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2 怪物君かぁ、なんて楽しみなのかしら!
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今日はフローレンスがリッチ候爵家に初めて訪問する日だった。顔合わせに両親と出向くのだが、通常は男性側が女性側の屋敷を訪問するのに今回は逆なのね。
「全く、リッチ候爵家が大金持ちでもなければ同じ候爵家! こちらが出向くこともないのだがな!」
お父様はプライドが傷ついたようにブツブツと文句をおっしゃっていた。
「どうせ借金を払ってもらうのでしょう? こちらはお願いする立場ですわ。出向くのは当たり前じゃぁありませんか?」
私はサロンで刺繍をしながらお父様を窘めた。借金を肩代わりしてもらうつもりならこちらは同じ候爵家でも同等なわけがない。
前世でもお金をもらうって大変なことだった。夏休みは家事と妹弟の世話の合間にコンビニバイトしていたけれど、あれは超大変だったもの。なにしろ、肉まん類を蒸かしおでんを仕込み揚げ物を並べ、宅急便の手配に品出しもしながらのレジ打ち! それで時給はたったの・・・・・・。
ーー恐ろしいくらいの借金を払ってもらうポピンズ候爵家がリッチ候爵家に文句を言えた義理ではないわ。
お父様は何度も瞼をしばたたかせて私を見つめていらっしゃる。
「目薬をさしたほうがいいわ、お父様。そんなに目をギョロギョロさせたら人相が悪くていけません! リッチ家に縁談を断られてしまいますよ?」
「バカ者! エリーゼ、お前を睨んでおるんだ! 耳に痛いことばかり言いおって」
「? なんで怒っていらっしゃるのかしら? 血圧が上がって倒れてしまいますわよ? アーロン、お父様に目薬と血圧の薬を持ってきてあげて!」
私を長年仕えてくれている老執事アーロンに命令した。
「かしこまりました、お嬢様。ちょっとお待ちくださいませ」
アーロンは笑いをかみ殺しながら薬と水を持ってくるのだった。
「お姉様、綺麗なクリーム色のドレスを持っていらっしゃったわよね? 貸してもらっていい?」
今度は妹が私にねだり始める。
「あら、いいわよ。どうぞ、持っていって。一緒に私のお部屋に行きましょう。・・・・・・そうだわ、この首飾りも一緒につけるといいわ。ほら、つけてみて! まぁ、蜂蜜色の髪によく似合うわねぇーー。なんて可愛いのかしらぁ」
私は自分の部屋に招き入れたフローレンスにクリーム色のドレスを着せ惚れ惚れと見入った。
「そうでしょう? 私の方がお姉様よりずっと似合いますわ!」
小鼻をピクピクさせて自慢げに胸を張るフローレンス。
「そうね! その通りだわ。可愛いったらないわねーー。そのお鼻のピクピクするところなんてふわふわした蜂蜜色のネザーランドドワーフそのものよ! 一度、飼ってみたかったからとても満足よ」
私はそう言いながらギュッと妹を抱きしめた。
「ちょっ、ちょっと、お姉様! いつも本当にわけがわからないですわ。私はウサギじゃないですっ! もう結婚もできる立派なレディなんだからぁ~~」
「うふふ。いいじゃないのぉ。お姉様の前ではネザーランドドワーフでいなさいよ。その髪は少し艶が足りないわねぇ。ちょっとここに座って!」
私はローズオイルをほんの数滴手にたらし揉み込んで、フローレンスの髪に毛先を中心につけてあげた。
「うん、とても綺麗に艶々になったわ。この髪は結うのかしら? どんな髪型にする? お姉様がやってあげましょうか?」
「結構です! お姉様より侍女にしてもらいますわ。ふん!」
トコトコと小柄なウサギが駆け出すように去って行く妹を名残惜しく見守っていた私。
――あの髪をふんわりとハーフアップにしてリボンをつけるだけで可愛いのになぁ。編み込みにしても素敵なのに・・・・・・あぁ、フローレンスの髪を結いたいわぁ~~
日本で高校生だった私の夢は美容師だった。手先が器用なこともあり、複雑な髪型などでも雑誌のお手本を見ただけで難なく再現することができた。
美容師になりたかったな。カリスマ美容師ってやつよ。ここでは美容院というものはなく全て侍女達がやってくれるけれど、侍女ができる髪型はそれほどレパートリーは多くない。美容師という職業はこの世界ではまだないようだった。
10分後、泣きはらしたフローレンスが私の部屋に飛び込んで来た。
「お姉様、侍女がこんな髪型にしたけれど全然私に似合わないわ! やっぱりお姉様がやってよ!」
「あら、まぁーー。あっははは。それじゃぁ、ちょんまげじゃない? 今はポニーテールが流行っているとはいえ、なんでそんなにカチカチに固めておでこまで丸出し。バカ殿みたい!」
笑い転げる私にフローレンスは癇癪を起こした。
「あの侍女は奴隷にしてやるんだから! クビよ、クビ! きっとわざとこんな髪型にしたのだわ。使えない侍女め! 後でお父様に鞭で打ってもらうもん」
我が儘な妹は空恐ろしいことを言うから困る。ここは異世界の貴族社会、こんな些細なことでも侍女やメイドは鞭を打たれる。
「そんなことはしちゃいけないわ! そのいらない侍女は私が貰います。私の専属侍女にするわ。さて、その髪型を直してあげるからここに座って」
素直に座ったフローレンスの髪からつけすぎた整髪料をなんとか拭い、ふんわりとハーフアップにして毛先だけヘアアイロンでカールをつけた。
「ほら、どう? とても素敵よ。サイドは編み込みにしたから、横から見ても素敵よ。留めた箇所には髪飾りをつけてっと」
テキパキとやっていくと、さきほどの喜劇のバカ殿は恋愛ドラマのヒロインに変身!
「早く、お父様達とリッチ家に行ったほうがいいわ! 楽しんで来なさいね」
そう言いながら手を振り送り出したのだった。
☆彡★彡☆彡
その日の夕方、プンプンと頭から湯気が出ている子ウサギ妹は私に人差し指をつきつけて言ったのだった。
「お姉様の嘘つき! フェルゼン様は少しも美しくなかったです。あんな醜い方は初めて見ましたわ! 怪物よ! お姉様が私を騙したからこんなことになったんだわ。酷い、酷い! 嘘つきぃ~~!!」
「そうよねぇ~~。可哀想なフローレンス! エリーゼは自分が怪物と結婚したくないからフローレンスに嘘を言ったのですわ。酷い子ね」
お母様は私を鋭い眼差しで睨み付け、お父様も同意するようにうなづいていた。
「美しいかも、と言っただけですわ。それにフローレンスにフェルゼン様を薦めた覚えもありませんよ。勝手にフローレンスがフェルゼン様を欲しがっただけのこと。そんなにカリカリしていたら皺が増えましてよ? お母様」
私は眉間に深く刻まれたお母様の顔を見つめて注意をして差し上げた。
――あんな顔を常にしていたら口角も下がって何倍も老けて見えちゃうのに。スマイルは大事よね?
「とにかく私、フェルゼン様はお姉様に返します! だって元々はお姉様が結婚するはずだったのだもの。当然でしょう?」
やっぱり小鼻をピクピクさせて泣きわめいているから、だだをこねて足を踏みならすネザーランドドワーフそっくりだ。
「はい、いいわよ! 全く問題ないわ。楽しそうねぇーー。怪物君だなんてどんなかんじかしらぁ。容姿がそんなだと反比例できっと心は優しくて綺麗かもしれないわね!うふふ、面白そう」
心の底からそう思いウキウキした笑顔を浮かべると、両親はまたもや私を奇異の目で見つめフローレンスは首を傾げるのだった。
「全く、リッチ候爵家が大金持ちでもなければ同じ候爵家! こちらが出向くこともないのだがな!」
お父様はプライドが傷ついたようにブツブツと文句をおっしゃっていた。
「どうせ借金を払ってもらうのでしょう? こちらはお願いする立場ですわ。出向くのは当たり前じゃぁありませんか?」
私はサロンで刺繍をしながらお父様を窘めた。借金を肩代わりしてもらうつもりならこちらは同じ候爵家でも同等なわけがない。
前世でもお金をもらうって大変なことだった。夏休みは家事と妹弟の世話の合間にコンビニバイトしていたけれど、あれは超大変だったもの。なにしろ、肉まん類を蒸かしおでんを仕込み揚げ物を並べ、宅急便の手配に品出しもしながらのレジ打ち! それで時給はたったの・・・・・・。
ーー恐ろしいくらいの借金を払ってもらうポピンズ候爵家がリッチ候爵家に文句を言えた義理ではないわ。
お父様は何度も瞼をしばたたかせて私を見つめていらっしゃる。
「目薬をさしたほうがいいわ、お父様。そんなに目をギョロギョロさせたら人相が悪くていけません! リッチ家に縁談を断られてしまいますよ?」
「バカ者! エリーゼ、お前を睨んでおるんだ! 耳に痛いことばかり言いおって」
「? なんで怒っていらっしゃるのかしら? 血圧が上がって倒れてしまいますわよ? アーロン、お父様に目薬と血圧の薬を持ってきてあげて!」
私を長年仕えてくれている老執事アーロンに命令した。
「かしこまりました、お嬢様。ちょっとお待ちくださいませ」
アーロンは笑いをかみ殺しながら薬と水を持ってくるのだった。
「お姉様、綺麗なクリーム色のドレスを持っていらっしゃったわよね? 貸してもらっていい?」
今度は妹が私にねだり始める。
「あら、いいわよ。どうぞ、持っていって。一緒に私のお部屋に行きましょう。・・・・・・そうだわ、この首飾りも一緒につけるといいわ。ほら、つけてみて! まぁ、蜂蜜色の髪によく似合うわねぇーー。なんて可愛いのかしらぁ」
私は自分の部屋に招き入れたフローレンスにクリーム色のドレスを着せ惚れ惚れと見入った。
「そうでしょう? 私の方がお姉様よりずっと似合いますわ!」
小鼻をピクピクさせて自慢げに胸を張るフローレンス。
「そうね! その通りだわ。可愛いったらないわねーー。そのお鼻のピクピクするところなんてふわふわした蜂蜜色のネザーランドドワーフそのものよ! 一度、飼ってみたかったからとても満足よ」
私はそう言いながらギュッと妹を抱きしめた。
「ちょっ、ちょっと、お姉様! いつも本当にわけがわからないですわ。私はウサギじゃないですっ! もう結婚もできる立派なレディなんだからぁ~~」
「うふふ。いいじゃないのぉ。お姉様の前ではネザーランドドワーフでいなさいよ。その髪は少し艶が足りないわねぇ。ちょっとここに座って!」
私はローズオイルをほんの数滴手にたらし揉み込んで、フローレンスの髪に毛先を中心につけてあげた。
「うん、とても綺麗に艶々になったわ。この髪は結うのかしら? どんな髪型にする? お姉様がやってあげましょうか?」
「結構です! お姉様より侍女にしてもらいますわ。ふん!」
トコトコと小柄なウサギが駆け出すように去って行く妹を名残惜しく見守っていた私。
――あの髪をふんわりとハーフアップにしてリボンをつけるだけで可愛いのになぁ。編み込みにしても素敵なのに・・・・・・あぁ、フローレンスの髪を結いたいわぁ~~
日本で高校生だった私の夢は美容師だった。手先が器用なこともあり、複雑な髪型などでも雑誌のお手本を見ただけで難なく再現することができた。
美容師になりたかったな。カリスマ美容師ってやつよ。ここでは美容院というものはなく全て侍女達がやってくれるけれど、侍女ができる髪型はそれほどレパートリーは多くない。美容師という職業はこの世界ではまだないようだった。
10分後、泣きはらしたフローレンスが私の部屋に飛び込んで来た。
「お姉様、侍女がこんな髪型にしたけれど全然私に似合わないわ! やっぱりお姉様がやってよ!」
「あら、まぁーー。あっははは。それじゃぁ、ちょんまげじゃない? 今はポニーテールが流行っているとはいえ、なんでそんなにカチカチに固めておでこまで丸出し。バカ殿みたい!」
笑い転げる私にフローレンスは癇癪を起こした。
「あの侍女は奴隷にしてやるんだから! クビよ、クビ! きっとわざとこんな髪型にしたのだわ。使えない侍女め! 後でお父様に鞭で打ってもらうもん」
我が儘な妹は空恐ろしいことを言うから困る。ここは異世界の貴族社会、こんな些細なことでも侍女やメイドは鞭を打たれる。
「そんなことはしちゃいけないわ! そのいらない侍女は私が貰います。私の専属侍女にするわ。さて、その髪型を直してあげるからここに座って」
素直に座ったフローレンスの髪からつけすぎた整髪料をなんとか拭い、ふんわりとハーフアップにして毛先だけヘアアイロンでカールをつけた。
「ほら、どう? とても素敵よ。サイドは編み込みにしたから、横から見ても素敵よ。留めた箇所には髪飾りをつけてっと」
テキパキとやっていくと、さきほどの喜劇のバカ殿は恋愛ドラマのヒロインに変身!
「早く、お父様達とリッチ家に行ったほうがいいわ! 楽しんで来なさいね」
そう言いながら手を振り送り出したのだった。
☆彡★彡☆彡
その日の夕方、プンプンと頭から湯気が出ている子ウサギ妹は私に人差し指をつきつけて言ったのだった。
「お姉様の嘘つき! フェルゼン様は少しも美しくなかったです。あんな醜い方は初めて見ましたわ! 怪物よ! お姉様が私を騙したからこんなことになったんだわ。酷い、酷い! 嘘つきぃ~~!!」
「そうよねぇ~~。可哀想なフローレンス! エリーゼは自分が怪物と結婚したくないからフローレンスに嘘を言ったのですわ。酷い子ね」
お母様は私を鋭い眼差しで睨み付け、お父様も同意するようにうなづいていた。
「美しいかも、と言っただけですわ。それにフローレンスにフェルゼン様を薦めた覚えもありませんよ。勝手にフローレンスがフェルゼン様を欲しがっただけのこと。そんなにカリカリしていたら皺が増えましてよ? お母様」
私は眉間に深く刻まれたお母様の顔を見つめて注意をして差し上げた。
――あんな顔を常にしていたら口角も下がって何倍も老けて見えちゃうのに。スマイルは大事よね?
「とにかく私、フェルゼン様はお姉様に返します! だって元々はお姉様が結婚するはずだったのだもの。当然でしょう?」
やっぱり小鼻をピクピクさせて泣きわめいているから、だだをこねて足を踏みならすネザーランドドワーフそっくりだ。
「はい、いいわよ! 全く問題ないわ。楽しそうねぇーー。怪物君だなんてどんなかんじかしらぁ。容姿がそんなだと反比例できっと心は優しくて綺麗かもしれないわね!うふふ、面白そう」
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