異世界の公爵様がミステリー好きすぎて、にわか執事の僕は大変です!

平塚冴子

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新たなる日常。執事勉強中。

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『氷山の輝』の事件から三日経ち、レノアとサジェット伯爵……もといサジェットの正式な契約書も国王に受理され、今日から二人は僕と同じくエル殿下の元で働き始める。
 実験動物の扱いは、とりあえずビビリア様がサジェットが数日間で叩き込むらしいが、初っ端からスパルタ教育とはいささか可哀想な気もしないでもない。
 レノアは今日一日は、館内の使用人との役割分担やルールを教えてもらい、明日から一日三時間、僕の教育に当たるらしい。

 この三日というのも思ったより大変だった。
 と、いうのもアマネラルク伯爵も商人でずる賢い古狸のような人物のせいか、エル殿下の交渉を引き伸ばして少しでも自分の得になるように持って行こうと、ごねり出したのだ。
 とはいえ、エル殿下もそこら辺は予想がついていたらしく、近年のアマネラルク伯爵の収めた税金の不備を指摘し、相手を黙らせてしまった。
 ブリジット嬢は流石に今回の事件で、サジェットの心に自分が存在していない事を理解して、素直にエル殿下の別荘へと向かったそうだ。
 アレクは、上司への報告書やら始末書やらで丸一日検察捜査庁へ軟禁状態だったという。
 そして、何より大変だったのは、実は国王……エル殿下の弟であり、この国の王様だ。
 急に仕事を増やされ、使用人への雇用契約も勝手に決められ、さすがに忙しかったらしく、関係書類と共にぼやきというか、文句の手紙が追加で配送されてきた。
 多分、エル殿下は国王に多額の借金のような借りを、ほぼほぼ返していないんじゃないか?
 国王使いの荒い、大公殿下なのだ。
 そして、そのせいなのか、来週には僕は国王に謁見しなければならなくなってしまった。
 執事教育も急を要する事態となった訳だ。
 そこで只今、僕とエル殿下は殿下の書斎にて、執事としての知識の詰め込み作業の真っ最中なのだ。

「今日中にお茶の種類とワイン銘柄、それぞれの産地の暗記って。
 給仕だけじゃだめなんですか?
 自分はほぼ飲まないんですよ!
 百種類どころじゃないんです。
 これじゃ、期末テストの暗記ですよ。」
「そうですよね。
 私も本当はあまり必要ではないと考えています。」
「ですよね!
 じゃあ……。」
「私に必要ないと思っているだけで、他の公人はそうではないんですよ。
 執事とは主のいわば右腕です。
 右腕がおバカだと主もおバカと思われるのです。
 まあ、実際は主がおバカで執事が利口のパターンがほとんどですが。
 そして、おバカな主ほどマウントを取りたがる訳ですよ。
 くだらない事ですが、他の主が他の主の執事を試して意地悪な質問をするわけです。
 答えられなければ主人の顔を潰す事にもなります。
 つまり、執事の知識量が勝手に主人の最低限度の知識量と判断されてしまうわけです。
 そうなると、相手を甘く見て、強硬なマウントで攻めてくるのです。
 と、まあ上流階級には意味不明な闇ルールみたいな物が存在します。
 弟、いや国王は基本的に節度やマナー、常識に厳しい方なので最低限の執事としての知識やマナーを試してくる可能性もなきにしもあらずなのです。
 本当に、私には似ていない性格です。
 まあ、逆にいうと国王に認められれば、執事として世間的にも認められるはずです。
 今後の事を考えるなら、嫌でもそこはクリアしておきたいところなのです。」
「はあ。
 に、したって一夜漬けならぬ一週間漬けで、失敗なんかしたら。」

 僕は頭の隅で、ギロチンにかけられるところを想像して身震いした。

「呆れられる。
 あるいは国王の悩み事が一つ増えてしまうところでしょうか。
 勘違いしてはいけません。
 今回の謁見は、トモエの資質を試す物ではありません。
 急を要したのは、私を心配しての事でしょう。
 ですから、例え失敗したとしても、トモエ自身への処遇は何ら変わらないでしょう。
 事件に首を突っ込む私の元で、やっていけるのかどうか。
 私としても忙しいのに、私の心配で時間を取られてしまうのも申し訳ない。
 できれば国王の心配の種を一つつ日しておきたい……そんな程度の事なのですよ。」

 え……でも、それって。
 さらっと言ってるけど、兄弟の愛情なんだよな、きっと。
 逆にこれは、問題なんか起こせない。
 僕がこの兄弟の足枷になってはいけないんだ。
 僕には兄弟がいないから、憧れたり羨ましく思ったりしてしまうけど、二人の間の均衡を保っているのは愛情なんだと実感した。
 これはもう、死ぬ気で一週間、詰め込まなければ!
 頭が破裂しそうなくらい詰め込んでやる!
 僕は一気にテンションを上げた。

「そうそう、トモエにも国王の情報を少し入れておいた方がいいかもしれませんね。
 先日来た手紙の面白いところを、ちょっとだけ読んであげましょう。」
「えええ?
 エル殿下、それはちょっと……。」

 と、言いつつ知りたい、聞きたい。

「では途中からではありますが。
『エル、毎事件ごとに動く金銭の流動に会計省が発狂しそうなくらいカオスな状況にさらされている。
 最終的に我が国の利益が上がる結果になっている事も、彼らにとってはジレンマの種だ。
 庶民の主婦のようにとは言わぬが、金銭に無頓着なのもいかがなものかと考える。
 国庫の税金は金貸し屋ではない。
 利率をプラスして返せば良いという物でもない。
 全ての民の汗と血なのだ。
 感謝の心を忘れてはならぬ。
 事件解決に必要なのは解るが、それを心の隅に置いておいて欲しい。
 執事雇用の件ですが、これは何度か申請受理しましたが全て短期間で終わっています。
 プラス、今回二人の使用雇用申請も受理しましたが……。
 人事省でもため息の嵐が吹き荒れています。
 人選の熟考もお願いします。
 検察捜査庁、魔法監査庁を束ねる事件省など各省庁からの苦情なども、日に日に増えて、エルの役人人気はダダ下がりです。
 私としては兄が酷評されるのは……。』
 と、まあちょいちょいグチを差し込んで面白いんですよ。
 他人の前の凛とした国王より、可愛らしいでしょう。」
「そこですか?
 迷惑掛けっぱなしじゃないですか!
 国王のメンタル崩壊しちゃいますって!
 ダメです。
 絶対に国王に認められなきゃ。
 国王自身がかわいそうです。」
「ぷっ。
 あはは。
 本当にトモエ面白いですね。
 ん、上司にも言いたい事が言えるのは立派ですよ。」
「あ……。
 いえ。
 僕は……エル殿下。
 少しだけ、僕のグチを聞いて頂けますか?
 その後、死ぬ気で勉強しますので。」
「……おや。
 私に人生相談しても面白がられるだけですが。
 まあ、吐き出したければどうぞ。
 話を聞く耳は持ってますから。」

 話しやすいように、普通の会話っぽく返してくれるエル殿下。
 この人の前でなら今までの自分の苦悩を話せる、胸に詰まった塊を溶かす事ができると思ったんだ。

 僕は前の世界での、家族環境や虐げられた毎日にメンタルをやられた話を、心から流れるままに話した。
 もちろん、桂木 聖とエル殿下の姿が酷似してることは伏せてだが。
 エル殿下は一言も言葉を挟まずに、優しい眼差しで僕の話をじっくりと聞いてくれた。
 やっと他人に吐き出せた事で、僕も桂木 聖への憎しみも過去のものとして捉えられて、薄れていった。

「……なんで嫌われたのか。
 初見の対応だけで、そこまで他人を嫌うことができるのか。
 僕には思い計る事はできませんが。」
「嫌い……ですか。
 トモエの話の範囲内での想像になりますが……そのカツラギという者は本当にトモエを嫌っていたのでしょうか?
 どうも、嫌いという簡単な表現で表せない感情の揺らぎが、話から垣間見えるのですが。」
「んん?
 どういう意味ですか。
 どう見ても嫌いな人へのいじめじゃないですか。」
「うーん。
 どう言ったらいいのか。
 『理解してほしいのに、理解してもらえないジレンマ。』とでもいうべきでしょうか。
 感情が思考能力の大半を占めている人間ほど、これに陥りやすい。
 本来なら、単刀直入に聞いたり言って、反応や答えを聞けば良いものを、プライドという感情を優先的にするあまり、遠回しに言って相手に理解して貰おうとする浅はかな考え方です。
 そして、それが上手くいかなくて逆上する。
 残念ですが人間の六割くらいがこういう思考傾向があると思われます。
 人間同士のトラブルで多いのもこれが原因ですね。
 簡単に言えば、自己中心的思考による現状との不一致。
 これに人間は心に相応のストレスを感じるのです。
 冷静に分析すれば自分の対応を変換して順応させれば良いのですが、いやいや感情とは面倒臭いものでこれを理解したり受け入れる事に抵抗を感じるのです。
 自分の思考を柔軟に変化する事においては不器用極まりないのです。」
「あ……の……全然簡単じゃないです。
 頭がクラクラします。」
「そうですね、ではこう考えてはどうでしょう。
 少年Aが少女Bに好意を持ち、毎晩夢や妄想でお互いが好意を持ってるような想像を繰り返します。
 しかし、少女からすれば、そんな事微塵も知らないし、少年から正面切って言われた事もないので仲良くするイメージすら持っていなかった。
 この時点で二人の間にはイメージの相違が起こっているのです。」
「それって、恋愛によくある状況じゃないですか。」
「その通り。
 片想い、恋愛によくあるパターンですが、恋愛限定の状況というわけではなく、仕事や仲間内など人間のコミュニティではよく起こりうる物です。
 それを回避するための会話やコミュニケーションによるイメージのすり合わせが不可欠なのですが、それを怠るが為にトラブルというのは起こるのです。」
「つまり……桂木は、僕に何か理解して欲しい事柄があったと、いうのですか?」
「推察の域は出ませんが、私はそう感じました。
 恐らく、彼はトモエが自分を理解していない状況にかなりのストレスを感じたのでしょう。
 話の内容からして、かなり不器用な青年のようですし。」
「不器用ですか?」

 桂木が不器用?
 あんなに威張り散らして、わがまま放題なのに。

「虚勢を張らないと、自分の足場が崩れてしまうと考えてる臆病な人間にありがちなタイプでしょう。
 自分の地位から落ちたくなくて必死なのです。
 本当は誰よりも小心者なのに。
 持ってる武器を誇示するしか出来ない、とっても不器用な青年です。」

 あれ。
 エル殿下の話を聞いてると、なんだろう。
 あんなに怖かった桂木 聖のイメージがちっぽけで可愛らしい子供のイメージへと変化してきた。
 地面に大の字で横たわって駄々を捏ねて大声を張り上げる子供。

「ぷっ。
 笑っちゃう。」
「ですが、トモエに対するストレスですが……。
 トモエが何かを忘れている事に腹を立てているような気がしますが、心当たりはありますか?」
「それ、なんですよ。
 ここへ来てから、時々、桂木とは昔にあったような事も言われたせいか、記憶の隅からもやもやした感じが。
 思い出せていないけど、多分、かなり昔。
 幼少の頃に僕らには面識があったんじゃないかと。」
「そうですね、そうなると全ての彼の言動がしっくり来ますね。
 カツラギは、自分は記憶にしっかりあるのにトモエは何一つ覚えていないことにストレスを感じて苛立っている。」
「だったら、はっきり言えばいいのに!
 姑息な意地悪なんかしないで。」
「その通りで、それが効率の良い行動なのですが。
 感情がそれを邪魔するのです。
 プライドという結果的に無価値の感情がね。」
「何のプライドだよまったく。」
「多分ですが、彼の中にはトモエに認められたいという感情が大きいのではないでしょうか。」
「僕に認められる?
 それこそ、そんな事に意味も価値もない。
 何なんだよ。」
「別の見方をすると、過去のカツラギは貴方よりも、地位、もしくは精神的カーストで下の存在であると認識していたのかもしれませんね。
 そして、成長してトモエと同じ、あるいは超えた存在であることを認めさせたかった。」
「余計にその価値観がわかりませんよ。
 僕なんて底辺中の底辺ですよ。
 そんな僕に認められて、何が嬉しいんですか。」
「そこ!
 そこが一番の核なのではないでしょうか。
 そこがわかれば、きっと二人はわかり合えます。」
「わかり……あえる……?」

 僕はあまりのセリフに目を丸くした。
 考えた事なかった。
 否定したり、腹を立てたり、憎んだりしても、仲良くしたいなんて、これっぽっちも考えた事がなかった。
 でも、エル殿下と話していると、そういう解決方法もあったんだなと気付かされる。
 許す許さないなんて、エル殿下にとっては低レベルの動物のマウント取り合いの争いに過ぎない。
 もっと高みから、答えを出してくれる。
 効率的で損害の少ない解決方法。
 今まで桂木への、憎しみや苛立ち、悪口を呟いていた事すら無駄な行動だったと、虚無感に襲われた。
 その時間を有意義に使えていたならと、ちょっと後悔したのだ。
 人生の限られた時間をなんて無駄な感情に支配されていたのだろう。
 解決する方法ならいくらでもあったし、良い方法を考える事もしなかった。
 行動する事さえせずに文句ばっかり呟いて、人生を恨んだ。
 僕は大きなため息を吐いて項垂れた。
 
「トモエ、貴方の人生は貴方自身で答えを探し当てなければなりません。
 ですから、私のお話はここくらいまでにしておきましょう。
 一週間後まで時間がありません。
 まずは、目の前の仕事から片付けてしまいましょう。
 一つ一つ物事を整理し片付ける事も、効率の良いやり方ですから。」

 エル殿下がポンと僕の肩を叩いた。

「はい。
 集中集中!
 やるぞ!
 トップ執事への第一関門突破だ!」
「トップ執事。
 いいですね。
 期待してますよ。
 トモエ。」
 
 ああ、きっと僕はこの人に会うためにここに来たんだ。
 この人の元で色々と視野を広め、人生を切り開くヒントを得るために。
 落ち込んでなんていられない。
 これは神だかなんだか知らないが、誰かが僕に与えてくれたチャンスだ。
 人生、頭を上げて生きていくためのチャンス。
 そして、エル殿下の側でならきっと、チャンスをものに出来る。
 
 エル殿下は窓辺まで歩くと、右手に持ったカップをそっと口にあて、ハーブティーを飲んだ。
 朝日を浴びるエル殿下はまるで一枚の絵画の様な美しさだ。
 とはいえ、見惚れてる時間は僕には無い。
 僕は一心不乱に羽ペンを走らせた。

 まずは、エル殿下に相応しい執事になる事。
 それが僕に与えられた使命だ。
 もう、逃げ出したりしない。
 耳を塞いだりしない。
 顔を上げて前に進み続ける。
 生きる事に感謝と喜びを感じながら。
 
 
 一週間後、国王との謁見でまた事件に巻き込まれるなんて、この時は微塵も予測していなかった。
 とはいえ、このエル殿下の元で平穏な日々を望むなんて浅はか過ぎたのだ。
 後悔先に立たずということだ。
 おかげでアレクともまた再会する事にもなるのだが、そのお話は、またいずれ……お話しできる事でしょう。
 良い機会があれば、ですけれど。
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