134 / 179
第5章
第134話 王都進軍
しおりを挟む
「なるほどね……」
王都手前にある防壁。
ここを突破すれば、いくら重蔵たち斎藤家でもアデマス軍の勢いを止めることはできないだろう。
限はこれまでと同じように敵軍内部に侵入し、中から潰しにかかろうと考えていた。
しかし、防壁とその付近の様子を見て、それは無理だと判断した。
「あの砦に佐武家の兵を呼び寄せていたのは、俺を止めるためだったか……」
元々は自分たちの王都だった場所を奪い返すため、アデマス王国軍は集結した。
しかし、数が多くても、所詮強化薬を使用した敷島の兵が負けるはずがない。
アデマス軍をどんどん追い込んでいたところで、突如逆襲され始めた。
そのことから、父の重蔵はアデマス軍の中に自分が紛れ込んでいることを察したのだろう。
王都の防御を高めるために、自分をヤミモの砦に留めておく必要があるため、佐武家を送りこんだようだ。
自分がいた頃から敷島内でも武が評価されていた佐武家を捨て駒にするなんて、重蔵も思い切ったことをするものだ。
「これだけの数が揃えられれば、佐武家を捨てても関係ないと考えたのか……」
敷斎王国の王都を守る防壁には、敷島の名だたる一族たちが勢ぞろいしている。
そのうえ、元はアデマス王国の人間であろう大量の奴隷兵が、防壁前に溢れかえっている。
奴隷兵たちは、全員当然のように強化薬を使用済みだ。
「あんな中入ってもしも見つかったら、俺でもひとたまりもないかもな……」
ヤミモの砦では光宮家の宏直が上手いこと自分の策にハマり、内部を混乱に陥れることに成功した。
贅沢を言えば宏直も始末しておきたかったが、逃走を選んだ宏直が冷静な判断をしたと褒めるしかない。
その時でも、結構綱渡りの潜入作戦でしかなかった。
レラや従魔たちを一緒に連れて行っていたら、もしかしたら変装がバレて危険な目に遭っていたかもしれない。
今回は、それとは比にならないほどの敵数。
とてもではないが、潜入作戦は選択できない。
「では、どうなさいますか?」
限が敵の内部に潜入して内部崩壊をさせてきたからこそ、アデマス軍は勝利を得ることができていた。
しかし、今回その作戦が使用できないとなると、アデマス軍では防壁前に壁のように立ちはだかる大量の奴隷兵を突破することすらできないだろう。
アデマス軍が弱いというより、敷斎王国軍の戦力が強大なのだ。
そんなアデマス王国軍でも、限が重蔵率いる敷島の人間たちを殲滅するのには多少とは言え利用価値はある。
ここで潰れるにしても、敵にダメージを与えるために最大限使いたい。
その方法があるのか、独り言のように呟く限に、側で黙っていたレラが問いかけた。
「あいつらではアデマス王国の復興なんて不可能だ。戦えば確実にここで死ぬのだから、有意義に使わせてもらう」
そもそも、限たちの助力がなければ、アデマス軍なんて潰されていた。
ここまで来れたのは自分たちのお陰だ。
王都が奪還できるかもしれないという夢を見られた分、感謝として何かしらの返礼が欲しい。
その返礼は、もうこちらで用意させてもらった。
そのため、これから先のことを想像した限は笑みと共にレラへ返答した。
「ということは、もう準備はできているのですね?」
「あぁ」
「流石限様です!」
砦内に潜入する機会が多く、限はアデマス軍に接触する機会は少なかった。
その少ない機会に、先を見越して何かしらの策を施していたようだ。
限の先見の明に、レラは素直に称賛の言葉をかけた。
「……待ってろよ。必ずお前の首を取ってやる」
開戦も間近に迫り、限たちも戦いに参加するためにアデマス軍の兵の中に紛れる予定だ。
偵察はこれくらいにしてこの場から去る時、限は最後に王都の方を眺めて、聞こえないと分かっていながら重蔵へ決意の言葉を呟いた。
◆◆◆◆◆
「ラトバラ様。そろそろ……」
「あぁ、分かっている」
遠くに王都が眺められる小さい丘の上に陣を敷いたアデマス軍。
そこで簡易の椅子に腰かけていたラトバラは、部下のリンドンの言葉を受けて立ち上がる。
そして、これから王都へ攻め込む兵たちが並ぶ、列の前に立った。
「これより、我々は王都へ攻め込む!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
アデマス軍を率いるラトバラは、兵たちの士気を上げるように話し始めると、兵たちは大きな声で返答した。
最初は何度も撤退を余儀なくされたが、結果的に自分たちは王都の手前まで来れた。
敵である敷島の人間も元はアデマス王国内の人間だった。
共に他国へ攻め入ったこともあるからこそ、敷島の者たちの強さは理解している。
そんな彼らを相手にして、ここまで来れたということで、ラトバラのみならず兵たちにも自信が漲っているように見える。
「現在は敵の手にあるが、元々はあそこは我らの王都。何としても奪還し、王国復興を成し遂げるのだ!!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
王国復興。
そのために王都の奪還を目指し、ここまで戦い抜いてきた。
それもすぐ目の前に来ている、
そのことが、兵たちの自信となり、士気を上げる要因となっていた。
「敵はこれまで以上に数を増やしてきたようだが、まだまだ我らの方が上だ。仲間と共に恐れることなく敵を討ち倒すのだ!!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
遠く離れたここからでも、敵が数を揃えてきたのは分かる。
しかし、これまでも敵を退けてきたという自信が、兵たちの恐怖を消し去っていた。
『おいおい……』
防壁周辺の偵察から戻り、兵の中に身を隠した限たち。
これから出陣するとなり始まったラトバラの演説に、限は少し呆れていた。
ここまで来るために、アデマス軍は戦いに勝利してきた。
しかし、その勝利に不自然な点があったことを、ラトバラも気付いていたはず。
その原因が限によるものなんて分かることはないだろうが、ここまで自信を持っていることラトバラも兵たちも不自然だ。
『……そうか。念願の王都奪還が可能な所まで迫ったことで、錯覚しているのか……』
ここにいるアデマス軍の誰もが、王都奪還にテンションが上がっている。
その熱が、不自然な勝利を忘れさせてしまっているのだと、限は心の中で判断した。
「進めーーー!!」
『全く……』
競走馬で言う、かかっている状態なのだろう。
大将のラトバラの様子からして、敵の勢力の調査を徹底的にしているとは思えない。
もう少し調査をし、隣国に増援を求めてからでも良いはず。
それなのに、ラトバラはもう攻め込む決断をした。
さすがの限でもこの状況を止めることは不可能だ。
この場にいる人間を内心で呆れつつ、限は周囲の兵たちに合わせるように、王都の防壁へと向かって行動を開始したのだった。
王都手前にある防壁。
ここを突破すれば、いくら重蔵たち斎藤家でもアデマス軍の勢いを止めることはできないだろう。
限はこれまでと同じように敵軍内部に侵入し、中から潰しにかかろうと考えていた。
しかし、防壁とその付近の様子を見て、それは無理だと判断した。
「あの砦に佐武家の兵を呼び寄せていたのは、俺を止めるためだったか……」
元々は自分たちの王都だった場所を奪い返すため、アデマス王国軍は集結した。
しかし、数が多くても、所詮強化薬を使用した敷島の兵が負けるはずがない。
アデマス軍をどんどん追い込んでいたところで、突如逆襲され始めた。
そのことから、父の重蔵はアデマス軍の中に自分が紛れ込んでいることを察したのだろう。
王都の防御を高めるために、自分をヤミモの砦に留めておく必要があるため、佐武家を送りこんだようだ。
自分がいた頃から敷島内でも武が評価されていた佐武家を捨て駒にするなんて、重蔵も思い切ったことをするものだ。
「これだけの数が揃えられれば、佐武家を捨てても関係ないと考えたのか……」
敷斎王国の王都を守る防壁には、敷島の名だたる一族たちが勢ぞろいしている。
そのうえ、元はアデマス王国の人間であろう大量の奴隷兵が、防壁前に溢れかえっている。
奴隷兵たちは、全員当然のように強化薬を使用済みだ。
「あんな中入ってもしも見つかったら、俺でもひとたまりもないかもな……」
ヤミモの砦では光宮家の宏直が上手いこと自分の策にハマり、内部を混乱に陥れることに成功した。
贅沢を言えば宏直も始末しておきたかったが、逃走を選んだ宏直が冷静な判断をしたと褒めるしかない。
その時でも、結構綱渡りの潜入作戦でしかなかった。
レラや従魔たちを一緒に連れて行っていたら、もしかしたら変装がバレて危険な目に遭っていたかもしれない。
今回は、それとは比にならないほどの敵数。
とてもではないが、潜入作戦は選択できない。
「では、どうなさいますか?」
限が敵の内部に潜入して内部崩壊をさせてきたからこそ、アデマス軍は勝利を得ることができていた。
しかし、今回その作戦が使用できないとなると、アデマス軍では防壁前に壁のように立ちはだかる大量の奴隷兵を突破することすらできないだろう。
アデマス軍が弱いというより、敷斎王国軍の戦力が強大なのだ。
そんなアデマス王国軍でも、限が重蔵率いる敷島の人間たちを殲滅するのには多少とは言え利用価値はある。
ここで潰れるにしても、敵にダメージを与えるために最大限使いたい。
その方法があるのか、独り言のように呟く限に、側で黙っていたレラが問いかけた。
「あいつらではアデマス王国の復興なんて不可能だ。戦えば確実にここで死ぬのだから、有意義に使わせてもらう」
そもそも、限たちの助力がなければ、アデマス軍なんて潰されていた。
ここまで来れたのは自分たちのお陰だ。
王都が奪還できるかもしれないという夢を見られた分、感謝として何かしらの返礼が欲しい。
その返礼は、もうこちらで用意させてもらった。
そのため、これから先のことを想像した限は笑みと共にレラへ返答した。
「ということは、もう準備はできているのですね?」
「あぁ」
「流石限様です!」
砦内に潜入する機会が多く、限はアデマス軍に接触する機会は少なかった。
その少ない機会に、先を見越して何かしらの策を施していたようだ。
限の先見の明に、レラは素直に称賛の言葉をかけた。
「……待ってろよ。必ずお前の首を取ってやる」
開戦も間近に迫り、限たちも戦いに参加するためにアデマス軍の兵の中に紛れる予定だ。
偵察はこれくらいにしてこの場から去る時、限は最後に王都の方を眺めて、聞こえないと分かっていながら重蔵へ決意の言葉を呟いた。
◆◆◆◆◆
「ラトバラ様。そろそろ……」
「あぁ、分かっている」
遠くに王都が眺められる小さい丘の上に陣を敷いたアデマス軍。
そこで簡易の椅子に腰かけていたラトバラは、部下のリンドンの言葉を受けて立ち上がる。
そして、これから王都へ攻め込む兵たちが並ぶ、列の前に立った。
「これより、我々は王都へ攻め込む!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
アデマス軍を率いるラトバラは、兵たちの士気を上げるように話し始めると、兵たちは大きな声で返答した。
最初は何度も撤退を余儀なくされたが、結果的に自分たちは王都の手前まで来れた。
敵である敷島の人間も元はアデマス王国内の人間だった。
共に他国へ攻め入ったこともあるからこそ、敷島の者たちの強さは理解している。
そんな彼らを相手にして、ここまで来れたということで、ラトバラのみならず兵たちにも自信が漲っているように見える。
「現在は敵の手にあるが、元々はあそこは我らの王都。何としても奪還し、王国復興を成し遂げるのだ!!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
王国復興。
そのために王都の奪還を目指し、ここまで戦い抜いてきた。
それもすぐ目の前に来ている、
そのことが、兵たちの自信となり、士気を上げる要因となっていた。
「敵はこれまで以上に数を増やしてきたようだが、まだまだ我らの方が上だ。仲間と共に恐れることなく敵を討ち倒すのだ!!」
「「「「「オォーーー!!」」」」」
遠く離れたここからでも、敵が数を揃えてきたのは分かる。
しかし、これまでも敵を退けてきたという自信が、兵たちの恐怖を消し去っていた。
『おいおい……』
防壁周辺の偵察から戻り、兵の中に身を隠した限たち。
これから出陣するとなり始まったラトバラの演説に、限は少し呆れていた。
ここまで来るために、アデマス軍は戦いに勝利してきた。
しかし、その勝利に不自然な点があったことを、ラトバラも気付いていたはず。
その原因が限によるものなんて分かることはないだろうが、ここまで自信を持っていることラトバラも兵たちも不自然だ。
『……そうか。念願の王都奪還が可能な所まで迫ったことで、錯覚しているのか……』
ここにいるアデマス軍の誰もが、王都奪還にテンションが上がっている。
その熱が、不自然な勝利を忘れさせてしまっているのだと、限は心の中で判断した。
「進めーーー!!」
『全く……』
競走馬で言う、かかっている状態なのだろう。
大将のラトバラの様子からして、敵の勢力の調査を徹底的にしているとは思えない。
もう少し調査をし、隣国に増援を求めてからでも良いはず。
それなのに、ラトバラはもう攻め込む決断をした。
さすがの限でもこの状況を止めることは不可能だ。
この場にいる人間を内心で呆れつつ、限は周囲の兵たちに合わせるように、王都の防壁へと向かって行動を開始したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる