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第三部
第七章 二度目の恋と最後の愛 11
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シーナとカインの結婚式は、領主の屋敷で執り行う事になっていた。
シーナは、準備期間中何度もお手伝いすると言ったが、カインが「大丈夫だ」と言って簡単なものしか手伝わせてもらえなかったことに頬を膨らませていたが、カインの用意したウエディングドレスを見て大輪の笑顔の花を咲かせたのだった。
そう、カインはウエディングドレスも自分で用意していたのだ。
シーナから要望は聞きつつも、自分の好みのデザインで発注をかけていたのだ。
何度か試着をしていたシーナではあったが、完成形を見ることが出来たのは結婚式当日となっていたのだ。
用意されたドレスは、絹でできた真っ白なものだった。レースと細かな花の刺繍が施された繊細なウエディングドレスにシーナは見惚れていた。
そのドレスは、よく見ると小さな真珠がいくつも縫い付けられていて、キラキラと輝いていた。
Aラインのドレスは、デザイナーの強い希望で背中が大きく開いたものとなっていた。
デザイナーは、シーナの姿を見た瞬間に、カインの要望した布面積の広いものを却下し、肩と背中が開いたものを提案してきたのだ。
デザイナー曰く、「お嬢さんが着るのでしたら、絶対このデザイン以外ありえません!!」とのことだった。
初めは渋ったカインも、デザイナーの「背中は、長いベールで隠れるのでご安心ください。ベールを外した二人きりの時に、あのきれいな背中を堪能してください。ぐふっ!」と力説されてしまい、「二人きりで堪能……。いいな!!」とカインは、説得されてしまったのだった。
シーナは、そんな裏事情は一切知ることはなく、用意されたウエディングドレスを着て、化粧を施されてから、髪も結い上げられた。
ベールを付ける前に、新郎であるカインが部屋に訪れてた。
美しく着飾ったシーナの姿に息を呑んだカインは、シーナを抱きしめて、紅の引かれた可愛らしい唇にチュッと小さく口付けた。
シーナは、恥ずかしそうにしながらも口付けのせいでカインの唇についてしまった自分の口紅を拭うためにハンカチでカインの唇を優しく拭いた。
「もう、カイン様。折角綺麗にしてもらったのに、駄目ですよ?それに、私の口紅が付いちゃってます」
「シーナは、いつも可愛い。だが、今日は一段と可愛い、それにとても綺麗だ」
「カイン様もとっても格好いいです」
そう言って、白いタキシード姿で、いつもは下ろしている前髪を上げたカインの姿にシーナは見惚れながら言った。
着付けとメイクをしていた使用人は、いつもの事ながら今は時間がないとそんな二人に咳払いとともに軽く叱りつけたのだった。
「んっ、うん!!えー、旦那様、奥様……。今は時間があまりないので、そういったことはお式の後でお願いしますね」
言われたカインは、罰が悪そうに離れていった。シーナは、恥ずかしそうにしながらも、謝罪の言葉を口にした。
「ごめんなさい……。カイン様が凄く格好良くって……」
使用人は、シーナの素直過ぎる言葉にカインが悶絶しているのを尻目に、シーナに優しく声を掛けてから仕上げに取り掛かった。
「大丈夫ですよ。奥様が謝ることなど何もありません。私が一段と綺麗に仕上げますからね~」
こうして、準備の整ったシーナはカインに連れられて、屋敷の敷地内に建てられた聖堂にやって来た。
聖堂には既に、シエテや両親。フェルエルタにクリストフが揃っていた。
その他にも、カインの友人だと紹介された、セシルの姿もあった。
ただ、その隣に見覚えのない男性と女性の姿があり困惑していたが、カインに聞く前に式が始まってしまった。
事前に言われていたとおりに、カインの腕に手を添えて、聖堂の中を歩いた。
精霊像の前にいる、神父のところまでゆっくりと歩いた。
神父の前で止まり、神父が二人の結婚を祝う言葉を精霊に捧げた。
その後に、誓いの言葉を述べるため、シーナとカインはお互いに向き合った。
手を取り合い、誓いの言葉を述べ合う。
「わたくし、カイン・ディアロは、シーナ・ソルを愛し、一生を添い遂げるとここに誓う」
「わたくし、シーナ・ソルは、カイン・ディアロ様を愛し、一生を添い遂げるとここに誓います」
二人の誓いの言葉を聞き届けた神父は、精霊に代わって言った。
「二人が夫婦となることをここに認めます」
こうして、二人は夫婦となった。
本来は、ここで退場した後に、屋敷の一室で食事の予定だったが、カインは徐ろにシーナのベールを上げてから言った。
「シーナ、お前に改めて誓うよ。シーナを生涯愛し抜くと。大切にすると。愛してる、シーナ」
カインからの言葉に、シーナは喜びから大きな瞳を潤ませた。そして、お返しとばかりに、カインに言葉を返したのだ。
「はい。私も、カイン様のこと、ずっと、ずーっと大好きです。愛してます。カイン様」
シーナからの嬉しいお返しをもらったカインは、少し屈んで、素早くシーナの唇を奪った。
聖堂内にいる全員が、驚く中でカインはシーナに優しい口付けをしていた。
その後、屋敷内に移動したカインは、参列者の中に呼んでもいない、父と母の姿を見つけて絶叫したのだった。
「はっ!?、何故、ここに父上と母上が!!」
その言葉に、変装をした国王と王妃の姿を認めたシーナたちは盛大に恐縮したのだった。
しかし、王妃はそれに構うことはなく、シーナの手を取って片目を瞑って言ったのだ。
「だって、カインの嫁というこは、私の娘ということ。娘の晴れ姿を見ない親なんていないわ!!ナッちゃん。これからも、うちの息子のことよろしくね」
そう言って、シーナに優しく微笑みかけたのだった。
無礼講ということで、国王と王妃も交えた食事は始終和やかな中進んでいった。
その後、ディアロ辺境伯は愛妻家として知られるようになり、国中で自由恋愛をする貴族が増えていったのだった。
シーナは、準備期間中何度もお手伝いすると言ったが、カインが「大丈夫だ」と言って簡単なものしか手伝わせてもらえなかったことに頬を膨らませていたが、カインの用意したウエディングドレスを見て大輪の笑顔の花を咲かせたのだった。
そう、カインはウエディングドレスも自分で用意していたのだ。
シーナから要望は聞きつつも、自分の好みのデザインで発注をかけていたのだ。
何度か試着をしていたシーナではあったが、完成形を見ることが出来たのは結婚式当日となっていたのだ。
用意されたドレスは、絹でできた真っ白なものだった。レースと細かな花の刺繍が施された繊細なウエディングドレスにシーナは見惚れていた。
そのドレスは、よく見ると小さな真珠がいくつも縫い付けられていて、キラキラと輝いていた。
Aラインのドレスは、デザイナーの強い希望で背中が大きく開いたものとなっていた。
デザイナーは、シーナの姿を見た瞬間に、カインの要望した布面積の広いものを却下し、肩と背中が開いたものを提案してきたのだ。
デザイナー曰く、「お嬢さんが着るのでしたら、絶対このデザイン以外ありえません!!」とのことだった。
初めは渋ったカインも、デザイナーの「背中は、長いベールで隠れるのでご安心ください。ベールを外した二人きりの時に、あのきれいな背中を堪能してください。ぐふっ!」と力説されてしまい、「二人きりで堪能……。いいな!!」とカインは、説得されてしまったのだった。
シーナは、そんな裏事情は一切知ることはなく、用意されたウエディングドレスを着て、化粧を施されてから、髪も結い上げられた。
ベールを付ける前に、新郎であるカインが部屋に訪れてた。
美しく着飾ったシーナの姿に息を呑んだカインは、シーナを抱きしめて、紅の引かれた可愛らしい唇にチュッと小さく口付けた。
シーナは、恥ずかしそうにしながらも口付けのせいでカインの唇についてしまった自分の口紅を拭うためにハンカチでカインの唇を優しく拭いた。
「もう、カイン様。折角綺麗にしてもらったのに、駄目ですよ?それに、私の口紅が付いちゃってます」
「シーナは、いつも可愛い。だが、今日は一段と可愛い、それにとても綺麗だ」
「カイン様もとっても格好いいです」
そう言って、白いタキシード姿で、いつもは下ろしている前髪を上げたカインの姿にシーナは見惚れながら言った。
着付けとメイクをしていた使用人は、いつもの事ながら今は時間がないとそんな二人に咳払いとともに軽く叱りつけたのだった。
「んっ、うん!!えー、旦那様、奥様……。今は時間があまりないので、そういったことはお式の後でお願いしますね」
言われたカインは、罰が悪そうに離れていった。シーナは、恥ずかしそうにしながらも、謝罪の言葉を口にした。
「ごめんなさい……。カイン様が凄く格好良くって……」
使用人は、シーナの素直過ぎる言葉にカインが悶絶しているのを尻目に、シーナに優しく声を掛けてから仕上げに取り掛かった。
「大丈夫ですよ。奥様が謝ることなど何もありません。私が一段と綺麗に仕上げますからね~」
こうして、準備の整ったシーナはカインに連れられて、屋敷の敷地内に建てられた聖堂にやって来た。
聖堂には既に、シエテや両親。フェルエルタにクリストフが揃っていた。
その他にも、カインの友人だと紹介された、セシルの姿もあった。
ただ、その隣に見覚えのない男性と女性の姿があり困惑していたが、カインに聞く前に式が始まってしまった。
事前に言われていたとおりに、カインの腕に手を添えて、聖堂の中を歩いた。
精霊像の前にいる、神父のところまでゆっくりと歩いた。
神父の前で止まり、神父が二人の結婚を祝う言葉を精霊に捧げた。
その後に、誓いの言葉を述べるため、シーナとカインはお互いに向き合った。
手を取り合い、誓いの言葉を述べ合う。
「わたくし、カイン・ディアロは、シーナ・ソルを愛し、一生を添い遂げるとここに誓う」
「わたくし、シーナ・ソルは、カイン・ディアロ様を愛し、一生を添い遂げるとここに誓います」
二人の誓いの言葉を聞き届けた神父は、精霊に代わって言った。
「二人が夫婦となることをここに認めます」
こうして、二人は夫婦となった。
本来は、ここで退場した後に、屋敷の一室で食事の予定だったが、カインは徐ろにシーナのベールを上げてから言った。
「シーナ、お前に改めて誓うよ。シーナを生涯愛し抜くと。大切にすると。愛してる、シーナ」
カインからの言葉に、シーナは喜びから大きな瞳を潤ませた。そして、お返しとばかりに、カインに言葉を返したのだ。
「はい。私も、カイン様のこと、ずっと、ずーっと大好きです。愛してます。カイン様」
シーナからの嬉しいお返しをもらったカインは、少し屈んで、素早くシーナの唇を奪った。
聖堂内にいる全員が、驚く中でカインはシーナに優しい口付けをしていた。
その後、屋敷内に移動したカインは、参列者の中に呼んでもいない、父と母の姿を見つけて絶叫したのだった。
「はっ!?、何故、ここに父上と母上が!!」
その言葉に、変装をした国王と王妃の姿を認めたシーナたちは盛大に恐縮したのだった。
しかし、王妃はそれに構うことはなく、シーナの手を取って片目を瞑って言ったのだ。
「だって、カインの嫁というこは、私の娘ということ。娘の晴れ姿を見ない親なんていないわ!!ナッちゃん。これからも、うちの息子のことよろしくね」
そう言って、シーナに優しく微笑みかけたのだった。
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