器をレーザーガンからビームソードへと変えて真上から迫り来るカリグラの腕ノコギリの刃を受け止めた。
カリグラは同時に自身の体からスライムを飛ばしていき、次々と分身体を作り上げていった。
このまま人海戦術で麗俐を追い詰めていく算段だった。
だが、分身体は背後にいた修也たちの応援の前にあっさりと消されていった。
そのため互いの得物による斬り合いに及んでいくことになったのだった。
カリグラは両方の腕ノコギリを左右から或いは真上から振り上げていくことで麗俐を牽制していくつもりだった。
腕ノコギリとビームソードによる斬り合いは激しいの一言に尽きた。
壮絶ともいえるような凄まじい戦いが長引いていく中で徐々に両者に疲労の色が見え始めてきた。
その証拠に麗俐は自らを奮い立たせる目的も兼ねて「ウォォォォォォ」と唸り声を上げてカリグラの顔に向かって思いっきり拳を叩き込んだ。
麗俐の鋭い拳を受けたカリグラは地面の上へと投げ飛ばされる羽目になってしまった。
だが、カリグラも負けてはいない。ノコギリを引っ込めたかと思うと、麗俐に向かって拳を返していった。
顎の下を目掛けての強烈な一撃は麗俐を追い込むことになった。フラフラとした体を地面の上に叩き込んでいった。
カリグラは弱った麗俐に対して勝機を感じたのか、そのまま拳を使って袋叩きにしていった。
強烈な殴打を幾度も繰り返し、ボロボロの状態へと追い込まれた麗俐の装備を剥ぎ取って丸裸の状態へと追い込んで晒し者にしてから殺すという屈辱と苦痛に塗れての最期を麗俐に送ってやるつもりだった。
だが、そう上手くいかないのが現実というものである。どうも幸運の女神はカリグラよりも麗俐を選んだらしかった。
麗俐はカリグラが振るってくる拳を握り締め、そのまま背後に向かって投げ飛ばしていった。
強烈な一撃を喰らい、地面の上で尻餅を付いたカリグラは凄まじい悲鳴を上げていった。
「この小娘がッ!」
カリグラは激昂して再び腕ノコギリを生やしていった。ノコギリを両手につがえながらカリグラの元へと突っ込んでいった。
しかしこの時の麗俐は目の前から武器が迫っているというのにも関わらず、やけに落ち着き払っている様子を見せた。まるで、獲物を狙う前に五感を研ぎ澄ませている猟師のようだ。
そして慌てる様子もなく飛び上がることで揚々と腕から生えたノコギリの刃を交わしていった麗俐はカリグラの背後へと回り、背中に向かって勢いよく蹴りを入れていった。
体全体をスライムが覆っている状況であるといっても蹴りを喰らったことによる衝撃そのものは融和できなかった。
カリグラはもう一度地面の上を滑るように転がっていった。
「く、クソッタレがッ! こ、殺してやるッ! 絶対に殺してやるぞッ! クソッタレ!」
追い込まれるというのは哀れなものだ。カリグラはすっかりと語彙力を失って少ない言葉で罵声を浴びせるだけの存在と成り果てていた。
だが、麗俐は容赦することなくビームソードを両手に構えながらカリグラの元へと突っ込んでいった。
幸いなことに熱線を帯びた刃はカリグラの脇腹を掠めるだけで済んだものの、纏っていたスライムが刃によって焼け焦げていく姿を見て、カリグラはこの時ハッキリと命の危機を感じた。
今回の死に対する予感はこれまでの人生におけるどの場面よりも確実に感じたことだ。
カリグラは最後の足掻きだとばかりにもう一度辺りに向かって自身の分身体をばら撒いていこうとした。
だが、分身体を辺りに向かってぶち撒けるよりも前に麗俐によって拳を顔に受けてしまいスライムを飛ばす前に叩きのめされてしまった。
「こ、このクソガキが……」
カリグラは声を震わせながら麗俐を煽ったものの、麗俐は無言でその心臓へと向かってビームソードを突き刺していった。
どうやらビームソードは先ほどカリグラの分身体を悠介が貫いて倒していったように本体に対しても有効であったらしい。
先ほどまで必死になって罵声を浴びせたはずのカリグラからはもう声も聞こえなくなっていた。
かろうじて聞こえてくるのは呻き声ばかりだ。麗俐はカリグラの胸元へと突き刺さっていたビームソードを勢いよく抜いていった。
同時に敗北を悟ったのか、それまでカリグラに寄生していたはずの山高帽のような生物がカリグラの元から離れていき、宙の上を凄まじいスピードで上がっていった。
多くのスピードを上げていったということもあって山高帽のような姿をした生物は完全に火星の空へと消えていった。
山高帽のような姿をした危険生物を撃ち落とし損ねたことに対してジョウジは思わず舌を打ったが、こればかりはどうしようもない。
麗俐もしばらくは空の上を見上げていたが、やがてその後は振り返ることもせずに武装を解除して家族の元へと戻ろうとしていた。
これで全てが上手く収まるはずだった。
だが、彼女の計算が狂ったとすればカリグラがまだかろうじて生きていたことだろう。
彼女は山高帽のような姿をした怪生物が離れていったのを見て、しばらくは絶望に打ちひしがれたような顔を浮かべていたものの、その後は必死になって体を這わせながら床に落ちたビームライフルを拾い上げていった。
この時麗俐はそんなカリグラの最後の抵抗に気が付く様子も見せなかった。
(……死ぬのならお前も道連れだッ! 小便ぶち撒けて死ね! 小娘!!)
ハァハァと掠めた息を吐いていたカリグラは背後からビームライフルを構えて麗俐の背中を撃ち抜こうとしていた。
この時カリグラの動きに気が付いたのは修也だった。修也はレーザーガンを抜いてカリグラの額に向かって引き金を引いた。
修也のレーザー光線を受けたカリグラは地面の上へと倒れ込んでいった。
これでカリグラは完全に死亡した。もう二度と蘇ることはあるまい。
修也はレーザーガンを腰に戻すのと同時に兜の下で安堵の息を吐いていった。
これで結果的に未成年である娘を殺人をさせずに済んだ。このことは修也にとって大きかった。
自分と違って娘はまだ未来がある。一生を後悔するような事態を若いうちには背負ってほしくなかったのだ。
そうした考えもあって修也は自分自身がトドメの一撃を喰らわせたことに関しては後悔していない。
だが、修也は疲労のために、ゆっくりと地面の上に向かって膝を崩していった。
修也が膝を地面の上に崩していくのと同時に後方からサイレンの音が鳴り響いてきた。
今頃になってようやく警察官たちが駆け付けてきたらしい。浮遊車の形をしたパトカーから慌てた顔を浮かべた警察官たちが降り立ってきたのが見えた。
警察官たちはその場にいた修也たちの元に向かうと、そのまま優しい手つきで修也たちをパトカーに乗せていった。
このまま事情を修也たちから聞くつもりでいるのだろう。
それでもよかった。武装を解いた修也は兜の下で微笑を浮かべながらパトカーの後部座席にもたれて揺られていった。
悠介も武装を解除した後に、姉や二人のアンドロイドと共に警察官たちに伴われ、火星にあるポリスステーションへと連れて行かれるのが見えた。
ポリスステーションがどのような場所であるのかは修也は詳しくは知らない。
しかし今日のところはこのまま安眠を貪れるに違いなかった。なにせ今日だけでミダス社の襲撃、麗俐誘拐並びに暴走、そしてその帰り、遅めの夕食を口にしていた時に『明日なき明日を撃つ者』の片割れによる襲撃を受けたのだ。
精神的にも肉体的にも限界を迎えていた。
そうした事情もあり、そのままパトカーの後部座席で両目を閉じていった。
それから小さな寝息を立ててパトカーがポリスステーションへと辿り着くのを待っていた。
そんな虎のような闘気が麗俐の全体から湧き上がっていた。
この時麗俐が凄まじいまでの闘気を纏っていたのは全て責任からきたものだった。
カリグラを負傷させたのは麗俐である。ならばその責任を持ってカリグラの面倒を見なくてはならいのも麗俐だ。
そんな責任感に満ちた顔でカリグラを睨んでいた麗俐は腰に下げたレーザーガンを構えてカリグラを倒そうと目論んでいた。
カリグラ自身もメインの標的を修也から麗俐へと変えていった。
元々自身を負傷させ警察へ追い込んだのは麗俐だった。
が、それ以上に彼女の体全体から生じる気迫を感じ取って警戒心からその標的を変えたのだ。
目の前に獲物を求めて牙を光らせる虎を相手にしているかのような恐ろしさが胸の内から湧き上がっていった。
麗俐から感じた恐怖心は先ほどまで相手にしていた修也からも警察官からも自身の恋人であるアレックスからも感じたことがないような凄まじいものだった。
彼女はここで沈めておかなければならない。そんな義務感のようなものに駆られ、カリグラは両手を腕ノコギリへと変え、麗俐の元へと飛び掛かっていった。
麗俐はすぐに自身の武器をレーザーガンからビームソードへと変えて真上から迫り来るカリグラの腕ノコギリの刃を受け止めた。
カリグラは同時に自身の体からスライムを飛ばしていき、次々と分身体を作り上げていった。
このまま人海戦術で麗俐を追い詰めていく算段だった。
だが、分身体は背後にいた修也たちの応援の前にあっさりと消されていった。
そのため互いの得物による斬り合いに及んでいくことになったのだった。
カリグラは両方の腕ノコギリを左右から或いは真上から振り上げていくことで麗俐を牽制していくつもりだった。
腕ノコギリとビームソードによる斬り合いは激しいの一言に尽きた。
壮絶ともいえるような凄まじい戦いが長引いていく中で徐々に両者に疲労の色が見え始めてきた。
その証拠に麗俐は自らを奮い立たせる目的も兼ねて「ウォォォォォォ」と唸り声を上げてカリグラの顔に向かって思いっきり拳を叩き込んだ。
麗俐の鋭い拳を受けたカリグラは地面の上へと投げ飛ばされる羽目になってしまった。
だが、カリグラも負けてはいない。ノコギリを引っ込めたかと思うと、麗俐に向かって拳を返していった。
顎の下を目掛けての強烈な一撃は麗俐を追い込むことになった。フラフラとした体を地面の上に叩き込んでいった。
カリグラは弱った麗俐に対して勝機を感じたのか、そのまま拳を使って袋叩きにしていった。
強烈な殴打を幾度も繰り返し、ボロボロの状態へと追い込まれた麗俐の装備を剥ぎ取って丸裸の状態へと追い込んで晒し者にしてから殺すという屈辱と苦痛に塗れての最期を麗俐に送ってやるつもりだった。
だが、そう上手くいかないのが現実というものである。どうも幸運の女神はカリグラよりも麗俐を選んだらしかった。
麗俐はカリグラが振るってくる拳を握り締め、そのまま背後に向かって投げ飛ばしていった。
強烈な一撃を喰らい、地面の上で尻餅を付いたカリグラは凄まじい悲鳴を上げていった。
「この小娘がッ!」
カリグラは激昂して再び腕ノコギリを生やしていった。ノコギリを両手につがえながらカリグラの元へと突っ込んでいった。
しかしこの時の麗俐は目の前から武器が迫っているというのにも関わらず、やけに落ち着き払っている様子を見せた。まるで、獲物を狙う前に五感を研ぎ澄ませている猟師のようだ。
そして慌てる様子もなく飛び上がることで揚々と腕から生えたノコギリの刃を交わしていった麗俐はカリグラの背後へと回り、背中に向かって勢いよく蹴りを入れていった。
体全体をスライムが覆っている状況であるといっても蹴りを喰らったことによる衝撃そのものは融和できなかった。
カリグラはもう一度地面の上を滑るように転がっていった。
「く、クソッタレがッ! こ、殺してやるッ! 絶対に殺してやるぞッ! クソッタレ!」
追い込まれるというのは哀れなものだ。カリグラはすっかりと語彙力を失って少ない言葉で罵声を浴びせるだけの存在と成り果てていた。
だが、麗俐は容赦することなくビームソードを両手に構えながらカリグラの元へと突っ込んでいった。
幸いなことに熱線を帯びた刃はカリグラの脇腹を掠めるだけで済んだものの、纏っていたスライムが刃によって焼け焦げていく姿を見て、カリグラはこの時ハッキリと命の危機を感じた。
今回の死に対する予感はこれまでの人生におけるどの場面よりも確実に感じたことだ。
カリグラは最後の足掻きだとばかりにもう一度辺りに向かって自身の分身体をばら撒いていこうとした。
だが、分身体を辺りに向かってぶち撒けるよりも前に麗俐によって拳を顔に受けてしまいスライムを飛ばす前に叩きのめされてしまった。
「こ、このクソガキが……」
カリグラは声を震わせながら麗俐を煽ったものの、麗俐は無言でその心臓へと向かってビームソードを突き刺していった。
どうやらビームソードは先ほどカリグラの分身体を悠介が貫いて倒していったように本体に対しても有効であったらしい。
先ほどまで必死になって罵声を浴びせたはずのカリグラからはもう声も聞こえなくなっていた。
かろうじて聞こえてくるのは呻き声ばかりだ。麗俐はカリグラの胸元へと突き刺さっていたビームソードを勢いよく抜いていった。
同時に敗北を悟ったのか、それまでカリグラに寄生していたはずの山高帽のような生物がカリグラの元から離れていき、宙の上を凄まじいスピードで上がっていった。
多くのスピードを上げていったということもあって山高帽のような姿をした生物は完全に火星の空へと消えていった。
山高帽のような姿をした危険生物を撃ち落とし損ねたことに対してジョウジは思わず舌を打ったが、こればかりはどうしようもない。
麗俐もしばらくは空の上を見上げていたが、やがてその後は振り返ることもせずに武装を解除して家族の元へと戻ろうとしていた。
これで全てが上手く収まるはずだった。
だが、彼女の計算が狂ったとすればカリグラがまだかろうじて生きていたことだろう。
彼女は山高帽のような姿をした怪生物が離れていったのを見て、しばらくは絶望に打ちひしがれたような顔を浮かべていたものの、その後は必死になって体を這わせながら床に落ちたビームライフルを拾い上げていった。
この時麗俐はそんなカリグラの最後の抵抗に気が付く様子も見せなかった。
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ハァハァと掠めた息を吐いていたカリグラは背後からビームライフルを構えて麗俐の背中を撃ち抜こうとしていた。
この時カリグラの動きに気が付いたのは修也だった。修也はレーザーガンを抜いてカリグラの額に向かって引き金を引いた。
修也のレーザー光線を受けたカリグラは地面の上へと倒れ込んでいった。
これでカリグラは完全に死亡した。もう二度と蘇ることはあるまい。
修也はレーザーガンを腰に戻すのと同時に兜の下で安堵の息を吐いていった。
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そうした考えもあって修也は自分自身がトドメの一撃を喰らわせたことに関しては後悔していない。
だが、修也は疲労のために、ゆっくりと地面の上に向かって膝を崩していった。
修也が膝を地面の上に崩していくのと同時に後方からサイレンの音が鳴り響いてきた。
今頃になってようやく警察官たちが駆け付けてきたらしい。浮遊車の形をしたパトカーから慌てた顔を浮かべた警察官たちが降り立ってきたのが見えた。
警察官たちはその場にいた修也たちの元に向かうと、そのまま優しい手つきで修也たちをパトカーに乗せていった。
このまま事情を修也たちから聞くつもりでいるのだろう。
それでもよかった。武装を解いた修也は兜の下で微笑を浮かべながらパトカーの後部座席にもたれて揺られていった。
悠介も武装を解除した後に、姉や二人のアンドロイドと共に警察官たちに伴われ、火星にあるポリスステーションへと連れて行かれるのが見えた。
ポリスステーションがどのような場所であるのかは修也は詳しくは知らない。
しかし今日のところはこのまま安眠を貪れるに違いなかった。なにせ今日だけでミダス社の襲撃、麗俐誘拐並びに暴走、そしてその帰り、遅めの夕食を口にしていた時に『明日なき明日を撃つ者』の片割れによる襲撃を受けたのだ。
精神的にも肉体的にも限界を迎えていた。
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