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4 アイラは最強の魔法使い
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アイラは耳をつんざくような咆哮を上げる魔物に炎球を無詠唱で解き放ち、鋼炎の槍で身体をまっ二つに焼き裂いた。
魔物の緑の血肉があたりに飛び散りそのまま業火で炭のように焼け焦げる。ハリーはその間中、目をつぶってガタガタと身体を震わせているだけだ。
「お兄様。終わりましたよ。そろそろ目を開けてはいかがですか?」
アイラの声に恐る恐る目を開け自分の周りにすっかり魔物がいなくなったことを確かめると、不機嫌に顔を歪めてアイラをなじったハリー。
「助けるのが遅いんだよ! なんで僕の側にいないんだ? お前の仕事は僕を守ることだろう? 帰ったら母上に言いつけるぞ!」
アイラを仲間はずれにしておきながら「自分の側にいろ」と、のたまう兄にアイラは苦笑するしかないのだった。
「私は4人ひと組のグループから外れていますから。お兄様にはオリー様やブレイク様が側にいましたよね?」
「もちろん助けようと思ったんだよ、本当さ。だけど・・・・・・剣をぬいて戦おうとしたらアイラが出しゃばってきたからタイミングがあわなかったんだ」
オリーはアイラの言葉に慌てて苦しい弁解をし始めるのだった。
「僕だってその気になればあんな魔物一発で倒せたんだぞ! ふん!」
一番先に木によじ登り一人だけ助かろうと身を隠していたことがバレていないと思っているブレイクはふんぞり返って鼻を鳴らす。
アイラはそれでもオリーとブレイクに「無事で良かったです」と声をかけたのである。
「なんだよ、偉そうに! ちょっとぐらい活躍したからっていい気になるなよ」
ハリーは助けてもらって感謝するどころか、アイラをなじりさえするのだった。
「ごめん、アイラ。僕はなんだか怖じ気づいてしまって・・・・・・咄嗟に魔法詠唱の文言が頭から吹き飛んでいたよ。今度は大丈夫だと思う」
ジャックだけが素直に自分の非を認めて、怖かったと正直な気持ちを打ち明けてくれた。
アイラの強さを目の当たりにした男達はアイラをますます避けるようになり、ジャックだけがアイラに優しい言葉をかけてくれるのだった。
それから三日後のこと、竜に非常に酷似しているがどこか違う巨大な魔物が現れアイラとジャックだけが魔法を繰り出して戦うことになるのだった。
なぜなら他の男達は低級魔物の相手で精一杯だったからである。
魔物の緑の血肉があたりに飛び散りそのまま業火で炭のように焼け焦げる。ハリーはその間中、目をつぶってガタガタと身体を震わせているだけだ。
「お兄様。終わりましたよ。そろそろ目を開けてはいかがですか?」
アイラの声に恐る恐る目を開け自分の周りにすっかり魔物がいなくなったことを確かめると、不機嫌に顔を歪めてアイラをなじったハリー。
「助けるのが遅いんだよ! なんで僕の側にいないんだ? お前の仕事は僕を守ることだろう? 帰ったら母上に言いつけるぞ!」
アイラを仲間はずれにしておきながら「自分の側にいろ」と、のたまう兄にアイラは苦笑するしかないのだった。
「私は4人ひと組のグループから外れていますから。お兄様にはオリー様やブレイク様が側にいましたよね?」
「もちろん助けようと思ったんだよ、本当さ。だけど・・・・・・剣をぬいて戦おうとしたらアイラが出しゃばってきたからタイミングがあわなかったんだ」
オリーはアイラの言葉に慌てて苦しい弁解をし始めるのだった。
「僕だってその気になればあんな魔物一発で倒せたんだぞ! ふん!」
一番先に木によじ登り一人だけ助かろうと身を隠していたことがバレていないと思っているブレイクはふんぞり返って鼻を鳴らす。
アイラはそれでもオリーとブレイクに「無事で良かったです」と声をかけたのである。
「なんだよ、偉そうに! ちょっとぐらい活躍したからっていい気になるなよ」
ハリーは助けてもらって感謝するどころか、アイラをなじりさえするのだった。
「ごめん、アイラ。僕はなんだか怖じ気づいてしまって・・・・・・咄嗟に魔法詠唱の文言が頭から吹き飛んでいたよ。今度は大丈夫だと思う」
ジャックだけが素直に自分の非を認めて、怖かったと正直な気持ちを打ち明けてくれた。
アイラの強さを目の当たりにした男達はアイラをますます避けるようになり、ジャックだけがアイラに優しい言葉をかけてくれるのだった。
それから三日後のこと、竜に非常に酷似しているがどこか違う巨大な魔物が現れアイラとジャックだけが魔法を繰り出して戦うことになるのだった。
なぜなら他の男達は低級魔物の相手で精一杯だったからである。
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