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番外編
気になるあの人たちは?
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※こちらは読者さんの疑問とかリクエストにお応えした形です。
スフレドリが攻撃した神官――ナナたちの庭に偽りの証拠を埋めた男は、右手の傷が決して癒えることはなかった。さらに原因不明の高熱に定期的に苦しめられるようになり、やがて彼はそれを“天罰”だと信じ込むようになる。
神殿を去った彼が最後にたどり着いたのは、男性だけが暮らす山奥の修道院だった。そこに身を寄せ、彼は生涯を神への許しを請い続ける祈りの中で静かに過ごすことになった。
ちなみに、かのアイルストン国王はというと――最近、宮殿に掲げられた自分の肖像画が、なぜかいつも「バサッ」と落ちて、額縁に挟まれたガラスが粉々になる現象が続いていた。
宮廷執事いわく「他の肖像と全く同じ留め具なんですが……なぜか陛下のだけが」とのこと。
神官たちは誰も口に出さないが、宮廷内ではこう囁かれていた。
――「神が彼を“王”と認めていないのでは」と。
偽聖女に真の聖女を断罪させた、その愚かさゆえに。
やがて若い騎士たちの間では、彼のことを“張りぼて王”と呼ぶのが、もはや密かな定番となった。中身のない威厳をまとった、神の祝福なき愚王。
本人だけがそれに気づかず、今日も肖像を掛け直している。
また、ギルベルトの母と弟は、アイルストン国の王都の郊外にある小さな村で、ひっそりと暮らしている。母親は今も足が不自由だが、庭先で草花を育てながら、静かな日々を送っていた。弟は母の面倒を見ながら、奨学金を得て学業を終え、現在は文官として誠実に働いている。
ある日、リーナ宛てに、彼から感謝と謝罪の手紙が届いた。半年ほど学費を出してもらったこと、兄の不義理を深く恥じていること――その筆跡には、まっすぐな思いが滲んでいた。
リーナはすぐに返事を出した。ギルベルトの母親には軽くて丈夫な杖を。その弟には、新しく作らせた羽ペンを添えて。もちろん、彼らが感激の涙を流したことは言うまでもない。
完
。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。
最後までお読みくださりありがとうございました!
スフレドリが攻撃した神官――ナナたちの庭に偽りの証拠を埋めた男は、右手の傷が決して癒えることはなかった。さらに原因不明の高熱に定期的に苦しめられるようになり、やがて彼はそれを“天罰”だと信じ込むようになる。
神殿を去った彼が最後にたどり着いたのは、男性だけが暮らす山奥の修道院だった。そこに身を寄せ、彼は生涯を神への許しを請い続ける祈りの中で静かに過ごすことになった。
ちなみに、かのアイルストン国王はというと――最近、宮殿に掲げられた自分の肖像画が、なぜかいつも「バサッ」と落ちて、額縁に挟まれたガラスが粉々になる現象が続いていた。
宮廷執事いわく「他の肖像と全く同じ留め具なんですが……なぜか陛下のだけが」とのこと。
神官たちは誰も口に出さないが、宮廷内ではこう囁かれていた。
――「神が彼を“王”と認めていないのでは」と。
偽聖女に真の聖女を断罪させた、その愚かさゆえに。
やがて若い騎士たちの間では、彼のことを“張りぼて王”と呼ぶのが、もはや密かな定番となった。中身のない威厳をまとった、神の祝福なき愚王。
本人だけがそれに気づかず、今日も肖像を掛け直している。
また、ギルベルトの母と弟は、アイルストン国の王都の郊外にある小さな村で、ひっそりと暮らしている。母親は今も足が不自由だが、庭先で草花を育てながら、静かな日々を送っていた。弟は母の面倒を見ながら、奨学金を得て学業を終え、現在は文官として誠実に働いている。
ある日、リーナ宛てに、彼から感謝と謝罪の手紙が届いた。半年ほど学費を出してもらったこと、兄の不義理を深く恥じていること――その筆跡には、まっすぐな思いが滲んでいた。
リーナはすぐに返事を出した。ギルベルトの母親には軽くて丈夫な杖を。その弟には、新しく作らせた羽ペンを添えて。もちろん、彼らが感激の涙を流したことは言うまでもない。
完
。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。
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(* Ŏ∀Ŏ)・;゙.:';、ブハッ!!
確かに…
番外編 気になるあの人達は❓皆さんそれぞれ新しい良縁に会えたような😃💕楽しく拝読しました完結おめでとうございます😃。
最後までお読みいただきありがとうございます!
゚⌒☆
☆⌒┏━━━━━┓⌒☆゚
┃ありがとう┣━┓
☆┗┳┳┳━┳┛♡┃
:: ∮ ┗━━☆
: ♪ ∧,,∧ ⌒☆
♬ (・ω・。)
ΘUUΘ
☆⌒☆⌒*⌒☆⌒*⌒☆
完結お疲れさま&おめでとうございます(*´ω`*)🎉
こちらも、お読みくださり、ありがとうございます!
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┃あ┣━┫が┣━┫う┃
🍀━┫り┣━┫と┣━🍀
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