53 / 86
53話 その対象は
しおりを挟む
へたり込んだ状態で、シオンはまだ恐怖から覚めやまずガタガタと震えている状態だった。
思わずリュシアンが近寄ろうとしたが、それよりも先にジョエルがシオンに向き合い、膝を折る。
「お嬢様、もう大丈夫です。アイツはいなくなりました。安心してください」
「うん……うん、わかっ……」
「ほら、大きく息を吸って、それからゆっくりと吐いてください。もう怖くありませんから。ね?」
「うん……ご、ごめん……ごめんね、ジョエル……」
「謝らなくて良いですから。私は大丈夫ですよ。今日は殴られてません。あんな奴、怖くも何ともありませんし。ね?」
「うん……うん……」
まるで幼い子供が自分に打ち勝つために耐えているような状態のシオンの姿に、リュシアンは何も言えずにその様子を驚きながら見つめていた。
シオンへのジョエルの対応も慣れているようで、二人はこうやって過ごしてきたのだと聞かずとも理解出来てしまったのだ。
ジョエルはシオンの背中を優しく何度も撫でて落ち着かせ、息を整えさせてから腰を支えて立ち上がらせる。
それから二人はゆっくりと本邸へと向かって行った。リュシアンの横を通り過ぎる時、ジョエルはリュシアンの目を見つめてぺこりと頭を下げた。
一部始終を見て何も言えず出来ずにいたメリエルも、後を追うように二人について行った。
三人の姿が見えなくなるまで見送り、深く息を吐いてからリュシアンはユーリを呼んだ。すぐにユーリは姿を見せる。
「ユーリ。報告できるか」
「はい。報告致します。ルストスレーム家では公爵夫人は、いないものと扱われてきたようです。食べ物も満足に与えられず、奴隷であったジョエルと同じように生活してきたものと見られます」
「アイツが奴隷だったと?」
「そうです。幼い頃は元聖女にかなり暴力を振るわれていたようですね。それから投資に失敗したのは父親である伯爵で、男娼を毎夜のように部屋に呼び寄せているのは母親である伯爵夫人でした。それが露見しそうになって、二人は娘のした事だと擦り付けたようです」
「……っ!」
「それから、公爵夫人は幼い頃より奇病を患っているとの情報も」
「奇病だと?」
「はい。突然傷が体にできたり痣ができたりするらしいのですが、その噂が広がるのを恐れた両親は、医師に診せる事をしなかったそうです。だから社交界デビューもさせなかったようですね」
「そうだったのか……」
ユーリから事の真相を聞いたリュシアンは、情けなくて情けなくて、自分の愚かさに苛立ちがつのっていった。
フィグネリアの娘だからと噂を簡単に信じ、シオンに邪険な態度を取ってきた自分を恥じた。
そしてシオンの身体中にある傷は奇病を患っていたからだと分かり、今もまだそれは続いているのだろうかと考えた。
左肩の傷はもしかしたら、その奇病が原因だったのかも知れないと考えを巡らせたが、あの傷跡はアウルベアにつけられたものと同様だったと思い直す。
だからあれは違うのだろうと考えたのだが、いずれにせよシオンは守るべき対象であって、憎むべき対象では無かったと思い知ったのだ。
さっきのジョエルとシオンの姿を思い浮かべると、それが前世のノアとリアムであった自分の姿に重なって見えてくる。
あの時のように、ノアとリアムだった自分達と同じように、ジョエルとシオンも二人で寄り添うように生きてきたのではないだろうか。
そう考えると、ジョエルの見る目も変わってくる。ジョエルはきっと、シオンを支え守ってきたのだろう。それは二人が恋人同士だとか、男女の仲だとか、そんな簡単な関係だと位置づける事ではなかったのだとリュシアンは考えを改める。
ノアとリアムだった自分達も、恋と言うには幼くて、愛と言うには未熟であって、だけどそこには確かで揺るぎない絆があって、それは誰にも害されないものだったのだ。
二人の間に自分が簡単に割り込めないような感覚に陥り、それならば男女の仲だった方がマシだとも思えたのだ。
深くため息を吐き、執務室へと戻ったリュシアンはセヴランからの報告を受ける。
ボリスは支払いが滞った事に対して抗議をしに来ていたのだ。それから公爵夫人に与えられる金を受け取りに来たとも。
そうやってボリスはいつもシオンに渡される筈の金を搾取していたのだと知る。そしてその金はフィグネリアの元へ納められていたのだろう。
リュシアンはシオンのこれまで生きてきた環境を知り、せめてここでは何の苦労もなく、豊かに優雅に過ごさせてやりたいと思った。
ケーキを見る時のシオンの嬉しそうでキラキラとした瞳は、今まで見る事も食べる事も出来なかったからなんだろうと考えると、無性に切なくなり愛しくもなり、それらの感情が一気に胸を占めていく。
シオンに会いたい……
さっきは恐ろしかっただろう。怖かっただろう。何も出来ずに震えるしか出来なかったシオンの姿を思い浮かべると、胸がズキリと痛くなる。
最近はメリエルをノアだと考えて行動する事はなく、何ならそんな事は忘れてしまう程だった。
そればかりか先程の震えていたシオンが、ノアの姿と重なって見えてくるのだ。
泣き虫で弱い癖に、誰かに頼ろうとしない姿勢。優しい笑み。耐え忍ぶ姿。
容姿は全く違えど、それらは前世のノアを彷彿とさせてしまう。
しかし、だからと言って決めつける事はもうしない。メリエルをノアだと思ったからアウルベアから無意識にメリエルを守った。そしてシオンを守れなかった。
今はノアが誰かなんて関係ない。自分の周りにいる人達は全て守るべき存在だったのだ。
そして今現在、伴侶であるシオンを一番に守らなければいけなかったのだ。
そう思い直して、リュシアンはシオンの部屋へと向かうのであった。
思わずリュシアンが近寄ろうとしたが、それよりも先にジョエルがシオンに向き合い、膝を折る。
「お嬢様、もう大丈夫です。アイツはいなくなりました。安心してください」
「うん……うん、わかっ……」
「ほら、大きく息を吸って、それからゆっくりと吐いてください。もう怖くありませんから。ね?」
「うん……ご、ごめん……ごめんね、ジョエル……」
「謝らなくて良いですから。私は大丈夫ですよ。今日は殴られてません。あんな奴、怖くも何ともありませんし。ね?」
「うん……うん……」
まるで幼い子供が自分に打ち勝つために耐えているような状態のシオンの姿に、リュシアンは何も言えずにその様子を驚きながら見つめていた。
シオンへのジョエルの対応も慣れているようで、二人はこうやって過ごしてきたのだと聞かずとも理解出来てしまったのだ。
ジョエルはシオンの背中を優しく何度も撫でて落ち着かせ、息を整えさせてから腰を支えて立ち上がらせる。
それから二人はゆっくりと本邸へと向かって行った。リュシアンの横を通り過ぎる時、ジョエルはリュシアンの目を見つめてぺこりと頭を下げた。
一部始終を見て何も言えず出来ずにいたメリエルも、後を追うように二人について行った。
三人の姿が見えなくなるまで見送り、深く息を吐いてからリュシアンはユーリを呼んだ。すぐにユーリは姿を見せる。
「ユーリ。報告できるか」
「はい。報告致します。ルストスレーム家では公爵夫人は、いないものと扱われてきたようです。食べ物も満足に与えられず、奴隷であったジョエルと同じように生活してきたものと見られます」
「アイツが奴隷だったと?」
「そうです。幼い頃は元聖女にかなり暴力を振るわれていたようですね。それから投資に失敗したのは父親である伯爵で、男娼を毎夜のように部屋に呼び寄せているのは母親である伯爵夫人でした。それが露見しそうになって、二人は娘のした事だと擦り付けたようです」
「……っ!」
「それから、公爵夫人は幼い頃より奇病を患っているとの情報も」
「奇病だと?」
「はい。突然傷が体にできたり痣ができたりするらしいのですが、その噂が広がるのを恐れた両親は、医師に診せる事をしなかったそうです。だから社交界デビューもさせなかったようですね」
「そうだったのか……」
ユーリから事の真相を聞いたリュシアンは、情けなくて情けなくて、自分の愚かさに苛立ちがつのっていった。
フィグネリアの娘だからと噂を簡単に信じ、シオンに邪険な態度を取ってきた自分を恥じた。
そしてシオンの身体中にある傷は奇病を患っていたからだと分かり、今もまだそれは続いているのだろうかと考えた。
左肩の傷はもしかしたら、その奇病が原因だったのかも知れないと考えを巡らせたが、あの傷跡はアウルベアにつけられたものと同様だったと思い直す。
だからあれは違うのだろうと考えたのだが、いずれにせよシオンは守るべき対象であって、憎むべき対象では無かったと思い知ったのだ。
さっきのジョエルとシオンの姿を思い浮かべると、それが前世のノアとリアムであった自分の姿に重なって見えてくる。
あの時のように、ノアとリアムだった自分達と同じように、ジョエルとシオンも二人で寄り添うように生きてきたのではないだろうか。
そう考えると、ジョエルの見る目も変わってくる。ジョエルはきっと、シオンを支え守ってきたのだろう。それは二人が恋人同士だとか、男女の仲だとか、そんな簡単な関係だと位置づける事ではなかったのだとリュシアンは考えを改める。
ノアとリアムだった自分達も、恋と言うには幼くて、愛と言うには未熟であって、だけどそこには確かで揺るぎない絆があって、それは誰にも害されないものだったのだ。
二人の間に自分が簡単に割り込めないような感覚に陥り、それならば男女の仲だった方がマシだとも思えたのだ。
深くため息を吐き、執務室へと戻ったリュシアンはセヴランからの報告を受ける。
ボリスは支払いが滞った事に対して抗議をしに来ていたのだ。それから公爵夫人に与えられる金を受け取りに来たとも。
そうやってボリスはいつもシオンに渡される筈の金を搾取していたのだと知る。そしてその金はフィグネリアの元へ納められていたのだろう。
リュシアンはシオンのこれまで生きてきた環境を知り、せめてここでは何の苦労もなく、豊かに優雅に過ごさせてやりたいと思った。
ケーキを見る時のシオンの嬉しそうでキラキラとした瞳は、今まで見る事も食べる事も出来なかったからなんだろうと考えると、無性に切なくなり愛しくもなり、それらの感情が一気に胸を占めていく。
シオンに会いたい……
さっきは恐ろしかっただろう。怖かっただろう。何も出来ずに震えるしか出来なかったシオンの姿を思い浮かべると、胸がズキリと痛くなる。
最近はメリエルをノアだと考えて行動する事はなく、何ならそんな事は忘れてしまう程だった。
そればかりか先程の震えていたシオンが、ノアの姿と重なって見えてくるのだ。
泣き虫で弱い癖に、誰かに頼ろうとしない姿勢。優しい笑み。耐え忍ぶ姿。
容姿は全く違えど、それらは前世のノアを彷彿とさせてしまう。
しかし、だからと言って決めつける事はもうしない。メリエルをノアだと思ったからアウルベアから無意識にメリエルを守った。そしてシオンを守れなかった。
今はノアが誰かなんて関係ない。自分の周りにいる人達は全て守るべき存在だったのだ。
そして今現在、伴侶であるシオンを一番に守らなければいけなかったのだ。
そう思い直して、リュシアンはシオンの部屋へと向かうのであった。
2
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
【完結】離縁王妃アデリアは故郷で聖姫と崇められています ~冤罪で捨てられた王妃、地元に戻ったら領民に愛され「聖姫」と呼ばれていました~
猫燕
恋愛
「――そなたとの婚姻を破棄する。即刻、王宮を去れ」
王妃としての5年間、私はただ国を支えていただけだった。
王妃アデリアは、側妃ラウラの嘘と王の独断により、「毒を盛った」という冤罪で突然の離縁を言い渡された。「ただちに城を去れ」と宣告されたアデリアは静かに王宮を去り、生まれ故郷・ターヴァへと向かう。
しかし、領地の国境を越えた彼女を待っていたのは、驚くべき光景だった。
迎えに来たのは何百もの領民、兄、彼女の帰還に歓喜する侍女たち。
かつて王宮で軽んじられ続けたアデリアの政策は、故郷では“奇跡”として受け継がれ、領地を繁栄へ導いていたのだ。実際は薬学・医療・農政・内政の天才で、治癒魔法まで操る超有能王妃だった。
故郷の温かさに癒やされ、彼女の有能さが改めて証明されると、その評判は瞬く間に近隣諸国へ広がり──
“冷徹の皇帝”と恐れられる隣国の若き皇帝・カリオンが現れる。
皇帝は彼女の才覚と優しさに心を奪われ、「私はあなたを守りたい」と静かに誓う。
冷徹と恐れられる彼が、なぜかターヴァ領に何度も通うようになり――「君の価値を、誰よりも私が知っている」「アデリア・ターヴァ。君の全てを、私のものにしたい」
一方その頃――アデリアを失った王国は急速に荒れ、疫病、飢饉、魔物被害が連鎖し、内政は崩壊。国王はようやく“失ったものの価値”を理解し始めるが、もう遅い。
追放された王妃は、故郷で神と崇められ、最強の溺愛皇帝に娶られる!「あなたが望むなら、帝国も全部君のものだ」――これは、誰からも理解されなかった“本物の聖女”が、
ようやく正当に愛され、報われる物語。
※「小説家になろう」にも投稿しています
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
運命に勝てない当て馬令嬢の幕引き。
ぽんぽこ狸
恋愛
気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。
その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというものだったらしい。
だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。
しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。
五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる