メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~

アンジェロ岩井

文字の大きさ
160 / 237
人と異形とが争いを繰り広げる惑星『ボーガー』

19

しおりを挟む
「あんたは最初からジョーカーを引いていたんですよ」

 修也は地面の上に倒れ込んだ文邑を見下ろしながら言った。
 と、同時に超能力の効果が切れたのか、地面の上から勢いよくジョウジが落ちてきた。

 地面の上に叩き付けられても、多少の砂埃が体に付着した程度で済んだのは彼がアンドロイドであるからだろう。自身の体に付いた泥土を両手を使って丁寧に払い落とすと、冷めた目で修也を見つめながら言った。

「ったく、あの計画を聞かされた時には本当に肝が冷えましたよ。相手が自信過剰な性格だったから上手くいったものの、用心深い方ならあなたもう死んでましたからね」

「ハハっ、確かに」

 修也は苦笑しながら言った。そこを突かれれば痛い。今の修也はアキレス腱をパリスに矢で射抜かれたアキレスの気分だった。

「それから、あの男が背後からこの方を殺そうとした可能性も捨て切れません。万が一、そうなっていたらどうしてました?」

「いやぁ、面目もない。申し訳ありません」

「こんな愚かな賭けに乗るなんて……やはりあなたは人間ですよ」

 ジョウジが呆れたように言った時だ。猿の一体が興奮して胸を叩き始めた。その姿は怪奇映画に登場する安っぽい怪物のようを見ているかのようだった。

 猿たちはそんな風に興奮した様子を見せたかと思うと、修也たちを無視してあちこちの民家を襲い始めた。

「おのれッ! 猿どもめッ!」

 奉天が方天戟を握り締め、猿の対応に向かっていった時のことだ。突然猿の一体が背中に火傷を負って地面の上へと倒れていったのだ。

 修也が光線が放たれた方向を見つめると、そこにはレーザーガンを構えた悠介の姿が見えた。

「悠介!」

「悪い。扉の隙間から出てくるタイミングをずっと窺ってんだけどさぁ。思ったよりもガードが固くて難しそうだったんだわ」

 悠介が頭をかいて照れ臭そうに説明していた時だ。別の猿たちが悠介を無視して壁の上を登り、戸締りを行なっていた窓を突き破り、中に侵入しようとした。

 だが、窓から泥棒のように部屋の中へと侵入を試みようとしていた猿は勢いよく吹き飛ばされ、地面の上へと落下していく姿が見えた。

 修也たちが猿が落ちてきた先を見上げると、そこには『エンプレスト』の拳を突き上げた麗俐の姿が見えた。

 この時になって麗俐は何も言わなかった。代わりに修也たちを安心させるように親指を立てていた。紅晶はカエデと麗俐の二人が守っているので気にすることはないだろう。

 修也は奉天の動きら漏れ、武器を構えて襲い掛かろうとする猿たちに対してビームソードを構えて迎撃の態勢で迎え撃とうとしていた。

 その時だ。自身の目の前に太陽のように赤く燃え上がっている火の玉が数珠状に連なった火車のようなものが迫ってきたことに気が付いて、慌てて背後へと下がっていった。

 修也が目を凝らして見てみると、目の前には見慣れない男の姿が見えた。老いていたものの、その鋭く開かれた双眸からは青白い光が放たれ、見る人全てを威圧するかのようだった。

 男は修也の前に立つと、一礼をしながら言った。

「初めまして、天よりの使者殿よ、私の名前は沮元結と申します。孫本初様の参謀役を務めております。以後、お見知り置きを」

 元結は丁寧に頭を下げながら自己紹介を行なった。意味が分からなかった修也に対してジョウジが慌てて側に駆け寄り、耳元で言葉を伝えたことによって修也はようやくその意味を理解した。

 これまでに対峙してきたどの相手とも異なり、丁寧な自己紹介を行う相手に対して修也は戸惑いを隠しきれなかった。
 面食らったといった方が正しいかもしれない。

 挑発目的でやっていることは明らかなのだが、それでもわざわざ名前や所属を教えてくれたことに対しては礼を返さなくてはならないのがサラリーマンというものではないだろうか。

 修也は元結と同様頭を下げた後で、「これはこれはご丁寧に」と前置きまでした後に丁寧な口調を用いて自身の自己紹介を初めていった。

 元結が明かしたのと同様にあくまでも名前と所属先のみであったが、それでも一応は返礼ができたことになる。ジョウジの通訳によって元結へと伝わると、当初は元結も困惑していたようだった。

 まさか、彼も挑発目的の後の自己紹介で同じように自己紹介を返されるとは思いもしなかったのだろう。呆気に取られたような顔を浮かべていた。

 だが、すぐに嘲笑の色を浮かべながら修也を見つめた。心の中では「このお人よしが!」とでも煽っていたかもしれない。その後は顔に笑みを浮かべながら火の車をぶつけていった。

 修也は迫り来る数珠状の火車へと向かってレーザーガンの引き金を放っていき、迎撃を試みた。

 だが、残念ながら迎撃には失敗することになった。真正面から火車を受け止める羽目になってしまい、地面の上に倒れ込んでしまったのであった。

「お、お父さん!?」

 悠介がレーザーガンを握り締めながらあわてて父親の元へと駆け寄ろうとしていった。

 だが、そんな立派な孝行息子たる悠介に対しても元結は容赦する姿を見せず、淡々と火車をぶつけていこうとしていた。

「させるものかッ!」

 悠介はレーザーガンの銃口を突き付けて元結を撃ち殺そうと目論んだ。が、レーザーガンから放たれた熱線が飛んでいくのと同時に元結は慌てて地面の上を飛び上がっていった。

 同時に元結が火車を飛ばし、悠介の元へと投げていった。悠介としては己の身を守るためレーザーガンの銃口を火車の方へと変えなければならなかった。悠介の人差し指が引き金へと触るため、次々と熱線が飛んでいったが、火車は用意に操作することができるのか、熱線を交わして悠介の元へと近付いていった。

 悠介は舌を打った後でレーザーガンを足元に仕舞い、ビームソードをバットのように握り締めるとそのまま真下から勢いよく振り上げていき、火車をかっ飛ばしたのであった。

 迫ってきた火車はものの見事に宙の上で円を描きながら空の果てへと消えていった。

「やるな、ガキにしてはやるじゃあないか。そこだけは褒めてやる」

 悠介の戦績は元結から羨望と嘲りが混ざり合った不機嫌な声をもって出迎えられた。

 父親と同様に悠介に元結の言葉は通じなかった。しかしあからさまな嘲笑が向けられたことにより、悠介は無言で自分に向かって小馬鹿にしてくるような態度を取る相手を無言で睨み付けるだけだった。

 それはささやかな抵抗に過ぎなかった。悠介からすれば戦車に乗った外的に対して投石で応じる市民のような心境であったに違いない。

 だが、それでも無言で支配を受け入れるよりは何倍もマシであるように思えた。
 悠介がビームソードを構えながら元結を迎え撃とうとした時のことだ。

 不意に元結が地面の上を蹴って真っ黒な空の上へと飛び上がっていった。

 そして、2本の足を使ってまるで地上の上を歩くように空の上を自由自在に闊歩していったのである。

「な、何をするつもりだ?」

 悠介の問い掛けは日本語である。悠介の言葉など通じるはずがなかった。

 だが、元結は悠介の問い掛けへと答えるかのように火車を宿屋にある2階へと向かって放り投げていった。

 火車は既に破壊されていた破壊された窓の部分から損傷部を広げていった。その様は布巾で闇雲に拭いてしまったためにコーヒーやジュースといった飲み物の染みを広げていく行動に類似していた。元結は一瞬の行動で2階にあった壁そのものを剥ぎ取っていったのである。

 その間にも悠介は地上からレーザーガンを抜いて妨害を試みていたが、それは幼い頃に父親と電子オセロで勝負をした時、負けるのが嫌で父親に対して気を紛らわせるような言葉を繰り返していた時のようになんの意味ももたらさないことであった。

 元結は悠介の妨害にも関わらず、そのまますっかりと広がった壁から宿屋の中に侵入を果たし、紅晶とカエデを守る麗俐と対峙を果たしたのだった。

 麗俐はビームソードを構えながらも元結を迎え撃とうとしていた。
 元結はそんな麗俐に対して爬虫類のような気色が悪い、背筋を凍らせるような気色の悪い笑みを浮かべながら近付いていった。

「女に手を上げるのは私の趣味じゃあないんだ。悪いが、どいてくれるかな?お嬢さん?」

 元結は紳士的に振る舞おうとしたものの、麗俐はその場を退こうとしなかった。父親や弟と同様に言葉を理解していなかったということも大きかったが、仮に言葉を介していたとしても麗俐は元結に道を譲ろうとしなかっただろう。

 元結は頑な態度を見せる麗俐の姿を見て、残念そうに息を吐いてから挑み掛かっていった。
 今回使用したのは修也や悠介に使用した火車ではなかった。

 短剣の上に炎を纏わせて向かっていったのだ。昔の京劇に出てくる主人公が使用する火炎剣のようであった。
 麗俐はビームソードを使って火炎を纏わせた短剣を防いでいった。

 この時にビームソードの刃と炎を纏わせた短剣とがその刃を重ね合わせていたが、驚くべきことであったが、両者の得物の温度はまるっきり同じであった。

 両者とも熱気というものに耐えきれなくなり、一度は互いに得物を離し合い、その後で何度も打ち合ったが、体験の差からか、徐々に元結の方が戦いを有利に進めていった。

 そして麗俐のビームソードを弾き、その左腕を掴んで動きを封じた後で体を押し倒し、首元に短剣を突き付けて勝利を確信した笑みを浮かべた時だ。

 自身の体が勢いよく吹き飛び、宙の上を飛んでいたことに気が付いた。壁は自らの手で削り取ったこともあり、ぶつかることなく地上へと落下するはずだった。

 が、途中で足を使って宙の上を蹴って、宙の上を歩いていったのだった。
 そのまま落下した2階へと上がっていくと、そこには先ほど自分と対峙した悠介の姿が見えた。

 その瞬間に元結は慌てて駆け付けた悠介に背中を蹴られたことを察した。しかしそれでも怒る様子は見せずにニヤニヤと笑みを浮かべて、

「なるほど、いいだろう。こいつとはここで決着を付けてやろう」

 と、元結はもう一度短剣を強く握り締めて戦闘の準備を行う二人に向かって挑み掛かっていった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

異世界宇宙SFの建艦記 ――最強の宇宙戦艦を建造せよ――

黒鯛の刺身♪
SF
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。 ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。 この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。 未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。 そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

蒼穹の裏方

Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し 未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。

異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、日本に帰れなくなった件。

蛇崩 通
ファンタジー
 ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。  三千円で。  二枚入り。  手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。  ガイドブックには、異世界会話集も収録。  出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。  おもしろそうなので、買ってみた。  使ってみた。  帰れなくなった。日本に。  魔力切れのようだ。  しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。  それなのに……  気がついたら、魔王軍と戦うことに。  はたして、日本に無事戻れるのか?  <第1章の主な内容>  王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。  魔王軍が、王都まで迫ったからだ。  同じクラスは、女生徒ばかり。  毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。  ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。  しかたがない。ぼくが戦うか。  <第2章の主な内容>  救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。  さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。  どう救出する?  <第3章の主な内容>  南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。  そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。  交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。  驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……  <第4章の主な内容>  リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。  明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。  なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。  三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……

地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。  そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。  しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!  命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。  そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。 ――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。

夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。 しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた! ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。 噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。 一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。 これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!

《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。 無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。 やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。

処理中です...