101 / 123
恋愛騒動編
101 私は幸せを感じていた
しおりを挟む
幸せなキスが終わった後の私はと言うと、酸欠でヴェインさんの腕の中で荒い息を吐いていた。
言い訳ではないのだけれど、初めてのキスでいつ息をどのようにしていいのか分からず、キスの間呼吸を止めていたのだ。
キスの後、色んな意味で真っ赤になって荒い息をする私をヴェインさんはお姫様抱っこでリビングに移動していた。
そして、リビングのソファーに座ってからも、横抱きのままで私の頭を優しく撫でてひたすら甘やかしたのだ。
「シズ、ごめんな。シズが可愛すぎて……」
シュンとしながらそう言ったヴェインさんを見ていたら、本当の気持ちを伝えないといけない気がした私は、恥ずかしかったけど素直な気持ちを伝えていた。
「あ、あの!!私は、嬉しかったです!!は、初めてだったので……、その……、いつ息をしていいのか分からなくて……!!でも、すごく、き、気持ちよかったです!!また、ヴェインさんとき、ききききき……す……したいです……」
最終的には小声でモゴモゴと話してしまっていたけど、ヴェインさんにはちゃんと聞こえていたみたいで、ヴェインさんは、私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「そっか……。うれしいな。くすくす。それじゃ、ちょっとだけキスの練習してみようか?」
耳元でそんなことを言われてしまった私は、一瞬で体が熱くなったのが分かった。
鼓動が一気に跳ね上がり、ピッタリとくっついていたヴェインさんには分かってしまったと思う。
だけど、またあの幸せで甘い瞬間を味わえると思ったら、恥ずかしかったけど、小さく頷いている私がいた。
私が小さく頷いて、ヴェインさんに気持ちを伝えると、彼は蕩けるような甘い笑みを浮かべて言ったのだ。
「大丈夫。ゆっくりするから」
そう言って、ゆっくりと顔を近づけてきたのだ。
近づいてくるヴェインさんのまつげが意外と長いことを知って、なんだか嬉しくなった。
そして、ゆっくりと目を瞑ってヴェインさんの優しい口づけを受け入れたのだった。
今回も、触れるだけのキスを繰り返し私に与えてくれた。
ゆっくりと、角度を変えて。
時には私の唇をヴェインさんの唇が挟んだりもした。
今回もいつ息をしていいのか分からずにいた私は次第に息が苦しくなり、とうとう口をポッカリと開けて息をしてしまっていた。
荒く息をする間、ヴェインさんは私のほっぺたや額に甘いキスを繰り返して、私の息が整うのを待っていてくれた。
私の呼吸が落ち着くと、再び唇へのキスが再開された。
初めてのキスのときも感じたけど、ヴェインさんとのキスは優しくて、温かくて、甘くて、幸せが私の胸を満たすのが分かった。
幸せな時間はあっという間に過ぎてしまった。
ヴェインさんは、最後に私の唇を強く吸ってから唇を離したのだった。
キスが終わった時、無意識に唇に触れた私は、急に恥ずかしくなってしまっていた。
だけど、ヴェインさんが今どんな顔をしているのか気になった私は、上目遣いでヴェインさんの表情を窺った。
見上げた先のヴェインさんは、とても、なんというか……。
エッチな顔をしていたと思う。
語彙力が無い私は、ヴェインさんの大人の色気ある表情をエッチな顔としか表現することができなかった。
でも、私がヴェインさんにそう言う……、顔をさせたと思うと、どうしようもなく胸が締め付けられるような気持ちになった。
そんな事を考えていると、ヴェインさんとばっちり目が合ってしまった。
ヴェインさんは、数回瞬きをした後に、これまでで一番の砂糖で煮詰めたような極甘な笑みを浮かべて言ったのだ。
「くすくす。またキスしような?次は……」
そう言った後に、私の耳元に口を寄せて、甘く蕩ける声で囁いたのだ。
「次は、大人のキスを教えるから覚悟しておくことだ」
私は、ヴェインさんの言葉を聞いて、心臓が破裂するのではないかと思った。
ヴェインさんの声音から、私への溢れんばかり愛おしいという気持ちが伝わってきたから。
それに、大人のキスという言葉にも私は飛び上がりそうになっていた。
だけど、ヴェインさんから与えられるのに不安なんてなかった。
だから、ヴェインさんのシャツを掴んで、コクンと頷いてから私の気持ちを口にしていた。
「はい……。次は…………、大人のキス……教えて下さい」
自分で言っていて恥ずかしくて、勝手に瞳が潤んでしまった。
ヴェインさんは、目を細めて愛おし気に私に微笑みかけてくれた後に、勝手に潤んで溢れた私の涙を唇で拭ってくれたのだった。
言い訳ではないのだけれど、初めてのキスでいつ息をどのようにしていいのか分からず、キスの間呼吸を止めていたのだ。
キスの後、色んな意味で真っ赤になって荒い息をする私をヴェインさんはお姫様抱っこでリビングに移動していた。
そして、リビングのソファーに座ってからも、横抱きのままで私の頭を優しく撫でてひたすら甘やかしたのだ。
「シズ、ごめんな。シズが可愛すぎて……」
シュンとしながらそう言ったヴェインさんを見ていたら、本当の気持ちを伝えないといけない気がした私は、恥ずかしかったけど素直な気持ちを伝えていた。
「あ、あの!!私は、嬉しかったです!!は、初めてだったので……、その……、いつ息をしていいのか分からなくて……!!でも、すごく、き、気持ちよかったです!!また、ヴェインさんとき、ききききき……す……したいです……」
最終的には小声でモゴモゴと話してしまっていたけど、ヴェインさんにはちゃんと聞こえていたみたいで、ヴェインさんは、私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「そっか……。うれしいな。くすくす。それじゃ、ちょっとだけキスの練習してみようか?」
耳元でそんなことを言われてしまった私は、一瞬で体が熱くなったのが分かった。
鼓動が一気に跳ね上がり、ピッタリとくっついていたヴェインさんには分かってしまったと思う。
だけど、またあの幸せで甘い瞬間を味わえると思ったら、恥ずかしかったけど、小さく頷いている私がいた。
私が小さく頷いて、ヴェインさんに気持ちを伝えると、彼は蕩けるような甘い笑みを浮かべて言ったのだ。
「大丈夫。ゆっくりするから」
そう言って、ゆっくりと顔を近づけてきたのだ。
近づいてくるヴェインさんのまつげが意外と長いことを知って、なんだか嬉しくなった。
そして、ゆっくりと目を瞑ってヴェインさんの優しい口づけを受け入れたのだった。
今回も、触れるだけのキスを繰り返し私に与えてくれた。
ゆっくりと、角度を変えて。
時には私の唇をヴェインさんの唇が挟んだりもした。
今回もいつ息をしていいのか分からずにいた私は次第に息が苦しくなり、とうとう口をポッカリと開けて息をしてしまっていた。
荒く息をする間、ヴェインさんは私のほっぺたや額に甘いキスを繰り返して、私の息が整うのを待っていてくれた。
私の呼吸が落ち着くと、再び唇へのキスが再開された。
初めてのキスのときも感じたけど、ヴェインさんとのキスは優しくて、温かくて、甘くて、幸せが私の胸を満たすのが分かった。
幸せな時間はあっという間に過ぎてしまった。
ヴェインさんは、最後に私の唇を強く吸ってから唇を離したのだった。
キスが終わった時、無意識に唇に触れた私は、急に恥ずかしくなってしまっていた。
だけど、ヴェインさんが今どんな顔をしているのか気になった私は、上目遣いでヴェインさんの表情を窺った。
見上げた先のヴェインさんは、とても、なんというか……。
エッチな顔をしていたと思う。
語彙力が無い私は、ヴェインさんの大人の色気ある表情をエッチな顔としか表現することができなかった。
でも、私がヴェインさんにそう言う……、顔をさせたと思うと、どうしようもなく胸が締め付けられるような気持ちになった。
そんな事を考えていると、ヴェインさんとばっちり目が合ってしまった。
ヴェインさんは、数回瞬きをした後に、これまでで一番の砂糖で煮詰めたような極甘な笑みを浮かべて言ったのだ。
「くすくす。またキスしような?次は……」
そう言った後に、私の耳元に口を寄せて、甘く蕩ける声で囁いたのだ。
「次は、大人のキスを教えるから覚悟しておくことだ」
私は、ヴェインさんの言葉を聞いて、心臓が破裂するのではないかと思った。
ヴェインさんの声音から、私への溢れんばかり愛おしいという気持ちが伝わってきたから。
それに、大人のキスという言葉にも私は飛び上がりそうになっていた。
だけど、ヴェインさんから与えられるのに不安なんてなかった。
だから、ヴェインさんのシャツを掴んで、コクンと頷いてから私の気持ちを口にしていた。
「はい……。次は…………、大人のキス……教えて下さい」
自分で言っていて恥ずかしくて、勝手に瞳が潤んでしまった。
ヴェインさんは、目を細めて愛おし気に私に微笑みかけてくれた後に、勝手に潤んで溢れた私の涙を唇で拭ってくれたのだった。
99
あなたにおすすめの小説
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について
みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編)
異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。
それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。
そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!?
R4.6.5
なろうでの投稿を始めました。
最初から勘違いだった~愛人管理か離縁のはずが、なぜか公爵に溺愛されまして~
猪本夜
恋愛
前世で兄のストーカーに殺されてしまったアリス。
現世でも兄のいいように扱われ、兄の指示で愛人がいるという公爵に嫁ぐことに。
現世で死にかけたことで、前世の記憶を思い出したアリスは、
嫁ぎ先の公爵家で、美味しいものを食し、モフモフを愛で、
足技を磨きながら、意外と幸せな日々を楽しむ。
愛人のいる公爵とは、いずれは愛人管理、もしくは離縁が待っている。
できれば離縁は免れたいために、公爵とは友達夫婦を目指していたのだが、
ある日から愛人がいるはずの公爵がなぜか甘くなっていき――。
この公爵の溺愛は止まりません。
最初から勘違いばかりだった、こじれた夫婦が、本当の夫婦になるまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる