51 / 123
お店編
51 私は商品開発をすることにした
しおりを挟む
ヴェインさんとお出かけした翌日から、さっそくお店の準備を始めた。
空っぽのお店の中に、棚やカウンターを設置してお店の中を整えた私は、次に商業組合に向かった。
受付を見ると、キャシーさんは別の人の対応中だったので、手前にある飲食スペースで待つことにした。
テーブルに置かれているメニューを見ると、飲み物と謎の食べ物が書かれていた。
キャシーさんの方を見ると、まだまだ時間がかかりそうな感じだったので、メニューにあるものを注文することにした私は、注文カンターに向かった。
カウンターにいた女性に、メニューにあった桃ジュースを注文しつつ、謎のメニューについて聞いてみることにした。
「すみません。桃ジュースください。それと、メニューにあった、カリカリってなんですか?」
私の声に、カウンターにいた女性は笑顔で教えてくれた。
「桃ジュースですね。かしこまりました。カリカリは、その名の通り、カリカリを使ったお菓子です。他のお店ではあまり見られないお菓子ですね」
お菓子と聞いた私は、カリカリ自体は分からなかったけど、それも注文することにした。
カリカリの提供には少し時間がかかるそうで、席で待っているように言われたので、桃ジュースを飲みながら待っていると、先程の女性がカリカリを持ってきてくれた。
女性は去り際に、「お熱いのでお気をつけてくださいね」と言っていた。
運ばれたカリカリは、湯気を放っていた。
見た目は、揚げ物?
スティック上の揚げ菓子なのかと思いつつ、それを口に運んだ。
口に入れると、一瞬ナッツ系の風味が口に広がったけど、それはほんの一瞬で、後は油の味だけがした。
一口でお腹いっぱいな気分になった私は、残りをどうしていいのか途方に暮れてしまった。
せめて、油をどうにかしたいと思った私は、キッチンペーパーを出して油を吸わせた。
作ってくれた人に悪いと思いつつも、完食すべく味を整えることにした私は、ハチミツを取り出してカリカリにかけて食べることにした。
余分な油が無くなり、さっきよりも食べやすくなったカリカリを食べていると、キャシーさんが対応していた人が立ち上がるのが見えた。
私は、残りのカリカリを急いで食べきってから、キャシーさんのいる受付に向かった。
「こんにちは。今日はお店のことで相談に来ました」
私がそう言うと、キャシーさんは笑顔で椅子を勧めてくれた。
椅子に座ってから、キャシーさんに開店させる店について話した。
「そうですか。分かりました。では、雑貨屋で開業届は作成しますね。もし今後、お店のことでお困りのことがありましたら、いつもで相談してくださいね」
「はい。その時はよろしくおねがいします」
思いの外、あっさりと開業届は受理されたため、商業組合から帰った私は、お店の棚に商品を並べることにした。
取り敢えず、売っていたら嬉しいと私が思える物を棚に無造作に並べた。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、基礎化粧品、調理器具、保存の効くお菓子類。
それらを並べて私は肝心なことを思い出していた。
この街のお風呂事情をだ。
それなら、お湯の出るシャワーヘッドを置くのはどうだろう?
いい案が浮かんだ気がした私は、工房に籠もってシャワーヘッドの作成に取り掛かった。
魔石の価値は理解していたので、売る商品には魔石は使わずに済むようにした。
その結果、シャワーヘッドにホースで繋がるようなタンクを付けて、それに水を溜めるようにする。
それで、シャワーヘッドに付いている摘みで、お湯の温度と水量を調節できるようにしたの。
エネルギー源は、シャワーヘッドのタンクに付いているミニ発電装置と太陽光パネルで昼間に充電して使うことを考えた。
ちょっと手軽とは言えない大きさになってしまったことが心残りだけど、これならいけるわ!!
材料費もそんなに掛かってないし、安い金額で売れそうだね。
価格はどうしよう?
う~ん。機械化したジョウロみたいな物だし、500ジギルくらいでいいかな?
今日食べた、カリカリと桃ジュースが合わせて、100ジギルだったし、この位が妥当かな?
これで、街の人達にお湯を使うことの気持ちよさを知ってもらえればいいという軽い気持ちで売り出した私だった。
お店で売る商品の陳列が全て終わった私は、ご近所さんに明日から雑貨屋をオープンしますと挨拶をして回った。
ご近所さんは、時間を見てお店を見に行くと言ってくれたことが嬉しかった。
ヴェインさんとアーくんもオープンした日に、様子を見に行くと言って、開店を喜んでくれたのだった。
空っぽのお店の中に、棚やカウンターを設置してお店の中を整えた私は、次に商業組合に向かった。
受付を見ると、キャシーさんは別の人の対応中だったので、手前にある飲食スペースで待つことにした。
テーブルに置かれているメニューを見ると、飲み物と謎の食べ物が書かれていた。
キャシーさんの方を見ると、まだまだ時間がかかりそうな感じだったので、メニューにあるものを注文することにした私は、注文カンターに向かった。
カウンターにいた女性に、メニューにあった桃ジュースを注文しつつ、謎のメニューについて聞いてみることにした。
「すみません。桃ジュースください。それと、メニューにあった、カリカリってなんですか?」
私の声に、カウンターにいた女性は笑顔で教えてくれた。
「桃ジュースですね。かしこまりました。カリカリは、その名の通り、カリカリを使ったお菓子です。他のお店ではあまり見られないお菓子ですね」
お菓子と聞いた私は、カリカリ自体は分からなかったけど、それも注文することにした。
カリカリの提供には少し時間がかかるそうで、席で待っているように言われたので、桃ジュースを飲みながら待っていると、先程の女性がカリカリを持ってきてくれた。
女性は去り際に、「お熱いのでお気をつけてくださいね」と言っていた。
運ばれたカリカリは、湯気を放っていた。
見た目は、揚げ物?
スティック上の揚げ菓子なのかと思いつつ、それを口に運んだ。
口に入れると、一瞬ナッツ系の風味が口に広がったけど、それはほんの一瞬で、後は油の味だけがした。
一口でお腹いっぱいな気分になった私は、残りをどうしていいのか途方に暮れてしまった。
せめて、油をどうにかしたいと思った私は、キッチンペーパーを出して油を吸わせた。
作ってくれた人に悪いと思いつつも、完食すべく味を整えることにした私は、ハチミツを取り出してカリカリにかけて食べることにした。
余分な油が無くなり、さっきよりも食べやすくなったカリカリを食べていると、キャシーさんが対応していた人が立ち上がるのが見えた。
私は、残りのカリカリを急いで食べきってから、キャシーさんのいる受付に向かった。
「こんにちは。今日はお店のことで相談に来ました」
私がそう言うと、キャシーさんは笑顔で椅子を勧めてくれた。
椅子に座ってから、キャシーさんに開店させる店について話した。
「そうですか。分かりました。では、雑貨屋で開業届は作成しますね。もし今後、お店のことでお困りのことがありましたら、いつもで相談してくださいね」
「はい。その時はよろしくおねがいします」
思いの外、あっさりと開業届は受理されたため、商業組合から帰った私は、お店の棚に商品を並べることにした。
取り敢えず、売っていたら嬉しいと私が思える物を棚に無造作に並べた。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、基礎化粧品、調理器具、保存の効くお菓子類。
それらを並べて私は肝心なことを思い出していた。
この街のお風呂事情をだ。
それなら、お湯の出るシャワーヘッドを置くのはどうだろう?
いい案が浮かんだ気がした私は、工房に籠もってシャワーヘッドの作成に取り掛かった。
魔石の価値は理解していたので、売る商品には魔石は使わずに済むようにした。
その結果、シャワーヘッドにホースで繋がるようなタンクを付けて、それに水を溜めるようにする。
それで、シャワーヘッドに付いている摘みで、お湯の温度と水量を調節できるようにしたの。
エネルギー源は、シャワーヘッドのタンクに付いているミニ発電装置と太陽光パネルで昼間に充電して使うことを考えた。
ちょっと手軽とは言えない大きさになってしまったことが心残りだけど、これならいけるわ!!
材料費もそんなに掛かってないし、安い金額で売れそうだね。
価格はどうしよう?
う~ん。機械化したジョウロみたいな物だし、500ジギルくらいでいいかな?
今日食べた、カリカリと桃ジュースが合わせて、100ジギルだったし、この位が妥当かな?
これで、街の人達にお湯を使うことの気持ちよさを知ってもらえればいいという軽い気持ちで売り出した私だった。
お店で売る商品の陳列が全て終わった私は、ご近所さんに明日から雑貨屋をオープンしますと挨拶をして回った。
ご近所さんは、時間を見てお店を見に行くと言ってくれたことが嬉しかった。
ヴェインさんとアーくんもオープンした日に、様子を見に行くと言って、開店を喜んでくれたのだった。
147
あなたにおすすめの小説
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について
みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編)
異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。
それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。
そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!?
R4.6.5
なろうでの投稿を始めました。
最初から勘違いだった~愛人管理か離縁のはずが、なぜか公爵に溺愛されまして~
猪本夜
恋愛
前世で兄のストーカーに殺されてしまったアリス。
現世でも兄のいいように扱われ、兄の指示で愛人がいるという公爵に嫁ぐことに。
現世で死にかけたことで、前世の記憶を思い出したアリスは、
嫁ぎ先の公爵家で、美味しいものを食し、モフモフを愛で、
足技を磨きながら、意外と幸せな日々を楽しむ。
愛人のいる公爵とは、いずれは愛人管理、もしくは離縁が待っている。
できれば離縁は免れたいために、公爵とは友達夫婦を目指していたのだが、
ある日から愛人がいるはずの公爵がなぜか甘くなっていき――。
この公爵の溺愛は止まりません。
最初から勘違いばかりだった、こじれた夫婦が、本当の夫婦になるまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる