番は君なんだと言われ王宮で溺愛されています

ゆきりん(安室 雪)

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 頭を優しく撫でられている、とても安心出来る大きな手だ。

 「おはよう、マイ スィート」

 目を開けると優しく微笑まれ、唇にチュッとキスされる。

 「お、おはよう。フレッド」

 うわぁ~、恥ずかしいよぅ!!

 はうっ!!服っ、何も身につけてないしっ!

 「ミーは朝から可愛いねっ。今日も可愛がってあげるよ?」

 フレッドの手が身体を撫で始めた。

 「ふ、フレッド。そう言えば、誘拐の犯人って?」

 このままだと、朝から致されてしまうっ!思わず気になっていた事を聞く。

 「むっ、ミーは無粋な事を今聞くんだな」

 「だって、気になってたし」

 「アレ・・はライオネル伯爵が令嬢の処分に納得が行かず、撤廃する様に求める為にミーを誘拐して、交換条件に話しを持っていこうとしたようだ。ま、撤廃する訳ないけどな。そんな訳でライオネル伯爵家はもう無い。血縁者に継がせようかとも考えたが、ろくなのがいなかったから潰しといた」

 潰しといたで話しを終わってもいいものなのかな?

 「そんな事よりも、ミー。せっかくの記念すべき朝なんだ。もっと愛を深めたくないか?俺は愛の結晶が早く欲しいぞ?」

 朝から盛大に喘がされ、侍女達は部屋に入って来られず。フレッドに解放されたのはお昼近くだった。




 「ううっ、このままでは死んでしまう」

 毎晩フレッドに愛されるまくり、とうとうそんな呟きが出てしまった。

 「ミーシャは幸せな悩みよね~?私なんて顔が見れるだけで幸せなのに」

 サリナは相変わらず他に人がいない時には昔の様に話してくれる。ミーシャの息がつまらない様にしてくれているのだ。

 「えっ、サリナ!!気になる人がいるんだ?誰?誰?」

 「フレデリック様の近衛隊の人だよ。フレデリック様には秘密にしてね?」

 「もちろんだよ、どんな人?私も見た事あるかな?」

 「あるよ、よく部屋の外にいるから。青色の目で白銀の髪をしてる笑顔が素敵な人なんだぁ~」

 「ふふっ、続報お待ちしてます」

 「続報があればね~」




 「フレッド、サリナがね?」

 と、ベッドの上で昼間のサリナな恋愛話しをする。

 「多分ミゲルだな。ふむ、どこかでさり気ない接点を作ってやろう。サリナには色々世話になってるからな」

 「ふふっ、さり気なくお願いしますね?」

 「任せろ。それよりも、ミー。今はお前の身体を俺に任せろ。結婚式の時に懐妊の発表が出来るように頑張るぞ!?」

 「えっ!?んんっ!!」

 フレッドの舌がミーシャの唇を舐め上げる。

 今日もミーシャはフレッドに愛されて溺れていくのだ。




 結婚式では見事にフレデリックの野望は果たされたのである。




~完~
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感想 50

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みんなの感想(50件)

檸檬
2020.10.08 檸檬

完結おめでとうございます。

大活躍のサリナ一家が大好きになりました。恋も実るといいなぁと勝手に願ってたり〜

とはいえやっぱり真ん中のお兄ちゃんのお話が気になって仕方ないので、今後は新作を楽しみに追いかけます。

ひとまずお疲れ様でした〜

解除
NOGAMI
2020.10.06 NOGAMI

お幸せに!

解除
rikaco
2020.10.06 rikaco

これで、王家三兄弟は次男だけ未婚…。
可哀想なので、彼に番と出会いが早くおとずれますように!!

解除

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