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飴玉でハーレム作ろうとしたら男しか寄ってこない11
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その子が産まれたのは八月の五日。きっかり三ヶ月後だった。
ずっしり元気な男の子。耳と尻尾がペルルカ譲りだけれど俺の血が強く出ている気がする。漆黒の髪に黒い瞳。
名前はペルルカがつけた。
アローチャ。導くもの、という意味だそうだ。
そこで初めて俺はペルルカという名前にはなにか意味があるのだろうかと思って聞いてみた。
「俺の名前は黒鉄の槌、という意味だ」
「らしいっちゃらしい名前だね。強そうで格好いい。ヒロエはなにか意味がある?」
「一番星、という意味だ」
「ヒロエ知ってた?」
「初めて知った!」
「ヒロエのお母さんは……あれ、ちょっと待って。ヒロエってかあちゃんって呼んでたよね。お母さんから生まれたの?この世界で言うならお父さんじゃないの?」
「かあちゃんは女だった。鬼族は人間より女の割合が多い。だからかあちゃんだ」
「そうなんだ。ヒロエのお母さんはきっとヒロエのことが希望に思えていたんだろうね」
「希望?」
「そうだよ。じゃなきゃ一番星なんて素敵な名前つけないよ」
「素敵……アローチャも素敵な名前」
「そうだね、素敵な名前だ」
俺は腕の中の赤子を見下ろして微笑んだ。
子育ては戦争だと言ったのは誰だったか。
三時間おきのミルク、あっという間に湿っているおむつ、気を抜くと昼夜問わず響きわたる泣き声。
昼過ぎ、ちょっとカウチでうとうととしていたらふえ、と泣き出す気配がしてはっと目を覚ます。
「どうした、ミルクはさっき飲んだだろ?おむつかな?」
おむつを確認したら案の定濡れていた。まだ慣れない手付きでおむつを替えてぽんとそのまんまるお腹を軽く叩いた。
「はい、出来上がり」
きれいになってもむすっとしているアローチャによし、散歩に行こう、と思う。
「ヒロエー!散歩行くけど行くー?!」
窓から庭に向かって声をかけると家庭菜園の草むしりをしていたヒロエが立ち上がって行くー!と答えた。
俺は抱っこ紐でアローチャをしっかり抱くとヒロエを伴って家を出た。
「あー」
空に浮かぶ雲を掴もうとしているのか手をわちゃわちゃと伸ばすアローチャ。
「チャーチャはあっという間にご機嫌だねえ」
チャーチャというのはアローチャの愛称だ。チャッチャちゃんと呼ぶこともある。
「今日は教会に行ってみようか」
教会にはアローチャが産まれてすぐに顔を見せに行って以来行っていない。もう気づけば二ヶ月近く教会に顔を出していなかった。
ユリアさんにも会いたいし、と教会への道のりを歩いて行く途中で果物の籠盛りを買った。今日は流石にパイを焼いている暇はなかったのだ。
教会に入ると途端にアローチャは静かになった。彼もなにか感じるものがあるのだろうか。
「コウ様いらっしゃいませ。ヒロエ様もアローチャ様も」
「こんにちは、ユリアさん。ほら、チャーチャも挨拶して?はいこんにちはー」
小さな手を掴んで振ってみせるとユリアさんはまあ、と顔をほころばせた。
「ユリアねえちゃんこんにちは」
「ヒロエ様もこんにちは。いつものお部屋にご案内いたしますわね」
「あ、そのまえにこれ」
と俺は果物の籠盛りをさしだす。
「今日はパイ焼いてくる暇がなかったから祭壇に備えてもらえますか?」
「かしこまりました」
籠盛りを渡していつもの小部屋に通してもらう。
ユリアさんが出ていくのを見届けて、俺はサクマさんに声をかけた。
「神様呼んでくれるかな」
「はーい!」
ぱんっとサクマさんが弾けて執事姿の神様が現れた。優男顔がもう定着したらしい。
「久しぶりだね、バンビーノ。来てくれなくて寂しかったよ」
アローチャは初めて見る神様を不思議な感情の浮かんだ目で見上げていた。
「すみません、育児で忙しくて」
「アローチャも元気だね。ヒロエは元気がない?」
「え?そうなの?」
全然気づかなかった、とヒロエを見ると彼は恥ずかしそうに唇を尖らせてもじもじと手をいじくった。
「……コウにいちゃんもペルルカにいちゃんもチャーチャのことばっかりで俺と遊んでくれない」
あーそうか、アローチャのことで頭が一杯でヒロエのことを蔑ろにしてしまっていたのかもしれない。
「そっか、ごめんな、ヒロエ」
「ううん、チャーチャは目を離せないのはわかってる。だからいい」
「でもヒロエが我慢することないんだよ。……よし、今度からチャーチャと三人でお昼寝しよう?ペルルカもいるときは四人で。ミルクもヒロエ、あげてみる?一緒にチャーチャを育てていこうよ」
「うんっ」
ヒロエは嬉しそうに笑った。そう言えば確かに彼のこんな笑顔を見るのは久しぶりだった。思い返してみればここ最近のヒロエはどこか遠慮がちに笑っていた。
視野が狭くなるのは俺の悪い癖だ。みんなで子育てをしていこう。
すると神様がぱちんと指を鳴らしてもう片方の手に茶色いくまのあみぐるみを取り出した。
「これをアローチャに」
にっこりと笑って神様がアローチャに差し出すと、アローチャはきらきらとした目であみぐるみを見たあと小さな手でそれを掴んだ。
「出産祝いだよ」
「よかったねえ、チャーチャ」
「あーう」
あみぐるみを抱え込んだアローチャを穏やかな目で見下ろして、神様は不意に俺の顎先をつまんで持ち上げるとちゅっとキスをしてきた。
「あ!」
ヒロエが声を上げる。きょとんとしていると神様はたまには私のこともかまっておくれ、と笑った。
「神様でも寂しいって思うの?」
「そりゃあ思うさ。私だってもとは人間だからね。そういう感性は残っているよ」
「そうなんですね」
どれくらい昔の話なんだろう。地球を作ったくらいだからそれよりは長く生きているはずだ。
「天からきみたちを見ているのは楽しいけれど、やはりたまにはこうして直接触れ合いたいと思うよ」
その言葉に俺はもうちょっと頻繁に教会に来よう、と思った。
(続く)
ずっしり元気な男の子。耳と尻尾がペルルカ譲りだけれど俺の血が強く出ている気がする。漆黒の髪に黒い瞳。
名前はペルルカがつけた。
アローチャ。導くもの、という意味だそうだ。
そこで初めて俺はペルルカという名前にはなにか意味があるのだろうかと思って聞いてみた。
「俺の名前は黒鉄の槌、という意味だ」
「らしいっちゃらしい名前だね。強そうで格好いい。ヒロエはなにか意味がある?」
「一番星、という意味だ」
「ヒロエ知ってた?」
「初めて知った!」
「ヒロエのお母さんは……あれ、ちょっと待って。ヒロエってかあちゃんって呼んでたよね。お母さんから生まれたの?この世界で言うならお父さんじゃないの?」
「かあちゃんは女だった。鬼族は人間より女の割合が多い。だからかあちゃんだ」
「そうなんだ。ヒロエのお母さんはきっとヒロエのことが希望に思えていたんだろうね」
「希望?」
「そうだよ。じゃなきゃ一番星なんて素敵な名前つけないよ」
「素敵……アローチャも素敵な名前」
「そうだね、素敵な名前だ」
俺は腕の中の赤子を見下ろして微笑んだ。
子育ては戦争だと言ったのは誰だったか。
三時間おきのミルク、あっという間に湿っているおむつ、気を抜くと昼夜問わず響きわたる泣き声。
昼過ぎ、ちょっとカウチでうとうととしていたらふえ、と泣き出す気配がしてはっと目を覚ます。
「どうした、ミルクはさっき飲んだだろ?おむつかな?」
おむつを確認したら案の定濡れていた。まだ慣れない手付きでおむつを替えてぽんとそのまんまるお腹を軽く叩いた。
「はい、出来上がり」
きれいになってもむすっとしているアローチャによし、散歩に行こう、と思う。
「ヒロエー!散歩行くけど行くー?!」
窓から庭に向かって声をかけると家庭菜園の草むしりをしていたヒロエが立ち上がって行くー!と答えた。
俺は抱っこ紐でアローチャをしっかり抱くとヒロエを伴って家を出た。
「あー」
空に浮かぶ雲を掴もうとしているのか手をわちゃわちゃと伸ばすアローチャ。
「チャーチャはあっという間にご機嫌だねえ」
チャーチャというのはアローチャの愛称だ。チャッチャちゃんと呼ぶこともある。
「今日は教会に行ってみようか」
教会にはアローチャが産まれてすぐに顔を見せに行って以来行っていない。もう気づけば二ヶ月近く教会に顔を出していなかった。
ユリアさんにも会いたいし、と教会への道のりを歩いて行く途中で果物の籠盛りを買った。今日は流石にパイを焼いている暇はなかったのだ。
教会に入ると途端にアローチャは静かになった。彼もなにか感じるものがあるのだろうか。
「コウ様いらっしゃいませ。ヒロエ様もアローチャ様も」
「こんにちは、ユリアさん。ほら、チャーチャも挨拶して?はいこんにちはー」
小さな手を掴んで振ってみせるとユリアさんはまあ、と顔をほころばせた。
「ユリアねえちゃんこんにちは」
「ヒロエ様もこんにちは。いつものお部屋にご案内いたしますわね」
「あ、そのまえにこれ」
と俺は果物の籠盛りをさしだす。
「今日はパイ焼いてくる暇がなかったから祭壇に備えてもらえますか?」
「かしこまりました」
籠盛りを渡していつもの小部屋に通してもらう。
ユリアさんが出ていくのを見届けて、俺はサクマさんに声をかけた。
「神様呼んでくれるかな」
「はーい!」
ぱんっとサクマさんが弾けて執事姿の神様が現れた。優男顔がもう定着したらしい。
「久しぶりだね、バンビーノ。来てくれなくて寂しかったよ」
アローチャは初めて見る神様を不思議な感情の浮かんだ目で見上げていた。
「すみません、育児で忙しくて」
「アローチャも元気だね。ヒロエは元気がない?」
「え?そうなの?」
全然気づかなかった、とヒロエを見ると彼は恥ずかしそうに唇を尖らせてもじもじと手をいじくった。
「……コウにいちゃんもペルルカにいちゃんもチャーチャのことばっかりで俺と遊んでくれない」
あーそうか、アローチャのことで頭が一杯でヒロエのことを蔑ろにしてしまっていたのかもしれない。
「そっか、ごめんな、ヒロエ」
「ううん、チャーチャは目を離せないのはわかってる。だからいい」
「でもヒロエが我慢することないんだよ。……よし、今度からチャーチャと三人でお昼寝しよう?ペルルカもいるときは四人で。ミルクもヒロエ、あげてみる?一緒にチャーチャを育てていこうよ」
「うんっ」
ヒロエは嬉しそうに笑った。そう言えば確かに彼のこんな笑顔を見るのは久しぶりだった。思い返してみればここ最近のヒロエはどこか遠慮がちに笑っていた。
視野が狭くなるのは俺の悪い癖だ。みんなで子育てをしていこう。
すると神様がぱちんと指を鳴らしてもう片方の手に茶色いくまのあみぐるみを取り出した。
「これをアローチャに」
にっこりと笑って神様がアローチャに差し出すと、アローチャはきらきらとした目であみぐるみを見たあと小さな手でそれを掴んだ。
「出産祝いだよ」
「よかったねえ、チャーチャ」
「あーう」
あみぐるみを抱え込んだアローチャを穏やかな目で見下ろして、神様は不意に俺の顎先をつまんで持ち上げるとちゅっとキスをしてきた。
「あ!」
ヒロエが声を上げる。きょとんとしていると神様はたまには私のこともかまっておくれ、と笑った。
「神様でも寂しいって思うの?」
「そりゃあ思うさ。私だってもとは人間だからね。そういう感性は残っているよ」
「そうなんですね」
どれくらい昔の話なんだろう。地球を作ったくらいだからそれよりは長く生きているはずだ。
「天からきみたちを見ているのは楽しいけれど、やはりたまにはこうして直接触れ合いたいと思うよ」
その言葉に俺はもうちょっと頻繁に教会に来よう、と思った。
(続く)
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