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異世界生活始めました編
1 私が森に捨てられた訳
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私、香澄静弥は、気が付くと、よく分からない森の中に捨てられていた。
どうしてこうなったのかと、檻に入れられたままの状態で考えてみるものの、私が思い出したことは、檻に入れられた時に、友達だと思っていた千歌子ちゃんから放たれた言葉だった。
私は、その言葉を思い出して、胸が苦しくなった。
従姉妹で幼馴染の香澄千歌子ちゃんは、檻越しに私にだけ聞こえる声で言った。
「静弥、とってもいい気味ね。はぁ、今まであんたのお守りはすっごく大変だったんだから。だけど、今まで私の引き立て役として、役に立ってくれたことには感謝してるわ。だけど、あんたがいると、克人君が私を見てくれないの。だから、あなたは邪魔なの。消えて。二度と私達の前に現れないでね」
そう言って、身動きすらできずに硬直する私を蔑むように嘲笑った千歌子ちゃんの姿に、今まで考えないようにしていた色々な出来事が頭を過ぎった。
そして、私は思い知った。今まで千歌子ちゃんに、いいように使われていたこということを。
いつも、「私達友達だよね?」って言って私に色々なことを頼んできた。あれは、友達というよりも私を利用するための甘い言葉だったのだと今なら分かる。
私は、千歌子ちゃんの本心を知り、呆然としているうちに、気がつけば知らない森の中に捨てられていた。
檻越しに、木々の間から見える澄んだ青空を見ていると、喉の奥が苦しくなって、泣きたくないのに勝手に涙が溢れてきた。
友達だと思っていた相手は、私のことを都合のいい便利な人間だと、そして、邪魔になったら捨てられる程度の存在だったことに、悲しくて、悔しくてただただ涙が出てきた。
だけど、私は声を上げて泣くこともできなかった。
だって、私はゴリラになっていたから。
私の口から出るのは、冗談みたいだけど「うほうほ」という声とも言えない音だけだった。
気が済むまで、うほうほと泣き続けるとなんだか何もかもどうでも良くなってきた。
泣いたせいでお腹は空くし、なんだか腹が立ってきた。
そうよ、なんで私がこんなことで泣かなくちゃいけないの?
私は何も悪くない。そうだ、これはチャンスなんだ。
せっかく掴んだ自由を満喫しなくてどうするんだと、私は考えを改めることにした。
元の世界にいたって、もう父さんも母さんもいない。
友達だと思っていた人にも裏切られた。
幼馴染にも嫌われているし、もう失うものなんてなにもないじゃない。
それに、勝手に決められた婚約者からも解放されるなんて最高じゃない!
誰も私のことを知らない世界で、私しかいないこの森で、一から始めよう。
もう、俯かない。無理に笑おうとしない。自然に心から笑えるようになるんだ。だからもう、人の目を気にしないで、自由に気ままに好きなように生きるんだ。
そう考えた途端に、私の目の前は急速に明るくなっていった。
もともと、物事を深く考えない性格の私は、今の状況を前向きに敢えていい方向に考えることにした。
そうと決まれば、いつまでもゴリラのままでいる必要はない。
檻に入れられた時は、突然のことで考えられなかったけど、こちらに呼ばれて得た力について考えることにした。
そう、私はベルディアーノ王国に召喚された際に与えられた力について改めて考えることにした。
それと同時に、私がこの森に捨てられるまでにあったことについて思い返すことにした。
どうしてこうなったのかと、檻に入れられたままの状態で考えてみるものの、私が思い出したことは、檻に入れられた時に、友達だと思っていた千歌子ちゃんから放たれた言葉だった。
私は、その言葉を思い出して、胸が苦しくなった。
従姉妹で幼馴染の香澄千歌子ちゃんは、檻越しに私にだけ聞こえる声で言った。
「静弥、とってもいい気味ね。はぁ、今まであんたのお守りはすっごく大変だったんだから。だけど、今まで私の引き立て役として、役に立ってくれたことには感謝してるわ。だけど、あんたがいると、克人君が私を見てくれないの。だから、あなたは邪魔なの。消えて。二度と私達の前に現れないでね」
そう言って、身動きすらできずに硬直する私を蔑むように嘲笑った千歌子ちゃんの姿に、今まで考えないようにしていた色々な出来事が頭を過ぎった。
そして、私は思い知った。今まで千歌子ちゃんに、いいように使われていたこということを。
いつも、「私達友達だよね?」って言って私に色々なことを頼んできた。あれは、友達というよりも私を利用するための甘い言葉だったのだと今なら分かる。
私は、千歌子ちゃんの本心を知り、呆然としているうちに、気がつけば知らない森の中に捨てられていた。
檻越しに、木々の間から見える澄んだ青空を見ていると、喉の奥が苦しくなって、泣きたくないのに勝手に涙が溢れてきた。
友達だと思っていた相手は、私のことを都合のいい便利な人間だと、そして、邪魔になったら捨てられる程度の存在だったことに、悲しくて、悔しくてただただ涙が出てきた。
だけど、私は声を上げて泣くこともできなかった。
だって、私はゴリラになっていたから。
私の口から出るのは、冗談みたいだけど「うほうほ」という声とも言えない音だけだった。
気が済むまで、うほうほと泣き続けるとなんだか何もかもどうでも良くなってきた。
泣いたせいでお腹は空くし、なんだか腹が立ってきた。
そうよ、なんで私がこんなことで泣かなくちゃいけないの?
私は何も悪くない。そうだ、これはチャンスなんだ。
せっかく掴んだ自由を満喫しなくてどうするんだと、私は考えを改めることにした。
元の世界にいたって、もう父さんも母さんもいない。
友達だと思っていた人にも裏切られた。
幼馴染にも嫌われているし、もう失うものなんてなにもないじゃない。
それに、勝手に決められた婚約者からも解放されるなんて最高じゃない!
誰も私のことを知らない世界で、私しかいないこの森で、一から始めよう。
もう、俯かない。無理に笑おうとしない。自然に心から笑えるようになるんだ。だからもう、人の目を気にしないで、自由に気ままに好きなように生きるんだ。
そう考えた途端に、私の目の前は急速に明るくなっていった。
もともと、物事を深く考えない性格の私は、今の状況を前向きに敢えていい方向に考えることにした。
そうと決まれば、いつまでもゴリラのままでいる必要はない。
檻に入れられた時は、突然のことで考えられなかったけど、こちらに呼ばれて得た力について考えることにした。
そう、私はベルディアーノ王国に召喚された際に与えられた力について改めて考えることにした。
それと同時に、私がこの森に捨てられるまでにあったことについて思い返すことにした。
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