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自立への道
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夢でルーファスと会える日々を送るようになってから、ウルスラは前のように笑えるようになっていった。
誰からも疎ましく思われ、蔑むような目で見られ、唯一の肉親であった筈の母親からは娘じゃないと突き放され売られ一人で生きていくしかなくなったウルスラに、ルーファスは変わらず接してくれていた。
そして、施しはいらないと言うウルスラに、施しではないと言いながらも、料理を食べさせてくれ食料を渡してくれ、洋服や靴等の衣類、本とノートとペン等の文具類、鍋や包丁なんかの台所用品、食器類等、ありとあらゆる物を提供してくれた。
流石にここまでして貰うのはどうかと言ったが、ルーファスはなかば強引にそれらを渡してきた。もちろん、あれば助かる物ばかりだったが、自分が何も返せていないのに、貰うばかりになってしまうのに戸惑った。
何かを返したい。自分に出来ることはないか。そんな事を考えるも、何をどうして良いのかも分からない。出来ることは何もないように思える。
『施しを受けるのは恥ずかしい事だよ』
そう言った母親であった筈のエルヴィラの言葉が思い出される。
幼い頃から言われ続けていたことは根強く心に刻み込まれていて、簡単にはその思考を払拭できる筈はない。
森で野草を採取しながら、ウルスラはそんな事を考えていた。
ふと見ると、この辺りでは見掛けない草が生えていたのに気づく。それを根から掘り起こし、手に取ってみる。
ルーファスが持ってきた本に載っていた草に似ている。
「これは……やくそう……?」
すぐに持ち帰って本で調べてみる。それは薬草で間違いなさそうだった。
落として欠けてしまった大きめのコップに土とその薬草を植えて、暫く育ててみることにした。
本には大切に育てると花が咲くとあり、ウルスラは毎日適量の水をやり、そしてその薬草に向けて歌を歌ったのだった。
本には、植物に話し掛けると育ちが良くなるとあったのだが、物心ついた頃から話す事を禁じられていたウルスラには、自分から何かを話し出すと言うことが出来なかった。
だから歌を歌う。それはルーファスに教えてもらった歌だった。それしか知らないし、ウルスラもその歌が好きだったからだ。
そうすると薬草は美しく成長し、真っ白で綺麗な花を咲かせた。その花は何故かうっすら光っているようにも見えた。
その薬草の花をルーファスに贈る事にした。自分が出来るのはこんな事くらいで、ほんの少ししか返せない現状に申し訳なく思ったが、それでも何かしたくて仕方がなかったからだ。
ベッドに眠る時に横に倒して仕舞わないように、大切にコップに入った薬草を抱え、そっと眠りについた。
うつらうつらと眠りにつき、何とか薬草を抱えた状態で夢を見る事が出来た。そこはルーファスの部屋で、ソファーでルーファスが本を読んでいるところだった。
「ルー!」
「あ、ウルスラ! 今日は会えたね! 最近あまり会えなかったから寂しかったんだ!」
「うん、私も!」
「あれ? 手にしてるのは何の花かな?」
「これ、やくそう! ルーにあげる!」
「え? 薬草? でも花が咲いてる……」
「はな、さいた。私、せわした。ルーにいつも、もらってばかりだから」
「そんな事気にしなくて良いのに……! でもそうか……気にしちゃってたんだね。僕はウルスラに元気でいて欲しいだけだったんだけどな」
「うん。私もなにかしたい。だからあげる」
「ありがとう、ウルスラ。じゃあ遠慮なく貰うね。でもこれ、何か光ってるように見えるね。綺麗だね」
「うん。まいにち、おしえてもらったうた、うたった。そしたら、はな、さいた」
「そうなんだね。じゃあ僕にも歌を歌ってよ。ウルスラの歌声を聴きたいな」
「うん」
ルーファスに言われて、ウルスラは歌を紡ぎ出す。それは優しく美しく切なく甘く、ルーファスの耳に心に馴染んでいく。
そして同じように薬草にも歌は馴染んでいって、それはより一層美しく光る。
その日も一緒に食事をし、勉強をし、二人だけの時間を楽しんだ。
その頃には目が覚めるタイミングがお互い何となく分かっていて、そうなる前にルーファスは離れたくないとでも言うようにウルスラを抱き寄せる。
ルーファスにそうされるのが嬉しくて、初めは戸惑うしか出来なかったウルスラも、その胸に顔を埋める事も出来るようになった。
「もうすぐ目覚めちゃうね。ずっと一緒にいられれば良いのにな」
「うん」
「僕はウルスラが好きだよ。それはずっと変わらないからね」
「私も、ルー、すき」
「ハハハ……多分、僕の好きとウルスラの好きは違うんだろうけどね。今はそれで良いかな」
「すきがちがう?」
「それはもっとウルスラが大きくなれば分かるんじゃないかな?」
「おおきくなる! 私、もっとおおきくなる! ルーとおなじ、すきになる!」
「そうか。ありがとう、ウルスラ。君と一緒にいられるように、僕は頑張るからね。待ってて欲しい。いつか必ず迎えにいくからね」
「うん! 私もがんばる……! ルーのちからになれるように、がんばる!」
「ハハハ、良いよ、ウルスラはそのままで。今でも凄く頑張っているんだから」
「ううん、もっとがんばる! そしたら、ルーにもっとあえる?」
「そうできるようにするよ。あぁ……もうすぐ目覚めてしまいそうだ。離れたくないな……」
「うん……ルー、はなれたくない……」
「僕の可愛いウルスラ……また会おうね」
「うん、また……」
幼いながらも、二人はきっと想い合っていたのだろう。その事にどこまで気づいているのか。拙い言葉と拙い方法しか分からない二人が、自分達の出来うる事で相手を支えようとしていた。
そして、そんな二人を嘲り笑うように、運命は二人を引き離していく──
ルーファスの夢を見た日は、いつも目覚めるのが嫌になる。そんな事を思いながら、ウルスラはなかなかベッドから出られずにいて、その余韻に浸っていた。
でも、夢でルーファスに頑張ると言ったのだ。それを嘘にしない為に、現実と向き合う事にする。
今日も朝、湖に行き水を汲む。それから服を洗い自分自身も洗う。
優しい風に吹かれて家にたどり着き、家事をこなしてから山菜を採取する。前に薬草を見つけてから、所々でその薬草を見つけられるようになった。
根を残して切り取るようにしておく。そうするとまた生えてきてくれるからだ。
そうやって薬草を摘み取っていくと、結構な量になった。
今日はそれを街に売りに行こうと、ウルスラは考えていた。
エルヴィラに売られてから、ウルスラは街へ行くどころか、小屋の周りしか行動範囲はなかった。行っても湖までだ。
あの事があってから……売られた先の村でいきなり皆が魔物と化してから、怖くて小屋から離れる事が出来なかったのだ。
でも、ウルスラはルーファスと約束をした。頑張ると言った。でも何をどう頑張れば良いのかは分からなくて、ウルスラは自分なりに考えてみたのだ。そして出た答えが、ルーファスに頼りきらないで生きていくと言うことだった。
食べ物や生活用品を貰えるのは有難いし、凄く助かる。でもそれを求めてはいけない。求めてしまうようになったら、それは純粋にルーファスに会いたいと思っていない事になる。
それではいけないと思った。対等でありたいと思った。だからされた事のお返しはしなければとの考えが常に心にあった。
自立しなくては。
それが幼いウルスラが導きだした答えだった。今はもうエルヴィラに何か言われる事もない。だから街に行って、街の人と交渉してみよう。話をしてみよう。上手く話せないかもしれないし、嫌な顔をされるかも知れない。でも、何もしなければ変われない。
そう決心して、ウルスラはカゴに薬草を入れて、街へと赴いた。
ウルスラが通っていた頃の街並みと変わっている事など気づきもせずに……
誰からも疎ましく思われ、蔑むような目で見られ、唯一の肉親であった筈の母親からは娘じゃないと突き放され売られ一人で生きていくしかなくなったウルスラに、ルーファスは変わらず接してくれていた。
そして、施しはいらないと言うウルスラに、施しではないと言いながらも、料理を食べさせてくれ食料を渡してくれ、洋服や靴等の衣類、本とノートとペン等の文具類、鍋や包丁なんかの台所用品、食器類等、ありとあらゆる物を提供してくれた。
流石にここまでして貰うのはどうかと言ったが、ルーファスはなかば強引にそれらを渡してきた。もちろん、あれば助かる物ばかりだったが、自分が何も返せていないのに、貰うばかりになってしまうのに戸惑った。
何かを返したい。自分に出来ることはないか。そんな事を考えるも、何をどうして良いのかも分からない。出来ることは何もないように思える。
『施しを受けるのは恥ずかしい事だよ』
そう言った母親であった筈のエルヴィラの言葉が思い出される。
幼い頃から言われ続けていたことは根強く心に刻み込まれていて、簡単にはその思考を払拭できる筈はない。
森で野草を採取しながら、ウルスラはそんな事を考えていた。
ふと見ると、この辺りでは見掛けない草が生えていたのに気づく。それを根から掘り起こし、手に取ってみる。
ルーファスが持ってきた本に載っていた草に似ている。
「これは……やくそう……?」
すぐに持ち帰って本で調べてみる。それは薬草で間違いなさそうだった。
落として欠けてしまった大きめのコップに土とその薬草を植えて、暫く育ててみることにした。
本には大切に育てると花が咲くとあり、ウルスラは毎日適量の水をやり、そしてその薬草に向けて歌を歌ったのだった。
本には、植物に話し掛けると育ちが良くなるとあったのだが、物心ついた頃から話す事を禁じられていたウルスラには、自分から何かを話し出すと言うことが出来なかった。
だから歌を歌う。それはルーファスに教えてもらった歌だった。それしか知らないし、ウルスラもその歌が好きだったからだ。
そうすると薬草は美しく成長し、真っ白で綺麗な花を咲かせた。その花は何故かうっすら光っているようにも見えた。
その薬草の花をルーファスに贈る事にした。自分が出来るのはこんな事くらいで、ほんの少ししか返せない現状に申し訳なく思ったが、それでも何かしたくて仕方がなかったからだ。
ベッドに眠る時に横に倒して仕舞わないように、大切にコップに入った薬草を抱え、そっと眠りについた。
うつらうつらと眠りにつき、何とか薬草を抱えた状態で夢を見る事が出来た。そこはルーファスの部屋で、ソファーでルーファスが本を読んでいるところだった。
「ルー!」
「あ、ウルスラ! 今日は会えたね! 最近あまり会えなかったから寂しかったんだ!」
「うん、私も!」
「あれ? 手にしてるのは何の花かな?」
「これ、やくそう! ルーにあげる!」
「え? 薬草? でも花が咲いてる……」
「はな、さいた。私、せわした。ルーにいつも、もらってばかりだから」
「そんな事気にしなくて良いのに……! でもそうか……気にしちゃってたんだね。僕はウルスラに元気でいて欲しいだけだったんだけどな」
「うん。私もなにかしたい。だからあげる」
「ありがとう、ウルスラ。じゃあ遠慮なく貰うね。でもこれ、何か光ってるように見えるね。綺麗だね」
「うん。まいにち、おしえてもらったうた、うたった。そしたら、はな、さいた」
「そうなんだね。じゃあ僕にも歌を歌ってよ。ウルスラの歌声を聴きたいな」
「うん」
ルーファスに言われて、ウルスラは歌を紡ぎ出す。それは優しく美しく切なく甘く、ルーファスの耳に心に馴染んでいく。
そして同じように薬草にも歌は馴染んでいって、それはより一層美しく光る。
その日も一緒に食事をし、勉強をし、二人だけの時間を楽しんだ。
その頃には目が覚めるタイミングがお互い何となく分かっていて、そうなる前にルーファスは離れたくないとでも言うようにウルスラを抱き寄せる。
ルーファスにそうされるのが嬉しくて、初めは戸惑うしか出来なかったウルスラも、その胸に顔を埋める事も出来るようになった。
「もうすぐ目覚めちゃうね。ずっと一緒にいられれば良いのにな」
「うん」
「僕はウルスラが好きだよ。それはずっと変わらないからね」
「私も、ルー、すき」
「ハハハ……多分、僕の好きとウルスラの好きは違うんだろうけどね。今はそれで良いかな」
「すきがちがう?」
「それはもっとウルスラが大きくなれば分かるんじゃないかな?」
「おおきくなる! 私、もっとおおきくなる! ルーとおなじ、すきになる!」
「そうか。ありがとう、ウルスラ。君と一緒にいられるように、僕は頑張るからね。待ってて欲しい。いつか必ず迎えにいくからね」
「うん! 私もがんばる……! ルーのちからになれるように、がんばる!」
「ハハハ、良いよ、ウルスラはそのままで。今でも凄く頑張っているんだから」
「ううん、もっとがんばる! そしたら、ルーにもっとあえる?」
「そうできるようにするよ。あぁ……もうすぐ目覚めてしまいそうだ。離れたくないな……」
「うん……ルー、はなれたくない……」
「僕の可愛いウルスラ……また会おうね」
「うん、また……」
幼いながらも、二人はきっと想い合っていたのだろう。その事にどこまで気づいているのか。拙い言葉と拙い方法しか分からない二人が、自分達の出来うる事で相手を支えようとしていた。
そして、そんな二人を嘲り笑うように、運命は二人を引き離していく──
ルーファスの夢を見た日は、いつも目覚めるのが嫌になる。そんな事を思いながら、ウルスラはなかなかベッドから出られずにいて、その余韻に浸っていた。
でも、夢でルーファスに頑張ると言ったのだ。それを嘘にしない為に、現実と向き合う事にする。
今日も朝、湖に行き水を汲む。それから服を洗い自分自身も洗う。
優しい風に吹かれて家にたどり着き、家事をこなしてから山菜を採取する。前に薬草を見つけてから、所々でその薬草を見つけられるようになった。
根を残して切り取るようにしておく。そうするとまた生えてきてくれるからだ。
そうやって薬草を摘み取っていくと、結構な量になった。
今日はそれを街に売りに行こうと、ウルスラは考えていた。
エルヴィラに売られてから、ウルスラは街へ行くどころか、小屋の周りしか行動範囲はなかった。行っても湖までだ。
あの事があってから……売られた先の村でいきなり皆が魔物と化してから、怖くて小屋から離れる事が出来なかったのだ。
でも、ウルスラはルーファスと約束をした。頑張ると言った。でも何をどう頑張れば良いのかは分からなくて、ウルスラは自分なりに考えてみたのだ。そして出た答えが、ルーファスに頼りきらないで生きていくと言うことだった。
食べ物や生活用品を貰えるのは有難いし、凄く助かる。でもそれを求めてはいけない。求めてしまうようになったら、それは純粋にルーファスに会いたいと思っていない事になる。
それではいけないと思った。対等でありたいと思った。だからされた事のお返しはしなければとの考えが常に心にあった。
自立しなくては。
それが幼いウルスラが導きだした答えだった。今はもうエルヴィラに何か言われる事もない。だから街に行って、街の人と交渉してみよう。話をしてみよう。上手く話せないかもしれないし、嫌な顔をされるかも知れない。でも、何もしなければ変われない。
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私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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