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決戦にて ある事実と先制攻撃
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ボロボロと崩れていく手足、明らかに表面で止まらず内部まで達しているだろう肌の大きなヒビ。僕達の目線の先に倒れている三人には人に起きるはずがない現象が起きていた。かろうじて息はしてるけど、呼吸を重ねるごとに身体の崩壊も進んでいく。文字通り瀕死の状態だね。僕はこの三人に何が起きているのか確かめるために、三人へ界気化した魔力を流し記憶や状態を調べた。
「…………なるほど」
「ヤート、こいつらに何が起きている?」
「この三人は死にかけてる。ただし、それは人としての死じゃない」
「それじゃあ、こいつらは何なんだ?」
「わかりやすく言うと、ずっと昔に普人族の身体を乗っ取って普人族に成りすました魔石だね」
「昔っていうのはどれくらい前の事なの?」
「だいたい百年くらい前からみたい」
「そんなに前から、こいつらはいたのか……」
「もともと、ここの近くにあった小さな集落の人達を乗っ取り今まで暗躍してたみたいだよ」
僕が説明しているとバコッていう破壊音が響く。その音は瀕死の状態で倒れている三人の内の一人が、崩れかけている身体で無理やり起き上がろうとした時に両腕が壊れた音だった。へえ……、瀕死の状態でも僕をにらめるんだ。
「ク……、貴様さえ……、貴様さえいなければ……」
「お前らの都合なんて知らないよ。僕にとっては迷惑でしかない」
「ヤート君」
「何? ナイルさん」
「こういう執念深い奴らは何をしてくるかわからないから、これ以上の会話はしなくて良いわ」
「わかった」
ラカムタさん達もナイルさんと同じ意見のようで、倒れてる三人を全力で警戒してる。まあ、まだ話を聞けそうな奴らも残ってるから良いかと思い、僕は世界樹の杖の聖月草が生えてない方で地面をコツンと叩く。
「緑盛魔法・純粋なる緑を纏う波紋」
魔法を発動させると、僕が世界樹の杖で軽く叩いたところの地面から深緑色の波が広がった。そして地中を通り僕の足もとに迫ってきていた汚泥を浄化して土に返す。自分の狙いが失敗に終わった事を理解して僕をにらんでいる男は何かを叫ぼうとしたけど、純粋なる緑を纏う波紋を浴びて他の二人と同じく三人全員がただの土塊になって動かなくなった。
「ヤート?」
「もうただの土になったから警戒を解いて良いよ」
「そうか……、それなら残りは……」
ラカムタさん達は切り立った崖に囲まれた台地の上にある教団の本拠地を見上げる。
「ヤート君、あの本拠地からの視線を感じる?」
「うん、今も僕を見てる」
「あそこにいる奴は、まだ動けるみたいだな」
「本拠地だけあって僕の魔法を、ある程度防げるくらいの準備をしてたんだと思う」
「用意万全って事か。ふん、その方が叩き潰しがいがあるからちょうど良い」
「このまま勢いに乗って攻めたいところだけど一度合流しましょう」
ナイルさんの提案はみんなに受け入れられ大穴の手前まで戻る事になった。一応、みんなは静かに移動してるけど、時たま本拠地の方を見ながら肩を回したり首や手をゴキゴキ鳴らしてるから、完全に戦意を維持してるようだ。
僕達は大穴の手前まで戻り待機していた人達と合流した。短い間だったけど、離れた間の事を共有する。その結果、待機していた人達の方では何も起きなかったようだ。連絡役のシールから何も言ってこなかったから、そうだと思ってたものの、やっぱりきちんとした報告があると安心する。そんな事を考えていたら、ナイルさん達が近づいてきた。
「ヤート君、ちょっと良い?」
「うん、何?」
「どう攻めるか決めてたりするのかしら?」
「考えてるのは魔獣達の足の速さを生かした突撃か、罠とかの有無を確かめながらの安全を重視した徒歩の二つだね」
「妥当だと思うわ」
「あとは人数かな。全隊で行くのか少数で行くのか」
「…………どれも一長一短だな」
「ごめん。もっと僕が界気化で感知できれば速さと安全を両立できるんだけど、僕の魔法が発動した今でも本拠地の周りは読み取りづらいんだ」
「そこはヤートが謝るところじゃないから気にするな」
僕が謝るとラカムタさんは僕の頭に手を置きグリングリンと力強く撫でてくる。うう……、首がもげそう。
「ラカムタ、ヤートが首を痛めるから力任せに撫でるな」
「おっと、悪い」
ラカムタさんが僕の頭から手を離すと、話し合いが再開され本拠地へ攻め上がる人数が焦点になった。
「結局のところ、私達の最大戦力はヤートだからヤートを守れる最少人数で行く方が良いと思うの」
「エステア、どうしてそう考えた?」
「はっきり言って教団からの攻撃はヤートじゃないと対抗できないものが多いわ。それに下手に人数が多いと、ヤートが私達を守る手間も増えるのも問題よ」
「それは……そうだな」
教団の本拠地を界気化で感知しながらみんなの話を聞いてると、完全に僕を中心に据える流れになっている。……僕がみんなを補助したり戦う場を整えたりするのじゃダメなのかな? というか、そもそも植物達の力を貸してもらってるだけの僕が最大戦力っていうのもおかしいと思う。
みんなに聞いてみようかと考えたけど、僕の役目がどんなものでも自分にできる事をやるだけだから変わらないなって納得して話の流れに耳を傾ける。
話し合いから半刻(前世でいう三十分)くらい経ち、僕を含めた数人と四体は台地の上にある教団の本拠地の目の前まで来ていた。教団の規模は小さいと聞いてから本拠地も小さいのかなって思ってたけど、予想よりも全然大きく見上げる高さも奥行きもある。
「あの魔石が化けてた町もそうだが、こっちもデカイな」
「まともな建材が使われてるなら、大きかろうが小さかろうがどっちでも良い。ヤート、中の様子はわかるか?」
「うーん……、ごめん。ここまで近づいてもわからない。たぶん、中に入らないとダメだと思う」
「いや、わかりやすくなっただけだから気にするな。全員、構えろ」
「ラカムタさん、どうするの?」
「正面突破だ」
ラカムタさんが強化魔法を発動させると他のみんなも強化魔法を発動させた。おお、ナイルさん達総団長の強化魔法もすごい出力だね。これなら壊せないものはほとんどないなって考えてたら、本拠地の正面にある大きな門が耳障りな音を立てて内側へ開いた。
「「「「「…………」」」」」
「歓迎するから中へどうぞって事かしら?」
「もしくは踏み込む勇気があるなら入ってみろ、かもね」
「ヤート、合わせてくれ」
「え?」
ラカムタさんは身体を反らしながら胸に魔力を集めている。……ああ、そういう事か。
「緑盛魔法・純粋なる緑を纏う魔弾」
「かああああっ‼︎」
僕の魔弾とラカムタさんの竜人息が混ざり合い開いた門から灯りのない闇に塗り潰された屋内へ入っていく。そして炸裂して屋内の闇を消しとばす。
『『『『ギギャアアアアアアッ‼︎』』』』
辺りに魔石の叫び声が響き渡る。まあ、相手の狙いはぶち壊してこそだね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
「…………なるほど」
「ヤート、こいつらに何が起きている?」
「この三人は死にかけてる。ただし、それは人としての死じゃない」
「それじゃあ、こいつらは何なんだ?」
「わかりやすく言うと、ずっと昔に普人族の身体を乗っ取って普人族に成りすました魔石だね」
「昔っていうのはどれくらい前の事なの?」
「だいたい百年くらい前からみたい」
「そんなに前から、こいつらはいたのか……」
「もともと、ここの近くにあった小さな集落の人達を乗っ取り今まで暗躍してたみたいだよ」
僕が説明しているとバコッていう破壊音が響く。その音は瀕死の状態で倒れている三人の内の一人が、崩れかけている身体で無理やり起き上がろうとした時に両腕が壊れた音だった。へえ……、瀕死の状態でも僕をにらめるんだ。
「ク……、貴様さえ……、貴様さえいなければ……」
「お前らの都合なんて知らないよ。僕にとっては迷惑でしかない」
「ヤート君」
「何? ナイルさん」
「こういう執念深い奴らは何をしてくるかわからないから、これ以上の会話はしなくて良いわ」
「わかった」
ラカムタさん達もナイルさんと同じ意見のようで、倒れてる三人を全力で警戒してる。まあ、まだ話を聞けそうな奴らも残ってるから良いかと思い、僕は世界樹の杖の聖月草が生えてない方で地面をコツンと叩く。
「緑盛魔法・純粋なる緑を纏う波紋」
魔法を発動させると、僕が世界樹の杖で軽く叩いたところの地面から深緑色の波が広がった。そして地中を通り僕の足もとに迫ってきていた汚泥を浄化して土に返す。自分の狙いが失敗に終わった事を理解して僕をにらんでいる男は何かを叫ぼうとしたけど、純粋なる緑を纏う波紋を浴びて他の二人と同じく三人全員がただの土塊になって動かなくなった。
「ヤート?」
「もうただの土になったから警戒を解いて良いよ」
「そうか……、それなら残りは……」
ラカムタさん達は切り立った崖に囲まれた台地の上にある教団の本拠地を見上げる。
「ヤート君、あの本拠地からの視線を感じる?」
「うん、今も僕を見てる」
「あそこにいる奴は、まだ動けるみたいだな」
「本拠地だけあって僕の魔法を、ある程度防げるくらいの準備をしてたんだと思う」
「用意万全って事か。ふん、その方が叩き潰しがいがあるからちょうど良い」
「このまま勢いに乗って攻めたいところだけど一度合流しましょう」
ナイルさんの提案はみんなに受け入れられ大穴の手前まで戻る事になった。一応、みんなは静かに移動してるけど、時たま本拠地の方を見ながら肩を回したり首や手をゴキゴキ鳴らしてるから、完全に戦意を維持してるようだ。
僕達は大穴の手前まで戻り待機していた人達と合流した。短い間だったけど、離れた間の事を共有する。その結果、待機していた人達の方では何も起きなかったようだ。連絡役のシールから何も言ってこなかったから、そうだと思ってたものの、やっぱりきちんとした報告があると安心する。そんな事を考えていたら、ナイルさん達が近づいてきた。
「ヤート君、ちょっと良い?」
「うん、何?」
「どう攻めるか決めてたりするのかしら?」
「考えてるのは魔獣達の足の速さを生かした突撃か、罠とかの有無を確かめながらの安全を重視した徒歩の二つだね」
「妥当だと思うわ」
「あとは人数かな。全隊で行くのか少数で行くのか」
「…………どれも一長一短だな」
「ごめん。もっと僕が界気化で感知できれば速さと安全を両立できるんだけど、僕の魔法が発動した今でも本拠地の周りは読み取りづらいんだ」
「そこはヤートが謝るところじゃないから気にするな」
僕が謝るとラカムタさんは僕の頭に手を置きグリングリンと力強く撫でてくる。うう……、首がもげそう。
「ラカムタ、ヤートが首を痛めるから力任せに撫でるな」
「おっと、悪い」
ラカムタさんが僕の頭から手を離すと、話し合いが再開され本拠地へ攻め上がる人数が焦点になった。
「結局のところ、私達の最大戦力はヤートだからヤートを守れる最少人数で行く方が良いと思うの」
「エステア、どうしてそう考えた?」
「はっきり言って教団からの攻撃はヤートじゃないと対抗できないものが多いわ。それに下手に人数が多いと、ヤートが私達を守る手間も増えるのも問題よ」
「それは……そうだな」
教団の本拠地を界気化で感知しながらみんなの話を聞いてると、完全に僕を中心に据える流れになっている。……僕がみんなを補助したり戦う場を整えたりするのじゃダメなのかな? というか、そもそも植物達の力を貸してもらってるだけの僕が最大戦力っていうのもおかしいと思う。
みんなに聞いてみようかと考えたけど、僕の役目がどんなものでも自分にできる事をやるだけだから変わらないなって納得して話の流れに耳を傾ける。
話し合いから半刻(前世でいう三十分)くらい経ち、僕を含めた数人と四体は台地の上にある教団の本拠地の目の前まで来ていた。教団の規模は小さいと聞いてから本拠地も小さいのかなって思ってたけど、予想よりも全然大きく見上げる高さも奥行きもある。
「あの魔石が化けてた町もそうだが、こっちもデカイな」
「まともな建材が使われてるなら、大きかろうが小さかろうがどっちでも良い。ヤート、中の様子はわかるか?」
「うーん……、ごめん。ここまで近づいてもわからない。たぶん、中に入らないとダメだと思う」
「いや、わかりやすくなっただけだから気にするな。全員、構えろ」
「ラカムタさん、どうするの?」
「正面突破だ」
ラカムタさんが強化魔法を発動させると他のみんなも強化魔法を発動させた。おお、ナイルさん達総団長の強化魔法もすごい出力だね。これなら壊せないものはほとんどないなって考えてたら、本拠地の正面にある大きな門が耳障りな音を立てて内側へ開いた。
「「「「「…………」」」」」
「歓迎するから中へどうぞって事かしら?」
「もしくは踏み込む勇気があるなら入ってみろ、かもね」
「ヤート、合わせてくれ」
「え?」
ラカムタさんは身体を反らしながら胸に魔力を集めている。……ああ、そういう事か。
「緑盛魔法・純粋なる緑を纏う魔弾」
「かああああっ‼︎」
僕の魔弾とラカムタさんの竜人息が混ざり合い開いた門から灯りのない闇に塗り潰された屋内へ入っていく。そして炸裂して屋内の闇を消しとばす。
『『『『ギギャアアアアアアッ‼︎』』』』
辺りに魔石の叫び声が響き渡る。まあ、相手の狙いはぶち壊してこそだね。
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◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
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