立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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8.おかえりなさい

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30日までの日々はあっという間で、



今日は7月29日。




お肌のお手入れは、葵ちゃんと美香さんが教えてくれたおかげでニキビは減った気がするし、



ヘアアレンジは多少は上達した……と、思う。




化粧だけは全く上達しないけど、ファンデーションを塗るまでの工程は覚えた。



なんて言うか、色々塗るも私には難しく……。



厚塗りになってばっかりで、適量が難しい。





そんな感じで綺麗になるからは程遠い気がするけど、気持ちだけは少し明るくなれた気がする。







「明日、大丈夫かなぁ?」


「大丈夫!ニコって笑って挨拶する!それだけで好感度爆上げだよ?」



葵ちゃんはそう言うけど大丈夫かな?

葵ちゃんは知らないから……私がどれだけうまくやれないかを。



私はいま、葵ちゃんの部屋でペディキュアをしてもらってる。



手はお盆もあるからキラキラしてられないだろうから隠せる足だけって言われて、私はただされるがままの状態。




「私ね、」



葵ちゃんがマニキュアのキャップを開けながら口を開いた。




「私、親が再婚してすぐは化粧も洋服も興味なくて。



でもね、親が再婚、唯斗大和がイケメンの部類なのに私がぶっさいくなのが恥ずかしくて。



最初は見様見真似で洋服変えて、メイクは雑誌買ったりして勉強した。


それで今では自分で納得できるレベルになれたんだ。



だからさ、」





そこまで言って葵ちゃんは顔を上げた。




「心ちゃんもやる気あるんだからやれる。


化粧だって上達する。



私も手伝うから頑張ろうね?」




「……うん!ありがとう」




私にとったらお姉ちゃんのような、友達のような人。



それが、葵ちゃん。



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