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11 兄として幸福を願う(ハンク視点)
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イヴァンと一緒にベスの部屋を出た俺は、廊下で彼に向き直った。
「話があります。今、よろしいですか?」
「ああ」
頷いたイヴァンを皇宮の俺に宛がわれた部屋の応接間に招き向かい合ってソファに座ると、さっそく話を切り出した。俺はベスのように、こいつにお茶を振る舞う気などない。
「ベスは知らないが、俺は陽之本語も習得している」
ベスが知れば俺を追い出しただろうから黙っていたが。
「だから、先程のベスとあなたの会話を理解している」
「俺とベスにとっては日本語だが、そんな事、どうでもいいか」
ニホンゴ? ベスとイヴァンの前世の世界の言語だろうか?
まあ確かに、どうでもいい事なので、それについては言及せずに話を続けた。
「あなたとベスは前世で双子の姉弟だったんだな」
ベスが前世の記憶を持つ転生者なのは見ていれば分かる。ベスは隠し事ができる人間ではないし、何より生まれた時から俺は、ずっとあの子を見てきた。分からないはずがない。
俺が大陸の西方ではあまり遣われない陽之本語を習得したのも幼いベスの寝言や独り言が陽之本語(ベスにとってはニホンゴか?)だったからだ。彼女が無意識に何を言っているのか知りたかったのだ。
……彼女が寝言で最も呟いた言葉は「トウゴ」だった。前世の弟(イヴァン)を懐かしがっていたのだろう。悔しいからイヴァンには絶対教えてやらないが。
「だったら何だ? 今生は親戚でも結婚できる関係だ」
淡々と告げる男を前に、俺は目を眇めた。
出会った時から気に食わなかった。
この男がベスを手に入れるからだけではない。
その容姿が、為人が、つまり全てが気に食わない。
「あなたはそう割り切れてもベスは違う」
今生が結婚できる関係でも、その魂が前世の弟だと知れば、ベスは決してイヴァンを男として見れない。
だから、イヴァンもベスに告げる気はなかったはずだ。
それでもベスが気づくように仕向けたのは、彼の言う通り無駄だと思ったからだろう。
隠しても、ふと見せる仕草や口調に前世の自分の面影を見る彼女に。
「それでも俺と彼女は結婚する。国が決めた事だ」
「お前がどんなにごねても、それは覆らない」と言外に、イヴァンの黒い瞳は告げていた。
「ああ、そうだ。国が決めた。ベスが決めた訳じゃない」
お前は、あの子の体を手に入れるだろうが、心だけは決して手に入れられない。
なぜなら、あの子は――。
「あの子にとって、あの人でないなら誰だって同じだ」
俺にとって、あの子でないなら誰だって同じように――。
「なぜ、俺がわざわざ前世のベスの弟だと気づかせたと思う?」
「何?」
「同じ異世界からの転生者、しかも前世の弟だ。男として見てくれなくてもベスにとっては特別だ。ただ今生の兄というよりはな」
俺は拳が震えた。目の前の男を殴りたくて仕方なかったのだ。理性が働いていなければ殴りかかっていただろう。
「……異世界からの転生者で前世の弟、それがベスにとって特別だと? ふざけんな! 俺の、いや俺達家族との十五年を何だと思っているんだ!?」
理性のお陰で殴りかかりはしなかったが、怒鳴るのだけは止められなかった。
あまりにも侮辱している。
今生のベスと俺達家族との絆を。
ベスとイヴァンが前世では双子の姉弟で、その記憶を持つ転生者だとしても、今生の家族と過ごした年月だって掛け替えがなく大切なものだ。
それを――。
「本当の意味で、異世界からの転生者である俺とベスの孤独をお前とお前の家族は理解できない。アーサー王子を除くお前達家族がベスを愛しているのは分かる。それには感謝もしている。それでも理解できないし孤独感は埋められない。同じ異世界からの転生者でない限りな」
覇気に満ちた祖父に似た容姿の俺が怒鳴れば大抵の人間は萎縮するというのに、腹立たしい事にイヴァンは平然としている。
ベスが孤独だった?
禁断の片恋に苦しんでいるのは知っている。
……俺も同じ苦しみを負っているから、それは誰よりも理解できる。
それでも、それ以外では、ベスはいつも幸せそうに微笑んでいたのに。
「……そうだったとしても、あの子の特別は、お前じゃない」
それだけは断言できる。
孤独感は埋められたとしてもベスの特別にはなれない。
なぜなら――。
「あの子にとっての特別は、あの人だけだ」
同じ異世界からの転生者だろうと前世の双子の弟だろうと、ベスにとってあの人以外は誰でも同じだ。
ベスの特別は、唯一絶対は、あの人、俺とベスの実の父親、アーサー・テューダだけだ。
この俺、ハンクことヘンリー・テューダ・エチェバリアの特別が、唯一絶対が、血の繋がった実の妹であるベスことエリザベス・テューダだけであるように。
赤ん坊だったベスを見た瞬間から俺にとってあの子は特別だった。
ベスが異世界からの転生者だからではない。
時に大人びた表情を見せるかと思うと年相応の少女の愛らしさや勝気さを見せる妹。
最初は肉親の情だと思っていた。
愛しく可愛い妹。誰よりも幸福を願っている。
けれど、ベスと馬鹿皇子の婚約が決まり俺達家族と馬鹿皇子の家族が一堂に会した時の馬鹿皇子とイヴァンのベスを見る目を見て、俺がベスに抱く気持ちが肉親の情だけではないと気づいてしまった。
他の男の目にベスを映したくない。
誰にもやりたくない。
俺だけのものにしたい。
兄が妹に抱いてはいけない想いだ。
それでも自覚した想いは消せなかった。
「それでも俺はベスを手に入れる。今生では姉弟じゃないんだ。もう我慢したりなどしない」
前世ではイヴァンも俺と同じ苦しみを抱いたのだろうが、勿論、同情などしない。
今生でイヴァンはベスを、前世では姉だった愛する女を手に入れる。
心は手に入らなくても体を手に入れ国家が認めた夫婦になれるのだ。
俺は絶対に手に入らない。
禁忌を踏み越えてベスを強引に奪ったとしても、愛する彼女を傷つけ壊すだけだ。
前世のイヴァンが我慢していたのも、俺と同じ気持ちだったからだろう。
外見特徴と人としての根本が似ていても、愛する女性を尊重しているか否かが、イヴァンとあの人は決定的に違うのだ。
あの人であれば、母上が、愛する女性が自分の姉妹だろうと、ためらわず奪っただろう。その結果、彼女が傷つき壊れたとしても、きっと構わなかった。愛する彼女の願いより自分の想いを優先する人なのだから。
男としてベスを愛している。
けれど、兄としてベスの幸福を願ってもいるのだ。
だから――。
「あの子を不幸にしたら絶対許さない。お前がいずれこの国の皇帝になる男だとしても、この手で必ず殺す」
そのせいで、ラズドゥノフ帝国とテューダ王国とエチェバリア王国がどうなろうと構わない。
国王としては失格だろうが構わない。
ベスを不幸にして成り立つ世界など俺にとっては無意味だからだ。
権力を得たくて国王になった訳ではない。
この見かけに惚れた女が、たまたまエチェバリア王国の王太女だった。
俺もあの女も婚約者がいたというのに、俺を欲した女は自分達の婚約者の交換を提案した。
俺の婚約者とあの女の婚約者が互いに一目惚れしたのと、俺自身、ベスでないなら妻となる女など誰でもよかったので婚約者の交換に同意した。
エチェバリア王国の国王になってから約二年、俺は絶大な権力を手に入れた。あの国で俺の思い通りにならない事はまずない。
それだけの権力を手にしたのは、故国と何よりベスの役に立ちたいからだ。
けれど――。
俺が「皇弟から逃がしてやる。守ってやる」と言った時のベスを思い出した。
――ありがとう。ハンク兄様。
微笑みながら言った彼女の俺と同じ紫眼は「もうあなたには頼らない」という決意を語っていた。
……おそらく彼女は気づいてしまった。
あれだけ激昂したのだ。母上同様、自分に向けられる想いには鈍感でも、さすがに気づかないはずがない。
……しくじったとは思うが、頭に血が上ったのだ。
彼女の白く細い首に散っていた薄紅の痣を見た瞬間に。
俺は絶対触れられないというのに――。
ベスに無理矢理触れた事への怒りは勿論あるが……それ以上に。
俺がどんなに切望しても決してできない事を見せつけられた怒りのほうが大きかった。
これは嫉妬だ。
ベスの心は得られてなくても体を手に入れ国家が認めた夫婦になれる男への――。
この男が前世で俺と同じ苦しみを味わった事を知っても気は晴れない。
唯一の救いは、ベスがイヴァンを男として愛する事は絶対にない事か。
前世の弟だと分かった相手を男として見るのは、ベスにはまず無理だ。
まして、ベスは、あの人以外愛せない。
「不幸になどしない。多少強引な手段で手に入れたが、彼女が幸福じゃないなら意味がないからな」
この男にとっても、彼女を不幸にして成り立つ世界など無意味なのだと。
その決然とした表情で分かった。
「話があります。今、よろしいですか?」
「ああ」
頷いたイヴァンを皇宮の俺に宛がわれた部屋の応接間に招き向かい合ってソファに座ると、さっそく話を切り出した。俺はベスのように、こいつにお茶を振る舞う気などない。
「ベスは知らないが、俺は陽之本語も習得している」
ベスが知れば俺を追い出しただろうから黙っていたが。
「だから、先程のベスとあなたの会話を理解している」
「俺とベスにとっては日本語だが、そんな事、どうでもいいか」
ニホンゴ? ベスとイヴァンの前世の世界の言語だろうか?
まあ確かに、どうでもいい事なので、それについては言及せずに話を続けた。
「あなたとベスは前世で双子の姉弟だったんだな」
ベスが前世の記憶を持つ転生者なのは見ていれば分かる。ベスは隠し事ができる人間ではないし、何より生まれた時から俺は、ずっとあの子を見てきた。分からないはずがない。
俺が大陸の西方ではあまり遣われない陽之本語を習得したのも幼いベスの寝言や独り言が陽之本語(ベスにとってはニホンゴか?)だったからだ。彼女が無意識に何を言っているのか知りたかったのだ。
……彼女が寝言で最も呟いた言葉は「トウゴ」だった。前世の弟(イヴァン)を懐かしがっていたのだろう。悔しいからイヴァンには絶対教えてやらないが。
「だったら何だ? 今生は親戚でも結婚できる関係だ」
淡々と告げる男を前に、俺は目を眇めた。
出会った時から気に食わなかった。
この男がベスを手に入れるからだけではない。
その容姿が、為人が、つまり全てが気に食わない。
「あなたはそう割り切れてもベスは違う」
今生が結婚できる関係でも、その魂が前世の弟だと知れば、ベスは決してイヴァンを男として見れない。
だから、イヴァンもベスに告げる気はなかったはずだ。
それでもベスが気づくように仕向けたのは、彼の言う通り無駄だと思ったからだろう。
隠しても、ふと見せる仕草や口調に前世の自分の面影を見る彼女に。
「それでも俺と彼女は結婚する。国が決めた事だ」
「お前がどんなにごねても、それは覆らない」と言外に、イヴァンの黒い瞳は告げていた。
「ああ、そうだ。国が決めた。ベスが決めた訳じゃない」
お前は、あの子の体を手に入れるだろうが、心だけは決して手に入れられない。
なぜなら、あの子は――。
「あの子にとって、あの人でないなら誰だって同じだ」
俺にとって、あの子でないなら誰だって同じように――。
「なぜ、俺がわざわざ前世のベスの弟だと気づかせたと思う?」
「何?」
「同じ異世界からの転生者、しかも前世の弟だ。男として見てくれなくてもベスにとっては特別だ。ただ今生の兄というよりはな」
俺は拳が震えた。目の前の男を殴りたくて仕方なかったのだ。理性が働いていなければ殴りかかっていただろう。
「……異世界からの転生者で前世の弟、それがベスにとって特別だと? ふざけんな! 俺の、いや俺達家族との十五年を何だと思っているんだ!?」
理性のお陰で殴りかかりはしなかったが、怒鳴るのだけは止められなかった。
あまりにも侮辱している。
今生のベスと俺達家族との絆を。
ベスとイヴァンが前世では双子の姉弟で、その記憶を持つ転生者だとしても、今生の家族と過ごした年月だって掛け替えがなく大切なものだ。
それを――。
「本当の意味で、異世界からの転生者である俺とベスの孤独をお前とお前の家族は理解できない。アーサー王子を除くお前達家族がベスを愛しているのは分かる。それには感謝もしている。それでも理解できないし孤独感は埋められない。同じ異世界からの転生者でない限りな」
覇気に満ちた祖父に似た容姿の俺が怒鳴れば大抵の人間は萎縮するというのに、腹立たしい事にイヴァンは平然としている。
ベスが孤独だった?
禁断の片恋に苦しんでいるのは知っている。
……俺も同じ苦しみを負っているから、それは誰よりも理解できる。
それでも、それ以外では、ベスはいつも幸せそうに微笑んでいたのに。
「……そうだったとしても、あの子の特別は、お前じゃない」
それだけは断言できる。
孤独感は埋められたとしてもベスの特別にはなれない。
なぜなら――。
「あの子にとっての特別は、あの人だけだ」
同じ異世界からの転生者だろうと前世の双子の弟だろうと、ベスにとってあの人以外は誰でも同じだ。
ベスの特別は、唯一絶対は、あの人、俺とベスの実の父親、アーサー・テューダだけだ。
この俺、ハンクことヘンリー・テューダ・エチェバリアの特別が、唯一絶対が、血の繋がった実の妹であるベスことエリザベス・テューダだけであるように。
赤ん坊だったベスを見た瞬間から俺にとってあの子は特別だった。
ベスが異世界からの転生者だからではない。
時に大人びた表情を見せるかと思うと年相応の少女の愛らしさや勝気さを見せる妹。
最初は肉親の情だと思っていた。
愛しく可愛い妹。誰よりも幸福を願っている。
けれど、ベスと馬鹿皇子の婚約が決まり俺達家族と馬鹿皇子の家族が一堂に会した時の馬鹿皇子とイヴァンのベスを見る目を見て、俺がベスに抱く気持ちが肉親の情だけではないと気づいてしまった。
他の男の目にベスを映したくない。
誰にもやりたくない。
俺だけのものにしたい。
兄が妹に抱いてはいけない想いだ。
それでも自覚した想いは消せなかった。
「それでも俺はベスを手に入れる。今生では姉弟じゃないんだ。もう我慢したりなどしない」
前世ではイヴァンも俺と同じ苦しみを抱いたのだろうが、勿論、同情などしない。
今生でイヴァンはベスを、前世では姉だった愛する女を手に入れる。
心は手に入らなくても体を手に入れ国家が認めた夫婦になれるのだ。
俺は絶対に手に入らない。
禁忌を踏み越えてベスを強引に奪ったとしても、愛する彼女を傷つけ壊すだけだ。
前世のイヴァンが我慢していたのも、俺と同じ気持ちだったからだろう。
外見特徴と人としての根本が似ていても、愛する女性を尊重しているか否かが、イヴァンとあの人は決定的に違うのだ。
あの人であれば、母上が、愛する女性が自分の姉妹だろうと、ためらわず奪っただろう。その結果、彼女が傷つき壊れたとしても、きっと構わなかった。愛する彼女の願いより自分の想いを優先する人なのだから。
男としてベスを愛している。
けれど、兄としてベスの幸福を願ってもいるのだ。
だから――。
「あの子を不幸にしたら絶対許さない。お前がいずれこの国の皇帝になる男だとしても、この手で必ず殺す」
そのせいで、ラズドゥノフ帝国とテューダ王国とエチェバリア王国がどうなろうと構わない。
国王としては失格だろうが構わない。
ベスを不幸にして成り立つ世界など俺にとっては無意味だからだ。
権力を得たくて国王になった訳ではない。
この見かけに惚れた女が、たまたまエチェバリア王国の王太女だった。
俺もあの女も婚約者がいたというのに、俺を欲した女は自分達の婚約者の交換を提案した。
俺の婚約者とあの女の婚約者が互いに一目惚れしたのと、俺自身、ベスでないなら妻となる女など誰でもよかったので婚約者の交換に同意した。
エチェバリア王国の国王になってから約二年、俺は絶大な権力を手に入れた。あの国で俺の思い通りにならない事はまずない。
それだけの権力を手にしたのは、故国と何よりベスの役に立ちたいからだ。
けれど――。
俺が「皇弟から逃がしてやる。守ってやる」と言った時のベスを思い出した。
――ありがとう。ハンク兄様。
微笑みながら言った彼女の俺と同じ紫眼は「もうあなたには頼らない」という決意を語っていた。
……おそらく彼女は気づいてしまった。
あれだけ激昂したのだ。母上同様、自分に向けられる想いには鈍感でも、さすがに気づかないはずがない。
……しくじったとは思うが、頭に血が上ったのだ。
彼女の白く細い首に散っていた薄紅の痣を見た瞬間に。
俺は絶対触れられないというのに――。
ベスに無理矢理触れた事への怒りは勿論あるが……それ以上に。
俺がどんなに切望しても決してできない事を見せつけられた怒りのほうが大きかった。
これは嫉妬だ。
ベスの心は得られてなくても体を手に入れ国家が認めた夫婦になれる男への――。
この男が前世で俺と同じ苦しみを味わった事を知っても気は晴れない。
唯一の救いは、ベスがイヴァンを男として愛する事は絶対にない事か。
前世の弟だと分かった相手を男として見るのは、ベスにはまず無理だ。
まして、ベスは、あの人以外愛せない。
「不幸になどしない。多少強引な手段で手に入れたが、彼女が幸福じゃないなら意味がないからな」
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