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エディス・コーンウォール嬢の婚活
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ノーランから聞いた話は、ますます私を気鬱にさせた。
オスカー・ナイトウェル将軍は、やはりこの国の英雄と言ってもいいほどの戦歴を誇る軍人であった。もともと地方の平民の出なのだが、賢王と名高い今生の王が騎士試験を一般市民にも門戸を広げて受けることを許したことにより、難しいと言われている騎士試験を一発で合格、その後騎士として鍛錬を積み、どんどん出世をしていき、王から将軍補佐として任命されたのだという。普通将軍と名のつく役職につくのは有力貴族の出が多いことからものすごい抜擢だったと思われる。
私の予想と違ったのは参謀役でもある彼はきちんと前線でもガンガン出ていく戦士だということ。なので部下からものすごい慕われているそうだ。つい先日の異国での闘いで凄まじい戦果をあげたオスカー・ナイトウェル将軍補佐はついに将軍に昇進した。これだけの経歴を持つ人なので間違いなく侯爵の爵位を受勲するというのもあながち噂ではないのかもしれない。
一般人はこういうヒーローを求めているもので、ノーランによるとオスカーの立身出世物語は大衆紙でも書き立てられ、ものすごい神聖化しているそうだ。
私はゴリラが好きなので、あまり頭がいい方は好きではない(マイルドに言いましたが失礼なことを言っています、反省している)。そういうと前世の彼のことを揶揄っているようだが、私が言っているのは狡猾な人が好きではないという意味で、彼は別に普通の人だった。だからオスカーのように絶対にぜーーーったいに頭がそういう意味で回る人は好きじゃない。
オスカーはなんでか知らないが、私に多少は興味を持っているのかもしれないが、そういうの、大丈夫です。これだけ素晴らしい方であるなら、ほかにふさわしい方がいらっしゃると思いますので、
断る!断ってやるーー!!
と、思っていたのだが。
訪問は午後に設定されていたのでお茶を一緒に飲む事になった。我が家に颯爽と現れたオスカー・ナイトウェル将軍は昨日の夜会に比べるとカジュアルな格好をしていたので、要は薄着だったため、筋肉の鍛え具合がよく分かったのである。
(確かに…確かに、上腕二頭筋と上腕三頭筋は私の好みほど鍛えられていないけど…大腿四頭筋とハムストリングのバランスはとても好みだし、下腿三頭筋の締り具合も思っていたより良い…そして大胸筋はこれくらいの厚さの方が意外にいいかもしれない…あまりに厚すぎると日常生活に支障をきたすかもしれないしね)
ああでも上腕筋は捨てがたい…
私が阿呆なことを考えている間に両親とノーランが、オスカーに話しかけてくれるので助かった。やがて私がほとんど話していないのを気にした父親が私にオスカーを庭園に案内にするようにけしかけた。ええーーー!?行きたくないなぁ…でも仕方ないのでしぶしぶ席を立って彼と庭園に向かうことにする。季節は春なので外を歩くのは気持ちがいいことは否定できない。彼とは身長差は25センチと言ったところか。やはり近くに立つと言葉にできない威圧感はある。庭園の小道をゆっくり歩きながらオスカーはまず私の右腕を気遣ってくれた。
「公爵夫妻の前で言うのは憚られると思って聞かなかったのだが…その様子だと右腕は問題ないようだな?」
最初に聞いてくれるのは礼儀正しいと、思った。もしくは本気で心配してくれてる風である、と。
「はい、ナイトウェル将軍のご助言通り、昨夜冷やして寝ましたので…朝には元通りでしたわ」
彼は私の素っ気ない返事に、嫌味のない感じでさらりと笑った。
「君は面白い令嬢だね、普通は俺の気をひこうとしてあれやこれやと喋りかけてくるのに」
モテてる男の台詞ですね。うん、間違いなくこの男の女性遍歴は凄そうだ。どうかどうかご自分のことを慕っている令嬢の中から結婚相手をお探しくださいませ!
「まぁ普通ではないのかもしれませんね(だから私に興味を持っても仕方ないですよ)」
彼が私の答えを聞くと、破顔した。しかめ面ばかりするような印象を与える容貌だが、笑うと若々しいし、意外に表情は豊かだった。
「君はきっと詩とか唄を贈って欲しくない感じかな?」
「そうですね、何の足しにもなりませんのでね」
嫌われてもいい相手なので、気遣わずするする言葉が出る。ふむ、と彼が顎に手をやって考える。
「この感じだと宝石とかにも興味がなさそうだ…君が興味を示すのって何だ?」
(それは勿論、筋肉…)
でもさすがの私もそこまでは言えなかったので、上品に肩を竦めてみせる。
「適度に知的な会話、くらいでしょうか」
「適度に…」
またもや爆笑している。
意外にも話していてあまり苦痛に感じない相手だ。
私も思っているよりはこの人悪い人ではないのだな、ということは分かった。ゴリラ率としては1%だと思っていたがきちんと筋肉を検分した結果、ゴリラ率は14%にあがりました、おめでとうございます!
オスカーは何事かを考えていた様子だったが、彼らしく質問は直球だった。
「俺が求婚をしたら受けてくれるか?」
「は?」
あまりにも突然のことを言われると、公爵令嬢としての口調を保っていられなくなる。
「俺が平民の出であることが気にならないなら君に求婚したい」
断ることも忘れて、ただただ私はぽかんとした。
「私は爵位などは気にしませんが…あのそれより、昨日の今日で…早すぎませんか?」
「俺は直感を信じる性質でね。俺の直感は外れたことがない。それで君に求婚しろって俺の直感は告げている」
直感直感うるさいし、
ド ン 引 き。
「いやそれは…私に軍人の妻は務まらないと思いますし、謹んでお断りーー」
またしても全部は言わせてもらえなかった。
「それは心配はいらない。近々侯爵になった暁には将軍の名は返還する。王にも承諾を得ているから俺がこれ以上戦場に赴くことはない」
「いやそう言われましても…」
「では君のご両親に今から話に行こう」
「ええええ!?」
今、私の躊躇い、聞いてた?
気づいてない?
一回も肯定してないよ?
絶対うちの両親、2つ返事で了承するよね?!彼が踵を返しかけて、ふと私の顔をまじまじと見るので、まぁゴリラ率14%でもこれだけのイケメンに見つめられると私の顔は多少熱くなった。
「一目惚れだ。昨夜、あの酔っ払いのしょうもない屑に言い返している声がまず良かった。凛としていて、内容には筋が通っていた。一歩も引かない気の強さもグッときた。それから振り返って俺を見たときにこんな美しい令嬢がこの世にいたのかと思うほど、外見もこれ以上ないほどの俺の好みだ。俺の直感はこの人を離してはいけないと言っている」
不意打ち、ず、ずるくない?
こういう攻撃、さすが策略家…
私の心は若干揺らめいた。
オスカーは私の右手を取って、ちゅっとキスを落とした。
「俺のことはこれから知って貰えばいい。きっと君に後悔はさせないと約束しよう。大事にする」
オスカー・ナイトウェル将軍は、やはりこの国の英雄と言ってもいいほどの戦歴を誇る軍人であった。もともと地方の平民の出なのだが、賢王と名高い今生の王が騎士試験を一般市民にも門戸を広げて受けることを許したことにより、難しいと言われている騎士試験を一発で合格、その後騎士として鍛錬を積み、どんどん出世をしていき、王から将軍補佐として任命されたのだという。普通将軍と名のつく役職につくのは有力貴族の出が多いことからものすごい抜擢だったと思われる。
私の予想と違ったのは参謀役でもある彼はきちんと前線でもガンガン出ていく戦士だということ。なので部下からものすごい慕われているそうだ。つい先日の異国での闘いで凄まじい戦果をあげたオスカー・ナイトウェル将軍補佐はついに将軍に昇進した。これだけの経歴を持つ人なので間違いなく侯爵の爵位を受勲するというのもあながち噂ではないのかもしれない。
一般人はこういうヒーローを求めているもので、ノーランによるとオスカーの立身出世物語は大衆紙でも書き立てられ、ものすごい神聖化しているそうだ。
私はゴリラが好きなので、あまり頭がいい方は好きではない(マイルドに言いましたが失礼なことを言っています、反省している)。そういうと前世の彼のことを揶揄っているようだが、私が言っているのは狡猾な人が好きではないという意味で、彼は別に普通の人だった。だからオスカーのように絶対にぜーーーったいに頭がそういう意味で回る人は好きじゃない。
オスカーはなんでか知らないが、私に多少は興味を持っているのかもしれないが、そういうの、大丈夫です。これだけ素晴らしい方であるなら、ほかにふさわしい方がいらっしゃると思いますので、
断る!断ってやるーー!!
と、思っていたのだが。
訪問は午後に設定されていたのでお茶を一緒に飲む事になった。我が家に颯爽と現れたオスカー・ナイトウェル将軍は昨日の夜会に比べるとカジュアルな格好をしていたので、要は薄着だったため、筋肉の鍛え具合がよく分かったのである。
(確かに…確かに、上腕二頭筋と上腕三頭筋は私の好みほど鍛えられていないけど…大腿四頭筋とハムストリングのバランスはとても好みだし、下腿三頭筋の締り具合も思っていたより良い…そして大胸筋はこれくらいの厚さの方が意外にいいかもしれない…あまりに厚すぎると日常生活に支障をきたすかもしれないしね)
ああでも上腕筋は捨てがたい…
私が阿呆なことを考えている間に両親とノーランが、オスカーに話しかけてくれるので助かった。やがて私がほとんど話していないのを気にした父親が私にオスカーを庭園に案内にするようにけしかけた。ええーーー!?行きたくないなぁ…でも仕方ないのでしぶしぶ席を立って彼と庭園に向かうことにする。季節は春なので外を歩くのは気持ちがいいことは否定できない。彼とは身長差は25センチと言ったところか。やはり近くに立つと言葉にできない威圧感はある。庭園の小道をゆっくり歩きながらオスカーはまず私の右腕を気遣ってくれた。
「公爵夫妻の前で言うのは憚られると思って聞かなかったのだが…その様子だと右腕は問題ないようだな?」
最初に聞いてくれるのは礼儀正しいと、思った。もしくは本気で心配してくれてる風である、と。
「はい、ナイトウェル将軍のご助言通り、昨夜冷やして寝ましたので…朝には元通りでしたわ」
彼は私の素っ気ない返事に、嫌味のない感じでさらりと笑った。
「君は面白い令嬢だね、普通は俺の気をひこうとしてあれやこれやと喋りかけてくるのに」
モテてる男の台詞ですね。うん、間違いなくこの男の女性遍歴は凄そうだ。どうかどうかご自分のことを慕っている令嬢の中から結婚相手をお探しくださいませ!
「まぁ普通ではないのかもしれませんね(だから私に興味を持っても仕方ないですよ)」
彼が私の答えを聞くと、破顔した。しかめ面ばかりするような印象を与える容貌だが、笑うと若々しいし、意外に表情は豊かだった。
「君はきっと詩とか唄を贈って欲しくない感じかな?」
「そうですね、何の足しにもなりませんのでね」
嫌われてもいい相手なので、気遣わずするする言葉が出る。ふむ、と彼が顎に手をやって考える。
「この感じだと宝石とかにも興味がなさそうだ…君が興味を示すのって何だ?」
(それは勿論、筋肉…)
でもさすがの私もそこまでは言えなかったので、上品に肩を竦めてみせる。
「適度に知的な会話、くらいでしょうか」
「適度に…」
またもや爆笑している。
意外にも話していてあまり苦痛に感じない相手だ。
私も思っているよりはこの人悪い人ではないのだな、ということは分かった。ゴリラ率としては1%だと思っていたがきちんと筋肉を検分した結果、ゴリラ率は14%にあがりました、おめでとうございます!
オスカーは何事かを考えていた様子だったが、彼らしく質問は直球だった。
「俺が求婚をしたら受けてくれるか?」
「は?」
あまりにも突然のことを言われると、公爵令嬢としての口調を保っていられなくなる。
「俺が平民の出であることが気にならないなら君に求婚したい」
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「俺は直感を信じる性質でね。俺の直感は外れたことがない。それで君に求婚しろって俺の直感は告げている」
直感直感うるさいし、
ド ン 引 き。
「いやそれは…私に軍人の妻は務まらないと思いますし、謹んでお断りーー」
またしても全部は言わせてもらえなかった。
「それは心配はいらない。近々侯爵になった暁には将軍の名は返還する。王にも承諾を得ているから俺がこれ以上戦場に赴くことはない」
「いやそう言われましても…」
「では君のご両親に今から話に行こう」
「ええええ!?」
今、私の躊躇い、聞いてた?
気づいてない?
一回も肯定してないよ?
絶対うちの両親、2つ返事で了承するよね?!彼が踵を返しかけて、ふと私の顔をまじまじと見るので、まぁゴリラ率14%でもこれだけのイケメンに見つめられると私の顔は多少熱くなった。
「一目惚れだ。昨夜、あの酔っ払いのしょうもない屑に言い返している声がまず良かった。凛としていて、内容には筋が通っていた。一歩も引かない気の強さもグッときた。それから振り返って俺を見たときにこんな美しい令嬢がこの世にいたのかと思うほど、外見もこれ以上ないほどの俺の好みだ。俺の直感はこの人を離してはいけないと言っている」
不意打ち、ず、ずるくない?
こういう攻撃、さすが策略家…
私の心は若干揺らめいた。
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