15 / 19
15
しおりを挟む
さすがに身の危険は無さそうでも、この状況は何とかした方がいいのかな・・・。でも、何をしたらいいんだろ。玄関には鍵がかかっていて、出られないし。さっき樹さんからメールが来た。隠しカメラとかあったら困ると思って、トイレの個室内で確認して返事を送ったけど。助けに行くとかの返事は無かったし・・・。
・・・暇だ。
樹さん、やっぱりヤの付く職業なのかな?色々納得は行く。古くからの屋敷、屋敷内の強面の人達、黒塗りの車、樹さんの身体中の細かい怪我・・・。
分厚い胸、力強い腕、熱い吐息、甘い声を囁く唇、節だった太い指、中を穿つ樹さん自身・・・!
はっ!!私、なに考えているのっ!!樹さんは住む世界が違う。もう、一緒にいてはいけない・・・、ホントにいけないの?
樹さん・・・、私はこれからどうしたらいいんだろう?でも、樹さんは、私を本気で好きじゃないかもしれない。モテそうだし、エッチが上手かったから、沢山付き合ってる人いるだろうし。恋人だって、1人どころか何人もいるかも知れない・・・。
私は何人かのうちの1人なんて、心が狭いから無理だ。樹さんの事、独り占めしたくなってしまう。
いつの間にか寝てしまったようだ。部屋の中が真っ暗になっていた。とりあえず、電気を点けよう、電気どこだ?壁伝いにスイッチを探し、点ける。
「キャッ!!」
男が1人室内にいた。薄ら笑いを浮かべている。
「へ~、ホントに女がいる。へへっ、アンタ暇なんだろ?こんな所に1人で繋がれて。俺の相手しろよ、溜まってるんだ」
酒臭いその男はヨロヨロと天音に近づいてくる。
「ヤダッ、来ないでよっ!」
「来ないでって言われてもな~あ?来ちゃったよ~」
男は天音の腕を掴み、畳に引き倒した。
「ぐっ!!いたっ!」
「へへっ、いただきま・・・、ぶふっ!!」
のし掛かろうとしていた男の身体が、横に飛んで行った。
「天音っ!大丈夫かっ!!」
飛んで行った男を更に足蹴りして、動かなくさせていた。
「い、樹さん?」
天音に近づいてきて、ギュッと抱きしめてくれる樹さんの腕の中は、凄く安心した。天音もギュッと抱きしめ返す。
「頭、竹田さんは安全な場所に移動させて、本丸に・・・」
「ああ、生田っ!天音を頼んだっ!」
「はっ!竹田さん、歩けますか?」
「は、はいっ、あっ!!足を捻ったみたいで・・・」
歩き出そうとしても、転びそうになってしまう。
「分かりました、失礼します」
そう言って、生田さんは天音を抱き上げ、外に歩き出した。その背中を刺すような視線が見つめていた。
・・・暇だ。
樹さん、やっぱりヤの付く職業なのかな?色々納得は行く。古くからの屋敷、屋敷内の強面の人達、黒塗りの車、樹さんの身体中の細かい怪我・・・。
分厚い胸、力強い腕、熱い吐息、甘い声を囁く唇、節だった太い指、中を穿つ樹さん自身・・・!
はっ!!私、なに考えているのっ!!樹さんは住む世界が違う。もう、一緒にいてはいけない・・・、ホントにいけないの?
樹さん・・・、私はこれからどうしたらいいんだろう?でも、樹さんは、私を本気で好きじゃないかもしれない。モテそうだし、エッチが上手かったから、沢山付き合ってる人いるだろうし。恋人だって、1人どころか何人もいるかも知れない・・・。
私は何人かのうちの1人なんて、心が狭いから無理だ。樹さんの事、独り占めしたくなってしまう。
いつの間にか寝てしまったようだ。部屋の中が真っ暗になっていた。とりあえず、電気を点けよう、電気どこだ?壁伝いにスイッチを探し、点ける。
「キャッ!!」
男が1人室内にいた。薄ら笑いを浮かべている。
「へ~、ホントに女がいる。へへっ、アンタ暇なんだろ?こんな所に1人で繋がれて。俺の相手しろよ、溜まってるんだ」
酒臭いその男はヨロヨロと天音に近づいてくる。
「ヤダッ、来ないでよっ!」
「来ないでって言われてもな~あ?来ちゃったよ~」
男は天音の腕を掴み、畳に引き倒した。
「ぐっ!!いたっ!」
「へへっ、いただきま・・・、ぶふっ!!」
のし掛かろうとしていた男の身体が、横に飛んで行った。
「天音っ!大丈夫かっ!!」
飛んで行った男を更に足蹴りして、動かなくさせていた。
「い、樹さん?」
天音に近づいてきて、ギュッと抱きしめてくれる樹さんの腕の中は、凄く安心した。天音もギュッと抱きしめ返す。
「頭、竹田さんは安全な場所に移動させて、本丸に・・・」
「ああ、生田っ!天音を頼んだっ!」
「はっ!竹田さん、歩けますか?」
「は、はいっ、あっ!!足を捻ったみたいで・・・」
歩き出そうとしても、転びそうになってしまう。
「分かりました、失礼します」
そう言って、生田さんは天音を抱き上げ、外に歩き出した。その背中を刺すような視線が見つめていた。
29
あなたにおすすめの小説
騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!
最強魔術師の歪んだ初恋
黒瀬るい
恋愛
伯爵家の養子であるアリスは親戚のおじさまが大好きだ。
けれどアリスに妹が産まれ、アリスは虐げれるようになる。そのまま成長したアリスは、男爵家のおじさんの元に嫁ぐことになるが、初夜で破瓜の血が流れず……?
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
唯一の味方だった婚約者に裏切られ失意の底で顔も知らぬ相手に身を任せた結果溺愛されました
ララ
恋愛
侯爵家の嫡女として生まれた私は恵まれていた。優しい両親や信頼できる使用人、領民たちに囲まれて。
けれどその幸せは唐突に終わる。
両親が死んでから何もかもが変わってしまった。
叔父を名乗る家族に騙され、奪われた。
今では使用人以下の生活を強いられている。そんな中で唯一の味方だった婚約者にまで裏切られる。
どうして?ーーどうしてこんなことに‥‥??
もう嫌ーー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる