メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~

アンジェロ岩井

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第四章『王女2人』

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 だが、修也から窘められた後にもひろみは主張を曲げることはなかった。自分は間違ったことはしていないとでも言わんばかりに。

 何も言わず、教師に指摘されて不貞腐れた子どものように顔を背けている姿などその最たる象徴とでも言うべきではないだろうか。

 それでも反論の言葉を出さず、議論を起こそうとしなかったのは不幸中の幸いというべきだろうか。

 何はともあれこれでひろみが娘の麗俐を嫌っていることが読み取れた。その嫌悪感はどちらかといえば蔑むようなものだ。

 例えるのであればテレビドラマに登場する卑劣な悪役に対して非難の目を向けるような目。人間が相手の行動を批判する際に生じるロングソードのように鋭く尖った目というべきだろうか。

 本来であれば咎めるべきだろうが、悔しいことに実の娘に対して平然とそんな目を向ける事情が理解できるだけになお辛い。胸が張り裂けんとでも言わんばかりに。

 だが、敢えてその事情のことは口には出すまい。そんな空気の読めないことをすれば家庭の中に嵐が吹きおこることは容易に想像できたから。

 ひろみが批判を口にするのを辞めてもらったというだけで満足するべきではないだろうか。

 そんなことを考えながら修也は机を起こしていった。家族で何度も囲んだ机。

 もう正直な気持ちで囲むことはできないのかもしれない。割れてしまった窓硝子が決して元に戻らないように。

 それでも……。修也は気合を入れた。力強く机を引っ張り上げていく。

 修也の努力の甲斐もあってか、机は元の位置へと収まった。あとはアイリとやらの手で机の上から散らばったものを元に戻すだけでいい。

 修也は机の上から散乱していったものを必死に集めていく。星の夢を逃がさないとばかりに収集する哀れな回収係のように。

 背中を丸くし、ひたむきな姿勢で掃除に臨む修也を見て、側にいたひろみも思うものがあったのだろう。

 修也と共に地面の上に散乱した様々なものを片付けていく。最初の数を結婚式で巨大なケーキを共に切り分けることだとカウントすると、それ以後の人生で数えるのも忘れるほど行なった夫婦での共同作業である。家族全員の椅子も調味料もすぐに机の上に拾い上げられていく。

 修也は最後に端の方へと転がっていった醤油瓶を手に取ろうとすると、修也の手に届くよりも前に悠介が小さな醤油瓶を拾い上げて修也へと渡す。

「悠介、お前いつから?」

 修也は思わず驚いた声を上げた。

「いや、父さんも母さんもオレのことを忘れちゃってたみたいだから」

 ひろみは何気なしに喋る悠介の言葉を聞いて大きく口を開けていた。ショックで打ちひしがれてしまったらしい。

 無理もない。実の息子の前でその姉の存在を否定するような発言を口に出してしまったのだから。

 だが、悠介は気まずそうにこそしているものの、特にそのことで何かを言おうとしたりするつもりはないらしい。

 無言で台所へと向かい、全員分のお茶を注いだのが、その証明であった。

「まぁ、落ち着こうよ。今日は色々とあったんだから」

 呑気な口調で言いながら悠介は自身の湯呑みを手に取る。悠介が使っている湯呑みは寿司屋が使っているものを再現したシンプルなデザインな湯呑みの中に各魚の漢字を記したもの。

 高校生でありながら渋いデザインのものを好んでいるのはやはり父親である自分に性格が似たからだろう。

 修也が懐かしい記憶に思い出を馳せながら悠介を見つめていた時のこと。ふと、台所に麗俐の湯呑みが置いてあることに気が付く。それを指摘すると、

「あぁ、オレたちが飲み終わった後で温かいのを入れて持っていこうと思うんだ。お姉ちゃんはココアとかコーヒーとかが好きなはずだけれど、別に日本茶も嫌いってわけじゃないだろ?」

 と、バスケットボールを窘む好青年らしい爽やかな笑顔を浮かべながら問い掛けた。

「でも、どうして麗俐にも?」

 ひろみが非難するような声で問い掛ける。修也は両目を尖らせ、非難を続けようとするひろみを静止させようとしたが、悠介は構うことなく話を続けていく。

「どうしてって一人だけお茶がないなんて可哀想じゃん」

 当たり前であるかのように言い放つ悠介を見てひろみも何かを言うつもりはなくなったらしい。無言で悠介が淹れた茶を啜っていく。ひろみも悠介の言葉に何か思うところがあったのだろう。
 それ以上は言わずに無言でお茶を啜っていた。

 修也も隣で茶を飲んでいる自身のパートナーに従ってお茶を啜る。苦味の少なく飲みやすい味だ。かといって白湯に近いわけでもない。絶妙なバランスでのお茶の淹れ方は賞賛に値するべきだろう。

 お茶の淹れ方に関しては姉よりも弟の方が上手いのかもしれない。

 そんなことを考えながら修也がお茶を啜っていると、悠介が立ち上がった。側にある湯呑みは既に空になっているのが見えた。やはり若いと飲み干すのも早い。

 飲み終わったので姉のためにお茶を淹れてあげるつもりのようだ。片手には麗俐の湯呑み、もう片方に手にはお急須。

 お茶の用意は既に出来ていたというべきだろう。

 真っ白な湯気が立ち昇る小さな湯呑みは間違いなく麗俐の湯呑み。かつて温泉地を旅行した時に幼い麗俐が強請ったので与えたもの。

 あの時には同行していたひろみから高いと怒鳴られたが、サンタクロースからのプレゼントを大事にするかのように湯呑みが包まれた袋を大事に抱えた麗俐の顔を見れば無駄遣いした甲斐があったと今でも鮮明に思い返せる。

 玄関口からは麗俐の喜ぶ声が聞こえてくる。悠介から差し入れをもらったことが嬉しいのだろう。

 そのまま玄関の前で2人して束の間の休みを楽しむことに決めたらしい。ガヤガヤと楽しげな声が伝わってくる。

 修也がどこか胸を温かくしながらその声を聞いていると、またしても携帯端末のベルが鳴り響く。といっても着信を告げるベルではない。届いたのは音声機能のついた電子メール。

 悠介が慌てて端末を開くと、フレッドセンが現れて本人の代わりに彼が入力したであろう文章を読み上げていく。

『お疲れ様です。大津さん。突然で申し訳ないのですが、3日後、両殿下のご要望ということでバスケットボールの試合を皆様と共に見に行きたいとの仰せられました。そのため東京都にある体育館までお越し願えないでしょうか? 場所はーー」
 どうせならば音声機能のないメールにしてほしかったものだ。一家団欒の時間が邪魔されたことに対して修也はどこか不満を持ったが、それでも事前に知らせてくれるというだけありがたいものではないだろうか。

 他にどんなことがあったとしてもまだ3日の猶予がある。それまでの時間は家族でのんびりと過ごしたいものだ。

 そんなことを考えながら修也は携帯端末の通知をオフにした。今日の通知はもう出ないとでも言わんばかりに。

 それから隣でまだお茶を啜っていたパートナーの方へと向かって、

「ごめんよ、ひろみ。待たせたかな?」

 と、謝罪の言葉を口にする。それに対してひろみは何も言わずに首を横に振る。

「よし、じゃあ、テレビでも観るか」

 悠介は黙ってテレビの電源を付ける。そこに映るのは大昔のテレビドラマをリメイクした作品。

 携帯端末に出てきたテレビガイドによれば、気合を入れたリメイクであるとのことでオリジナルよりも質の良い画像、声、内容が保証されたものであるとのこと。

 今現在テレビで放映されているのは恋に狂った若い娘が魔法に手を出して最後には村人総手でその息の根を止められるというもの。

 修也はオリジナルを観たことがない。携帯端末のガイドによれば元の作品は白黒写真が現役であった頃にの作品であるとのこと。

 懐古趣味者でなければ22世紀の現在において、そんな古い作品を観ようとは思わない。

 それでも修也がぼんやりとテレビを眺めていると、テレビ画面に映るヒロイン役の女性がテレビカメラにアップされながら必死に母親へと訴え掛けていた。

『ママ!! どうしてなの!? どうして、私よりそんな奴の味方をするの!?』

 彼女の目には涙が浮かんでいた。実際は演技として流しているのだろうが、それでも迫力は十分に伝わってくる。ハリウッドについてはよく知らないが、素人目に見ても彼女が演技力の高い女優であることが伝わってくる。

 迫真の演技を受けて修也が湯呑みを片手に動きを見つめていると、その女優から『ママ』と呼称された熟年の女性が淡々とした口調で言い放つ。

「お前が悪魔に魂を売ったからだよ。悪魔に魂を売って恋人を手に入れようだなんて殺されても当然じゃないか』

 ヒロイン役の女優は絶句してみせていた。母親から正面切って言われたのがよほど衝撃的だったのだろう。慌てて闇の中へと身を隠す。

 それを追い立てようとする村の男たち。
 テレビ画面の中ではカオスな光景が繰り広げられていた。

 修也は次のコマーシャルが流れるまでぼんやりとした様子でテレビを見つめていたが、やがて何かを思い出したようにひろみへと向き直って、

「なぁ、もしかして麗俐に対する態度ってこういうことなのか?」

 と、問い掛けてみた。修也からすればそれは賭けのようなものだった。それでも勇気を振り絞って聞いてみたのだ。勝負師たちが競馬や競輪で山を張るのように。

 それでもひろみは修也の問い掛けには答えない。沈黙を肯定と取るべきか、否定と捉えるべきかは修也次第。

 本音を言えばどちらか分からないというところだ。それでも希望的な観測に身を任せたいと考えるのは自然の流れというべきではないだろうか。

 ひろみは親ならば子どもが間違った方向へと進んでいるのであれば、例え22世紀の時代においては固く禁じられている平手打ちを用いてでも止めるべきだと主張しているのかもしれない。

 修也がそう考えながらテレビへと戻ると、悠介と入れ違いに麗俐が戻ってきた。

 すっかりとパワードスーツを解除した麗俐は身綺麗な部屋着に身を包んでいた。ピンク色を基にしたスウェットを思わせるスカートとシャツ。

 シンプルな部屋着であるが、可愛らしさを打ち出したそのデザインは麗俐も気に入っているらしい。

 実際親の贔屓目を見ても麗俐はかなりの美少女なのでおかしな点は感じられない。

 部屋着の姿のまま麗俐は台所の食卓の前にある自分の席の上へと腰を下ろす。

 それから黙ってテレビを見つめる彼女の心境というのは如何なるものであったのだろうか。かつての自分と過ちを繰り返して暴走するテレビドラマのヒロインとを重ねてみていたのだろうか。

 その時の修也には言い表せなかった。なんにせよ、翌日には業者が現れ、テロリストによって吹き飛ばされたかつての扉を完全に再現してくれたのだからもう2度と昨日と同じ状況になることはないだろう。

 修也がそんなことを考えながら携帯端末を見つめる。携帯端末の電子メールに届いたのは見知らぬ相手から『社長令嬢誘拐事件の真相を話すべく町田山陽公園のベンチにて待つ』という送信者不明のメール。

 不気味ではあるが、事件を進展させるため町田山陽公園へと足を向けた。午後からは学校帰りの小学生やらが来て騒がしくなるのは目に見えているが、午前中であれば人は少ない。

 広々とした公園の中にいるのはベンチで今どき珍しい紙の本を開いている白髪の老人くらいのものだろう。

 白髪の小柄な老人は夢中になって難しそうな本に神経を注いでいる。本の題名は『神の正義』。真横に外国人の名前と修也が知らない日本人の名前の後に『訳』と記されていることから元は海外の本であったに違いない。

 修也は真横で読書に耽っている老人の真横に腰を下ろす。部屋を間借りさせてもらっているかのような複雑な心境ではあるが、それでも彼から話を聞くためであれば仕方がないと割り切るのが正直な感想。

 とはいったもの向こうは何も話さない。修也がぼんやりと公園の中を眺めていると、ふとバスケットゴールが目に飛び込む。

 悠介が警察署で語った出来事はこの中で起きたのだろうと思うとどこか感慨深いものがあった。

 修也が感銘を受けていた時のこと。ふと、隣に座っていた老人が本を隠すように下ろし、そのまま修也へと手を伸ばす。

「あの、何か御用事ですか?」

 突然のボディタッチに戸惑いを覚えた修也は明らかな困惑を見せながら問い掛ける。必死に目を移してその場から逃げ出そうとしているのがその確たる証明であったといえるだろう。

 目のやり場に困るとでも言わんばかりに忙しなく目を動かす修也に対して老人は無言でその掌の中に向けて半ば強引にカプセルを握らせた。

「あの、これは?」
「……我が社が開発した新しいパワードスーツです」

 忘れるわけはない。どこかハッキリとしたそのものいいは確実に社長であるフレッドセンの声だった。ほんの数時間前に電子メールで聞いた声をどうして忘れるものだろうか。

「しゃ、社長!? どうしてそんな格好を!?」
「これは我が社以外の人間には見られてはならないやり取りですからね。しかし会社の中ではスパイが情報を漏らしかねない。かといって電話やメールでは盗聴の恐れがある。なので、直に会うことに決めたのです。しかし本人として会うわけにはいかないのでこうして変装を用いてね」

 納得のいく理屈だ。それであれば自分を公園にまで呼び出した理由も呼び出すためのメールも送信者不明という形で送ってきたのも理解できる。

 納得した表情を浮かべる修也に向かってフレッドセンの口元が怪しげに動く。それに釣られて作り物の白色の口髭が動くのも見えた。

 誘拐事件についての話はこれからだろう。修也は身構えながら話の続きを待った。
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