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冒険者編
201 レッドスパイダー
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草をかき分けながら進んで行くが、どこにもレッドスパイダーは見当たらない。
「本当にここで合っているのかな?」
アーサーがポツリと呟きながら依頼書を取り出した。
僕も一緒にその依頼書を覗き込む。
依頼書には『レッドスパイダーの捕獲』の文字の他に生息地として今僕達がいる森が挙げられている。
だけど、さっきから探すけれどレッドスパイダーどころかアリ一匹も見つけられない。
そもそも他の生き物すら出てこないのだ。
本当にこの森にレッドスパイダーがいるのだろうか?
簡単な依頼だと高をくくっていたが、どうやらそうではなさそうだ。
更に奥へと進んで行くと「カサッ」と小さな音が聞こえた。
僕とアーサーはハッとして顔を見合わせると、黙ってうなずき合った。
そっと足音を殺して音のした方へと近づいていく。
すると向こうの枯れ葉の上に赤いものが動いているのが見えた。
レッドスパイダーだ。
ここから見る限り、足を含めた大きさは2~3センチといったところだろうか?
蜘蛛としては大きい方なのだろうか?
もっと小さい蜘蛛しか見たことがない僕としては判断が出来ない。
前世の時の友人の話では体長5センチ以上の蜘蛛がいるらしいが、そんな蜘蛛は僕は見ていない。
実際にそんな蜘蛛を目にしたら大声で叫んでしまうかもしれないな。
大きな蜘蛛じゃなくてホッとした僕は、レッドスパイダーを生け捕りにするべく、手のひらをレッドスパイダーに向けた。
レッドスパイダーを結界で覆ってしまえば捕獲終了だ。
なかなか見つからずに手こずっていたが、こうして見つかってしまえば案外と簡単な依頼だ。
アーサーも息を押し殺して僕がレッドスパイダーを結界で覆うのを今か今かと待っている。
ピュッ!
そんな音と共にレッドスパイダーに向けた僕の右腕に蜘蛛の糸が巻き付いた。
「え?」
「え?」
僕とアーサーの口から疑問の声が発せられる。
僕の右腕に巻き付いた蜘蛛の糸は太さが1センチはありそうな太いものだった。
一体どこからこんな太い蜘蛛の糸が巻き付いてきたのだろう?
右腕に巻き付いた蜘蛛の糸を辿っていった僕は「うわあっ」と大声を上げた。
そこには体長1メートルはありそうな大きな蜘蛛がいた。
真っ黒な蜘蛛の金色の目がキラリと光る。
それも一匹だけではなかった。
気がつけば僕達は大蜘蛛達に取り囲まれていた。
一体どこからこんなに大きな蜘蛛が湧いてきたのだ?
もう片方の手で蜘蛛の糸を引きちぎろうとしたが、ちょっとやそっとでは切れそうもなかった。
「エド、待って! 今蜘蛛の糸を切るから!」
アーサーが腰に下げた剣の柄に手をかけたが、その瞬間アーサーの身体に蜘蛛の糸が巻き付いた。
「うわあっ! なんだこれ!」
別の蜘蛛がアーサーに向かって糸を吐き出していた。
「アーサー! うわっ!」
アーサーに駆け寄ろうとした僕の身体にも蜘蛛の糸が巻き付いてきた。
僕達を取り囲んでいる蜘蛛達が次々と糸を吐き出して僕とアーサーをがんじがらめにしていく。
「くそっ!」
どうにかして蜘蛛の糸から逃れようと試みるが、次々と糸が巻き付いていく。
そのうちに蜘蛛の糸は足にまで絡みついてきた。
足に絡みついた蜘蛛の糸を外そうとしてバランスを崩して倒れてしまう。
アーサーも足を絡め取られて倒れ込んでいる。
蜘蛛はエサを糸でぐるぐる巻にするんだっけ?
もしかして僕達はこのままこの大きな蜘蛛に食べられてしまうのだろうか?
僕の頭に絶望の文字がよぎった。
「本当にここで合っているのかな?」
アーサーがポツリと呟きながら依頼書を取り出した。
僕も一緒にその依頼書を覗き込む。
依頼書には『レッドスパイダーの捕獲』の文字の他に生息地として今僕達がいる森が挙げられている。
だけど、さっきから探すけれどレッドスパイダーどころかアリ一匹も見つけられない。
そもそも他の生き物すら出てこないのだ。
本当にこの森にレッドスパイダーがいるのだろうか?
簡単な依頼だと高をくくっていたが、どうやらそうではなさそうだ。
更に奥へと進んで行くと「カサッ」と小さな音が聞こえた。
僕とアーサーはハッとして顔を見合わせると、黙ってうなずき合った。
そっと足音を殺して音のした方へと近づいていく。
すると向こうの枯れ葉の上に赤いものが動いているのが見えた。
レッドスパイダーだ。
ここから見る限り、足を含めた大きさは2~3センチといったところだろうか?
蜘蛛としては大きい方なのだろうか?
もっと小さい蜘蛛しか見たことがない僕としては判断が出来ない。
前世の時の友人の話では体長5センチ以上の蜘蛛がいるらしいが、そんな蜘蛛は僕は見ていない。
実際にそんな蜘蛛を目にしたら大声で叫んでしまうかもしれないな。
大きな蜘蛛じゃなくてホッとした僕は、レッドスパイダーを生け捕りにするべく、手のひらをレッドスパイダーに向けた。
レッドスパイダーを結界で覆ってしまえば捕獲終了だ。
なかなか見つからずに手こずっていたが、こうして見つかってしまえば案外と簡単な依頼だ。
アーサーも息を押し殺して僕がレッドスパイダーを結界で覆うのを今か今かと待っている。
ピュッ!
そんな音と共にレッドスパイダーに向けた僕の右腕に蜘蛛の糸が巻き付いた。
「え?」
「え?」
僕とアーサーの口から疑問の声が発せられる。
僕の右腕に巻き付いた蜘蛛の糸は太さが1センチはありそうな太いものだった。
一体どこからこんな太い蜘蛛の糸が巻き付いてきたのだろう?
右腕に巻き付いた蜘蛛の糸を辿っていった僕は「うわあっ」と大声を上げた。
そこには体長1メートルはありそうな大きな蜘蛛がいた。
真っ黒な蜘蛛の金色の目がキラリと光る。
それも一匹だけではなかった。
気がつけば僕達は大蜘蛛達に取り囲まれていた。
一体どこからこんなに大きな蜘蛛が湧いてきたのだ?
もう片方の手で蜘蛛の糸を引きちぎろうとしたが、ちょっとやそっとでは切れそうもなかった。
「エド、待って! 今蜘蛛の糸を切るから!」
アーサーが腰に下げた剣の柄に手をかけたが、その瞬間アーサーの身体に蜘蛛の糸が巻き付いた。
「うわあっ! なんだこれ!」
別の蜘蛛がアーサーに向かって糸を吐き出していた。
「アーサー! うわっ!」
アーサーに駆け寄ろうとした僕の身体にも蜘蛛の糸が巻き付いてきた。
僕達を取り囲んでいる蜘蛛達が次々と糸を吐き出して僕とアーサーをがんじがらめにしていく。
「くそっ!」
どうにかして蜘蛛の糸から逃れようと試みるが、次々と糸が巻き付いていく。
そのうちに蜘蛛の糸は足にまで絡みついてきた。
足に絡みついた蜘蛛の糸を外そうとしてバランスを崩して倒れてしまう。
アーサーも足を絡め取られて倒れ込んでいる。
蜘蛛はエサを糸でぐるぐる巻にするんだっけ?
もしかして僕達はこのままこの大きな蜘蛛に食べられてしまうのだろうか?
僕の頭に絶望の文字がよぎった。
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