35 / 50
35・急転直下の悪女様-1
しおりを挟む
気がつけば、秋の文化祭の季節がやってきた。
原作の流れだと、デステージョは婚約破棄され嫉妬に狂い、誘拐事件を起こしているはずなのだが、そもそも婚約をしていないため、婚約破棄も誘拐事件も起こっていない。
おかげで、シエロは元気に学園生活を楽しんでいる。イービスとの仲も順風満帆のようで安心だ。
少しの嫌がらせはあるようだが、そこはイービスがフォローし、大きな被害を受けることなく生活しているようだ。
問題は、誘拐事件が起こらなかったせいで、シエロの聖女の力が覚醒しきっていないことくらいだ。
学園で学ぶ内に、聖女の力をコントロールしつつあるシエロだが、まだ覚醒するまでには至っていないのだ。
(聖女の力はそのうちなんとかなると思うけど、問題は文化祭。荒れる予感がするわ)
学園での活動はクラス単位が基本だが、文化祭は寮のグループを男女混合にしておこなう。
(女子アスールの監督生はフィロメラだものね……)
私は小さくため息をついた。
ここは、オラシオン学園の小さなホールだ。文化祭の打ち合わせのために、アスールグループの男女が集められていた。
ちなみに、セリオンもテレノもイービスも、男子アスールグループである。
文化祭では、グループごとに演劇と合唱をすることが決まっている。
まず、演劇の演目と配役を決め、演劇の仕事がない生徒たちは合唱をする流れになっていた。
私はボーッとしながらフィロメラと男子アスールグループの監督生を眺めていた。
(原作ではここで、ヒーロー役は満場一致でイービスに決まり、シエロとデステージョがヒロイン争いをする流れ。聖女だからと推薦されるシエロと、立候補するデステージョで、まぁ、お決まりのようにデステージョが負けるのだけれど)
私は小さくため息をつく。
(デステージョはそれを逆恨みして、シエロを劇中で事故に見せかけ殺そうとするのよ)
思い出してブルリと震える。
(さすが完全無欠の悪女デステージョ。学園内で殺人を犯そうなんて、デステージョしか考えないでしょうね。ま、私はヒロインに立候補しないので関係ないけど)
正直、文化祭の演劇でヒロイン役だなんて荷が重すぎる。私は普通に合唱チームはいってお茶を濁したいところだ。
他人事のように打ち合わせを見ていれば、原作どおりにイービスがヒーロー役に決まった。
(あとはヒロインがシエロに決まればおしまいね。早く終わらないかしら……)
私は動物カフェの新メニュー案を手もとのノートに書きながら、打ち合わせが終わるのを待っていた。
「デステージョ様を推薦します!」
いきなり私の名前が呼ばれて、ハッとする。
(なんてこと言ってくれるのよ!!)
私の気持ちを知らない周囲は、ワイワイと盛り上がる。
書記が私の名前を黒板に書き記す。
「イービス様のお相手と言えばデステージョ様ですものね!」
「婚約はされていないとはいえ、幼いころからのお知り合いで呼び捨てする仲ですもの」
私はバッと立ち上がり反対した。
「やめて! 私とイービスはなんでもないわ!」
「そうです。婚約することもありません」
イービスもはっきり否定する。
「そうは言いましても、ねぇ?」
「皆さんそう思っておりますし……」
しかし、周囲は納得できない様子だ。
「これ以上変な噂を流したら承知しないわよ!」
私が吠えると、皆、ビクリと縮こまった。
そこへセリオンが手を挙げた。
「この作品のヒロインは可憐で儚げかと思います。ボクは、シエロ様を推薦いたします」
セリオンの声に、皆がシエロに注目した。
(よくやったわ! セリオン! セリオンもシエロを可憐だと思っているのね! いい目をしてるわ!)
私がグッと拳を握る。
「そう言われると、イメージはシエロ様のほうがピッタリね」
「イービス様ともよく一緒にいらっしゃるし」
シエロはワタワタと慌てる。
「い、いえ、私なんか……」
辞退しようとするシエロに、イービスが微笑む。
「シエロ嬢が引き受けてくれたら私はうれしいな」
「……!! イービス様」
いきなりふたりの世界が形成されて、私はホッとして席に着いた。
「だめかい? シエロ嬢」
「イービス様が喜んでくれるのであれば、私一生懸命頑張りたいと思います」
モジモジと答えるシエロ。
教室はパチパチと拍手で満ちて、【Happy End】というテロップが出てきそうな甘い雰囲気になる。
その空気を打ち破ったのは、フィロメラである。
乱暴に音を立て黒板に書かれた私の名前に、大きく×を書いた。
「デステージョさんは辞退!! ほかに推薦はありませんか!!」
書記はいそいそとシエロの名前を私の名前の横に書いた。
「……フィ、フィロメラ様を推薦します……」
オドオドと手を挙げたのはフィロメラの取り巻きのひとりだ。
フィロメラはフンと満足そうに腕を組み胸を張った。チラリ、イービスを見るがイービスはシエロばかり見ていて目もくれない。
さすがのフィロメラも分が悪いと気がついたのか、スンと表情を消した。
「推薦、ありがたく受け取ります。でも、私は監督生として皆がいやがる仕事をしたいと思っておりますので、辞退させてくださいね」
そう言って微笑むと、取り巻きたちがパチパチと拍手をする。
「さすが、フィロメラ様ですわ」
「なんと責任感のある!」
「他人に仕事を押しつける方とは人間性が違います」
取り巻きたちは私を見るが、私はそんなことで傷ついたりしない。
「デステージョ様はそーゆーところ、あるよなぁ」
テレノがボソリとつぶやき、セリオンがぷっと噴き出した。
「こら、テレノ。本当のことを言わないの!」
私が注意すると、ホールの中が小さな笑いで満ちた。
フィロメラは忌々しそうな顔で私を睨む。
「次は悪女役を決めたいと思います。立候補や推薦はありますか?」
ホール内はシンとなる。さすがに悪女役は推薦しにくいのだろう。かといって、立候補までしてやりたい人もいない。
そこで、フィロメラはニッコリと微笑んだ。
「皆様、やりたくない役のようですから……、私が引き受けますわ」
フィロメラの言葉で拍手が湧き起こる。
先ほどの言葉どおりフィロメラが行動して、私は意外に思いつつ感心した。
(原作のフィロメラは、陰でコソコソ意地悪をするだけの小物という感じがしたけれど、以外に責任感があるのね。見直したわ)
主役級の役が決まれば、ほかの役は簡単に決まっていった。イービスやシエロ、フィロメラなどと関係を築きたい生徒たちが立候補するからだ。
私とセリオン、テレノは無事に合唱に割り振られた。
(きっとこれでイービスとシエロも愛を育てられるでしょう)
これで、私は一安心である。
原作の流れだと、デステージョは婚約破棄され嫉妬に狂い、誘拐事件を起こしているはずなのだが、そもそも婚約をしていないため、婚約破棄も誘拐事件も起こっていない。
おかげで、シエロは元気に学園生活を楽しんでいる。イービスとの仲も順風満帆のようで安心だ。
少しの嫌がらせはあるようだが、そこはイービスがフォローし、大きな被害を受けることなく生活しているようだ。
問題は、誘拐事件が起こらなかったせいで、シエロの聖女の力が覚醒しきっていないことくらいだ。
学園で学ぶ内に、聖女の力をコントロールしつつあるシエロだが、まだ覚醒するまでには至っていないのだ。
(聖女の力はそのうちなんとかなると思うけど、問題は文化祭。荒れる予感がするわ)
学園での活動はクラス単位が基本だが、文化祭は寮のグループを男女混合にしておこなう。
(女子アスールの監督生はフィロメラだものね……)
私は小さくため息をついた。
ここは、オラシオン学園の小さなホールだ。文化祭の打ち合わせのために、アスールグループの男女が集められていた。
ちなみに、セリオンもテレノもイービスも、男子アスールグループである。
文化祭では、グループごとに演劇と合唱をすることが決まっている。
まず、演劇の演目と配役を決め、演劇の仕事がない生徒たちは合唱をする流れになっていた。
私はボーッとしながらフィロメラと男子アスールグループの監督生を眺めていた。
(原作ではここで、ヒーロー役は満場一致でイービスに決まり、シエロとデステージョがヒロイン争いをする流れ。聖女だからと推薦されるシエロと、立候補するデステージョで、まぁ、お決まりのようにデステージョが負けるのだけれど)
私は小さくため息をつく。
(デステージョはそれを逆恨みして、シエロを劇中で事故に見せかけ殺そうとするのよ)
思い出してブルリと震える。
(さすが完全無欠の悪女デステージョ。学園内で殺人を犯そうなんて、デステージョしか考えないでしょうね。ま、私はヒロインに立候補しないので関係ないけど)
正直、文化祭の演劇でヒロイン役だなんて荷が重すぎる。私は普通に合唱チームはいってお茶を濁したいところだ。
他人事のように打ち合わせを見ていれば、原作どおりにイービスがヒーロー役に決まった。
(あとはヒロインがシエロに決まればおしまいね。早く終わらないかしら……)
私は動物カフェの新メニュー案を手もとのノートに書きながら、打ち合わせが終わるのを待っていた。
「デステージョ様を推薦します!」
いきなり私の名前が呼ばれて、ハッとする。
(なんてこと言ってくれるのよ!!)
私の気持ちを知らない周囲は、ワイワイと盛り上がる。
書記が私の名前を黒板に書き記す。
「イービス様のお相手と言えばデステージョ様ですものね!」
「婚約はされていないとはいえ、幼いころからのお知り合いで呼び捨てする仲ですもの」
私はバッと立ち上がり反対した。
「やめて! 私とイービスはなんでもないわ!」
「そうです。婚約することもありません」
イービスもはっきり否定する。
「そうは言いましても、ねぇ?」
「皆さんそう思っておりますし……」
しかし、周囲は納得できない様子だ。
「これ以上変な噂を流したら承知しないわよ!」
私が吠えると、皆、ビクリと縮こまった。
そこへセリオンが手を挙げた。
「この作品のヒロインは可憐で儚げかと思います。ボクは、シエロ様を推薦いたします」
セリオンの声に、皆がシエロに注目した。
(よくやったわ! セリオン! セリオンもシエロを可憐だと思っているのね! いい目をしてるわ!)
私がグッと拳を握る。
「そう言われると、イメージはシエロ様のほうがピッタリね」
「イービス様ともよく一緒にいらっしゃるし」
シエロはワタワタと慌てる。
「い、いえ、私なんか……」
辞退しようとするシエロに、イービスが微笑む。
「シエロ嬢が引き受けてくれたら私はうれしいな」
「……!! イービス様」
いきなりふたりの世界が形成されて、私はホッとして席に着いた。
「だめかい? シエロ嬢」
「イービス様が喜んでくれるのであれば、私一生懸命頑張りたいと思います」
モジモジと答えるシエロ。
教室はパチパチと拍手で満ちて、【Happy End】というテロップが出てきそうな甘い雰囲気になる。
その空気を打ち破ったのは、フィロメラである。
乱暴に音を立て黒板に書かれた私の名前に、大きく×を書いた。
「デステージョさんは辞退!! ほかに推薦はありませんか!!」
書記はいそいそとシエロの名前を私の名前の横に書いた。
「……フィ、フィロメラ様を推薦します……」
オドオドと手を挙げたのはフィロメラの取り巻きのひとりだ。
フィロメラはフンと満足そうに腕を組み胸を張った。チラリ、イービスを見るがイービスはシエロばかり見ていて目もくれない。
さすがのフィロメラも分が悪いと気がついたのか、スンと表情を消した。
「推薦、ありがたく受け取ります。でも、私は監督生として皆がいやがる仕事をしたいと思っておりますので、辞退させてくださいね」
そう言って微笑むと、取り巻きたちがパチパチと拍手をする。
「さすが、フィロメラ様ですわ」
「なんと責任感のある!」
「他人に仕事を押しつける方とは人間性が違います」
取り巻きたちは私を見るが、私はそんなことで傷ついたりしない。
「デステージョ様はそーゆーところ、あるよなぁ」
テレノがボソリとつぶやき、セリオンがぷっと噴き出した。
「こら、テレノ。本当のことを言わないの!」
私が注意すると、ホールの中が小さな笑いで満ちた。
フィロメラは忌々しそうな顔で私を睨む。
「次は悪女役を決めたいと思います。立候補や推薦はありますか?」
ホール内はシンとなる。さすがに悪女役は推薦しにくいのだろう。かといって、立候補までしてやりたい人もいない。
そこで、フィロメラはニッコリと微笑んだ。
「皆様、やりたくない役のようですから……、私が引き受けますわ」
フィロメラの言葉で拍手が湧き起こる。
先ほどの言葉どおりフィロメラが行動して、私は意外に思いつつ感心した。
(原作のフィロメラは、陰でコソコソ意地悪をするだけの小物という感じがしたけれど、以外に責任感があるのね。見直したわ)
主役級の役が決まれば、ほかの役は簡単に決まっていった。イービスやシエロ、フィロメラなどと関係を築きたい生徒たちが立候補するからだ。
私とセリオン、テレノは無事に合唱に割り振られた。
(きっとこれでイービスとシエロも愛を育てられるでしょう)
これで、私は一安心である。
191
あなたにおすすめの小説
猫に転生(う)まれて愛でられたいっ!~宮廷魔術師はメイドの下僕~
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
ブラック企業で働きに働き、過労による事故で死んだ三十路OLの愛良。もう社畜なんてこりごりだから、来世は金持ちの飼い猫にでも生まれ、ただ可愛がられて食っちゃ寝生活を送りたい……。と、死に際に願ったのもむなしく、異世界のとある王国の王宮メイド・アイラに転生してしまう。
そして、そこでもお局メイドにこき使われて疲れ果てる毎日。現実逃避からなのか、ある夜眠った際、夢の中で一匹の猫に変身し、王宮で人気のイケメン宮廷魔術師・アトスにひたすら可愛がられる夢を見た。
それから時折そうした夢を見るようになるのだが、何度目かでなんとアトスの膝の上で人間に戻ってしまい……!? 「えっ、これって夢じゃないの!?」「あなたはまさに理想の猫……いいえ、理想の女性です。逃がしませんよ」
なにがなんだかわからないうちに、外堀をどんどん埋められて……!?
腹黒エリート魔術師と猫に変身できちゃう転生社畜メイドとの、ドタバタラブストーリー&ファンタジー。
勇者パーティーの保父になりました
阿井雪
ファンタジー
保父として転生して子供たちの世話をすることになりましたが、その子供たちはSSRの勇者パーティーで
世話したり振り回されたり戦闘したり大変な日常のお話です
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
竜皇帝陛下の寵愛~役立たずの治癒師は暗黒竜に今日も餌付けされ中!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリリアーナ・アンシーは社交界でも醜い容姿故にアザラシ姫と呼ばれていた。
そんな折、敵対する竜の国との平和条約の為に生贄を差し出すことになった。
その相手は純白の聖女と呼ばれるサンドラだったが国の聖女を差し出すわけにも行かず、リリアーナが身代わりを務めることになった。
辺境伯爵令嬢ならば国の為に働くべきだと泣く泣く苦渋の選択をした婚約者だったが体よくリリアーナを国から追い出し、始末する魂胆が丸見えだった。
王も苦渋の選択だったがリリアーナはある条件を付け了承したのだ。
そして決死の覚悟で敵国に迎えられたはずが。
「君が僕のお嫁さんかい?とりあえず僕の手料理を食べてくれないかな」
暗黒竜と恐れられた竜皇帝陛下は何故か料理を振る舞い始めた。
「なるほどコロコロ太らせて食べるのか」
頓珍漢な勘違いをしたリリアーナは殺されるまで美味しい物を食べようと誓ったのだが、何故か食べられる気配はなかった。
その頃祖国では、聖女が結界を敷くことができなくなり危機的状況になっていた。
世界樹も聖女を拒絶し、サンドラは聖女の地位を剥奪されそうになっていたのだった…
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる