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第13話『色とりどりの光は、空を染めて』(ダン視点)③
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幼い姿でありながら、まるで大人の様に話していたシーラ様は周りを静かにさせて、ジャックへと意識を向けた様だった。
その姿には流石のジャックも息を呑み、やや緊張しながら口を開く。
「こ、この町は、ムイゼンは捨てられた町だ」
「捨てられた町?」
「そうさ! お前たち国の人間が! 俺たちをこの町に押し込めて! その命で魔物を食い止めろって、脅したんだろうが!!」
「う、嘘だ! シーラ様! この者は嘘を言っているのです!」
「嘘なもんか! でなけりゃ誰がこんな町に住むかよ! 夜を超える度に、仲間の誰かが死んでるかもしれないっていう恐怖がお前たちに分かるのか!? 安全な防壁に囲まれた町で生きてるお前たちによ!!」
「……なるほど。よく分かりました。兵隊さん。その人を放してあげて欲しいです」
「し、しかし」
「問題ありません。この方は私たちを傷つけたい訳ではなく、この状況を改善して欲しいという事だと理解しました」
「……」
「お願いします。兵隊さん」
「承知いたしました。おい。お前、シーラ様を傷つけようなんて考えるんじゃないぞ。良いか? シーラ様のお気持ちを踏みにじるなよ」
「チッ、分かってるよ! で? アンタは何をしてくれようってんだ?」
「おい! 口の利き方に気を付けろ!」
「構いません。私はこの町ではよそ者なのですから」
「しかし」
「それに、この方が怒っている原因は我々にあるのですから。どの様な姿であれ、私たちにそれを責めることは出来ませんよ」
「シーラ様……」
「さて。ではお仕事をしましょうか。えと、申し訳ございません。お名前をお伺いしても良いですか?」
「俺か? 俺はジャックだ。アンタはシーラで良いのか?」
「様を付けろ! 様を!」
「大丈夫ですから。何も気にしないでください! むしろ呼び捨てが良いです! 呼び捨てで」
「そうか。じゃあシーラって呼ばせてもらうぜ」
「はい。喜んで」
その姿には流石のジャックも息を呑み、やや緊張しながら口を開く。
「こ、この町は、ムイゼンは捨てられた町だ」
「捨てられた町?」
「そうさ! お前たち国の人間が! 俺たちをこの町に押し込めて! その命で魔物を食い止めろって、脅したんだろうが!!」
「う、嘘だ! シーラ様! この者は嘘を言っているのです!」
「嘘なもんか! でなけりゃ誰がこんな町に住むかよ! 夜を超える度に、仲間の誰かが死んでるかもしれないっていう恐怖がお前たちに分かるのか!? 安全な防壁に囲まれた町で生きてるお前たちによ!!」
「……なるほど。よく分かりました。兵隊さん。その人を放してあげて欲しいです」
「し、しかし」
「問題ありません。この方は私たちを傷つけたい訳ではなく、この状況を改善して欲しいという事だと理解しました」
「……」
「お願いします。兵隊さん」
「承知いたしました。おい。お前、シーラ様を傷つけようなんて考えるんじゃないぞ。良いか? シーラ様のお気持ちを踏みにじるなよ」
「チッ、分かってるよ! で? アンタは何をしてくれようってんだ?」
「おい! 口の利き方に気を付けろ!」
「構いません。私はこの町ではよそ者なのですから」
「しかし」
「それに、この方が怒っている原因は我々にあるのですから。どの様な姿であれ、私たちにそれを責めることは出来ませんよ」
「シーラ様……」
「さて。ではお仕事をしましょうか。えと、申し訳ございません。お名前をお伺いしても良いですか?」
「俺か? 俺はジャックだ。アンタはシーラで良いのか?」
「様を付けろ! 様を!」
「大丈夫ですから。何も気にしないでください! むしろ呼び捨てが良いです! 呼び捨てで」
「そうか。じゃあシーラって呼ばせてもらうぜ」
「はい。喜んで」
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