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第十話 告白
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「俺が妻に望んだのはアンリエットです!!なぜ、こんな女がここに居るんです!!俺は、言いましたよね!!アンリエットを妻にしたいと!!」
ガウェインが国王にそう言うと、国王はバツが悪そうな表情で全身に汗をかきながら言ったのだ。
「あ~、すまん。てっきり容姿端麗な姉と勘違いしていると思って……」
「想い人の名前を間違うなんてあり得ない!!」
そう言い放って、目を泳がせる国王を刺すような冷たい眼差しで一瞥した後に、その場を後にしていた。
ガウェインは、あっという間にアンリエットの元に駆けていた。
そして、事の成り行きに目を白黒させているアンリエットの足元に跪き見上げて言ったのだ。
「俺は、アンリエットが好きだ。どうか俺の妻になってください」
そう言って、膝の上に置かれていたアンリエットのマシュマロの様な白い手を取って口付けていた。
初めて触れた、アンリエットの手はお菓子のように柔らかく、強く握れば壊れてしまいそうな儚さがあった。
ちゅっと、敢えて音を立てて唇を離してから、いつもは鋭く刺すような視線を、甘やかな視線に変えてアンリエットを見上げた。
まさかの展開にアンリエットは、呆気にとられたような表情で言った。
「えっと、姉様はあちらですよ?」
「俺は君がいいんだ。アンリエット、君を妻にしたいんだ」
「えっと、どなたと勘違いでも?」
そう言って、アンリエットは周囲を見回した。しかし、ガウェインは、アンリエットの手を引いて、視線を自分に向けさせて言ったのだ。
「俺は、他の誰でもない。アンリエット、君のことを好ましく思っているんだ」
「えっと、でも……。わたしは将軍閣下のことを全く知りませんが……」
その言葉を聞いたガウェインは、自分のしでかした愚かしい行為を思い出していた。
今まで、エゼクだと偽って手紙のやり取りをしていた、小心者な自分を殴りつけたい気分だった。
だが、ここで引く訳にはいかなかった。
格好悪いと思われても良い。アンリエットに真実を伝えようと、決心したガウェインは瞳に力を込めてからアンリエットに告げていた。
「俺が、手紙のエゼクなんだ……。すまない。今まで君と手紙のやり取りをしていたのは、本当は俺なんだ……」
「まぁ……。どうりで……」
そう言ったアンリエットは、先程あったエゼクとの会話での違和感の正体に気が付いたのだ。
手紙でやり取りする時のエゼクと、先程話したエゼクとの些細な違いに。
手紙の中のエゼクは、アンリエットの髪色に映えると褒めてくれたが、会って話したエゼクは、瞳の色に映えると言ったのだ。
それに、手紙でのやり取りではあんなに近いと感じていた距離が、実際に会ってみるとすごく遠くに感じたのだ。
アンリエットは、手紙の主がガウェインだと信じることにした。
だが、容姿の整ったガウェインの横にいるのに、自分が相応しいとは思えなかったのだ。
だから、つい言ってしまったのだ。
「えっと、私、こんな体型ですけど……」
ガウェインが国王にそう言うと、国王はバツが悪そうな表情で全身に汗をかきながら言ったのだ。
「あ~、すまん。てっきり容姿端麗な姉と勘違いしていると思って……」
「想い人の名前を間違うなんてあり得ない!!」
そう言い放って、目を泳がせる国王を刺すような冷たい眼差しで一瞥した後に、その場を後にしていた。
ガウェインは、あっという間にアンリエットの元に駆けていた。
そして、事の成り行きに目を白黒させているアンリエットの足元に跪き見上げて言ったのだ。
「俺は、アンリエットが好きだ。どうか俺の妻になってください」
そう言って、膝の上に置かれていたアンリエットのマシュマロの様な白い手を取って口付けていた。
初めて触れた、アンリエットの手はお菓子のように柔らかく、強く握れば壊れてしまいそうな儚さがあった。
ちゅっと、敢えて音を立てて唇を離してから、いつもは鋭く刺すような視線を、甘やかな視線に変えてアンリエットを見上げた。
まさかの展開にアンリエットは、呆気にとられたような表情で言った。
「えっと、姉様はあちらですよ?」
「俺は君がいいんだ。アンリエット、君を妻にしたいんだ」
「えっと、どなたと勘違いでも?」
そう言って、アンリエットは周囲を見回した。しかし、ガウェインは、アンリエットの手を引いて、視線を自分に向けさせて言ったのだ。
「俺は、他の誰でもない。アンリエット、君のことを好ましく思っているんだ」
「えっと、でも……。わたしは将軍閣下のことを全く知りませんが……」
その言葉を聞いたガウェインは、自分のしでかした愚かしい行為を思い出していた。
今まで、エゼクだと偽って手紙のやり取りをしていた、小心者な自分を殴りつけたい気分だった。
だが、ここで引く訳にはいかなかった。
格好悪いと思われても良い。アンリエットに真実を伝えようと、決心したガウェインは瞳に力を込めてからアンリエットに告げていた。
「俺が、手紙のエゼクなんだ……。すまない。今まで君と手紙のやり取りをしていたのは、本当は俺なんだ……」
「まぁ……。どうりで……」
そう言ったアンリエットは、先程あったエゼクとの会話での違和感の正体に気が付いたのだ。
手紙でやり取りする時のエゼクと、先程話したエゼクとの些細な違いに。
手紙の中のエゼクは、アンリエットの髪色に映えると褒めてくれたが、会って話したエゼクは、瞳の色に映えると言ったのだ。
それに、手紙でのやり取りではあんなに近いと感じていた距離が、実際に会ってみるとすごく遠くに感じたのだ。
アンリエットは、手紙の主がガウェインだと信じることにした。
だが、容姿の整ったガウェインの横にいるのに、自分が相応しいとは思えなかったのだ。
だから、つい言ってしまったのだ。
「えっと、私、こんな体型ですけど……」
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