25 / 27
獣人さんシリーズ
小ネタ
しおりを挟む
狼とリスくんの喧嘩(※付き合う前)
「お前っ、発情期がちけぇんだ!もう外歩くなつってんだろ!?」
珍しく狼宇は激怒していた。
友人からも温厚で怒ることがないと評価をされている狼宇が牙を見せて、リスくんを睨んでいた。
「だって!ナッツの詰め合わせが少なくて…」
「んなの俺に頼めよ!危ねぇって何回言わせんだ、この馬鹿リス!」
肉食獣からの威圧。
くわっと鋭い犬歯を見せられて思わず震え上がるリスくん。本気で怒られしょぼくれる、も…。
「ば、馬鹿ってなんだよ!?」
ナッツくらい今まで自分で買いに行ってたんだ、パートナーではない狼にそこまで言われたくないとリスくんも憤慨した。
しかし狼宇も黙らない。
「ああん゛!?」
「っ、だって、狼宇にお願いしても高いの買ってくるじゃん!ナッツ以外にも、色々!」
迷惑だ!と言う。
美味しくて自分で買いたくなって、ネットで値段を見て蒼白。
そりゃ美味しいはずだよね!?
けれどリスの理人はどこまでも庶民なのだ、舌が肥えてしまうのは困る。
「もう帰れよ!!まだ発情期じゃないし、一緒にいたくないでしょ!?」
「は、おま、……っ、!?」
小型獣の理人に追い出され、大人しく引き下がる狼。
本気を出せば居座れても、リスくん相手にそれはできない。
「呼べよ?」
「呼ばない」
本当に、素直じゃない、可愛くない。
=========================
補足:
狼くんはリスくんを傷つけないように、肉食獣のアイデンティティでもある爪や牙を定期的に丸くするメンテナンスをしてます。
リスくんは自分のナッツ代だけでなく、安くてもおいしいと評判な燻製肉なども蓄えているのでお金がない。
「お前っ、発情期がちけぇんだ!もう外歩くなつってんだろ!?」
珍しく狼宇は激怒していた。
友人からも温厚で怒ることがないと評価をされている狼宇が牙を見せて、リスくんを睨んでいた。
「だって!ナッツの詰め合わせが少なくて…」
「んなの俺に頼めよ!危ねぇって何回言わせんだ、この馬鹿リス!」
肉食獣からの威圧。
くわっと鋭い犬歯を見せられて思わず震え上がるリスくん。本気で怒られしょぼくれる、も…。
「ば、馬鹿ってなんだよ!?」
ナッツくらい今まで自分で買いに行ってたんだ、パートナーではない狼にそこまで言われたくないとリスくんも憤慨した。
しかし狼宇も黙らない。
「ああん゛!?」
「っ、だって、狼宇にお願いしても高いの買ってくるじゃん!ナッツ以外にも、色々!」
迷惑だ!と言う。
美味しくて自分で買いたくなって、ネットで値段を見て蒼白。
そりゃ美味しいはずだよね!?
けれどリスの理人はどこまでも庶民なのだ、舌が肥えてしまうのは困る。
「もう帰れよ!!まだ発情期じゃないし、一緒にいたくないでしょ!?」
「は、おま、……っ、!?」
小型獣の理人に追い出され、大人しく引き下がる狼。
本気を出せば居座れても、リスくん相手にそれはできない。
「呼べよ?」
「呼ばない」
本当に、素直じゃない、可愛くない。
=========================
補足:
狼くんはリスくんを傷つけないように、肉食獣のアイデンティティでもある爪や牙を定期的に丸くするメンテナンスをしてます。
リスくんは自分のナッツ代だけでなく、安くてもおいしいと評判な燻製肉なども蓄えているのでお金がない。
45
あなたにおすすめの小説
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
ドSと崇拝
夏緒
BL
先輩の家で宅飲みしてて、盛り上がって大騒ぎしてみんなで雑魚寝したんです。そしたら先輩が当たり前のようにおれに乗っかってくる。両隣には先輩のダチが転がってる。しかもこの先輩、酔ってるうえに元がドSだもんだから……。
前編、中編、後編です♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる