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第2章
第37話 退治完了
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「アルバ! 今からやる気だすからあまり近付き過ぎるなよ!」
「ワウッ!」
研究所の地下廃棄場に落とされてから、限はそれまでとは違い魔力を得られるようになった。
恐らく、度重なる実験の副産物なのだと思っている。
魔力が使えるようになり、色々な魔法を使えるように地下で訓練を重ねてきた。
新しい体は魔素の吸収力が高いらしく、空っぽだった限の体にグングン魔力が溜め込めるようになった。
ある時期から魔法の威力が危険なレベルに達してきたので、限は全力で魔力を使うということをしたことがない。
しかし、この巨大ワニを相手になら魔力を多めに使った攻撃をしても構わないだろう。
そう判断し、限は巻き添えを食らわないように、アルバへと注意を促した。
「ムッ!? 水魔法による回復を計っているのか?」
限がワニへ魔法攻撃を食らわせようと考えていると、後から出てきたワニが怪我をしている方のワニへ魔法を放ち始めた。
水魔法を使った回復魔法のようだ。
光魔法の回復に比べれば、魔力も使うし回復速度も遅いのだが、それはワニにしたらたいした問題ではないのだろう。
番の相手が大怪我をして動けないのだから、治すという単純な考えなのかもしれない。
「お互いのことを思っていて良い話だが、どっちだか分かんねえが、ニールに怪我を負わせた奴だから見逃せないな……」
やり取りだけを見れば美談かもしれないが、このワニのどっちかは人の住む町を襲撃した。
それに、ニールの足に大怪我をさせた相手だ。
味方には優しく、敵には冷徹に。
敷島の言葉なのが気に入らないが、母によく言われた言葉だ。
実際ニールの怪我は仲間になる前に追ったものだが、仲間になった以上限にはそんなこと関係ないようだ。
「ハー……」
まず限が狙うのは怪我を負っている方。
回復されて2体を相手にするのは面倒だ。
先に倒せそうな方を倒してしまおうと考えた限は、体内の魔力を突き出した右手に集め始めた。
「こんなもんか?」
限はある程度の所で、一旦魔力を集めるのを停止する。
これまでは仲間に被害が起きないようにリミッターをかけていたため、どれくらいの魔力で、どれだけの威力があるのか分からない。
そのため、恐らくワニを倒せるであろうところで、魔法を放ってみることにした。
「ハッ!!」
「「っ!!」」
手に集めた魔力を、まずはそのまま魔力弾として放ってみる。
すると、その魔力弾は高速で怪我を負っている方のワニ目掛けて飛んで行った。
その攻撃に2体のワニは目を見開く。
高濃度に凝縮された魔力が高速で接近してきたからだ。
「ガアァッ!!」
限が放った魔力弾は、怪我を負ったワニの尻尾を吹き飛ばした。
魔法攻撃を受けたワニは、痛みで呻き声を上げる。
尻尾を吹き飛ばした魔力弾はそのまま飛んで行って海に着弾すると、大爆発を起こして広範囲に水を巻き散らした。
「チッ! あっちの奴が咄嗟に魔法で軌道をずらしたか……」
思った結果にならず、限は思わず舌打をする。
限が放った魔力弾を、無傷の方のワニが咄嗟に水魔法を放って軌道をずらしたのだ。
放った魔力弾の威力は問題なく、直撃していれば仕留められたはずだった。
「グルアァー!!」
「ムッ!?」
痛がる番の様子に怒りを覚えたのか、無傷の方のワニは限へ向かって強力な水魔法を放ってきた。
さっきの魔力弾で、どれだけの魔力がどれだけの威力なのかはなんとなく分かった。
これまでのリミッターが外れ、魔力操作もスピーディーに使えるようになった。
そのため、ワニにとってこれまで最強の水魔法も、魔力障壁で難なく防ぐことができた。
「さっきのを良く防いだが……」
ワニの魔法を無傷でやり過ごした限は、さっきと同じように魔力を集め始める。
「これを全部止められるか?」
今度はさっきと同じ魔力弾が限の周辺に複数浮遊する。
さっきは上手く軌道をずらされたが、この数の魔力弾を全て防ごうなんてきっとできないだろう。
答えを聞くためではないが、限はワニへと話しかける。
そして、限が軽く手を振ると、その魔力弾たちが2体のワニ目掛けて飛来していった。
「グルアァー!!」「ギュルァー!!」
飛来した魔力弾は、2体のワニに傷を負わせていく。
片方は水魔法で必死に反らして直撃をしないようにしているが、傷を負っている方はそうはいかず、何発もの魔力弾を食らって体にいくつかの穴を穿って爆発によってその巨体が上空へと吹き飛んだ。
そのワニが落下すると全く動かなくなり、魔力弾によって開けられた体の穴から大量に出血し、血の海が出来上がった。
「グオォーー!!」
何とか限の魔力弾を反らしていたようだが、こっちのワニも所々怪我をして出血している。
しかし、致命傷だけは回避したようで、まだ戦闘不能という訳にはいかないようだ。
番がやられたことでワニは怒りとも悲しみともとれるような声をあげる。
「ガアァーー!!」
「んっ?」
番の仕返しをしようとしているのか、ワニはこれまでで最大の魔力を口の前に集め始める。
かなりのものだが、さっきの限の魔力弾を食らって通用するのかは疑わしいものだ。
しかも、それだけ魔力を使ってしまったら、ワニ自身も相当な疲労に苛まれるはずだ。
もしも通用して限を倒せても、アルバたちに襲われて抵抗もままならなくなるだろう。
単純にそこまで考える知能がないのだろうか。
いつでも魔力障壁を張れるように構えつつ、限はワニのおこないに首を傾げた。
「ガアッ!!」
「こいつっ!!」
巨大な魔力が集まり発射寸前となった所で、ワニは顔の向きを他へと移した。
顏の向いた方にいるのはアルバ、レラ、ニールがいる方角。
限を倒すよりも、仲間を倒そうと考えたようだ。
その企みに気付いた限は、慌てて仲間たちの方へと走り出した。
「ガアァーー!!」
「ぐっ!!」
発射された巨大水弾は、仲間たちの方へと飛んで行く。
しかし、それが届く前に限が割って入る。
魔力障壁を張って防ぐが、来ると分かって構えていた時と違って僅かに意識とずれが生じる。
自分の魔力操作の欠点に気付けたのはいいが、今はそんな状況ではない。
巨大水弾の軌道を上空へと反らせたのはいいが、限は魔力障壁ごと吹き飛ばされた。
「ワウッ!!」「限様!!」
「ガアァーー!!」
「「っ!!」」
自分たちの主人たる限が吹き飛んで行き、アルバとレラは心配で目を向けてしまう。
こうなることを予期していたのか、ワニは僅かな隙を付いて尻尾と噛みつきでレラたちに襲い掛かってきていた。
レラたちが気付いた時にはもうすぐ目の前で、今から逃げても無理な距離だ。
「キュー!!」
「ガッ!?」
攻撃を仕掛けてきたのは良かったが、口を開けたのは失敗だ。
レラの胸に抱かれていた亀のニールだけはワニの動きを注視していたため、仲間を守ろうと攻撃に転じた。
体の外は硬くても、内部まではそうはいかない。
ニールの鳴き声と共に発射された魔力は、ワニの口の中へと飛んで行き、そのまま喉を貫いてワニを元の位置まで吹き飛ばしていた。
「ニール様!」
防御も回避も間に合わないと、レラはワニに喰われるという恐怖で目を瞑ってしまう。
だが、いつまでも何も痛みも衝撃も来ない。
そのことに不思議に思い、レラはゆっくりと目を開けた。
そうしたら、ワニが自分たちの手前からいつの間にか元の位置へと戻っていた。
攻撃を止めたのがニールだと分かり、レラはニールの甲羅に頬ずりした。
「よくやったぞ! ニール!」
「キュッ!」
「限様!!」
吹き飛ばされた限もいつの間にか戻って来ていた。
砂まみれになっているが、怪我をしたような様子はない。
そのことに安心したレラは、ほっと胸をなで下ろした。
みんなを守ったニールの頭を撫でて、限はゆっくりと怪我の痛みでのたうち回るワニへと向かっていった。
「手間取らせやがって!! この野郎!!」
色々な感覚が感じない体のため、特に痛みを感じることはない。
しかし、仲間を危険に晒し砂まみれにされたことにイラ立った限は、刀を抜いて上空へと跳び上がった。
「グルァッ!!」
「終わりだ」
そしてそのまま落下すると、魔力を纏った剣がワニの脳天へと突き刺さった。
刀によって脳を破壊されたワニは、そのまま崩れるようにして動きを停止させた。
死んだことを確認した限は、ワニたちを魔法の指輪に収納する。
「とりあえず、一旦町に戻るか?」
「はい!」
結局怪我を負った訳ではないが、色々と改善点が見つかった。
砂まみれの体をキレイにしたいし、限たちはまずは町へ戻ることにした。
「ワウッ!」
研究所の地下廃棄場に落とされてから、限はそれまでとは違い魔力を得られるようになった。
恐らく、度重なる実験の副産物なのだと思っている。
魔力が使えるようになり、色々な魔法を使えるように地下で訓練を重ねてきた。
新しい体は魔素の吸収力が高いらしく、空っぽだった限の体にグングン魔力が溜め込めるようになった。
ある時期から魔法の威力が危険なレベルに達してきたので、限は全力で魔力を使うということをしたことがない。
しかし、この巨大ワニを相手になら魔力を多めに使った攻撃をしても構わないだろう。
そう判断し、限は巻き添えを食らわないように、アルバへと注意を促した。
「ムッ!? 水魔法による回復を計っているのか?」
限がワニへ魔法攻撃を食らわせようと考えていると、後から出てきたワニが怪我をしている方のワニへ魔法を放ち始めた。
水魔法を使った回復魔法のようだ。
光魔法の回復に比べれば、魔力も使うし回復速度も遅いのだが、それはワニにしたらたいした問題ではないのだろう。
番の相手が大怪我をして動けないのだから、治すという単純な考えなのかもしれない。
「お互いのことを思っていて良い話だが、どっちだか分かんねえが、ニールに怪我を負わせた奴だから見逃せないな……」
やり取りだけを見れば美談かもしれないが、このワニのどっちかは人の住む町を襲撃した。
それに、ニールの足に大怪我をさせた相手だ。
味方には優しく、敵には冷徹に。
敷島の言葉なのが気に入らないが、母によく言われた言葉だ。
実際ニールの怪我は仲間になる前に追ったものだが、仲間になった以上限にはそんなこと関係ないようだ。
「ハー……」
まず限が狙うのは怪我を負っている方。
回復されて2体を相手にするのは面倒だ。
先に倒せそうな方を倒してしまおうと考えた限は、体内の魔力を突き出した右手に集め始めた。
「こんなもんか?」
限はある程度の所で、一旦魔力を集めるのを停止する。
これまでは仲間に被害が起きないようにリミッターをかけていたため、どれくらいの魔力で、どれだけの威力があるのか分からない。
そのため、恐らくワニを倒せるであろうところで、魔法を放ってみることにした。
「ハッ!!」
「「っ!!」」
手に集めた魔力を、まずはそのまま魔力弾として放ってみる。
すると、その魔力弾は高速で怪我を負っている方のワニ目掛けて飛んで行った。
その攻撃に2体のワニは目を見開く。
高濃度に凝縮された魔力が高速で接近してきたからだ。
「ガアァッ!!」
限が放った魔力弾は、怪我を負ったワニの尻尾を吹き飛ばした。
魔法攻撃を受けたワニは、痛みで呻き声を上げる。
尻尾を吹き飛ばした魔力弾はそのまま飛んで行って海に着弾すると、大爆発を起こして広範囲に水を巻き散らした。
「チッ! あっちの奴が咄嗟に魔法で軌道をずらしたか……」
思った結果にならず、限は思わず舌打をする。
限が放った魔力弾を、無傷の方のワニが咄嗟に水魔法を放って軌道をずらしたのだ。
放った魔力弾の威力は問題なく、直撃していれば仕留められたはずだった。
「グルアァー!!」
「ムッ!?」
痛がる番の様子に怒りを覚えたのか、無傷の方のワニは限へ向かって強力な水魔法を放ってきた。
さっきの魔力弾で、どれだけの魔力がどれだけの威力なのかはなんとなく分かった。
これまでのリミッターが外れ、魔力操作もスピーディーに使えるようになった。
そのため、ワニにとってこれまで最強の水魔法も、魔力障壁で難なく防ぐことができた。
「さっきのを良く防いだが……」
ワニの魔法を無傷でやり過ごした限は、さっきと同じように魔力を集め始める。
「これを全部止められるか?」
今度はさっきと同じ魔力弾が限の周辺に複数浮遊する。
さっきは上手く軌道をずらされたが、この数の魔力弾を全て防ごうなんてきっとできないだろう。
答えを聞くためではないが、限はワニへと話しかける。
そして、限が軽く手を振ると、その魔力弾たちが2体のワニ目掛けて飛来していった。
「グルアァー!!」「ギュルァー!!」
飛来した魔力弾は、2体のワニに傷を負わせていく。
片方は水魔法で必死に反らして直撃をしないようにしているが、傷を負っている方はそうはいかず、何発もの魔力弾を食らって体にいくつかの穴を穿って爆発によってその巨体が上空へと吹き飛んだ。
そのワニが落下すると全く動かなくなり、魔力弾によって開けられた体の穴から大量に出血し、血の海が出来上がった。
「グオォーー!!」
何とか限の魔力弾を反らしていたようだが、こっちのワニも所々怪我をして出血している。
しかし、致命傷だけは回避したようで、まだ戦闘不能という訳にはいかないようだ。
番がやられたことでワニは怒りとも悲しみともとれるような声をあげる。
「ガアァーー!!」
「んっ?」
番の仕返しをしようとしているのか、ワニはこれまでで最大の魔力を口の前に集め始める。
かなりのものだが、さっきの限の魔力弾を食らって通用するのかは疑わしいものだ。
しかも、それだけ魔力を使ってしまったら、ワニ自身も相当な疲労に苛まれるはずだ。
もしも通用して限を倒せても、アルバたちに襲われて抵抗もままならなくなるだろう。
単純にそこまで考える知能がないのだろうか。
いつでも魔力障壁を張れるように構えつつ、限はワニのおこないに首を傾げた。
「ガアッ!!」
「こいつっ!!」
巨大な魔力が集まり発射寸前となった所で、ワニは顔の向きを他へと移した。
顏の向いた方にいるのはアルバ、レラ、ニールがいる方角。
限を倒すよりも、仲間を倒そうと考えたようだ。
その企みに気付いた限は、慌てて仲間たちの方へと走り出した。
「ガアァーー!!」
「ぐっ!!」
発射された巨大水弾は、仲間たちの方へと飛んで行く。
しかし、それが届く前に限が割って入る。
魔力障壁を張って防ぐが、来ると分かって構えていた時と違って僅かに意識とずれが生じる。
自分の魔力操作の欠点に気付けたのはいいが、今はそんな状況ではない。
巨大水弾の軌道を上空へと反らせたのはいいが、限は魔力障壁ごと吹き飛ばされた。
「ワウッ!!」「限様!!」
「ガアァーー!!」
「「っ!!」」
自分たちの主人たる限が吹き飛んで行き、アルバとレラは心配で目を向けてしまう。
こうなることを予期していたのか、ワニは僅かな隙を付いて尻尾と噛みつきでレラたちに襲い掛かってきていた。
レラたちが気付いた時にはもうすぐ目の前で、今から逃げても無理な距離だ。
「キュー!!」
「ガッ!?」
攻撃を仕掛けてきたのは良かったが、口を開けたのは失敗だ。
レラの胸に抱かれていた亀のニールだけはワニの動きを注視していたため、仲間を守ろうと攻撃に転じた。
体の外は硬くても、内部まではそうはいかない。
ニールの鳴き声と共に発射された魔力は、ワニの口の中へと飛んで行き、そのまま喉を貫いてワニを元の位置まで吹き飛ばしていた。
「ニール様!」
防御も回避も間に合わないと、レラはワニに喰われるという恐怖で目を瞑ってしまう。
だが、いつまでも何も痛みも衝撃も来ない。
そのことに不思議に思い、レラはゆっくりと目を開けた。
そうしたら、ワニが自分たちの手前からいつの間にか元の位置へと戻っていた。
攻撃を止めたのがニールだと分かり、レラはニールの甲羅に頬ずりした。
「よくやったぞ! ニール!」
「キュッ!」
「限様!!」
吹き飛ばされた限もいつの間にか戻って来ていた。
砂まみれになっているが、怪我をしたような様子はない。
そのことに安心したレラは、ほっと胸をなで下ろした。
みんなを守ったニールの頭を撫でて、限はゆっくりと怪我の痛みでのたうち回るワニへと向かっていった。
「手間取らせやがって!! この野郎!!」
色々な感覚が感じない体のため、特に痛みを感じることはない。
しかし、仲間を危険に晒し砂まみれにされたことにイラ立った限は、刀を抜いて上空へと跳び上がった。
「グルァッ!!」
「終わりだ」
そしてそのまま落下すると、魔力を纏った剣がワニの脳天へと突き刺さった。
刀によって脳を破壊されたワニは、そのまま崩れるようにして動きを停止させた。
死んだことを確認した限は、ワニたちを魔法の指輪に収納する。
「とりあえず、一旦町に戻るか?」
「はい!」
結局怪我を負った訳ではないが、色々と改善点が見つかった。
砂まみれの体をキレイにしたいし、限たちはまずは町へ戻ることにした。
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