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6 エルナン・カールストン伯爵子息のお仕置き その1
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私は、今日も球遊びに来ていた。絶対に、ここの前は素通りなんてできない。ほんの10分だけ、そこで息抜きをしようと思っていたのに、あっという間に一時間が経っていた。
なんで、楽しいことをしている時は、時間が経つのが早いんだろうなぁ。ふと、見ると、横にすごく気の強そうな美人が、長いスラリとした足を組みながら座っていて、たくさんの球をだしていた。すごい腕前だな・・・この世界にもプロっているというけれど、多分そんな感じなのかな?
私が、思わず見とれていると、その美女は私にニヤッと笑ってウィンクしてきた。
私が、その横で、5万バギーすってしまっても、その横の美女はずっと玉を出し続け、うず高く玉で溢れた箱を積み重ねていた。初めて、こんなに、ついている人を見て仰天した。
その、二日後、別な店で遊んでいたら、あの女性が今度は真向かいの機械の前に座った。そして、また、爆発的に玉を出し続けるのだった。こんな神様みたいな人は初めてだ。どうしたら、こんなに出せるものなのか・・・聞いてみたい。この日も、ウィンクされて私はドギマギして俯いた。
そうして、その三日後には、また別な店で、あの女神様を見つけた。この日も同じように玉で溢れた箱を左右に積み上げていた。私は、その女性をついずっと見つめ続け、我慢できなくなって話しかけた。
「どうしたら、こんなに出せるのですか? 玉遊びの神様でもついていらっしゃるのですか? ぜひ弟子にしてください!」
私は、その女性に懇願していた。しかし、その女性に教えられたようにやっても全然、上手くいかなかった。落ち込んでいたら軍資金を気前よく貸してくれた。
どんどんチャレンジしてみなさい! その女性は私を優しく励ましてくれた。それと同時にどんどん金も貸してくれて・・・まさに女神様かと思った・・・
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
それから、10日もしないうちに、カールストン家にたくさんのお役人様がきて、ペタペタと黄色い札を家具に貼りだした。
「なにをするんだ! いきなり侵入してきて・・・」
「あぁ、この家を差し押さえられています。借金の証文はここにありますからね。えっと、債権者はトマス公爵家です。すべての、カールストン伯爵家の借金は、トマス家が肩代わりし、債権者になっているという書類が、ここにありまして・・・事前に何度も今日のことは通知しているはずですがね・・・」
え? 通知? そんなもん、請求書の山に埋もれているよ・・・
私が文句を言おうとすると、あの女性が騎士団員の制服を着て現れた。
「第一騎士団副団長殿! この伯爵家の者達は追い出してよろしいですか?」
「あぁ、いいだろう? もはや、ここにあるものは、全て差し押さえの対象だ。王家から爵位剥奪の決定もでているから、こいつらは、もう平民だ! あなた方の行く先もきまっているからね? その両親は、大好きな玉遊び場で、朝から晩まで住み込みで働いてください。それと、エルナン君は、娼館の下働きの下男ね! 夜は、特別に自動玉遊器がある店に行ってもいいです。ただし、床磨きとトイレ掃除の為に行くんですよ! 酔っ払ってギャンブルしていた男達の吐いた、ゲロだらけの店のトイレを綺麗にしてくださいね!」
なんで、楽しいことをしている時は、時間が経つのが早いんだろうなぁ。ふと、見ると、横にすごく気の強そうな美人が、長いスラリとした足を組みながら座っていて、たくさんの球をだしていた。すごい腕前だな・・・この世界にもプロっているというけれど、多分そんな感じなのかな?
私が、思わず見とれていると、その美女は私にニヤッと笑ってウィンクしてきた。
私が、その横で、5万バギーすってしまっても、その横の美女はずっと玉を出し続け、うず高く玉で溢れた箱を積み重ねていた。初めて、こんなに、ついている人を見て仰天した。
その、二日後、別な店で遊んでいたら、あの女性が今度は真向かいの機械の前に座った。そして、また、爆発的に玉を出し続けるのだった。こんな神様みたいな人は初めてだ。どうしたら、こんなに出せるものなのか・・・聞いてみたい。この日も、ウィンクされて私はドギマギして俯いた。
そうして、その三日後には、また別な店で、あの女神様を見つけた。この日も同じように玉で溢れた箱を左右に積み上げていた。私は、その女性をついずっと見つめ続け、我慢できなくなって話しかけた。
「どうしたら、こんなに出せるのですか? 玉遊びの神様でもついていらっしゃるのですか? ぜひ弟子にしてください!」
私は、その女性に懇願していた。しかし、その女性に教えられたようにやっても全然、上手くいかなかった。落ち込んでいたら軍資金を気前よく貸してくれた。
どんどんチャレンジしてみなさい! その女性は私を優しく励ましてくれた。それと同時にどんどん金も貸してくれて・・・まさに女神様かと思った・・・
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
それから、10日もしないうちに、カールストン家にたくさんのお役人様がきて、ペタペタと黄色い札を家具に貼りだした。
「なにをするんだ! いきなり侵入してきて・・・」
「あぁ、この家を差し押さえられています。借金の証文はここにありますからね。えっと、債権者はトマス公爵家です。すべての、カールストン伯爵家の借金は、トマス家が肩代わりし、債権者になっているという書類が、ここにありまして・・・事前に何度も今日のことは通知しているはずですがね・・・」
え? 通知? そんなもん、請求書の山に埋もれているよ・・・
私が文句を言おうとすると、あの女性が騎士団員の制服を着て現れた。
「第一騎士団副団長殿! この伯爵家の者達は追い出してよろしいですか?」
「あぁ、いいだろう? もはや、ここにあるものは、全て差し押さえの対象だ。王家から爵位剥奪の決定もでているから、こいつらは、もう平民だ! あなた方の行く先もきまっているからね? その両親は、大好きな玉遊び場で、朝から晩まで住み込みで働いてください。それと、エルナン君は、娼館の下働きの下男ね! 夜は、特別に自動玉遊器がある店に行ってもいいです。ただし、床磨きとトイレ掃除の為に行くんですよ! 酔っ払ってギャンブルしていた男達の吐いた、ゲロだらけの店のトイレを綺麗にしてくださいね!」
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