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7 皇妃様は隠れ大聖女様 最終話
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ꕤ୭*王太子殿下視点
真聖女、あれはエジラプト国の膿だった。あいつの父親はそこにいる汚職まみれの大神官と母親は欲深な公爵家のわがまま令嬢だった女。権威を笠に着てやりたい放題。実力のある聖女が一人もいなくなったのは、こいつらが虐げ迫害し国外に追いやったからだ。
こういう機会でもなければ一掃することができなかったから、隣国のカール王太子殿下の要請は都合が良かった。
「なんてことだ! 娘をどこへやった? まさか、本当に隣国へ? そんなことをしたら、あの子は・・・・・・」
「なに? やはり、娘だけでは心配だよな? 大神官、お前も娘に協力したいよな? アネット、この高潔な大神官も隣国へ赴き人助けをしたいそうだ」
「滅相もない。私の力など微力ですので・・・・・・どうか、ご勘弁を」
「そうか、微力なお前がなぜ大神官を名乗っている? 即刻、その位を返還せよ」
大神官の一族を国外に追放し、エジラプト国に平和が戻ってきた。
「アネット! ここで神殿を束ねて民のために祈ってくれ」
ꕤ୭*アネット視点
「アネット! ここで神殿を束ねて民のために祈ってくれ」
「嫌です! だって、迫害されたりいろいろとその・・・・・・」
「あぁ、わかるよ。だったら、私の妃になって聖女の仕事は隠れてやればいい」
「ほぇ? そんなことできるのですか?」
「私に不可能という文字はない」
エジラプト国の神殿は壊され子供が遊べる広場が作られ遊具が設置された。この国には神官も聖女も巫女もいなくなったのだ。だって、神はそれぞれの心の中にこそいるのだから!
「王妃さまぁーー! この魔獣の毒を抜いてくだせぇーー。今夜は焼き肉にしたいので」
王宮の庭園まで森で仕留めた魔獣を持って来た民達に、私は毒消しの魔法を上から散らす。
「れさえきよくど、レサエキヨクドーー!! 美味しくなぁれ」
「ありがとうございまぁーーす ! 王妃様がいれば聖女様なんて用なしだぁ」
朝から多くの民がここに訪れ毒消しを望む。魔獣は今や大切な食料源になっていた。
私は朝起きると結界のチェックをし、こうして仕留めた魔獣の毒を消し去り食用肉にしてあげる。だからこの国は飢えることもなく、無限にお肉が手に入るのだった。野菜だけ育てれば自給自足。
国はますます繁栄しやがて私達は諸外国を統一、一大帝国を築きあげのだった。
ꕤ୭*元アグスティン国の民の一人
私が住んでいた村に大量の魔獣が侵入してきたが、なぜか私達はスルーして王城を取り囲み始めた。
今まで大量発生などしたことがなかったのは誰かがそれを抑制していたのだろう。
思い当たる人物は数ヶ月前に追放された聖女様。本物の大聖女はあの方だったのでは? と皆がそう思いだしたときのこの魔獣の大量発生だ。
王城は血の海と化して、それは一瞬にして静まった。アグスティン国はエジラプト国に統合され、新しい皇帝が生まれた。皇妃がなんとあの例の聖女様だ。この方は大聖女と呼ばれることを嫌い、神殿もいらないと言ったそうだ。それこそ、大聖女様らしいお言葉! だから、私達は知っている。本物の大聖女様はあの方なのだと。
完
真聖女、あれはエジラプト国の膿だった。あいつの父親はそこにいる汚職まみれの大神官と母親は欲深な公爵家のわがまま令嬢だった女。権威を笠に着てやりたい放題。実力のある聖女が一人もいなくなったのは、こいつらが虐げ迫害し国外に追いやったからだ。
こういう機会でもなければ一掃することができなかったから、隣国のカール王太子殿下の要請は都合が良かった。
「なんてことだ! 娘をどこへやった? まさか、本当に隣国へ? そんなことをしたら、あの子は・・・・・・」
「なに? やはり、娘だけでは心配だよな? 大神官、お前も娘に協力したいよな? アネット、この高潔な大神官も隣国へ赴き人助けをしたいそうだ」
「滅相もない。私の力など微力ですので・・・・・・どうか、ご勘弁を」
「そうか、微力なお前がなぜ大神官を名乗っている? 即刻、その位を返還せよ」
大神官の一族を国外に追放し、エジラプト国に平和が戻ってきた。
「アネット! ここで神殿を束ねて民のために祈ってくれ」
ꕤ୭*アネット視点
「アネット! ここで神殿を束ねて民のために祈ってくれ」
「嫌です! だって、迫害されたりいろいろとその・・・・・・」
「あぁ、わかるよ。だったら、私の妃になって聖女の仕事は隠れてやればいい」
「ほぇ? そんなことできるのですか?」
「私に不可能という文字はない」
エジラプト国の神殿は壊され子供が遊べる広場が作られ遊具が設置された。この国には神官も聖女も巫女もいなくなったのだ。だって、神はそれぞれの心の中にこそいるのだから!
「王妃さまぁーー! この魔獣の毒を抜いてくだせぇーー。今夜は焼き肉にしたいので」
王宮の庭園まで森で仕留めた魔獣を持って来た民達に、私は毒消しの魔法を上から散らす。
「れさえきよくど、レサエキヨクドーー!! 美味しくなぁれ」
「ありがとうございまぁーーす ! 王妃様がいれば聖女様なんて用なしだぁ」
朝から多くの民がここに訪れ毒消しを望む。魔獣は今や大切な食料源になっていた。
私は朝起きると結界のチェックをし、こうして仕留めた魔獣の毒を消し去り食用肉にしてあげる。だからこの国は飢えることもなく、無限にお肉が手に入るのだった。野菜だけ育てれば自給自足。
国はますます繁栄しやがて私達は諸外国を統一、一大帝国を築きあげのだった。
ꕤ୭*元アグスティン国の民の一人
私が住んでいた村に大量の魔獣が侵入してきたが、なぜか私達はスルーして王城を取り囲み始めた。
今まで大量発生などしたことがなかったのは誰かがそれを抑制していたのだろう。
思い当たる人物は数ヶ月前に追放された聖女様。本物の大聖女はあの方だったのでは? と皆がそう思いだしたときのこの魔獣の大量発生だ。
王城は血の海と化して、それは一瞬にして静まった。アグスティン国はエジラプト国に統合され、新しい皇帝が生まれた。皇妃がなんとあの例の聖女様だ。この方は大聖女と呼ばれることを嫌い、神殿もいらないと言ったそうだ。それこそ、大聖女様らしいお言葉! だから、私達は知っている。本物の大聖女様はあの方なのだと。
完
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大爆笑で😂
大ウケでした!
サイコーです( ̄▽ ̄)
感想ありがとうございます!
喜んでいただきありがとうございます🙇♀️
いつも褒めていただいて嬉しい(#^.^#)
最近、新作も書かず、続編も書かず、怠けております😓が
来月からは、バンバン書いていきたいな、と思っておりますので、よろしくお願いしますーー
もうね、いつも思うの。
登場人物の名前が素敵すぎる!!!
物語は然ることながら、ほんとに楽しく読んでます!
🎀∧
| ・ω・) あ
|⊂ノ
|🎀∧
| ・ω・) り
|⊂ノ
|🎀∧
| ・ω・) が
|⊂ノ
|🎀∧
| ・ω・) と
|⊂ノ
|🎀∧
| ・ω・) ❤️
|⊂ノ
最近お休みしておりますが
今年も
┏┳┳━┳┳┳━●∞●
┃┃┃┗┫┃┃★(・ω・*)
┗┓┃★┣┓┣┓⊂ |
┗┻━┛┗┻━┛UU
お願いします❤
そろそろ
また書き始めますので
読んでいただけると嬉しいです(*´꒳`*)
とても良い。
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👌
( 'ω')り
👌
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👌
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O__ ノ
(ノ
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