立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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11.立花家の秘密

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「で?大和教えなさいよ。どーゆー事?
なんで心ちゃんは良くて私はダメな訳?」


その日の夜。

寝る準備をしていたら、葵ちゃんに捕まって

大和くんの部屋に押し込まれた。

大和くんの部屋には嵐くんと明くんもいて、大和くんが困った様子だった。


「だから俺からは何も言えないって~。みんな怖いよ?顔がヤバイよ?」

「あおちゃんが言うようになんでここちゃんがあの場で話を一緒にしてて俺たちダメなの?贔屓だよ!ずるい!!」


大和くんが明るく言っても、話題を変えようとしてもダメみたい。

明くんはグイグイ大和くんに迫ってる。


「いや、、、心も大して知らないよ?」


……嘘だ。結構知ってるよ。

そんな私の気持ちが顔に出ていたのか、嵐くんは私の顔をじっと見てる。

この空気、ツラい。


「別に今更この家がもっと複雑とか言われても驚かないけどさ。

『この家で俺だけ他人』って言葉、心の存在忘れてるよね」

嵐くんが思い出したようにそう言ったのは、大和くんが困っているから話を変えようとしたのかな?

確かに、私こそ立花家においては思いっきり他人。

まぁ居候だから存在を忘れてても仕方ない
よ。


「確かにねー。まぁみんなあんまり唯斗いじめないでね?ガラにもなく結構弱ってるみたいだし……。

とにかく俺も心も何も言えない!母さん達も唯斗がいない場所では言わない。

そさて俺と唯斗は兄弟!それは間違いないからね!」


大和くんは嘘は言ってない。

葵ちゃんは腑に落ちないって顔でブスーッとしてた。

だけど、大和くんが本当に話さないのは分かったみたい。


「まぁ、いいけど。私は大和くんとも血は繋がってないし、心ちゃんとも血は繋がってない。

だけど、みんな家族って感じだから、、、

つまり私はあんまり血の繋りとか戸籍とか拘ってないってこと。

ただ、何か秘密にされてるのが嫌なだけ」



葵ちゃんから家族判定をいただいた私はすごく嬉しかったけど、今日は言える雰囲気じゃなかった。


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