13 / 79
泣いてしまった
しおりを挟む
目の前から母である筈のエルヴィラの姿が小さくなって消えていく。
追いかけてきた男にウルスラは腕を捕まれ、その場から連れて行く。
「おかあさん! お、おか、おかあさ……っ!」
伸ばした手は空を切り、何も掴めはしない。
大きな目を見開いて、見逃さんばかりにエルヴィラのいた場所を見続ける。けれど目が潤んできて、視界がハッキリしなくなってくる。今までにない悲しみが胸を襲って、込み上げてくるものがあって上手く言葉も紡げない。
そんなウルスラに構うことなく、体の大きな男はさっきの家の中へ行こうとウルスラを引き摺るようにズンズンと歩いていく。
何度もその手を振り払おうとジタバタするけれど、か弱く痩せた小さな体では、大きな男の力強い腕に敵うわけもなく、自分の意思とは関係なくただズルズルと引き摺られて連れて行かれるのみだった。
頭を横に何度も振ってイヤだと示すけれど、そんな事は何の障害にはならない。
その手を離して欲しくって、ウルスラは必死の抵抗とばかりに男の腕に噛みついた。
「痛っ!」
と一言、ギロリとウルスラを睨み付け、その頬を大きな手で殴り付けた。
そうされて小さな体はぶっ飛んでしまう。
地面に叩きつけられて、うつ伏せになった状態のウルスラの髪を鷲掴みにし顔を上げ、自分の顔を近づけて威嚇する。
「おい……ふざけてんじゃねぇぞ……ガキでも俺は容赦しねぇぞ……?」
「あ……ぁ……」
恐ろしくて怖くて、ウルスラはただ抵抗しようと声を出そうとするけれど、それは言葉になんかならなかった。
そうしていると、別の男が此方にやって来る。
「おい、あんまり傷つけんなって。商品なんだからよ」
「……分かってる……けどあまりにも舐めた真似しやがるからな……」
「まぁ、厳しい教育が必要かもな。俺に任せてくんねぇか?」
「けっ! ロリコンが! 商品だっつってんだろ?!」
「壊しゃしねぇよ。俺は優しいぜ?」
「こんな小さい子によくもまぁ欲情できるなぁ……」
「今から叩き込めばいっぱしの娼婦になれんだろ? これも教育だよ」
下卑た笑いを浮かべた男がウルスラに向かってくる。
ここは村で、遠目には女の人や子供の姿も見える。だけどこの状況を見ても誰もウルスラを助けようとはしない。ここではこんな事は日常茶飯事で、新たに連れてこられた哀れな子供だと認識されているのみだった。
ウルスラの髪を掴んでいる男。厭らしい笑みを浮かべて近寄ってくる男。それに便乗するように数人、男達が此方へとやって来る。
それはもう恐怖でしかなく、ウルスラはガタガタと震えて動く事が出来なくなった。
「ほらよ。手荒に扱うなよ」
「分かってるって。ほら、俺が可愛がってやるからよ、こっちへ来い」
「う……ぅ、あ、ぁ……」
お母さんが自分を捨てた。自分を娘じゃないって言った。こんな怖い人達のいる所に、私は一人取り残された。
悲しみと恐怖と絶望と……
そんな感情が渦巻いて、ウルスラの胸は苦しくなって今まで耐えていたものが吐き出されるように一気に溢れ出てきた。
「うぁぁ……うわぁぁぁぁぁっ! あぁぁーっ!!」
大きな声を上げて、ウルスラは泣き出してしまった。誰も助けてくれない。自分ではどうにも出来ない。どうすれば良いのか分からない。怖い。悲しい。怖い怖い怖い……っ!
「いやぁぁぁぁぁ! あぁぁぁーーっ! うわぁぁぁぁんっ!!」
涙が溢れて止まらない。体は恐怖で震え、その場に泣き崩れてしまって一歩も動く事が出来ない。
「う、うるさ、い……な、泣く、な……」
「やめ、ろ……あ、ぁ……」
「く、るしいっ! う、ぐっ!」
ウルスラの周りにいた男達が突然苦しみだした。それは波紋をひろげていくように広がっていき、村中へと響いていった。
皆が悶え苦しみ、立つことも儘ならなくなっている。
その様子を恐怖に震えながらもウルスラは見ていた。何が起こっているのか分からない。けれど自分以外の人達が皆、苦しそうに身悶えている。
恐ろしいモノが蠢くその中で、ウルスラは何も出来ずにその場でただ皆の様子を見るしか出来なかった。
目の前の体の大きな男は苦しみながら何かに耐えているように感じた。
次の瞬間、
「あがっ!!」
と言う声とも言いがたい音を出して、男の体は至るところがボコボコと中から何かに占領されるように動きだし、その様相を姿を、今までのモノとは別のモノへと変えていく。
みるみるうちに人であったその姿は、他の異質なモノへと変わっていく。体が大きくなり、筋骨隆々で耳も尖り、口からは牙が伸び出てきた。
目は怪しく赤く光り、体は人とは思えない程に大きくなり、肌は土気色へと変わっていく。
何が起きてそうなっているのか、何故そうなっているのか、訳もわからずにただウルスラはその様子を震えながらただ見ていた。
他の人達も、同じようにして姿を変えていく。しかし、皆が同じ様な姿ではなく、皮膚が緑色になった者がいたり、髪が全部無くなった者がいたり、目が一つになってしまった者もいた。
それはこの世界に存在しなかった、魔物というモノだった。
だが、今はそんなモノはお伽噺の悪者として登場するのみで、実際には存在しないものと思われていた。
しかし、魔物は実はその昔に存在はしていたのだ。それが何百年、何千年か分からない程の昔に絶滅した。
その理由は解明されておらず、天変地異が起き、知性に欠けた魔物達は逃げることも防ぐ事も出来ずに絶滅したと文献には記載されている。
そして知能が高い人間だからこそ生き残る事ができたと言い伝えられているのだ。
存在しない筈の魔物と呼ばれるモノが、今ウルスラの目の前にいる。それは人であったモノだった。その筈だった。
苦しそうに蠢いていたそれらは、体の変化が終了すると漸く落ち着いたようで、しかし辺りを見渡してから突然叫びだした。そうしてから突然争い……いや、襲いだしたのだ。
それは体の大きいモノが小さなモノを獲物としているかの如く、理性や知性なんて全くないような、自分の欲望のままに暴れ狂う。
大きな手で自分より小さなモノの頭を鷲掴みにし、それから首に牙を立てて噛みついていく。そうやって相手の息の根を止めてから貪るように喰らい尽くす。
辺りに血飛沫が舞う。逃げ惑うモノを追いかけるモノ。そして残虐にその命は奪われ骸となり、食料となっていく。
それはさながら地獄絵図のようであり、さっきまで人が住まう村であった筈なのに、今では全く別の光景へと変わっていた。
どうなっているのか分からない。なぜこうなってしまったのかも分からない。どうすれば良いのかも分からないウルスラはただ震えてその様子を見ていた。
しかし一番の弱者である筈のウルスラに、何故か魔物となったモノは襲いかかりはしなかったのだ。
恐怖で震えながらも、ウルスラはこの場所にいてはいけないと思い何とか立ち上がって、震える脚でゆっくりと後退りながら村から出ていく。
村を出た後は、闇雲に走ってその場から逃れる為にガムシャラに走り続けた。
細くて小さなその体では満足に走る事も出来なかったけれど、それでもあの恐ろしい光景が目に焼き付いて、今にも後ろから魔物と化したモノがウルスラをすぐ後ろを追ってきているように思えて、後ろを振り返る事も出来ず、息も絶え絶えに縺れそうになる脚を何度も交差させて走り続ける。
誰か……助けて……誰か……っ!
怖くて恐ろしくて、走って息も苦しくて声なんか出ない。
もとより話す事さえ禁じられていて、上手く言葉を発する事さえ出来なかったウルスラが、エルヴィラを呼ぶ時は声が出たのだ。それも自分でもビックリする程の大きな声。
それは僅かに残ったウルスラの力。
けれど今はもうその声は出ない。力の限り走り続け、もう声をだす余力なんて何処にも残っていなかったからだ。
初めてエルヴィラに連れてこられた村だった。あそこが何処なのか分からなくて、村を出てからは闇雲に走ったので、自分が何処にいるのか、どこに向かえば良いのか分からなかった。
家はどの方面にあるのか。だけど家に帰っても、またエルヴィラは自分を売りに何処かへ連れていくのかも知れない。
そう考えると家には戻れなかった。
疲れが溜まったのか脚が縺れて、ウルスラはその場で転んでしまった。
うつ伏せのまま起き上がれずにいて、でも自分を追って来てはいないかを恐る恐る後ろをゆっくり見ながら確認する。
誰もいない……
追って来る人は誰もいない……
もう……自分には誰もいない……
不意に今までの事が脳裏に浮かんで、倒れたままの状態でウルスラは堪えていた涙をゆっくりと流した。
泣いちゃダメなのに……我慢しなくちゃいけないのに……
声を抑えて、腕に顔を埋めて、涙がこれ以上出ないようにする。
泣くことさえ許されない。
微笑むことさえ出来なくなっていく。
誰か助けて……
ルー……
ルーに
会いたい……
そのまましばらく、ウルスラはただルーファスを想って動けずにいたのだった。
追いかけてきた男にウルスラは腕を捕まれ、その場から連れて行く。
「おかあさん! お、おか、おかあさ……っ!」
伸ばした手は空を切り、何も掴めはしない。
大きな目を見開いて、見逃さんばかりにエルヴィラのいた場所を見続ける。けれど目が潤んできて、視界がハッキリしなくなってくる。今までにない悲しみが胸を襲って、込み上げてくるものがあって上手く言葉も紡げない。
そんなウルスラに構うことなく、体の大きな男はさっきの家の中へ行こうとウルスラを引き摺るようにズンズンと歩いていく。
何度もその手を振り払おうとジタバタするけれど、か弱く痩せた小さな体では、大きな男の力強い腕に敵うわけもなく、自分の意思とは関係なくただズルズルと引き摺られて連れて行かれるのみだった。
頭を横に何度も振ってイヤだと示すけれど、そんな事は何の障害にはならない。
その手を離して欲しくって、ウルスラは必死の抵抗とばかりに男の腕に噛みついた。
「痛っ!」
と一言、ギロリとウルスラを睨み付け、その頬を大きな手で殴り付けた。
そうされて小さな体はぶっ飛んでしまう。
地面に叩きつけられて、うつ伏せになった状態のウルスラの髪を鷲掴みにし顔を上げ、自分の顔を近づけて威嚇する。
「おい……ふざけてんじゃねぇぞ……ガキでも俺は容赦しねぇぞ……?」
「あ……ぁ……」
恐ろしくて怖くて、ウルスラはただ抵抗しようと声を出そうとするけれど、それは言葉になんかならなかった。
そうしていると、別の男が此方にやって来る。
「おい、あんまり傷つけんなって。商品なんだからよ」
「……分かってる……けどあまりにも舐めた真似しやがるからな……」
「まぁ、厳しい教育が必要かもな。俺に任せてくんねぇか?」
「けっ! ロリコンが! 商品だっつってんだろ?!」
「壊しゃしねぇよ。俺は優しいぜ?」
「こんな小さい子によくもまぁ欲情できるなぁ……」
「今から叩き込めばいっぱしの娼婦になれんだろ? これも教育だよ」
下卑た笑いを浮かべた男がウルスラに向かってくる。
ここは村で、遠目には女の人や子供の姿も見える。だけどこの状況を見ても誰もウルスラを助けようとはしない。ここではこんな事は日常茶飯事で、新たに連れてこられた哀れな子供だと認識されているのみだった。
ウルスラの髪を掴んでいる男。厭らしい笑みを浮かべて近寄ってくる男。それに便乗するように数人、男達が此方へとやって来る。
それはもう恐怖でしかなく、ウルスラはガタガタと震えて動く事が出来なくなった。
「ほらよ。手荒に扱うなよ」
「分かってるって。ほら、俺が可愛がってやるからよ、こっちへ来い」
「う……ぅ、あ、ぁ……」
お母さんが自分を捨てた。自分を娘じゃないって言った。こんな怖い人達のいる所に、私は一人取り残された。
悲しみと恐怖と絶望と……
そんな感情が渦巻いて、ウルスラの胸は苦しくなって今まで耐えていたものが吐き出されるように一気に溢れ出てきた。
「うぁぁ……うわぁぁぁぁぁっ! あぁぁーっ!!」
大きな声を上げて、ウルスラは泣き出してしまった。誰も助けてくれない。自分ではどうにも出来ない。どうすれば良いのか分からない。怖い。悲しい。怖い怖い怖い……っ!
「いやぁぁぁぁぁ! あぁぁぁーーっ! うわぁぁぁぁんっ!!」
涙が溢れて止まらない。体は恐怖で震え、その場に泣き崩れてしまって一歩も動く事が出来ない。
「う、うるさ、い……な、泣く、な……」
「やめ、ろ……あ、ぁ……」
「く、るしいっ! う、ぐっ!」
ウルスラの周りにいた男達が突然苦しみだした。それは波紋をひろげていくように広がっていき、村中へと響いていった。
皆が悶え苦しみ、立つことも儘ならなくなっている。
その様子を恐怖に震えながらもウルスラは見ていた。何が起こっているのか分からない。けれど自分以外の人達が皆、苦しそうに身悶えている。
恐ろしいモノが蠢くその中で、ウルスラは何も出来ずにその場でただ皆の様子を見るしか出来なかった。
目の前の体の大きな男は苦しみながら何かに耐えているように感じた。
次の瞬間、
「あがっ!!」
と言う声とも言いがたい音を出して、男の体は至るところがボコボコと中から何かに占領されるように動きだし、その様相を姿を、今までのモノとは別のモノへと変えていく。
みるみるうちに人であったその姿は、他の異質なモノへと変わっていく。体が大きくなり、筋骨隆々で耳も尖り、口からは牙が伸び出てきた。
目は怪しく赤く光り、体は人とは思えない程に大きくなり、肌は土気色へと変わっていく。
何が起きてそうなっているのか、何故そうなっているのか、訳もわからずにただウルスラはその様子を震えながらただ見ていた。
他の人達も、同じようにして姿を変えていく。しかし、皆が同じ様な姿ではなく、皮膚が緑色になった者がいたり、髪が全部無くなった者がいたり、目が一つになってしまった者もいた。
それはこの世界に存在しなかった、魔物というモノだった。
だが、今はそんなモノはお伽噺の悪者として登場するのみで、実際には存在しないものと思われていた。
しかし、魔物は実はその昔に存在はしていたのだ。それが何百年、何千年か分からない程の昔に絶滅した。
その理由は解明されておらず、天変地異が起き、知性に欠けた魔物達は逃げることも防ぐ事も出来ずに絶滅したと文献には記載されている。
そして知能が高い人間だからこそ生き残る事ができたと言い伝えられているのだ。
存在しない筈の魔物と呼ばれるモノが、今ウルスラの目の前にいる。それは人であったモノだった。その筈だった。
苦しそうに蠢いていたそれらは、体の変化が終了すると漸く落ち着いたようで、しかし辺りを見渡してから突然叫びだした。そうしてから突然争い……いや、襲いだしたのだ。
それは体の大きいモノが小さなモノを獲物としているかの如く、理性や知性なんて全くないような、自分の欲望のままに暴れ狂う。
大きな手で自分より小さなモノの頭を鷲掴みにし、それから首に牙を立てて噛みついていく。そうやって相手の息の根を止めてから貪るように喰らい尽くす。
辺りに血飛沫が舞う。逃げ惑うモノを追いかけるモノ。そして残虐にその命は奪われ骸となり、食料となっていく。
それはさながら地獄絵図のようであり、さっきまで人が住まう村であった筈なのに、今では全く別の光景へと変わっていた。
どうなっているのか分からない。なぜこうなってしまったのかも分からない。どうすれば良いのかも分からないウルスラはただ震えてその様子を見ていた。
しかし一番の弱者である筈のウルスラに、何故か魔物となったモノは襲いかかりはしなかったのだ。
恐怖で震えながらも、ウルスラはこの場所にいてはいけないと思い何とか立ち上がって、震える脚でゆっくりと後退りながら村から出ていく。
村を出た後は、闇雲に走ってその場から逃れる為にガムシャラに走り続けた。
細くて小さなその体では満足に走る事も出来なかったけれど、それでもあの恐ろしい光景が目に焼き付いて、今にも後ろから魔物と化したモノがウルスラをすぐ後ろを追ってきているように思えて、後ろを振り返る事も出来ず、息も絶え絶えに縺れそうになる脚を何度も交差させて走り続ける。
誰か……助けて……誰か……っ!
怖くて恐ろしくて、走って息も苦しくて声なんか出ない。
もとより話す事さえ禁じられていて、上手く言葉を発する事さえ出来なかったウルスラが、エルヴィラを呼ぶ時は声が出たのだ。それも自分でもビックリする程の大きな声。
それは僅かに残ったウルスラの力。
けれど今はもうその声は出ない。力の限り走り続け、もう声をだす余力なんて何処にも残っていなかったからだ。
初めてエルヴィラに連れてこられた村だった。あそこが何処なのか分からなくて、村を出てからは闇雲に走ったので、自分が何処にいるのか、どこに向かえば良いのか分からなかった。
家はどの方面にあるのか。だけど家に帰っても、またエルヴィラは自分を売りに何処かへ連れていくのかも知れない。
そう考えると家には戻れなかった。
疲れが溜まったのか脚が縺れて、ウルスラはその場で転んでしまった。
うつ伏せのまま起き上がれずにいて、でも自分を追って来てはいないかを恐る恐る後ろをゆっくり見ながら確認する。
誰もいない……
追って来る人は誰もいない……
もう……自分には誰もいない……
不意に今までの事が脳裏に浮かんで、倒れたままの状態でウルスラは堪えていた涙をゆっくりと流した。
泣いちゃダメなのに……我慢しなくちゃいけないのに……
声を抑えて、腕に顔を埋めて、涙がこれ以上出ないようにする。
泣くことさえ許されない。
微笑むことさえ出来なくなっていく。
誰か助けて……
ルー……
ルーに
会いたい……
そのまましばらく、ウルスラはただルーファスを想って動けずにいたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
私の風呂敷は青いあいつのよりもちょっとだけいい
しろこねこ
ファンタジー
前世を思い出した15歳のリリィが風呂敷を発見する。その風呂敷は前世の記憶にある青いロボットのもつホニャララ風呂敷のようで、それよりもちょっとだけ高性能なやつだった。風呂敷を手にしたリリィが自由を手にする。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる