立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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5.大切な人

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話終わりふと腕時計を見ると8時前で。



長い時間話していたなって思った。



二人はただ黙って聞いてくれて、少し怖かった。



自分の話を人にしたことがないから




どう思ったのか、不安で仕方なかった。













「お父さんは自分が死んでも助けたかったのは心なんだよ。


だから、そんなに自分を悲観しないでいいと思うな」




大和くんはそう言って私を見た。


その顔はとても優しい顔だった。




「楽しんだらだめだから勉強に走ったのは極論過ぎてびっくりだけど……その不器用さが心らしいね」



そう言ってクスクス笑い出した。






「お前の腕の火傷の痕はやっぱ火事のせいなのか?」



唯斗くんの指摘。



私はうまく隠してるつもりでも隠しきれていなかったみたい。




「そう……両腕と背中に少し、火傷の痕が残ってるんです。


その痕見ると私も悲しくなるし、父が死んだ時ばかり思い出すし……


他人からは好奇の目で見られるから基本は長袖で隠しています」





「それだけの火傷で済んだのが父親のおかげ、だから父親の愛情感じるって受け止め方したら?そしたら楽だよ。


あんたは自分を責めすぎ。少しは自分を許してやれよ」






唯斗くんの方を見たら、唯斗くんも優しい顔をしていた。



今日は、涙腺が緩みっぱなし。



二人の言葉にまた涙が零れてきた。

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