82 / 125
すれ違う二人
24
しおりを挟む
それから、そんな俺を呆気に取られながら見ている瑞紀を睨みつけながら近づく。
「…瑞紀。」
俺が名前を呼ぶと。
瑞紀はビクッと体を揺らした。
「…っ」
「俺がいなかったら、どうなっていたか、分かるね。」
そう言いながら。
ベットに座って頷く瑞紀に、歩きながら近づく。
「その原因を、自分で作ったのも分かるね。」
こくん、と頷く瑞紀を見ながら、ベットに手を置いて。
片足をベットの上に乗せようとすると。
「…っ」
瑞紀が、
俺の首に
手を回して
抱きついて来た。
「…」
無言で泣き続ける瑞紀の背中を優しくさする。
「…怖かっただろう。」
そう声をかけると。
瑞紀は肯定するように俺のシャツをギュッと掴む。
瑞紀の髪に手をうずめながら。
「…馬鹿だね、本当に。」
瑞紀は顔を上げてそう言う俺の顔を見ると。
「…知、やさ」
そう言う瑞紀に向かって。
「…何もされて無いだろうね。」
少し眉を寄せながらそう言うと。
「…」
瑞紀は、俺のその問いに無言で。
何だ。
何かされたのか。
はっきり言え。
「瑞紀。」
もう一度、そう聞くと。
瑞紀は、俺から少し身を離して俯きながら。
「…キス、されただけです…」
その言葉に、思わず眉を寄せる。
は?
キスだと?
ふざけるな。
あのまま帰すんじゃなかった。
今からでも追いかけてぶん殴ってやる。
瑞紀の手を振り払ってベットから降りようとすると。
「…ちょっと。」
瑞紀は、そんな俺に負けじと対抗するように手を離そうとしない。
何だ。
面倒くさい。
邪魔をするな。
手を離せ。
そう言おうとすると。
瑞紀は、少し俯きながら。
「…も、行かないで…、下さい…」
…
瑞紀は、そう言ってから。
優しく。
目を見開く俺の口に。
キスをした。
瑞紀はただ単に口を付けるだけのキスをするつもりだったのだろうけど。
…
「…っ、」
俺は唇を離そうとする瑞紀の頭の後ろを手で支えながら。
驚いて少し開かれた瑞紀がしてきたキスを。
さらに一段階上がらせる。
「…、と、」
瑞紀の頬に両手を添えて。
角度を変えながら、何度も。
キスをしてる間。
その瑞紀の表情が。
「…瑞紀。」
俺が名前を呼ぶと。
瑞紀はビクッと体を揺らした。
「…っ」
「俺がいなかったら、どうなっていたか、分かるね。」
そう言いながら。
ベットに座って頷く瑞紀に、歩きながら近づく。
「その原因を、自分で作ったのも分かるね。」
こくん、と頷く瑞紀を見ながら、ベットに手を置いて。
片足をベットの上に乗せようとすると。
「…っ」
瑞紀が、
俺の首に
手を回して
抱きついて来た。
「…」
無言で泣き続ける瑞紀の背中を優しくさする。
「…怖かっただろう。」
そう声をかけると。
瑞紀は肯定するように俺のシャツをギュッと掴む。
瑞紀の髪に手をうずめながら。
「…馬鹿だね、本当に。」
瑞紀は顔を上げてそう言う俺の顔を見ると。
「…知、やさ」
そう言う瑞紀に向かって。
「…何もされて無いだろうね。」
少し眉を寄せながらそう言うと。
「…」
瑞紀は、俺のその問いに無言で。
何だ。
何かされたのか。
はっきり言え。
「瑞紀。」
もう一度、そう聞くと。
瑞紀は、俺から少し身を離して俯きながら。
「…キス、されただけです…」
その言葉に、思わず眉を寄せる。
は?
キスだと?
ふざけるな。
あのまま帰すんじゃなかった。
今からでも追いかけてぶん殴ってやる。
瑞紀の手を振り払ってベットから降りようとすると。
「…ちょっと。」
瑞紀は、そんな俺に負けじと対抗するように手を離そうとしない。
何だ。
面倒くさい。
邪魔をするな。
手を離せ。
そう言おうとすると。
瑞紀は、少し俯きながら。
「…も、行かないで…、下さい…」
…
瑞紀は、そう言ってから。
優しく。
目を見開く俺の口に。
キスをした。
瑞紀はただ単に口を付けるだけのキスをするつもりだったのだろうけど。
…
「…っ、」
俺は唇を離そうとする瑞紀の頭の後ろを手で支えながら。
驚いて少し開かれた瑞紀がしてきたキスを。
さらに一段階上がらせる。
「…、と、」
瑞紀の頬に両手を添えて。
角度を変えながら、何度も。
キスをしてる間。
その瑞紀の表情が。
1
あなたにおすすめの小説
自信家CEOは花嫁を略奪する
朝陽ゆりね
恋愛
「あなたとは、一夜限りの関係です」
そのはずだったのに、
そう言ったはずなのに――
私には婚約者がいて、あなたと交際することはできない。
それにあなたは特定の女とはつきあわないのでしょ?
だったら、なぜ?
お願いだからもうかまわないで――
松坂和眞は特定の相手とは交際しないと宣言し、言い寄る女と一時を愉しむ男だ。
だが、経営者としての手腕は世間に広く知られている。
璃桜はそんな和眞に憧れて入社したが、親からもらった自由な時間は3年だった。
そしてその期間が来てしまった。
半年後、親が決めた相手と結婚する。
退職する前日、和眞を誘惑する決意をし、成功するが――
氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁
瑞原唯子
恋愛
王命により、アイザックはまだ十歳の少女を妻として娶ることになった。
彼女は生後まもなく始末されたはずの『厄災の姫』である。最近になって生存が判明したが、いまさら王家に迎え入れることも始末することもできない——悩んだ末、国王は序列一位のシェフィールド公爵家に押しつけたのだ。
片想い婚〜今日、姉の婚約者と結婚します〜
橘しづき
恋愛
姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。
私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。
だが当日、姉は結婚式に来なかった。 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛しい人。そこで自分の口から声が出た。
「私が……蒼一さんと結婚します」
姉の身代わりに結婚した咲良。好きな人と夫婦になれるも、心も体も通じ合えない片想い。
【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる