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24話
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妹、シャリィからの手紙には『カサンドラお姉様にお似合いのドレスを選んで、近々別荘に送りますわ』と書かれていた。
(普通は喜ぶのでしょうか? シャリィが贈ってくれるドレスに……ものすごく恐怖を感じるわ)
毒の件もあるけど――あの子が選ぶドレスって流行がかなり遅れた、リボンがゴタゴタに付いたドレスと。胸が大きくひらいた娼婦が娼館で着るようなドレスだった。
――どちらも、正式な舞踏会には着ていけないものばかり。
だけど……あとで買いますからと。公爵家から、サイズが合わないドレスを数着しか持ってきていない。それに皇太子殿下からの招待状だから、お断りすることも出来ない。
「こうなったら……妹が送ってくるドレスを身に付けて、二人の婚約発表がある舞踏会に参加してやりますわ。フフ、シャリィからのドレス楽しみね。どんな流行遅れのもののドレスが届くのかしら? それとも胸が大きくひらいたドレスかしらね」
「「「……カサンドラ?」」」
このときのカサンドラの表情と言葉は、お祖母様、シュシュ、アオの表情をひきつらせた。
♱♱♱
皇太子殿下からの招待状と妹の毒で、お祖母様が用意してくださった料理が冷めてしまった。
「お祖母様、すみません」
「カサンドラ、気にしなくていいよ。冷めてしまった料理はこうやって温めるんだ」
お祖母様は細い枝をどこからか取りだして、指揮者の様に振った。すると、冷えてしまっていた料理からは湯気が立ち上がり、出来立ての料理へと変わった。
――まぁ、これって魔法ですわ。
「お祖母様! 今、どのような魔法をお使いになったのですか?」
「この魔法のことかい? ……これの魔法はわたしが作った創作魔法だよ」
「創作魔法? 初めて聞く魔法名ですわ」
「へぇ、それが創作魔法か……創作魔法が使えるのは魔女様しかいない。となると、ドラのばあさんは魔女様なのか!」
「お祖母様が――ま、魔女?」
「ドラお嬢様の、お祖母様が魔女ですかぁ⁉︎」
カサンドラとシュシュは目を開き驚く。
お祖母様はそんなカサンドラとシュシュ、アオを見て、フフッと笑い。
「おやおや、タヌっころは魔女を知っているようだね」
「タヌっころ? ……フン、たまに冒険者ギルドに珍しい薬草採取の依頼がくる。その依頼主は、ほとんど魔女様からだからな」
「自分で集めるのはなにかと、面倒だからね」
「そうだろうな。薬草の種類、量もかなり大量だが……なにせ、依頼料がいい」
「まぁね。あれだけ出さないと、誰も受けたがらないだろう?」
「クク、そうだな」
二人で、会話をする近くで。
お祖母様が魔女と聞いて瞳を輝かせた、カサンドラとシュシュ。
「シュシュ、魔女はほんとうに実在していのですね……私、魔女って、物語に出でくるだけだと思っていましたわ」
「ドラお嬢様、私もです」
「そうよねぇ。魔女は物語の中でお姫様のようなドレス、ガラスの靴、カボチャの馬車を出すのよね。他にも、お菓子の家……あと毒リンゴも作ってしまうの」
「フフ、ドラお嬢様、物語がごちゃ混ぜです」
「だって、お祖母様が魔女だと聞いて興奮していますわ。物語に登場する魔女達って凄いのですもの」
ときには楽しい気持ちにしてくれたり、ドキドキ恐怖したり、アッと驚くものだってあった。
「私もドラお嬢様のお気持ちはわかりますが、落ち着いてください」
「あら、私ったら」
「フフ」
二人の楽しそうな姿に。
「ハハハ、わたしが魔女だって言ったら……カサンドラに怖がられると思っていたんだがね、よかったよ。しばらく、この別荘に厄介になるから」
しばらく、お祖母様がここに住む。
「まぁ、とても嬉しいですわ。……でもお祖母様、その、部屋を私、シュシュ、アオ君で全て使用していて、お祖母様の部屋がたりません」
「それは心配いらないよ。わたしの魔法で空間を広げるから……さぁ、今度は冷える前に夕食にしようかい」
「はい、アオ君、シュシュいただきましょう」
「おう、いただきます!」
「はい、いただきます!」
皇太子殿下からの婚約披露会の招待状と、妹の毒にも驚いたのですが……お祖母様が魔女の方が一番カサンドラを驚かせた。
みんなで食卓を囲み、夕飯をとっていた。
食事中、お祖母様が何か思いついたらしく。
「そうだ、わたしが別荘にいる間、毒の種類をドラに教えるよ。自分の身は自分で守るんだ」
「お祖母様が毒の種類を教えてくださるの、嬉しい……でも、明日は早朝から隣国まで行かなくてはなりませんの」
「隣国? そうなのかい」
「あ、悪い……なんなら、オレだけでもいいけど」
アオが、バツが悪そうにする。
その、アオの姿にカサンドラは首を振り。
「いいえ、アオ君だけでは行かせません。ルルとスズさんに、明日みんなでお伺いするとお約束をしたのです。それに……早く、ルルのお母様の病気を治さないといけませんわ」
「そうですよ、みんなで治すんです。そして、あの美味しいパンを食べるんです!」
シュシュはスズさんが作る、パンを気に入ったようだ。
それはカサンドラも同じ。
「私はパンの中にアンがたっぷり入った、パンをまた食べたいわ」
「あのパンですよね、絶品でした」
「なに? パンの中にアンだと? わたしもついて行って、その病気とらやをみようかい?」
「本当ですか、魔女様! あ、いや、大変嬉しい話ですが……魔女様の出張は高いと聞きます。オレ達だけでは主張費と治療費は払えません」
「そうなのですか?」
「あぁ、魔女様を呼べるのは王族だけだ……平民は自分達で治療薬を見つけて、自分達で治さなくてはならない」
そのアオの言葉に、お祖母様はカチャッと食事の手を止め。
「そうだね、魔女の治療費は高いね……だけど、わたしも鬼じゃないから、孫の仲間からは取らないよ。わたしが行くのは……そのアンが入ったパンが食べたくなったからさ。今回は無料でいいよ」
「出張費と治療費が無料⁉︎ マジか、ありがとう! 魔女様、感謝いたします!」
アオは立ち上がり胸に手を当て、お祖母様に深く頭を下げた。
(普通は喜ぶのでしょうか? シャリィが贈ってくれるドレスに……ものすごく恐怖を感じるわ)
毒の件もあるけど――あの子が選ぶドレスって流行がかなり遅れた、リボンがゴタゴタに付いたドレスと。胸が大きくひらいた娼婦が娼館で着るようなドレスだった。
――どちらも、正式な舞踏会には着ていけないものばかり。
だけど……あとで買いますからと。公爵家から、サイズが合わないドレスを数着しか持ってきていない。それに皇太子殿下からの招待状だから、お断りすることも出来ない。
「こうなったら……妹が送ってくるドレスを身に付けて、二人の婚約発表がある舞踏会に参加してやりますわ。フフ、シャリィからのドレス楽しみね。どんな流行遅れのもののドレスが届くのかしら? それとも胸が大きくひらいたドレスかしらね」
「「「……カサンドラ?」」」
このときのカサンドラの表情と言葉は、お祖母様、シュシュ、アオの表情をひきつらせた。
♱♱♱
皇太子殿下からの招待状と妹の毒で、お祖母様が用意してくださった料理が冷めてしまった。
「お祖母様、すみません」
「カサンドラ、気にしなくていいよ。冷めてしまった料理はこうやって温めるんだ」
お祖母様は細い枝をどこからか取りだして、指揮者の様に振った。すると、冷えてしまっていた料理からは湯気が立ち上がり、出来立ての料理へと変わった。
――まぁ、これって魔法ですわ。
「お祖母様! 今、どのような魔法をお使いになったのですか?」
「この魔法のことかい? ……これの魔法はわたしが作った創作魔法だよ」
「創作魔法? 初めて聞く魔法名ですわ」
「へぇ、それが創作魔法か……創作魔法が使えるのは魔女様しかいない。となると、ドラのばあさんは魔女様なのか!」
「お祖母様が――ま、魔女?」
「ドラお嬢様の、お祖母様が魔女ですかぁ⁉︎」
カサンドラとシュシュは目を開き驚く。
お祖母様はそんなカサンドラとシュシュ、アオを見て、フフッと笑い。
「おやおや、タヌっころは魔女を知っているようだね」
「タヌっころ? ……フン、たまに冒険者ギルドに珍しい薬草採取の依頼がくる。その依頼主は、ほとんど魔女様からだからな」
「自分で集めるのはなにかと、面倒だからね」
「そうだろうな。薬草の種類、量もかなり大量だが……なにせ、依頼料がいい」
「まぁね。あれだけ出さないと、誰も受けたがらないだろう?」
「クク、そうだな」
二人で、会話をする近くで。
お祖母様が魔女と聞いて瞳を輝かせた、カサンドラとシュシュ。
「シュシュ、魔女はほんとうに実在していのですね……私、魔女って、物語に出でくるだけだと思っていましたわ」
「ドラお嬢様、私もです」
「そうよねぇ。魔女は物語の中でお姫様のようなドレス、ガラスの靴、カボチャの馬車を出すのよね。他にも、お菓子の家……あと毒リンゴも作ってしまうの」
「フフ、ドラお嬢様、物語がごちゃ混ぜです」
「だって、お祖母様が魔女だと聞いて興奮していますわ。物語に登場する魔女達って凄いのですもの」
ときには楽しい気持ちにしてくれたり、ドキドキ恐怖したり、アッと驚くものだってあった。
「私もドラお嬢様のお気持ちはわかりますが、落ち着いてください」
「あら、私ったら」
「フフ」
二人の楽しそうな姿に。
「ハハハ、わたしが魔女だって言ったら……カサンドラに怖がられると思っていたんだがね、よかったよ。しばらく、この別荘に厄介になるから」
しばらく、お祖母様がここに住む。
「まぁ、とても嬉しいですわ。……でもお祖母様、その、部屋を私、シュシュ、アオ君で全て使用していて、お祖母様の部屋がたりません」
「それは心配いらないよ。わたしの魔法で空間を広げるから……さぁ、今度は冷える前に夕食にしようかい」
「はい、アオ君、シュシュいただきましょう」
「おう、いただきます!」
「はい、いただきます!」
皇太子殿下からの婚約披露会の招待状と、妹の毒にも驚いたのですが……お祖母様が魔女の方が一番カサンドラを驚かせた。
みんなで食卓を囲み、夕飯をとっていた。
食事中、お祖母様が何か思いついたらしく。
「そうだ、わたしが別荘にいる間、毒の種類をドラに教えるよ。自分の身は自分で守るんだ」
「お祖母様が毒の種類を教えてくださるの、嬉しい……でも、明日は早朝から隣国まで行かなくてはなりませんの」
「隣国? そうなのかい」
「あ、悪い……なんなら、オレだけでもいいけど」
アオが、バツが悪そうにする。
その、アオの姿にカサンドラは首を振り。
「いいえ、アオ君だけでは行かせません。ルルとスズさんに、明日みんなでお伺いするとお約束をしたのです。それに……早く、ルルのお母様の病気を治さないといけませんわ」
「そうですよ、みんなで治すんです。そして、あの美味しいパンを食べるんです!」
シュシュはスズさんが作る、パンを気に入ったようだ。
それはカサンドラも同じ。
「私はパンの中にアンがたっぷり入った、パンをまた食べたいわ」
「あのパンですよね、絶品でした」
「なに? パンの中にアンだと? わたしもついて行って、その病気とらやをみようかい?」
「本当ですか、魔女様! あ、いや、大変嬉しい話ですが……魔女様の出張は高いと聞きます。オレ達だけでは主張費と治療費は払えません」
「そうなのですか?」
「あぁ、魔女様を呼べるのは王族だけだ……平民は自分達で治療薬を見つけて、自分達で治さなくてはならない」
そのアオの言葉に、お祖母様はカチャッと食事の手を止め。
「そうだね、魔女の治療費は高いね……だけど、わたしも鬼じゃないから、孫の仲間からは取らないよ。わたしが行くのは……そのアンが入ったパンが食べたくなったからさ。今回は無料でいいよ」
「出張費と治療費が無料⁉︎ マジか、ありがとう! 魔女様、感謝いたします!」
アオは立ち上がり胸に手を当て、お祖母様に深く頭を下げた。
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