8 / 185
第一章「闇割鬼往来(やみをさくおにのゆきき)」
【魂魄・壱】『輝く夜に月を見た』7話「蜘蛛の精」
しおりを挟む
――土蜘蛛の棲む洞窟
朝廷はヒトや半獣、それに獣に属さないものを鬼と分類し発見次第に駆逐する政策をとっていたが、朝廷から見て土蜘蛛は何れにも属さない虫怪羅という最下層の存在だ。
日ノ本が邪馬徒朝廷による支配で完全統一に向かうなか彼らは唯一残る反抗勢力の俗称であり、不思議な妖術を巧みに操ることから朝廷とは永い間ずっと膠着していた。
長いあいだ互いに不可侵の関係を保っていたが、遂に終止符が打たれる日がやってきたのだ。
「なんでも陛下の寝室に蜘蛛の精が出たらしい」
土蜘蛛の操る怪しい妖術。その正体は変身変化と空間移動と言われている。元は日ノ本の遥か以西にある大陸の一部の民族がこの島国に流れ着き、朝廷に追われる日々の中で編み出した秘術だという。
相手の心理を探り恐怖の原因を投影させる高度な技術、物音を立てずに暗闇の中を行き交う歩行術も朝廷から見れば妖術にしか見えないのは当然だった。
しばらく前に土蜘蛛がこの術を巧みに操り皇子貴武の寝室に忍び込み悪夢を見せたという。皇子は高熱が十日ほど続き生死の間を彷徨うという大事件となった。
朝廷側ではこの件を関係破綻として捉え、愈々彼らと全面的に争う決意を固めたのだ。
「ようやく土蜘蛛退治ができるのか。名誉なことだ」
弓矢を携えた四天王の一人、季武が言う。
「ああッ、どんな幻術があるとしてもマサカリの錆びにしてやるぜ」と豪快に笑う金時。
「そう急くな。相手は妖術の使い手、安心できぬぞ」と大刀を腰に携えた貞光。
「あの洞穴の奥に土蜘蛛の隠れ家があるという。分かれるぞ」と彼らを束ねる頼光は左右に大小の刀を携え落ち着いた口調で彼らを諭した。
土蜘蛛はこの洞窟の奥底に広がる大空間に地下宮殿を造り、朝廷に対抗すべく自治地帯を作りあげているという。
坑道は他に七つあり、その形状から「蜘蛛の足」と呼ばれ逃亡経路にもなり得ることから、それぞれ違う穴から敵をなぎ倒して侵入し、中央の宮殿で合流したあとは対角にある足に進むという戦略をとることにした。
季武は弓の名手だ。腕前は朝廷随一で、宴席の際に目隠しをし遥か遠くの扇を的確に射抜いたことで貴武を驚かせた。彼が蜘蛛の足の一つを通る途中で気配に気付き振り向くと、背後に一人の童子が立っていた。
「おじさん、だあれ。また意地悪しにきたの」
童子は人形のようなおかっぱ頭を横に傾けると無表情な視線で季武を見上げた。記憶の片隅にある誰かに似ている。怪しげな童子は手毬を突きながら季武に近寄ってくる。
季武は持っていた弓矢を構え「おのれ土蜘蛛ッ」と叫んで矢を射たが、放った矢は虚空に消え目前にいた童子の姿も消えた。彼はしばし茫然と立ち尽くしたが我にかえると坑道の先へと進んでいった。
貞光も太刀を構え地下宮殿に向かい別の足を進んでいた。
彼は武芸の達人であるが貴武の命令を誉とする一方、心の奥底では朝廷に相反する存在を駆逐することに多少の違和感を覚えていた。土蜘蛛と無駄な血を流さぬよう話し合いの席に着くことはできないのか。
そう考えながら歩いていると前方に杖を突いてヒョロヒョロと歩く老人が現れた。
「おやぁ、こんな場所にお侍さんかえ」
「ウッ、何ヤツっ」
「アタシはこの宮殿に住む座頭さぁ」
座頭とは針や按摩を生業にする盲目の人々で、朝廷にも多くの座頭が召し抱えられていた。貞光の亡き父も座頭で幼い頃はよく按摩の仕事に付いていったものだ。
この時に学んだ人体のツボや急所が現在の武芸の礎となったのだから芸は身を助けるというものである。
「アンタさん。なにか憑いてるねぇ。アタシが治してやるよぉ」
「そうか……かたじけない」
貞光はこの奇妙な老人を信用していなかったが、按摩の間に交渉を試みようと、念のために届く場所に刀を置き老人の前で横になった。老人は細くいかにも脆そうな身体なので力の要する按摩ができるか不安に思う。
だが期待を裏切るように座頭の按摩は力強く心地良かった。貞光は按摩を受けながら亡き父親のことを思い出す。
「……家族はいるのかい」
「ああ、親父も座頭なんだ。アンタは?」
「一人きりさ。昔は大勢いたんだけどねぇ、アタシを残し都の連中にやられたさ」
「そうか……」
「アタシはちと特殊でね」
ウトウトしかけた時に異様な気配を感じ振り返ると、カッと目を見開いた座頭が長い針を握り今にも貞光の首筋を貫こうとした所だった。「曲者ッ」と貞光が叫ぶと同時に、傍らに置いた刀を勢いよく抜いて座頭を薙ぐがヒュッと音がするだけで手応えはない。
どうやら空間を移動し消えたようだ。少し物思いに耽ったあと貞光は先へ向かって歩き出した。
一方、別の坑道を歩く金時に「金太郎……」と声をかけたのは自分を育ててくれた母親だった。
懐かしさに思わず童心に戻る。「か、母さん」と目頭が熱くなり、思わず金時は女性に抱き付く。懐かしい匂いで涙が零れ落ちた。
母は報われない恋をして彼を身ごもったが親同士が認めず、故郷の山で独りひっそりと金時を生み育てた。彼は幼い頃から逞しく身の丈以上の鯉を捕り、母を守るために熊とも戦った。
頼光抱えの衛士となってから久しく会っていないが、優しい眼差しをひと時も忘れたことはない。久しぶりに会う母親は昔のままの眼差しで彼は緊張の糸を緩めてしまう。
「金太郎、聞いてちょうだい。都から離れて。あそこには禍々しい邪悪な意思が渦巻いている」と言って我が子の行く末を心配する母。
「母さん……」金時はそんな母親の腕の中で、名残惜しむ様に温かみを感じたあと彼女をゆっくりと突き放し険しい表情で言った。
「母さんがここに居るわけない……土蜘蛛めッ」
金時の担いだ大きな斧、マサカリが母親にふり降ろされる。
ギュンと大きな音が風を切り裂き母親は金時の前から消えた。残り香に幾何かの未練を感じたが金時もやはり坑道を奥へと進むのだった。
朝廷はヒトや半獣、それに獣に属さないものを鬼と分類し発見次第に駆逐する政策をとっていたが、朝廷から見て土蜘蛛は何れにも属さない虫怪羅という最下層の存在だ。
日ノ本が邪馬徒朝廷による支配で完全統一に向かうなか彼らは唯一残る反抗勢力の俗称であり、不思議な妖術を巧みに操ることから朝廷とは永い間ずっと膠着していた。
長いあいだ互いに不可侵の関係を保っていたが、遂に終止符が打たれる日がやってきたのだ。
「なんでも陛下の寝室に蜘蛛の精が出たらしい」
土蜘蛛の操る怪しい妖術。その正体は変身変化と空間移動と言われている。元は日ノ本の遥か以西にある大陸の一部の民族がこの島国に流れ着き、朝廷に追われる日々の中で編み出した秘術だという。
相手の心理を探り恐怖の原因を投影させる高度な技術、物音を立てずに暗闇の中を行き交う歩行術も朝廷から見れば妖術にしか見えないのは当然だった。
しばらく前に土蜘蛛がこの術を巧みに操り皇子貴武の寝室に忍び込み悪夢を見せたという。皇子は高熱が十日ほど続き生死の間を彷徨うという大事件となった。
朝廷側ではこの件を関係破綻として捉え、愈々彼らと全面的に争う決意を固めたのだ。
「ようやく土蜘蛛退治ができるのか。名誉なことだ」
弓矢を携えた四天王の一人、季武が言う。
「ああッ、どんな幻術があるとしてもマサカリの錆びにしてやるぜ」と豪快に笑う金時。
「そう急くな。相手は妖術の使い手、安心できぬぞ」と大刀を腰に携えた貞光。
「あの洞穴の奥に土蜘蛛の隠れ家があるという。分かれるぞ」と彼らを束ねる頼光は左右に大小の刀を携え落ち着いた口調で彼らを諭した。
土蜘蛛はこの洞窟の奥底に広がる大空間に地下宮殿を造り、朝廷に対抗すべく自治地帯を作りあげているという。
坑道は他に七つあり、その形状から「蜘蛛の足」と呼ばれ逃亡経路にもなり得ることから、それぞれ違う穴から敵をなぎ倒して侵入し、中央の宮殿で合流したあとは対角にある足に進むという戦略をとることにした。
季武は弓の名手だ。腕前は朝廷随一で、宴席の際に目隠しをし遥か遠くの扇を的確に射抜いたことで貴武を驚かせた。彼が蜘蛛の足の一つを通る途中で気配に気付き振り向くと、背後に一人の童子が立っていた。
「おじさん、だあれ。また意地悪しにきたの」
童子は人形のようなおかっぱ頭を横に傾けると無表情な視線で季武を見上げた。記憶の片隅にある誰かに似ている。怪しげな童子は手毬を突きながら季武に近寄ってくる。
季武は持っていた弓矢を構え「おのれ土蜘蛛ッ」と叫んで矢を射たが、放った矢は虚空に消え目前にいた童子の姿も消えた。彼はしばし茫然と立ち尽くしたが我にかえると坑道の先へと進んでいった。
貞光も太刀を構え地下宮殿に向かい別の足を進んでいた。
彼は武芸の達人であるが貴武の命令を誉とする一方、心の奥底では朝廷に相反する存在を駆逐することに多少の違和感を覚えていた。土蜘蛛と無駄な血を流さぬよう話し合いの席に着くことはできないのか。
そう考えながら歩いていると前方に杖を突いてヒョロヒョロと歩く老人が現れた。
「おやぁ、こんな場所にお侍さんかえ」
「ウッ、何ヤツっ」
「アタシはこの宮殿に住む座頭さぁ」
座頭とは針や按摩を生業にする盲目の人々で、朝廷にも多くの座頭が召し抱えられていた。貞光の亡き父も座頭で幼い頃はよく按摩の仕事に付いていったものだ。
この時に学んだ人体のツボや急所が現在の武芸の礎となったのだから芸は身を助けるというものである。
「アンタさん。なにか憑いてるねぇ。アタシが治してやるよぉ」
「そうか……かたじけない」
貞光はこの奇妙な老人を信用していなかったが、按摩の間に交渉を試みようと、念のために届く場所に刀を置き老人の前で横になった。老人は細くいかにも脆そうな身体なので力の要する按摩ができるか不安に思う。
だが期待を裏切るように座頭の按摩は力強く心地良かった。貞光は按摩を受けながら亡き父親のことを思い出す。
「……家族はいるのかい」
「ああ、親父も座頭なんだ。アンタは?」
「一人きりさ。昔は大勢いたんだけどねぇ、アタシを残し都の連中にやられたさ」
「そうか……」
「アタシはちと特殊でね」
ウトウトしかけた時に異様な気配を感じ振り返ると、カッと目を見開いた座頭が長い針を握り今にも貞光の首筋を貫こうとした所だった。「曲者ッ」と貞光が叫ぶと同時に、傍らに置いた刀を勢いよく抜いて座頭を薙ぐがヒュッと音がするだけで手応えはない。
どうやら空間を移動し消えたようだ。少し物思いに耽ったあと貞光は先へ向かって歩き出した。
一方、別の坑道を歩く金時に「金太郎……」と声をかけたのは自分を育ててくれた母親だった。
懐かしさに思わず童心に戻る。「か、母さん」と目頭が熱くなり、思わず金時は女性に抱き付く。懐かしい匂いで涙が零れ落ちた。
母は報われない恋をして彼を身ごもったが親同士が認めず、故郷の山で独りひっそりと金時を生み育てた。彼は幼い頃から逞しく身の丈以上の鯉を捕り、母を守るために熊とも戦った。
頼光抱えの衛士となってから久しく会っていないが、優しい眼差しをひと時も忘れたことはない。久しぶりに会う母親は昔のままの眼差しで彼は緊張の糸を緩めてしまう。
「金太郎、聞いてちょうだい。都から離れて。あそこには禍々しい邪悪な意思が渦巻いている」と言って我が子の行く末を心配する母。
「母さん……」金時はそんな母親の腕の中で、名残惜しむ様に温かみを感じたあと彼女をゆっくりと突き放し険しい表情で言った。
「母さんがここに居るわけない……土蜘蛛めッ」
金時の担いだ大きな斧、マサカリが母親にふり降ろされる。
ギュンと大きな音が風を切り裂き母親は金時の前から消えた。残り香に幾何かの未練を感じたが金時もやはり坑道を奥へと進むのだった。
0
あなたにおすすめの小説
剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末
松風勇水(松 勇)
歴史・時代
旧題:剣客居酒屋 草間の陰
第9回歴史・時代小説大賞「読めばお腹がすく江戸グルメ賞」受賞作。
本作は『剣客居酒屋 草間の陰』から『剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末』と改題いたしました。
2025年11月28書籍刊行。
なお、レンタル部分は修正した書籍と同様のものとなっておりますが、一部の描写が割愛されたため、後続の話とは繋がりが悪くなっております。ご了承ください。
酒と肴と剣と闇
江戸情緒を添えて
江戸は本所にある居酒屋『草間』。
美味い肴が食えるということで有名なこの店の主人は、絶世の色男にして、無双の剣客でもある。
自分のことをほとんど話さないこの男、冬吉には実は隠された壮絶な過去があった。
多くの江戸の人々と関わり、その舌を満足させながら、剣の腕でも人々を救う。
その慌し日々の中で、己の過去と江戸の闇に巣食う者たちとの浅からぬ因縁に気付いていく。
店の奉公人や常連客と共に江戸を救う、包丁人にして剣客、冬吉の物語。
江戸の夕映え
大麦 ふみ
歴史・時代
江戸時代にはたくさんの随筆が書かれました。
「のどやかな気分が漲っていて、読んでいると、己れもその時代に生きているような気持ちになる」(森 銑三)
そういったものを選んで、小説としてお届けしたく思います。
同じ江戸時代を生きていても、その暮らしぶり、境遇、ライフコース、そして考え方には、たいへんな幅、違いがあったことでしょう。
しかし、夕焼けがみなにひとしく差し込んでくるような、そんな目線であの時代の人々を描ければと存じます。
【アラウコの叫び 】第1巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
また動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
無用庵隠居清左衛門
蔵屋
歴史・時代
前老中田沼意次から引き継いで老中となった松平定信は、厳しい倹約令として|寛政の改革《かんせいのかいかく》を実施した。
第8代将軍徳川吉宗によって実施された|享保の改革《きょうほうのかいかく》、|天保の改革《てんぽうのかいかく》と合わせて幕政改革の三大改革という。
松平定信は厳しい倹約令を実施したのだった。江戸幕府は町人たちを中心とした貨幣経済の発達に伴い|逼迫《ひっぱく》した幕府の財政で苦しんでいた。
幕府の財政再建を目的とした改革を実施する事は江戸幕府にとって緊急の課題であった。
この時期、各地方の諸藩に於いても藩政改革が行われていたのであった。
そんな中、徳川家直参旗本であった緒方清左衛門は、己の出世の事しか考えない同僚に嫌気がさしていた。
清左衛門は無欲の徳川家直参旗本であった。
俸禄も入らず、出世欲もなく、ただひたすら、女房の千歳と娘の弥生と、三人仲睦まじく暮らす平穏な日々であればよかったのである。
清左衛門は『あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって千歳と弥生の幸せだけを願い、最後は無欲で死にたい』と思っていたのだ。
ある日、清左衛門に理不尽な言いがかりが同僚立花右近からあったのだ。
清左衛門は右近の言いがかりを相手にせず、
無視したのであった。
そして、松平定信に対して、隠居願いを提出したのであった。
「おぬし、本当にそれで良いのだな」
「拙者、一向に構いません」
「分かった。好きにするがよい」
こうして、清左衛門は隠居生活に入ったのである。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
花嫁
一ノ瀬亮太郎
歴史・時代
征之進は小さい頃から市松人形が欲しかった。しかし大身旗本の嫡男が女の子のように人形遊びをするなど許されるはずもない。他人からも自分からもそんな気持を隠すように征之進は武芸に励み、今では道場の師範代を務めるまでになっていた。そんな征之進に結婚話が持ち込まれる。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる