立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

文字の大きさ
301 / 555
20.自然体験教室

4

しおりを挟む
そんな話で盛り上がっていたら、予定よりもずっと早くにキャンプ場に到着した。


「おっ、一番乗りか。早かったな」


隣のクラスの先生がもう待機していてキャンプの準備をしていた。


「せんせーぇ。先に準備はじめてもいいですかぁ?」

遥加ちゃんが聞いた時に、先生は赤塚くんを見て顔をしかめたけど、視線が白井くん・美羽ちゃんそして私に移ったら、あっさりと許可してくれた。


「絶対に赤塚くんを見て先生不安になってたねぇ」

「はぁ!?俺?」

「あ、私もそう思った!」


美羽ちゃんは最初は赤塚くんが苦手そうだったけど、ハイキングで慣れたみたい。

遥加ちゃんと一緒にイジっているけど赤塚くんは別に嫌そうじゃなかった。


……赤塚くん、見た目よりいい人だと思うな。



見た目と違って手際よく野菜の皮むきをしていたのは意外で

やっぱりそこを遥加ちゃんと美羽ちゃんに突っ込まれていた。


「こういうカレーってさぁ、家のに比べてイマイチ美味しくないよねぇ…」

めぐちゃんがカレーのルゥを溶かしながら「ねっ」て同意を求めてきた。

私もそう思っていたし、唯斗くんから事前に「カレーはまずい」って聞いていたから……


「カレーのルゥ、持ってきちゃった」

「心ちゃんナイスッ!辛さは?」

「中辛」

「完璧だね!!」


持ってきてはいけないリストにルゥはなかったし……

って事でカレーに投入。




「おーいっ!……って心たちの班もう出来るの!?早くない??」


バスで来る組だったひなちゃんは、着いてすぐに声をかけに来てくれた。


これから作るひなちゃんたち班と違って、私たちはもうすぐ完成。


「ふっふっふーっ。佐藤班はスペシャルなカレーなんだよぉ!」

「スペシャルなカレー!?ちなみにウチの班は普通の豚汁!!」

ひなちゃんがドヤ顔で普通を強調してから

それがおかしくてみんなで笑った。


「ひな早くっ!!豚汁作るよぉーっ!?」


だけど、ひなちゃんは班が違うからすぐに高田さんに呼ばれていなくなっちゃった。


班行動だから…仕方ないよね。


「………よしっ!ご飯炊けたから食べよぉ!!」


飯盒で炊いたご飯は、家で食べるのとは全く違う味で

みんなと一緒に作って食べるご飯は美味しかった。

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

処理中です...