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第五十五筆 龍の創作道とは!
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これまで受けの姿勢で臨んでいた創作活動。
仕事を終えた龍は新たな決意を胸に執筆活動に入るのだが――。
「むゥ……」
龍独自の令嬢小説『ライオン令嬢』の執筆がなかなか捗らなかった。
考えてみれば仕方がないことかもしれない。
元々この作品は、まるぐりっとのアドバイスで執筆を開始したものだ。
それにこれまでのスタイルで執筆しているので、どうしても『勢いとノリ』だけのものとなる。
令嬢物は美しい男女間の物語でなければならないはずなのに、書いてることはバラエティ番組のコント。
それに龍の今後の脳内展開では、何故バトルものへと移行しようとしている。
マスターカラテ迅の二次創作を長年やっていた影響がかなり大きかった。
「俺、女の気持ちがわからん!」
そもそもである。
龍はこれまで女性とデートしたことなどない。
あるとしても、古田島にオサレなバーに連れて行かれたくらい――。
「なっ!」
気付いたか龍よ。お前は何と鈍感な男なのだ。
左様、お主は古田島からデートのお誘いを受けたのだ。
なんてこったい。
いや、でもこれは龍が思っているだけで『ただの妄想』にしか過ぎない。
全てが漫画やアニメ、ラノベを読み過ぎた男の妄想にしか過ぎない。
都合の悪いことは忘れよ、ならぬ都合の良いことは忘れよだ。
「ここは一度、創作の相談をしてみるか」
龍は創作活動に集中するために脳ミソの情報処理を切り替える。
レイヴンクラブで相談してみることにしたのだ。
「……あまり期待はしてないが」
うまむすこより、あれだけのことを知らされながらも相談をかけるのだ。
このレイヴンクラブに集まる者達も、それを主催する黒鳥も、信用ならない者達だ。
しかし、それでも中にはまともな神経の創作者はいるはずだ。
有益なアドバイスをしてくれるはず――。
その一部の望みをかけ、レイヴンクラブ内にある『創作の相談』というスレに書き込んだ。
ギアドラゴン:異世界恋愛に挑戦しているのだが『乙女の繊細な感情』ってどう描写すればいいんだ? 書けば書くほどウソっぽくなるというか、リアリティがないっていうか。ヒロインが好きな男性に対して抱く淡い恋心を書いても『胸がドキドキして』とか、『顔が赤くなって』みたいな表現ばかりになるのだ。
この問いにすぐさま返答が返ってきた。
マリアモニカ、あんまり聞いたことがないアカウント名だ。
マリアモニカ:それでいいじゃん。ヒロインが照れながら好きな相手を見つめて、顔を赤らめたり、ドキドキしてる様子を描けばそれでいいのよ。
ギアドラゴン:うーん、ヒロインの内面を深く描かないと『読者は感情移入できないんじゃないか』と思うんだ。そういう表現をどうすればいいかを具体的に聞きたいんだよね。
悩みを打ち明けたその瞬間、チャットが賑やかに盛り上がり始めた。
次々と新しいアカウントが表示され、旧異世界令嬢教の残党ぽいアカウント名がちらほら見える。
バタークリーム姫:だいたいの異世界恋愛なんて、そんな事細かな描写は少ないと思うわ。好きな男性がクール(でも内心はヒロインにデレデレ)に決めておけばOKよ。
氷室リリス:リアリティにこだわりすぎると、逆に面白さが損なわれる。恋愛シーンは少し大げさな方が異世界らしくて良いのよ。好きな男性が『俺に惚れてるのか?』って言った瞬間にヒロインがパニックになるくらいが読者にはウケる。ここは、まるぐりっと先生の作品を参考にしたらいい。
花鳥雪月花:乙女の繊細な感情って、思い込みや葛藤が重要だと思うの。彼の些細な言動を勘違いして不安になるとか、遠くから見つめるだけで心が揺れるとか。恋ってそういう“自分の中での迷い”が大きいから、そこを丁寧に描いてみたらどうかな? まるぐりっと先生がそんなこと言ってた気がする。
ばるべぃ:うんうん! 前にポストしてたよね。「読者に想像させる余地を残しておくことで、汝ら自身が感情を埋めていく。例えばヒロインの気持ちが言葉じゃ表せないくらい大きくなってきたとき、その『沈黙』や『目線の揺れ』を描く」という感じの!
「ま、まるぐりっとの影響はまだ残っているのか」
異世界令嬢から真異世界令嬢教に変わろうとも、始祖たる『まるぐりっと』の影響は未だに強いようだ。
しかし、どれも龍にはしっくりこなかった。
各々のアドバイスは有益で素直に聞いていた方がいいのかもしれない。
だけども、心の引っかかりがある。
その引っかかりの理由は何となくわかっている。
異世界恋愛に手を出したのは『受ける』からに過ぎないのだ。
時間をかけて良いものを作ろうとした開眼し、受動的ではない能動的な創作しようと思った矢先のドン詰まり。
結局、このライオン令嬢は受け身の作品なのだ。己の心か湧き上がる創作意欲から書いたものではない。
「しかしだ……クリスティーナを簡単に見捨てていいものか?」
別れるのは簡単だ。
されども、それは一種の『逃げ』であると龍は思ったのだ。
自ら犯した過ちは、自分の手で償わなければならない。
従って、このライオン令嬢という作品は完結という名のエンディングを迎えさせなければならない。
そうでないとクリスティーナ達、ライオン令嬢の登場人物に申し訳が立たないと思ったのだ。
「ウムムム」
龍は開眼した。
が、それは『画竜点睛を欠く』ものであった。
龍の目には魂という名の『点』がなかったのだ。
白目の状態だ。
「ウヌウウウ!」
龍も白目となる。
悩みに悩んでいる状態。
人間が思い悩むとき、そんなときにデビルはやってくるのだ――。
黒鳥響士郎:皆さんの議論を面白く拝見しておりました。
「く、黒鳥!」
珍しく黒鳥響士郎からのレスが書き込まれたのだ。
龍も他のメンバーも、滅多に表れないレイヴンクラブの主催者の言葉に見やっていた。
全員が固唾をのんで、言葉という記号に集中していたのだ。
黒鳥響士郎:異世界恋愛の本質に十分に迫っていないように感じます。
黒鳥響士郎:しかし、ただ心がときめく瞬間を描くだけでは成り立ちませんし、現実的な描写にこだわるだけでも足りません。物語の真髄は『もっと深いところにあります』。
黒鳥響士郎:今度、この黒鳥響士郎が『Webからプロデビューする方法』をテーマに講演することにいたしました。講演なのですが、プロット作りなどもレクチャーする予定ですよ。
連投されるレス。
その最後には、黒鳥自らが講演する『Webからプロデビューする方法』の宣伝がなされていた。
「こ、講演だと!」
龍は驚いた。
ラノベ作家である黒鳥が講演するというのだ。
更に!
黒鳥響士郎:そこには、紅蓮まうざりっと君もゲストで参加します。
「ま、まうざりっとが!?」
そして、そこにはまうざりっともゲストで出るというのだ。
つまり、二人とも『顔出しで登場』するという。
匿名だらけのWeb小説界では非常に珍しいことだった。
カーミラのエビ餃子:黒鳥先生が講演!? これは絶対に見逃せない!
サクリンころも:まうざりっと様もゲストで! これは歴史的なイベントになりますわ!
真異世界恋愛教に鞍替えしたグラトニーズが反応。
以下、燻るワナビ達の盛り上がりを見せ始める。
立石アイシャ:まうざりっと様まで出るって……何が語られるのか想像もつかないな。
狂歌戯音:書籍化を狙ってる作家には必聴だァァァ!
ぎゅっぽん:異世界恋愛だけじゃなくて、他のジャンルにも応用できそうだな。キャラの内面描写とか、プロット作りはどんな物語でも大事だしね。
ミッチ・カーセス:むしろ異世界恋愛以外のジャンルこそ、先生のプロット作りのノウハウを吸収すれば独自性を出せるかも。
「結局、誰も俺が納得できるアドバイスをしていないじゃないか」
龍はこの半狂乱状態に少しドン引きしていた。
何故なら、この熱狂が自分の目指している方向性とは違う気がしたからだ。
今のこの混沌としたチャット内の盛り上がりは、単に書籍化や成功を求めるための狂騒にしか見えない。
「何だか、俺の質問をダシに宣伝してないか?」
それに龍はとてつもない違和感と嫌悪感を覚えた。
この黒鳥は、龍の創作に対する疑問を自身の講演の宣伝に利用した。
そこに誠意を感じることが出来なかった。
やはり『うまむすこの言う通りの人物なのだろう』と確信したときだった。
黒鳥響士郎:日にちは詳細には決まっておりませんが、場所は東京のH市にある『H市立中央図書館』の大会議室で行います。詳しい日程は後でお知らせしますのでお楽しみに。
「な、なんだと!?」
龍はパソコン画面をガン見した。
黒鳥が開催するという講演会は龍の地元で行われるというのだ。
「黒鳥とまうざりっとが来る……」
リアルな現実で彼らを目にすることが出来る。
ネット空間上ではない彼らは果たしてどんな人間なのか。
参加する、参加しないの選択肢を取る前に龍はただただ驚いていた。
「ん?」
龍が驚く中、スマホのメッセンジャーアプリに通知があった。
それは古田島により強制参加させられることになった読物マルシェ。
龍と古田島だけのグループ『夢探しの書』からの言葉だった。
古田島梓:阿久津川くん! 当日は頼むわよ。
端的なメッセージだった。
こことは違う場所、つまりネットではない現実では違ったイベントが始まろうとしている。
「そういえば、三週間後か」
読物マルシェの開催は三週間後。
龍は売り子として読物マルシェに参加するのだ。
仕事を終えた龍は新たな決意を胸に執筆活動に入るのだが――。
「むゥ……」
龍独自の令嬢小説『ライオン令嬢』の執筆がなかなか捗らなかった。
考えてみれば仕方がないことかもしれない。
元々この作品は、まるぐりっとのアドバイスで執筆を開始したものだ。
それにこれまでのスタイルで執筆しているので、どうしても『勢いとノリ』だけのものとなる。
令嬢物は美しい男女間の物語でなければならないはずなのに、書いてることはバラエティ番組のコント。
それに龍の今後の脳内展開では、何故バトルものへと移行しようとしている。
マスターカラテ迅の二次創作を長年やっていた影響がかなり大きかった。
「俺、女の気持ちがわからん!」
そもそもである。
龍はこれまで女性とデートしたことなどない。
あるとしても、古田島にオサレなバーに連れて行かれたくらい――。
「なっ!」
気付いたか龍よ。お前は何と鈍感な男なのだ。
左様、お主は古田島からデートのお誘いを受けたのだ。
なんてこったい。
いや、でもこれは龍が思っているだけで『ただの妄想』にしか過ぎない。
全てが漫画やアニメ、ラノベを読み過ぎた男の妄想にしか過ぎない。
都合の悪いことは忘れよ、ならぬ都合の良いことは忘れよだ。
「ここは一度、創作の相談をしてみるか」
龍は創作活動に集中するために脳ミソの情報処理を切り替える。
レイヴンクラブで相談してみることにしたのだ。
「……あまり期待はしてないが」
うまむすこより、あれだけのことを知らされながらも相談をかけるのだ。
このレイヴンクラブに集まる者達も、それを主催する黒鳥も、信用ならない者達だ。
しかし、それでも中にはまともな神経の創作者はいるはずだ。
有益なアドバイスをしてくれるはず――。
その一部の望みをかけ、レイヴンクラブ内にある『創作の相談』というスレに書き込んだ。
ギアドラゴン:異世界恋愛に挑戦しているのだが『乙女の繊細な感情』ってどう描写すればいいんだ? 書けば書くほどウソっぽくなるというか、リアリティがないっていうか。ヒロインが好きな男性に対して抱く淡い恋心を書いても『胸がドキドキして』とか、『顔が赤くなって』みたいな表現ばかりになるのだ。
この問いにすぐさま返答が返ってきた。
マリアモニカ、あんまり聞いたことがないアカウント名だ。
マリアモニカ:それでいいじゃん。ヒロインが照れながら好きな相手を見つめて、顔を赤らめたり、ドキドキしてる様子を描けばそれでいいのよ。
ギアドラゴン:うーん、ヒロインの内面を深く描かないと『読者は感情移入できないんじゃないか』と思うんだ。そういう表現をどうすればいいかを具体的に聞きたいんだよね。
悩みを打ち明けたその瞬間、チャットが賑やかに盛り上がり始めた。
次々と新しいアカウントが表示され、旧異世界令嬢教の残党ぽいアカウント名がちらほら見える。
バタークリーム姫:だいたいの異世界恋愛なんて、そんな事細かな描写は少ないと思うわ。好きな男性がクール(でも内心はヒロインにデレデレ)に決めておけばOKよ。
氷室リリス:リアリティにこだわりすぎると、逆に面白さが損なわれる。恋愛シーンは少し大げさな方が異世界らしくて良いのよ。好きな男性が『俺に惚れてるのか?』って言った瞬間にヒロインがパニックになるくらいが読者にはウケる。ここは、まるぐりっと先生の作品を参考にしたらいい。
花鳥雪月花:乙女の繊細な感情って、思い込みや葛藤が重要だと思うの。彼の些細な言動を勘違いして不安になるとか、遠くから見つめるだけで心が揺れるとか。恋ってそういう“自分の中での迷い”が大きいから、そこを丁寧に描いてみたらどうかな? まるぐりっと先生がそんなこと言ってた気がする。
ばるべぃ:うんうん! 前にポストしてたよね。「読者に想像させる余地を残しておくことで、汝ら自身が感情を埋めていく。例えばヒロインの気持ちが言葉じゃ表せないくらい大きくなってきたとき、その『沈黙』や『目線の揺れ』を描く」という感じの!
「ま、まるぐりっとの影響はまだ残っているのか」
異世界令嬢から真異世界令嬢教に変わろうとも、始祖たる『まるぐりっと』の影響は未だに強いようだ。
しかし、どれも龍にはしっくりこなかった。
各々のアドバイスは有益で素直に聞いていた方がいいのかもしれない。
だけども、心の引っかかりがある。
その引っかかりの理由は何となくわかっている。
異世界恋愛に手を出したのは『受ける』からに過ぎないのだ。
時間をかけて良いものを作ろうとした開眼し、受動的ではない能動的な創作しようと思った矢先のドン詰まり。
結局、このライオン令嬢は受け身の作品なのだ。己の心か湧き上がる創作意欲から書いたものではない。
「しかしだ……クリスティーナを簡単に見捨てていいものか?」
別れるのは簡単だ。
されども、それは一種の『逃げ』であると龍は思ったのだ。
自ら犯した過ちは、自分の手で償わなければならない。
従って、このライオン令嬢という作品は完結という名のエンディングを迎えさせなければならない。
そうでないとクリスティーナ達、ライオン令嬢の登場人物に申し訳が立たないと思ったのだ。
「ウムムム」
龍は開眼した。
が、それは『画竜点睛を欠く』ものであった。
龍の目には魂という名の『点』がなかったのだ。
白目の状態だ。
「ウヌウウウ!」
龍も白目となる。
悩みに悩んでいる状態。
人間が思い悩むとき、そんなときにデビルはやってくるのだ――。
黒鳥響士郎:皆さんの議論を面白く拝見しておりました。
「く、黒鳥!」
珍しく黒鳥響士郎からのレスが書き込まれたのだ。
龍も他のメンバーも、滅多に表れないレイヴンクラブの主催者の言葉に見やっていた。
全員が固唾をのんで、言葉という記号に集中していたのだ。
黒鳥響士郎:異世界恋愛の本質に十分に迫っていないように感じます。
黒鳥響士郎:しかし、ただ心がときめく瞬間を描くだけでは成り立ちませんし、現実的な描写にこだわるだけでも足りません。物語の真髄は『もっと深いところにあります』。
黒鳥響士郎:今度、この黒鳥響士郎が『Webからプロデビューする方法』をテーマに講演することにいたしました。講演なのですが、プロット作りなどもレクチャーする予定ですよ。
連投されるレス。
その最後には、黒鳥自らが講演する『Webからプロデビューする方法』の宣伝がなされていた。
「こ、講演だと!」
龍は驚いた。
ラノベ作家である黒鳥が講演するというのだ。
更に!
黒鳥響士郎:そこには、紅蓮まうざりっと君もゲストで参加します。
「ま、まうざりっとが!?」
そして、そこにはまうざりっともゲストで出るというのだ。
つまり、二人とも『顔出しで登場』するという。
匿名だらけのWeb小説界では非常に珍しいことだった。
カーミラのエビ餃子:黒鳥先生が講演!? これは絶対に見逃せない!
サクリンころも:まうざりっと様もゲストで! これは歴史的なイベントになりますわ!
真異世界恋愛教に鞍替えしたグラトニーズが反応。
以下、燻るワナビ達の盛り上がりを見せ始める。
立石アイシャ:まうざりっと様まで出るって……何が語られるのか想像もつかないな。
狂歌戯音:書籍化を狙ってる作家には必聴だァァァ!
ぎゅっぽん:異世界恋愛だけじゃなくて、他のジャンルにも応用できそうだな。キャラの内面描写とか、プロット作りはどんな物語でも大事だしね。
ミッチ・カーセス:むしろ異世界恋愛以外のジャンルこそ、先生のプロット作りのノウハウを吸収すれば独自性を出せるかも。
「結局、誰も俺が納得できるアドバイスをしていないじゃないか」
龍はこの半狂乱状態に少しドン引きしていた。
何故なら、この熱狂が自分の目指している方向性とは違う気がしたからだ。
今のこの混沌としたチャット内の盛り上がりは、単に書籍化や成功を求めるための狂騒にしか見えない。
「何だか、俺の質問をダシに宣伝してないか?」
それに龍はとてつもない違和感と嫌悪感を覚えた。
この黒鳥は、龍の創作に対する疑問を自身の講演の宣伝に利用した。
そこに誠意を感じることが出来なかった。
やはり『うまむすこの言う通りの人物なのだろう』と確信したときだった。
黒鳥響士郎:日にちは詳細には決まっておりませんが、場所は東京のH市にある『H市立中央図書館』の大会議室で行います。詳しい日程は後でお知らせしますのでお楽しみに。
「な、なんだと!?」
龍はパソコン画面をガン見した。
黒鳥が開催するという講演会は龍の地元で行われるというのだ。
「黒鳥とまうざりっとが来る……」
リアルな現実で彼らを目にすることが出来る。
ネット空間上ではない彼らは果たしてどんな人間なのか。
参加する、参加しないの選択肢を取る前に龍はただただ驚いていた。
「ん?」
龍が驚く中、スマホのメッセンジャーアプリに通知があった。
それは古田島により強制参加させられることになった読物マルシェ。
龍と古田島だけのグループ『夢探しの書』からの言葉だった。
古田島梓:阿久津川くん! 当日は頼むわよ。
端的なメッセージだった。
こことは違う場所、つまりネットではない現実では違ったイベントが始まろうとしている。
「そういえば、三週間後か」
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