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オリヴィア・エヴァンス嬢の場合
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《悪役令嬢その2》としてではなく、《オリヴィア・エヴァンス》として最上級の幸せを手に入れた私なのだが、もちろん物語をちゃんと終わらせることも忘れてはいなかった。
あれから1週間後に物語通りに、ヒロインの家に行き、女優としての最後の煌めきを放っておいた。そう、女優は去り際の背中まで美しくないといけないので、自宅で何回も鏡の前で半分身をよじりながら台詞の練習をした。傍目から見られていたらちょっと心配されるかもしれないが。
しかし!お陰で自分史上最高の演技ができたと思う。ヒロインは最終的に感激のあまり、嬉し涙を浮かべていた。あー可愛い。あー良い子。私が男だったら…うん、まぁ、レオナルドとの恋を楽しみたいからこの台詞は今後自主規制することにします!あーでも可愛い(反省足りない)
長らく続いた物語が終わったのでホッとしたのも事実で、やっと肩の荷を下ろして休むことができる。すぐにエディスにも早馬で連絡を入れておいた。これでエディスも婚活を始めることができるし、近いうちに私たちの呑み会は実現することだろう。間違いなくその呑み会は盛り上がるはずで、エディスの前世の話を聞くのも含めて、めちゃくちゃ楽しみである。酒の肴は何にしよーかなー!
レオナルド・サットンは時間を無駄にしなかった。
すぐに婚約の儀を整えるべく、あっという間に両家に働きかけ、今では婚約者である。
両親はもちろん大賛成だし、相手側の家族もレオナルドの初恋の少女のことを知っていて、まさか本当に見つけてくるとはと呆れ顔ではあったが、家柄的には釣り合うし、すぐに祝福してくれたのだった。
私の今のひそかな悩みが、万が一彼が童貞だった時に(ち、違うと信じている!)前世では処女ではない私がもの慣れてる様子をついうっかり見せたら、信じられないくらい嫉妬するだろうな、ということ…というのは、この前初めて挨拶と称して唇を合わせるキスを交わした時に、どうやら私が慣れている、と何かから感じたらしく(一応初めて口づけを交わす侯爵令嬢の演技をしたのだが彼は誤魔化されなかった)めちゃくちゃ嫉妬してその後が大変だったのである。
えええ!君には私の女優魂が通じなかったのね!?あんなに嫉妬するなんて…君…もしかして童貞かい?いや怖くて聞けない、このモテ男子はきっと違うはずである。嫉妬深い独占欲の塊ということにしておこう。さすがに前世で経験がある私なので今更処女のふり出来るかな…ということは今以上に女優として演技を磨かなくてはならないのね!?分かりました!やってみせます!やってやりますとも!!
美貌のレオナルドの隣にいるのに相応しくなろうと、化粧をしたり綺麗に着飾るとそれはそれで誰に見せるつもりだ!?と嫉妬してくるから非常に面倒くさいでーす。私の目には自分は今でもほどほど令嬢にしか見えないのだが、きっと彼の目には絶世の美女に見えているのに違いない。なんだかんだ言ってますけど、愛されているのを毎秒実感していまして、まぁ女は愛されてナンボ、という言葉もあるくらいだし、私は幸せでございます!きっとそのうち彼も落ち着くだろうしね、うん。(希望的観測)
「オリヴィア!」
今日も美貌の貴公子が私の姿を見つけると、瞳を輝かせて微笑む。
私もにっこりと微笑む。今日はこれから2人でサロンに行って絵を楽しむ予定だ。
「レオナルド様!」
彼の手に、私の手を乗せると美貌の貴公子と共に馬車に乗り込む。
《オリヴィア・エヴァンス》の物語はまだまだこれからが本番で、これからずっと続いていくのだ。
〈了〉
________________________________
読んでくださってありがとうございます~
オリヴィア嬢編はこれにて終了です
エディス嬢の婚活をちょっと書いてみたい気はしています、
なんかうまくいかなくて失敗しそう🤣
他、もしこんな後日談が読みたい!とか、
この人の話が読んでみたい!とかリクエストあれば
よければ感想に書いていただけると嬉しいです。
リクエストがなかったら完結ボタンをそっと押します😂👍
あれから1週間後に物語通りに、ヒロインの家に行き、女優としての最後の煌めきを放っておいた。そう、女優は去り際の背中まで美しくないといけないので、自宅で何回も鏡の前で半分身をよじりながら台詞の練習をした。傍目から見られていたらちょっと心配されるかもしれないが。
しかし!お陰で自分史上最高の演技ができたと思う。ヒロインは最終的に感激のあまり、嬉し涙を浮かべていた。あー可愛い。あー良い子。私が男だったら…うん、まぁ、レオナルドとの恋を楽しみたいからこの台詞は今後自主規制することにします!あーでも可愛い(反省足りない)
長らく続いた物語が終わったのでホッとしたのも事実で、やっと肩の荷を下ろして休むことができる。すぐにエディスにも早馬で連絡を入れておいた。これでエディスも婚活を始めることができるし、近いうちに私たちの呑み会は実現することだろう。間違いなくその呑み会は盛り上がるはずで、エディスの前世の話を聞くのも含めて、めちゃくちゃ楽しみである。酒の肴は何にしよーかなー!
レオナルド・サットンは時間を無駄にしなかった。
すぐに婚約の儀を整えるべく、あっという間に両家に働きかけ、今では婚約者である。
両親はもちろん大賛成だし、相手側の家族もレオナルドの初恋の少女のことを知っていて、まさか本当に見つけてくるとはと呆れ顔ではあったが、家柄的には釣り合うし、すぐに祝福してくれたのだった。
私の今のひそかな悩みが、万が一彼が童貞だった時に(ち、違うと信じている!)前世では処女ではない私がもの慣れてる様子をついうっかり見せたら、信じられないくらい嫉妬するだろうな、ということ…というのは、この前初めて挨拶と称して唇を合わせるキスを交わした時に、どうやら私が慣れている、と何かから感じたらしく(一応初めて口づけを交わす侯爵令嬢の演技をしたのだが彼は誤魔化されなかった)めちゃくちゃ嫉妬してその後が大変だったのである。
えええ!君には私の女優魂が通じなかったのね!?あんなに嫉妬するなんて…君…もしかして童貞かい?いや怖くて聞けない、このモテ男子はきっと違うはずである。嫉妬深い独占欲の塊ということにしておこう。さすがに前世で経験がある私なので今更処女のふり出来るかな…ということは今以上に女優として演技を磨かなくてはならないのね!?分かりました!やってみせます!やってやりますとも!!
美貌のレオナルドの隣にいるのに相応しくなろうと、化粧をしたり綺麗に着飾るとそれはそれで誰に見せるつもりだ!?と嫉妬してくるから非常に面倒くさいでーす。私の目には自分は今でもほどほど令嬢にしか見えないのだが、きっと彼の目には絶世の美女に見えているのに違いない。なんだかんだ言ってますけど、愛されているのを毎秒実感していまして、まぁ女は愛されてナンボ、という言葉もあるくらいだし、私は幸せでございます!きっとそのうち彼も落ち着くだろうしね、うん。(希望的観測)
「オリヴィア!」
今日も美貌の貴公子が私の姿を見つけると、瞳を輝かせて微笑む。
私もにっこりと微笑む。今日はこれから2人でサロンに行って絵を楽しむ予定だ。
「レオナルド様!」
彼の手に、私の手を乗せると美貌の貴公子と共に馬車に乗り込む。
《オリヴィア・エヴァンス》の物語はまだまだこれからが本番で、これからずっと続いていくのだ。
〈了〉
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読んでくださってありがとうございます~
オリヴィア嬢編はこれにて終了です
エディス嬢の婚活をちょっと書いてみたい気はしています、
なんかうまくいかなくて失敗しそう🤣
他、もしこんな後日談が読みたい!とか、
この人の話が読んでみたい!とかリクエストあれば
よければ感想に書いていただけると嬉しいです。
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