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第三部『未来への扉』
双子の悪夢
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兵舎の中に用意された立派な屋敷の中で大声を上げてディリオニス騎士は目を覚ます。
彼の顔には滝のように汗が流れていたし、彼の慟哭は水車が水の上を回るよりも早く動いていた。
彼は心臓を大きく抑えていた。彼は着ていた寝巻きの胸元に大きく皺が出来ていたために、心配したのか同じベッドで寝ていた双子の妹にして妻のマートニアが彼の背中を優しく摩っていた程だった。
「大丈夫なの?あなた?」
ディリオニスは瞳から流れていた透明の液体を拭い、彼女の前に満面の笑顔を見せた。
「大丈夫だよ。ちょっと昔の夢を思い出しててさ……何でもないよ。おやすみ」
ディリオニスは逃げるように布団を被ったが、マートニアは夫の言葉を聞いてからは、ヴァレンシュタイン家の王国の騎士ではなく、前世の高校生鷹山由希として前世の事を思い出していく。
彼女は昔は今以上に勝気な性格であり、苛めに遭っていた兄を助けようと石原慎二とその恋人の西原さやかに挑んだのだった。
だが、結果は……。
由紀は無意識のうちに被っていた布団に爪を立てていた事に気が付く。
爪で布団を傷付けたら、大変だと感じたのか、直ぐにその手を引っ込める。
彼女にとって、西原さやかや石原慎二の顔と名前は記憶の中からちりとりの中に集めたゴミをゴミ箱の中に放り捨てるかのように捨てたい物だったのだ。
マートニアはいや、由紀は両手で頭を抱えながらもう一度ベッドの中で眠りにつく。
このまま起きるよりも、早朝の訓練に備えて寝る方が先だと判断したのだろう。
彼女はベッドの中にもう一度体を預け、大の字になって寝転がる。
翌朝、マートニアが訓練を終え城の見回りを行っていると、彼女の目の前に真剣な顔を浮かべたガラドリエルが立っていた。
ガラドリエルは両腕を組みながら、彼女に向かって問い掛ける。
「マートニア……お前はもし元の世界に帰れるとするのなら帰りたいか?」
マートニアはガラドリエルの言葉が分からずに首を傾げたが、女王は騎士の疑問など入らないとばかりに構わずに話を続けていく。
「お前が元居た世界に繋がっているかもしれない鏡が見つかったのだ。その鏡は厳重に密封したまま何日かしてから、この城に来る事になっておる。その時に改めてお前の考えを聞きたい」
残酷なまでに鋭い目付きをした女王は踵を返して去ろうとするが、女王に仕える女騎士は去ろうとする女王は大きな声で呼び止める。
女王は足をグルリと回し、彼女の目の前に立ち、腕を組みながらマートニアを見つめながら問う。
「何だ?まだ何かあるのか?」
「いいえ、ただ、お兄ちゃんにはもう話したのかなって……」
「安心せい、ディリオニスはこの後に伝えておく」
ガラドリエルはもう一度背中を向けて廊下の中を歩いていく。
マートニアはガラドリエルの放った「元居た世界」と言う言葉が喉の奥に引っ掛かった魚の骨のように引っかかって離れない。
そんな鏡はあり得ないと彼女は首を横に振ったが、その反面、あの戦い以来一度も自分に話しかけて来ない英雄、ブリュンヒルデの存在が気になった。
彼女は何故話そうとしないのだろうか。もしかしたら、彼女が喋らないのはガラドリエルの言った「元居た世界へと繋がる鏡」と言う単語と何か密接に結び付いているのではないのだろうか。
マートニアはその考えを頭の中から振り払い、廊下の警備を続けていく。
透明の盾を持つ剣士達の一員としての仕事を終えてから、彼女は兵舎の食堂で食事を終えてから、夫婦の部屋へと戻っていく。
彼女が朝起きてから、そのままになっていたベッドを整えていると、夫婦の寝室の扉が開き、そこから重い表情を浮かべた夫が入ってきた。
夫は表情以上に重い口を開こうとしていたが、上手く言葉が出ないらしい。
彼がパクパクと口を動かそうとしていると、代わりに女騎士の方が先に彼に向かって問い掛ける。
「で、言われたの?」
「うん、元の世界に帰れるかもしれない鏡が見つかったって……」
彼は妻に先に言われて慌てたのか、もつれた舌で何とか言葉を紡いでいく。
「そうなんだ……良かったね。あたし達元の世界に帰れるんだよ。もう、ヴァレンシュタイン家は救ったし、元の世界に帰って、もう一度お父さんやお母さんや愛ちゃんと過ごせるんだよ」
「……。そうだよな、これで良かったのかもしれないな……」
だが、ディリオニスは重い表情を浮かべたままだ。
マートニアが夫の側に寄って、彼の顔に向かって優しげに微笑む。
「どうしたの?そんな顔をして……」
「だって今更、戻ったとしてもお父さんもお母さんも迎えてくれるのかな?」
「そんなの分からないよ!きっと祝福してくれると思うよ」
「それに、向こうの世界に戻ったとしても西原や石原の奴がまたぼくらに牙を向いたらどうするの?ぼくらだけじゃないよね?忘れたの?あいつらがぼくらの娘に手を出そうとしたから……」
マートニアはその言葉を聞いて、彼女はその先に出そうとしていた言葉を飲み込む。ディリオニスの愛すべき妻は黙って下を向いていた。
彼女は黙って寝巻きに着替え、夫にも同じ行動を取るように指示を出す。
寝巻きに着替えて、二人は大きなベッドの中で揃って寝ながら、小さな声で話し合っていく。
彼女は自分に背中を向けて寝る夫に向かって言った。
「そろそろ選ばなきゃダメなんだよ。元の世界に帰るか、この世界に留まり続けるかを」
ディリオニスは黙って答えない。彼は2007年の日本に帰るのが恐ろしかったのだろう。
楽しい思いで以上に辛い思い出の方が多かったのだろうから。
それでも尚、不貞寝を続けるディリオニスに向かって彼女は叫ぶ。
「あなたッ!よく聞いてよ!あたしはそろそろ帰らなくちゃあダメだって考えてるよ!聞いてよ、醒めない夢も明けない夜も無いんだよ。だから、こんな素晴らしい時間もいつか終わる時間が来るんだよ。ねぇ……」
ディリオニスから寝息が立っている事に気が付く。
マートニアは兄を放置して、今日は眠る事に決めた。
彼女は瞳を閉じながら、前の世界の事を思い出していく。
彼女にとっても前の世界は辛かったのだが、彼女にとってはそれ以上に娘に会いたかったのだ。
彼女の母性本能と言う事なのだろうか。
マートニアは黙って目を閉じて夢の世界へと落ちていく。
彼の顔には滝のように汗が流れていたし、彼の慟哭は水車が水の上を回るよりも早く動いていた。
彼は心臓を大きく抑えていた。彼は着ていた寝巻きの胸元に大きく皺が出来ていたために、心配したのか同じベッドで寝ていた双子の妹にして妻のマートニアが彼の背中を優しく摩っていた程だった。
「大丈夫なの?あなた?」
ディリオニスは瞳から流れていた透明の液体を拭い、彼女の前に満面の笑顔を見せた。
「大丈夫だよ。ちょっと昔の夢を思い出しててさ……何でもないよ。おやすみ」
ディリオニスは逃げるように布団を被ったが、マートニアは夫の言葉を聞いてからは、ヴァレンシュタイン家の王国の騎士ではなく、前世の高校生鷹山由希として前世の事を思い出していく。
彼女は昔は今以上に勝気な性格であり、苛めに遭っていた兄を助けようと石原慎二とその恋人の西原さやかに挑んだのだった。
だが、結果は……。
由紀は無意識のうちに被っていた布団に爪を立てていた事に気が付く。
爪で布団を傷付けたら、大変だと感じたのか、直ぐにその手を引っ込める。
彼女にとって、西原さやかや石原慎二の顔と名前は記憶の中からちりとりの中に集めたゴミをゴミ箱の中に放り捨てるかのように捨てたい物だったのだ。
マートニアはいや、由紀は両手で頭を抱えながらもう一度ベッドの中で眠りにつく。
このまま起きるよりも、早朝の訓練に備えて寝る方が先だと判断したのだろう。
彼女はベッドの中にもう一度体を預け、大の字になって寝転がる。
翌朝、マートニアが訓練を終え城の見回りを行っていると、彼女の目の前に真剣な顔を浮かべたガラドリエルが立っていた。
ガラドリエルは両腕を組みながら、彼女に向かって問い掛ける。
「マートニア……お前はもし元の世界に帰れるとするのなら帰りたいか?」
マートニアはガラドリエルの言葉が分からずに首を傾げたが、女王は騎士の疑問など入らないとばかりに構わずに話を続けていく。
「お前が元居た世界に繋がっているかもしれない鏡が見つかったのだ。その鏡は厳重に密封したまま何日かしてから、この城に来る事になっておる。その時に改めてお前の考えを聞きたい」
残酷なまでに鋭い目付きをした女王は踵を返して去ろうとするが、女王に仕える女騎士は去ろうとする女王は大きな声で呼び止める。
女王は足をグルリと回し、彼女の目の前に立ち、腕を組みながらマートニアを見つめながら問う。
「何だ?まだ何かあるのか?」
「いいえ、ただ、お兄ちゃんにはもう話したのかなって……」
「安心せい、ディリオニスはこの後に伝えておく」
ガラドリエルはもう一度背中を向けて廊下の中を歩いていく。
マートニアはガラドリエルの放った「元居た世界」と言う言葉が喉の奥に引っ掛かった魚の骨のように引っかかって離れない。
そんな鏡はあり得ないと彼女は首を横に振ったが、その反面、あの戦い以来一度も自分に話しかけて来ない英雄、ブリュンヒルデの存在が気になった。
彼女は何故話そうとしないのだろうか。もしかしたら、彼女が喋らないのはガラドリエルの言った「元居た世界へと繋がる鏡」と言う単語と何か密接に結び付いているのではないのだろうか。
マートニアはその考えを頭の中から振り払い、廊下の警備を続けていく。
透明の盾を持つ剣士達の一員としての仕事を終えてから、彼女は兵舎の食堂で食事を終えてから、夫婦の部屋へと戻っていく。
彼女が朝起きてから、そのままになっていたベッドを整えていると、夫婦の寝室の扉が開き、そこから重い表情を浮かべた夫が入ってきた。
夫は表情以上に重い口を開こうとしていたが、上手く言葉が出ないらしい。
彼がパクパクと口を動かそうとしていると、代わりに女騎士の方が先に彼に向かって問い掛ける。
「で、言われたの?」
「うん、元の世界に帰れるかもしれない鏡が見つかったって……」
彼は妻に先に言われて慌てたのか、もつれた舌で何とか言葉を紡いでいく。
「そうなんだ……良かったね。あたし達元の世界に帰れるんだよ。もう、ヴァレンシュタイン家は救ったし、元の世界に帰って、もう一度お父さんやお母さんや愛ちゃんと過ごせるんだよ」
「……。そうだよな、これで良かったのかもしれないな……」
だが、ディリオニスは重い表情を浮かべたままだ。
マートニアが夫の側に寄って、彼の顔に向かって優しげに微笑む。
「どうしたの?そんな顔をして……」
「だって今更、戻ったとしてもお父さんもお母さんも迎えてくれるのかな?」
「そんなの分からないよ!きっと祝福してくれると思うよ」
「それに、向こうの世界に戻ったとしても西原や石原の奴がまたぼくらに牙を向いたらどうするの?ぼくらだけじゃないよね?忘れたの?あいつらがぼくらの娘に手を出そうとしたから……」
マートニアはその言葉を聞いて、彼女はその先に出そうとしていた言葉を飲み込む。ディリオニスの愛すべき妻は黙って下を向いていた。
彼女は黙って寝巻きに着替え、夫にも同じ行動を取るように指示を出す。
寝巻きに着替えて、二人は大きなベッドの中で揃って寝ながら、小さな声で話し合っていく。
彼女は自分に背中を向けて寝る夫に向かって言った。
「そろそろ選ばなきゃダメなんだよ。元の世界に帰るか、この世界に留まり続けるかを」
ディリオニスは黙って答えない。彼は2007年の日本に帰るのが恐ろしかったのだろう。
楽しい思いで以上に辛い思い出の方が多かったのだろうから。
それでも尚、不貞寝を続けるディリオニスに向かって彼女は叫ぶ。
「あなたッ!よく聞いてよ!あたしはそろそろ帰らなくちゃあダメだって考えてるよ!聞いてよ、醒めない夢も明けない夜も無いんだよ。だから、こんな素晴らしい時間もいつか終わる時間が来るんだよ。ねぇ……」
ディリオニスから寝息が立っている事に気が付く。
マートニアは兄を放置して、今日は眠る事に決めた。
彼女は瞳を閉じながら、前の世界の事を思い出していく。
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