129 / 237
職人の惑星『ヒッポタス』
3
しおりを挟む
修也たちに戦闘の意思がないことを確認した後で男は大きな溜息を吐いて言った。
「手荒な真似をしてすまなかったな。だが、おれは街をみんなから任せられた言うなれば町長なんだ。不手際があってはみんなが困る。それ故にあんな態度を取らせてもらった。悪いことをしたよ」
町長を名乗った年配の男性は深々と頭を下げながら言った。
しかし謝罪をしながらも明確な安全が保障されるまでは警戒心を解くつもりはないらしい。
三人は槍や斧といった武器を手にした男たちに囲まれて彼らが住むという町へ案内されることになった。
ジョウジを先頭にその背後で荷物持ちを行う修也と悠介の姿は『西遊記』で三蔵法師の後をついていき荷物を持つ妖怪たちの心境だった。
そんな『西遊記』の三蔵法師さながらの修也たち一行が向かうことになった町は考えていたよりも大きなものであった。というよりも予想より発展していたといってもいいだろう。
石畳の道路。露天を広げ、果物や肉を売る人々、とんがり帽子のような尖った屋根の目立つ石造りの家といった大昔の日常が再現されたような光景である。一見すれば地球で見る観光用に作られた中世ヨーロッパの街並みそのもののだ。
ヨーロッパのそれもごく限られた時期にしか見ることができないような光景を前にして目をキョロキョロとする悠介であったが、修也によってみっともない行為を止められた後は好奇心を隠し、武器で男たちに尻を突かれながら前へと進んでいった。
やがて町長と呼ばれた男の案内によって修也たちはとんがり帽子の屋根の中でも一際大きな家の中へと案内された。
その際に黒い柵の門が開き、地味な灰色のワンピースを着た女性が頭を下げて出迎えた。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
この星の言葉で確実に彼女はそう言っていたのをジョウジは聞き逃さなかった。
言葉から察するに家で雇われているメイドであるらしい。メイドなど随分と仰々しいように思えるが、町のまとめ役の家であるのならば家が大きいこともメイドがいることも納得がいく。
どうやらこの星にはもう使用人文化が根付いているらしい。謎の鎧の存在によって交流は止められているものの、文明レベルはそこそこ発展しているらしい。
地球に持って帰ればいい研究材料になるのではないだろうか。
ジョウジが一人でシャーロック・ホームズの真似事をしていた時のことだ。メイドから「ご主人様」と呼ばれた男によって大広間へと案内されることになった。
広間の中にはクッションが付いた本格的な長椅子が二脚と丁寧な装飾が机の下にも施された立派な机が用意されていた。
長椅子の上に腰を下ろし、両手に抱えていた荷物を脇に置いた後に先ほどのメイドがお盆と思われる木の板の上に木製のお椀のようなカップの中に入ったお茶を持って部屋の中に現れた。
メイドは机の上にお茶を置き、一礼を行い、一言も発することなく大広間を後にしていった。
「さてと、あんたらが本当に我々に対していいものを持ってきたのか、まずはそれを証明してもらいたい」
町長は大きな緑色の双眸を大きく開いて睨み付けるように問い掛けた。
男にはこの街のリーダーとして取るべき責任がある。見知らぬそれも星を超えてきた未知の存在に対して弱気な様子を見せず、強い態度に出るのは当然であるといえた。
しかしジョウジはアンドロイドである。感情があるため気圧されなかったといえば嘘になるが、それでもそれを表情に出さなかったのは流石だと言うべきだろう。
ジョウジは修也たちが持っていた圧縮された商品を取り出し、その場で元のサイズに戻して町のリーダーたちに見せていった。
元のサイズに戻したのは折り紙や色鉛筆、絵の具といったものだ。
特に今回用意した絵の具はチューブ状のものではなく珍しい固形のもので、これは水に溶かして少しずつ使うタイプのものだ。
これで絵を塗れば例え幼稚園児の落書きとも称されるような下手くそな絵でも輝いて見えると絵描き志望の間では喉から手が出るほど渇望されているものだ。
ジョウジが水を要求し、メイドによって運ばれた水を使い、持ってきた羊皮紙のような茶色の紙を使ってその上に筆を塗って絵を記すと、町長は呆気に取られたような顔を浮かべていた。
他にも色の塗られたけん玉や独楽といった物珍しい品を置いていく。置いた際に町長以外にも付いてきた男たちの目が奪われているのをジョウジは確かに確信した。
「これで納得していただけましたか?」
交易の品を差し出したジョウジの態度を前にして住民たちは考えを改めたらしい。素晴らしい色とりどりの見たこともないような品物を見せられたり、その使い方を目の前でレクチャーされるようなことがあれば考えも改めざるを得ないようだ。
仲間たちはジョウジが差し出した際、ついでに折った鶴にすっかりと心を奪われていた。
とっくの昔に鎧を脱いで珍しいその品物を何度も手にとっているのが見受けられた。まとめ役をしていた男もそんな仲間の姿を見て警戒心を解いたのだろう。
ジョウジと真剣な表情を浮かべながら見つめ合っていた。
「商品の良さというのはわかった。うちの町とあんたらとの交易を認めてやろうじゃあないか」
「本当ですか!?」
ジョウジの表情が明るくなった。それまでの闇に閉ざされていたような顔から急に太陽の光が差し込んだかのように頬が明るくなったのである。
「ただし、条件がある」
男の声のトーンが低くなった。どのような条件を言い渡されるのだろうかと三人が胸をドキドキと鳴らしていた。
「こことは別の村に行くための交易路に厄介な奴らが待ち伏せしておってな……そいつらを倒してくれたらあんたらとの交易を認めてやろう」
その星の指導者層が提示する交易の条件としては非常に理に適ったものであった。どの星にもその星独特の厄介な宇宙生物が存在しているのだし、それを取り除くことができるに越したことはないのだ。修也もラックスフェルンで巨大なアメーバを退治したことがあるので納得がいった。
それに話を聞けば現在修也たちが携わっている村は別の町と交易を持っているということなのでそこからの繋がりも期待できる。町と町とが繋がり合っていけばやがてそれぞれの技術を補い、やがては産業革命を誘発するのではないだろうか。そうすればあの恐ろしい鎧の集団をこの星から駆逐することもできる。
薔薇色のように広がっていく未来をジョウジが考えていると、先ほどの男が真剣な顔を浮かべながらジョウジへと問い掛けた。
「どうだ? 引き受けてくれるかね?」
「もちろんです。喜んでお引き受け致しましょう」
ジョウジの言葉を聞いた男は嬉しく頬を赤らめていた。どうやら道を塞ぐ鎧を倒してくれることに対して感じたことがないような喜びを感じているらしい。
無理もない。あんな天敵のような存在がいて不安になるなという方が無茶だ。
修也が同情の念を寄せていた時のことだ。
「さてと、旅のお方。今日はもう遅いから泊まっていったらどうだ?」
気をよくしたのか、町長は宿まで勧めてくれた。しかもこの屋敷に泊まれることになったらしい。ありがたい申し出である。ジョウジも修也も迷うことなく町長の申し出を受け入れた。
唯一不満気な顔を浮かべていたのは悠介である。どこか納得がいかなそうな顔を浮かべていたのである。
修也はそんな悠介を連れ出し、事情を聞くことにした。場所は街の裏路地。ほとんど誰も足を踏み入れないような暗い場所である。
そのせいか、他の場所と比較しても汚れているように見えた。街の石畳の端々には煤や汚れが目立っているし、誰かが食べたのか、齧った跡がある林檎のような果物が転がっているのが見えた(『ような』と推測表現で記すことになったのは林檎だとはまだ正確には分かっていないからである)。
親子で二人きりの話をする際にはこうした場所の方が良いと判断したからだ。
どこか渋る様子の悠介に対して修也はどこか強気な態度で問い掛けた。
「なぁ、悠介、お前どうしてあんな露骨な態度を取ったんだ?」
「だってさ……」
悠介の主張は理に適ったものだった。この町は中世のヨーロッパ風の建物で物珍しいが、見知らぬ虫などがいた場合のことを考えると泊まるのを躊躇ってしまうということだった。
「何を今更、お前『カメーネ』では普通に泊まっていたじゃあないか?」
「あれは用意された部屋が清潔だったからだよ。それにシーレがいたし」
「そうなると、お前は可愛い女の子がいないと泊まらないということなるけどな。それでいいのか?」
修也はどこか軽蔑したような目で悠介を見つめていた。
「シーレはただの女の子じゃねぇよ! おれは好きになったのッ! 地球で出会ったあいつなんかとは比べものにならないくらい可愛いしなッ!」
悠介は顔を真っ赤にしながら叫んだ。どうやらシーレに相当惚れ込んでいるらしい。どうやらカメーネでは恋のためにわざわざ感染症のリスクとやらがある惑星に泊まることを選んだということになる。
今からでも悠介の代わりに麗俐たちを呼び戻すべきだろうか。修也は頭を抱える羽目になった。
「手荒な真似をしてすまなかったな。だが、おれは街をみんなから任せられた言うなれば町長なんだ。不手際があってはみんなが困る。それ故にあんな態度を取らせてもらった。悪いことをしたよ」
町長を名乗った年配の男性は深々と頭を下げながら言った。
しかし謝罪をしながらも明確な安全が保障されるまでは警戒心を解くつもりはないらしい。
三人は槍や斧といった武器を手にした男たちに囲まれて彼らが住むという町へ案内されることになった。
ジョウジを先頭にその背後で荷物持ちを行う修也と悠介の姿は『西遊記』で三蔵法師の後をついていき荷物を持つ妖怪たちの心境だった。
そんな『西遊記』の三蔵法師さながらの修也たち一行が向かうことになった町は考えていたよりも大きなものであった。というよりも予想より発展していたといってもいいだろう。
石畳の道路。露天を広げ、果物や肉を売る人々、とんがり帽子のような尖った屋根の目立つ石造りの家といった大昔の日常が再現されたような光景である。一見すれば地球で見る観光用に作られた中世ヨーロッパの街並みそのもののだ。
ヨーロッパのそれもごく限られた時期にしか見ることができないような光景を前にして目をキョロキョロとする悠介であったが、修也によってみっともない行為を止められた後は好奇心を隠し、武器で男たちに尻を突かれながら前へと進んでいった。
やがて町長と呼ばれた男の案内によって修也たちはとんがり帽子の屋根の中でも一際大きな家の中へと案内された。
その際に黒い柵の門が開き、地味な灰色のワンピースを着た女性が頭を下げて出迎えた。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
この星の言葉で確実に彼女はそう言っていたのをジョウジは聞き逃さなかった。
言葉から察するに家で雇われているメイドであるらしい。メイドなど随分と仰々しいように思えるが、町のまとめ役の家であるのならば家が大きいこともメイドがいることも納得がいく。
どうやらこの星にはもう使用人文化が根付いているらしい。謎の鎧の存在によって交流は止められているものの、文明レベルはそこそこ発展しているらしい。
地球に持って帰ればいい研究材料になるのではないだろうか。
ジョウジが一人でシャーロック・ホームズの真似事をしていた時のことだ。メイドから「ご主人様」と呼ばれた男によって大広間へと案内されることになった。
広間の中にはクッションが付いた本格的な長椅子が二脚と丁寧な装飾が机の下にも施された立派な机が用意されていた。
長椅子の上に腰を下ろし、両手に抱えていた荷物を脇に置いた後に先ほどのメイドがお盆と思われる木の板の上に木製のお椀のようなカップの中に入ったお茶を持って部屋の中に現れた。
メイドは机の上にお茶を置き、一礼を行い、一言も発することなく大広間を後にしていった。
「さてと、あんたらが本当に我々に対していいものを持ってきたのか、まずはそれを証明してもらいたい」
町長は大きな緑色の双眸を大きく開いて睨み付けるように問い掛けた。
男にはこの街のリーダーとして取るべき責任がある。見知らぬそれも星を超えてきた未知の存在に対して弱気な様子を見せず、強い態度に出るのは当然であるといえた。
しかしジョウジはアンドロイドである。感情があるため気圧されなかったといえば嘘になるが、それでもそれを表情に出さなかったのは流石だと言うべきだろう。
ジョウジは修也たちが持っていた圧縮された商品を取り出し、その場で元のサイズに戻して町のリーダーたちに見せていった。
元のサイズに戻したのは折り紙や色鉛筆、絵の具といったものだ。
特に今回用意した絵の具はチューブ状のものではなく珍しい固形のもので、これは水に溶かして少しずつ使うタイプのものだ。
これで絵を塗れば例え幼稚園児の落書きとも称されるような下手くそな絵でも輝いて見えると絵描き志望の間では喉から手が出るほど渇望されているものだ。
ジョウジが水を要求し、メイドによって運ばれた水を使い、持ってきた羊皮紙のような茶色の紙を使ってその上に筆を塗って絵を記すと、町長は呆気に取られたような顔を浮かべていた。
他にも色の塗られたけん玉や独楽といった物珍しい品を置いていく。置いた際に町長以外にも付いてきた男たちの目が奪われているのをジョウジは確かに確信した。
「これで納得していただけましたか?」
交易の品を差し出したジョウジの態度を前にして住民たちは考えを改めたらしい。素晴らしい色とりどりの見たこともないような品物を見せられたり、その使い方を目の前でレクチャーされるようなことがあれば考えも改めざるを得ないようだ。
仲間たちはジョウジが差し出した際、ついでに折った鶴にすっかりと心を奪われていた。
とっくの昔に鎧を脱いで珍しいその品物を何度も手にとっているのが見受けられた。まとめ役をしていた男もそんな仲間の姿を見て警戒心を解いたのだろう。
ジョウジと真剣な表情を浮かべながら見つめ合っていた。
「商品の良さというのはわかった。うちの町とあんたらとの交易を認めてやろうじゃあないか」
「本当ですか!?」
ジョウジの表情が明るくなった。それまでの闇に閉ざされていたような顔から急に太陽の光が差し込んだかのように頬が明るくなったのである。
「ただし、条件がある」
男の声のトーンが低くなった。どのような条件を言い渡されるのだろうかと三人が胸をドキドキと鳴らしていた。
「こことは別の村に行くための交易路に厄介な奴らが待ち伏せしておってな……そいつらを倒してくれたらあんたらとの交易を認めてやろう」
その星の指導者層が提示する交易の条件としては非常に理に適ったものであった。どの星にもその星独特の厄介な宇宙生物が存在しているのだし、それを取り除くことができるに越したことはないのだ。修也もラックスフェルンで巨大なアメーバを退治したことがあるので納得がいった。
それに話を聞けば現在修也たちが携わっている村は別の町と交易を持っているということなのでそこからの繋がりも期待できる。町と町とが繋がり合っていけばやがてそれぞれの技術を補い、やがては産業革命を誘発するのではないだろうか。そうすればあの恐ろしい鎧の集団をこの星から駆逐することもできる。
薔薇色のように広がっていく未来をジョウジが考えていると、先ほどの男が真剣な顔を浮かべながらジョウジへと問い掛けた。
「どうだ? 引き受けてくれるかね?」
「もちろんです。喜んでお引き受け致しましょう」
ジョウジの言葉を聞いた男は嬉しく頬を赤らめていた。どうやら道を塞ぐ鎧を倒してくれることに対して感じたことがないような喜びを感じているらしい。
無理もない。あんな天敵のような存在がいて不安になるなという方が無茶だ。
修也が同情の念を寄せていた時のことだ。
「さてと、旅のお方。今日はもう遅いから泊まっていったらどうだ?」
気をよくしたのか、町長は宿まで勧めてくれた。しかもこの屋敷に泊まれることになったらしい。ありがたい申し出である。ジョウジも修也も迷うことなく町長の申し出を受け入れた。
唯一不満気な顔を浮かべていたのは悠介である。どこか納得がいかなそうな顔を浮かべていたのである。
修也はそんな悠介を連れ出し、事情を聞くことにした。場所は街の裏路地。ほとんど誰も足を踏み入れないような暗い場所である。
そのせいか、他の場所と比較しても汚れているように見えた。街の石畳の端々には煤や汚れが目立っているし、誰かが食べたのか、齧った跡がある林檎のような果物が転がっているのが見えた(『ような』と推測表現で記すことになったのは林檎だとはまだ正確には分かっていないからである)。
親子で二人きりの話をする際にはこうした場所の方が良いと判断したからだ。
どこか渋る様子の悠介に対して修也はどこか強気な態度で問い掛けた。
「なぁ、悠介、お前どうしてあんな露骨な態度を取ったんだ?」
「だってさ……」
悠介の主張は理に適ったものだった。この町は中世のヨーロッパ風の建物で物珍しいが、見知らぬ虫などがいた場合のことを考えると泊まるのを躊躇ってしまうということだった。
「何を今更、お前『カメーネ』では普通に泊まっていたじゃあないか?」
「あれは用意された部屋が清潔だったからだよ。それにシーレがいたし」
「そうなると、お前は可愛い女の子がいないと泊まらないということなるけどな。それでいいのか?」
修也はどこか軽蔑したような目で悠介を見つめていた。
「シーレはただの女の子じゃねぇよ! おれは好きになったのッ! 地球で出会ったあいつなんかとは比べものにならないくらい可愛いしなッ!」
悠介は顔を真っ赤にしながら叫んだ。どうやらシーレに相当惚れ込んでいるらしい。どうやらカメーネでは恋のためにわざわざ感染症のリスクとやらがある惑星に泊まることを選んだということになる。
今からでも悠介の代わりに麗俐たちを呼び戻すべきだろうか。修也は頭を抱える羽目になった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界宇宙SFの建艦記 ――最強の宇宙戦艦を建造せよ――
黒鯛の刺身♪
SF
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。
ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。
この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。
未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。
そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、日本に帰れなくなった件。
蛇崩 通
ファンタジー
ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。
三千円で。
二枚入り。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。
おもしろそうなので、買ってみた。
使ってみた。
帰れなくなった。日本に。
魔力切れのようだ。
しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。
それなのに……
気がついたら、魔王軍と戦うことに。
はたして、日本に無事戻れるのか?
<第1章の主な内容>
王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。
魔王軍が、王都まで迫ったからだ。
同じクラスは、女生徒ばかり。
毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。
ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。
しかたがない。ぼくが戦うか。
<第2章の主な内容>
救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。
さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。
どう救出する?
<第3章の主な内容>
南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。
そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。
交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。
驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……
<第4章の主な内容>
リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。
明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。
なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。
三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる