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第一部 第一章 異世界転生
二つの十字架の家
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かつて、群雄割拠の時代と言われたプロイセン大陸は、今や様々な国が互いに戦い合う時代は終わりを告げ、この果てのない戦争の最終章を迎えようとしていた。
その渦の中心となったのが、白十字家と黒十字家の二つの十字架を旗印に掲げる一族であった。
二つの家は仲が悪く、共闘したのもヴァレンシュタイン家を討ち滅ぼしたあの一戦のみ。
しかも、ヴァレンシュタイン家の滅亡後は亡き、ヴァレンシュタイン家の当主が残した武器や財産や食糧を互いに奪い合うという有り様であった。
これには、それぞれの当主も困惑した。
中でも、計算外だったのは、黒十字家の当主、ヨーゼフ・フォン・シュヴァルツ・クロインツであった。
彼からすれば、この戦いを契機に、互いの家が和睦しあって、来るべき更なる脅威に備えようと思っていたのに。
ヨーゼフは被っていた飾り付きの兜を地面に叩き付けた。
「どうなっているのだ!?貴様の計算では、この後に両家が和解して、統一政府が出来る筈ではなかったのか!?」
ヨーゼフが問い掛けたのは、軍を王から託された軍務尚書のアドルフ・フォン・アルフレード。
アドルフは生気のない男で、周囲の人間から恐れられてはいたが、それでも軍事的才能があったので、ヨーゼフの信頼を得て、軍務尚書となったのだ。
和解案も、彼が述べたのだ。だからこそ、責任は軍務尚書一人にある。
高慢なる王はそう考えていた。
「僭越ながら申し上げます。国王陛下……私はこの戦いを経た後に、両者が和解するかもしれない、という希望的観測を唱えたに過ぎません」
「つまり、貴様は余が勝手に解釈し、この戦いが終わった後には、両者が勝手に和解すると思い込んでいたと言うのか!?」
「一字一句その通りとは申せませんが、似たような事は思っておりました」
この不気味な、一種の妖怪のような人間は自分を馬鹿にしていたのだろうか。
自分は無能な王だと。ヨーゼフは頭に血が昇るのが抑えきれなかった。
「よーし、良い度胸だ。どれ、貴様に余の誇る王家の剣の餌食になってもらおうか」
「恐れながら……本当の事を言われたからと言って、無実の臣下に襲い掛かるのを、それを使っていたかつての黒十字家の先祖たちはどう思うでしょう」
「黙れェェェェ~!!」
本当に、黒の装飾の施された塚に手を当てて、鋭い刃を引き抜こうとした王を止めたのは、たまたま戦利品報告に訪れた第一王子のカール・フォン・シュヴァルツ・クロインツであった。
カールは長い金髪を備えた美男子であり、シュヴァルツ・クロインツ家の中で一番国の婦人方から人気を集めていたに違いない。
また、カールは顔だけが良いお飾りではなかったので、 何が良いか何が悪いのか、時期なのかそうではないのか見極める事がちゃんとできていた。
だからこそ、父の愚行を止めたのだ。
「陛下!何をなさっているのですか!」
斬りかかる、ヨーゼフを抑えて、アドルフから引き離す。
扉で見張りをすること兵士たちに興奮した父を引き渡し、カールは再びアドルフに目を向ける。
「父の乱行……済まなかった」
「謝ってもらう必要はありません。殿下……あれが、陛下の癇癪なのだと理解していますからな」
頭を下げるカールにアドルフは淡々とした様子で応対する。
アドルフはその様子を暫く見つめてから、小さな溜息を吐いて、
「そう言えば、ご存知ですか?閣下。ヴァレンタイン家の跡取り娘、ガラドリエル・フォン・ヴァレンタインの行方がまだ見つかっていないと言う話を」
「本当か?」
カールの片眉が微かに上がった。
「ええ、我々が現在滞在する、砦、レーヴェの近く、ヴァレンタインの城があった場所の近辺の森で、両方の家で構成された騎士の死体と負傷者が目撃されました。目撃した騎士は、皆、口を揃えて、逃げる王女を見たと叫んでおります」
「成る程、兵士どもが揃いも揃って、女王の首を獲ると意気込んでいた、理由が分かりますな」
尊大な態度を漂わせて、カールとアドルフの話の中に入って来たのは、第二王子のオットー。
オットーは銀髪を整えた端正な男であったが、少しばかり、残虐な面があったのと、第二王子である事が理由して、王位継承者の中には入っていない。
オットーは王位継承者の地位を得られるチャンスとばかりに、ニヤニヤと笑い、空いていた椅子に腰を掛け、
「ガラドリエルの討伐なら、オレに任せてくれ、討伐部隊を率いて、直ぐにでもガラドリエルの小娘の首を持ち帰ってやるよ!」
「貴様、そんな大それた事を……」
「兄上!私は事実を言っているだけです!それとも、兄上は私には務まらぬとお思いか?」
カールがそうだ!と言い返そうとした時だ。
アドルフが口を開き、
「閣下のなさりたいようにすれば、よろしいかと……」
その言葉を聞き、オットーが自信たっぷりな調子で歩いて行くのをカールは確認した。
カールは愚弟が部屋を跡にするのを目撃してから、アドルフの方に向き直り、
「良いのか?」
と、問う。
「構いません、これで、ガラドリエルにオットー閣下が討ち取られれば、閣下の負けとなりますし、もし、オットー閣下がガラドリエルの首を持ち帰ったとしても、何処かの田舎の土地を褒美に与え、そこの領主となるように命令すれば、奴はもうそこから動けないでしょう」
つまり、カールやアドルフからすればどちらに転んでも痛い目には遭わないのだ。
「お前は抜け目がないな」
「閣下こそ、私の事を止めませんでしたな」
二人は互いに顔を見合わせて笑う。
ディリオニスとマートニアを名乗る二人の少年少女を配下に加え、鎧と剣を与えてから、既に丸一日が経とうとしていた。
ガラドリエルはまず、二人のうちで好意を持ったのは、男の方の妹だと名乗るマートニアの方だった。
彼女は朝になってから、自分のためにガートールードと協力してくれるし、自分の身の周りの面倒さえ見てくれる。
ディリオニスはどちらかと言えば、あまり良い目では見ていない。
確かに、強い男なのだろうが……。
ガラドリエルの心のモヤが晴れない中で、昼を迎えた。
ずっと、森の中を進んでいたので、川が見えたのは本当に嬉しかった。
様々なものが入った荷車を置き、休憩のために、川に寄る。
ガートールードとマートニアの両名が、ディリオニスを誘い、川で昼食を準備するつもりなのだろうか。
そんな事を考えながら、川の前で色々と話し込んでいる三人の従僕の姿をガラドリエルは眺めていた。
その渦の中心となったのが、白十字家と黒十字家の二つの十字架を旗印に掲げる一族であった。
二つの家は仲が悪く、共闘したのもヴァレンシュタイン家を討ち滅ぼしたあの一戦のみ。
しかも、ヴァレンシュタイン家の滅亡後は亡き、ヴァレンシュタイン家の当主が残した武器や財産や食糧を互いに奪い合うという有り様であった。
これには、それぞれの当主も困惑した。
中でも、計算外だったのは、黒十字家の当主、ヨーゼフ・フォン・シュヴァルツ・クロインツであった。
彼からすれば、この戦いを契機に、互いの家が和睦しあって、来るべき更なる脅威に備えようと思っていたのに。
ヨーゼフは被っていた飾り付きの兜を地面に叩き付けた。
「どうなっているのだ!?貴様の計算では、この後に両家が和解して、統一政府が出来る筈ではなかったのか!?」
ヨーゼフが問い掛けたのは、軍を王から託された軍務尚書のアドルフ・フォン・アルフレード。
アドルフは生気のない男で、周囲の人間から恐れられてはいたが、それでも軍事的才能があったので、ヨーゼフの信頼を得て、軍務尚書となったのだ。
和解案も、彼が述べたのだ。だからこそ、責任は軍務尚書一人にある。
高慢なる王はそう考えていた。
「僭越ながら申し上げます。国王陛下……私はこの戦いを経た後に、両者が和解するかもしれない、という希望的観測を唱えたに過ぎません」
「つまり、貴様は余が勝手に解釈し、この戦いが終わった後には、両者が勝手に和解すると思い込んでいたと言うのか!?」
「一字一句その通りとは申せませんが、似たような事は思っておりました」
この不気味な、一種の妖怪のような人間は自分を馬鹿にしていたのだろうか。
自分は無能な王だと。ヨーゼフは頭に血が昇るのが抑えきれなかった。
「よーし、良い度胸だ。どれ、貴様に余の誇る王家の剣の餌食になってもらおうか」
「恐れながら……本当の事を言われたからと言って、無実の臣下に襲い掛かるのを、それを使っていたかつての黒十字家の先祖たちはどう思うでしょう」
「黙れェェェェ~!!」
本当に、黒の装飾の施された塚に手を当てて、鋭い刃を引き抜こうとした王を止めたのは、たまたま戦利品報告に訪れた第一王子のカール・フォン・シュヴァルツ・クロインツであった。
カールは長い金髪を備えた美男子であり、シュヴァルツ・クロインツ家の中で一番国の婦人方から人気を集めていたに違いない。
また、カールは顔だけが良いお飾りではなかったので、 何が良いか何が悪いのか、時期なのかそうではないのか見極める事がちゃんとできていた。
だからこそ、父の愚行を止めたのだ。
「陛下!何をなさっているのですか!」
斬りかかる、ヨーゼフを抑えて、アドルフから引き離す。
扉で見張りをすること兵士たちに興奮した父を引き渡し、カールは再びアドルフに目を向ける。
「父の乱行……済まなかった」
「謝ってもらう必要はありません。殿下……あれが、陛下の癇癪なのだと理解していますからな」
頭を下げるカールにアドルフは淡々とした様子で応対する。
アドルフはその様子を暫く見つめてから、小さな溜息を吐いて、
「そう言えば、ご存知ですか?閣下。ヴァレンタイン家の跡取り娘、ガラドリエル・フォン・ヴァレンタインの行方がまだ見つかっていないと言う話を」
「本当か?」
カールの片眉が微かに上がった。
「ええ、我々が現在滞在する、砦、レーヴェの近く、ヴァレンタインの城があった場所の近辺の森で、両方の家で構成された騎士の死体と負傷者が目撃されました。目撃した騎士は、皆、口を揃えて、逃げる王女を見たと叫んでおります」
「成る程、兵士どもが揃いも揃って、女王の首を獲ると意気込んでいた、理由が分かりますな」
尊大な態度を漂わせて、カールとアドルフの話の中に入って来たのは、第二王子のオットー。
オットーは銀髪を整えた端正な男であったが、少しばかり、残虐な面があったのと、第二王子である事が理由して、王位継承者の中には入っていない。
オットーは王位継承者の地位を得られるチャンスとばかりに、ニヤニヤと笑い、空いていた椅子に腰を掛け、
「ガラドリエルの討伐なら、オレに任せてくれ、討伐部隊を率いて、直ぐにでもガラドリエルの小娘の首を持ち帰ってやるよ!」
「貴様、そんな大それた事を……」
「兄上!私は事実を言っているだけです!それとも、兄上は私には務まらぬとお思いか?」
カールがそうだ!と言い返そうとした時だ。
アドルフが口を開き、
「閣下のなさりたいようにすれば、よろしいかと……」
その言葉を聞き、オットーが自信たっぷりな調子で歩いて行くのをカールは確認した。
カールは愚弟が部屋を跡にするのを目撃してから、アドルフの方に向き直り、
「良いのか?」
と、問う。
「構いません、これで、ガラドリエルにオットー閣下が討ち取られれば、閣下の負けとなりますし、もし、オットー閣下がガラドリエルの首を持ち帰ったとしても、何処かの田舎の土地を褒美に与え、そこの領主となるように命令すれば、奴はもうそこから動けないでしょう」
つまり、カールやアドルフからすればどちらに転んでも痛い目には遭わないのだ。
「お前は抜け目がないな」
「閣下こそ、私の事を止めませんでしたな」
二人は互いに顔を見合わせて笑う。
ディリオニスとマートニアを名乗る二人の少年少女を配下に加え、鎧と剣を与えてから、既に丸一日が経とうとしていた。
ガラドリエルはまず、二人のうちで好意を持ったのは、男の方の妹だと名乗るマートニアの方だった。
彼女は朝になってから、自分のためにガートールードと協力してくれるし、自分の身の周りの面倒さえ見てくれる。
ディリオニスはどちらかと言えば、あまり良い目では見ていない。
確かに、強い男なのだろうが……。
ガラドリエルの心のモヤが晴れない中で、昼を迎えた。
ずっと、森の中を進んでいたので、川が見えたのは本当に嬉しかった。
様々なものが入った荷車を置き、休憩のために、川に寄る。
ガートールードとマートニアの両名が、ディリオニスを誘い、川で昼食を準備するつもりなのだろうか。
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