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申し訳ありません。
グレイン視点3に文章を追加してます。大幅な変更ではありませんが、グレインの初夜?の心境追加です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝、グレイン様に頬を触られ、落ち着かない1日を過ごしたソフィアはベッドに入ってもいつもの様には眠れなかった。まるでこのベッドで初めて寝た日の様に目が冴えてしまっていたのだ。あの日も中々寝付けなかったがいつの間にか寝ていた。
しかし、今日はホントに寝付けない。どれくらい時間が経っただろう?寝室のドアが開く音がした。グレイン様が入って来たんだ。起きているとわかったら、何か悩みがあるのかとか相談があるのかと聞かれそうだ。寝たふり・寝たふり。
ギシリとベッドが沈み、グレイン様が掛布をまくり身体を横たえた、と思ったのだが実際にはソフィアの頬を撫でキスしてきたのだ。
うっ、私は寝てるのよ。動いてはダメ。
「早くキスしたいな」
そして、横になりソフィアを抱きしめて眠りはじめた。
!!
何て事っ?
グレイン様は私の事好きになってくれてるの?
ホントに!?
パニックした頭はなかなか眠れなかったが、グレイン様の寝息と暖かさで、ゆっくりと眠りについていった。
「おはようございますっ」
あ、ちょっと力が入っちゃった。
「ああ、ソフィアおはよう。どうかしたのか?」
グレイン様はいつも通りだ。私も夜の呟きとキスは知らないフリしなきゃ。
「え?なんでもないよ?」
平常心、平常心。
朝食後はいつも通りお見送りだ。
「行ってらっしゃいませ」
笑顔で言うと、グレイン様の手が伸びてくる。昨日の様に頬を撫で、そして『チュッ』とキスをした。
キスっ!!
一瞬目を見つめられ、直ぐに目を逸らされぶっきらぼうに
「行ってくる」
と言って踵を返して歩き出してしまった。
「ふふっ、旦那様頑張りましたね」
隣からベンの嬉しそうな呟きが聞こえてきた。
温室でベンにたずねてみる。
「ベン、さっきの『頑張りましたね』って」
「ああ、聞こえてしまいましたか。申し訳ありません、心の声が。旦那様はソフィア様の事がお好きな様なので、一歩近づけた様に見えまして。頑張りましたねって、思ったんです。好きな女性には不器用なようですから」
「えっ、グレイン様は私が好きなの?」
「その様に見受けられますが?」
えっ!!いつから!?
私、好きになってもらえてるの!?
グレイン視点3に文章を追加してます。大幅な変更ではありませんが、グレインの初夜?の心境追加です。
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朝、グレイン様に頬を触られ、落ち着かない1日を過ごしたソフィアはベッドに入ってもいつもの様には眠れなかった。まるでこのベッドで初めて寝た日の様に目が冴えてしまっていたのだ。あの日も中々寝付けなかったがいつの間にか寝ていた。
しかし、今日はホントに寝付けない。どれくらい時間が経っただろう?寝室のドアが開く音がした。グレイン様が入って来たんだ。起きているとわかったら、何か悩みがあるのかとか相談があるのかと聞かれそうだ。寝たふり・寝たふり。
ギシリとベッドが沈み、グレイン様が掛布をまくり身体を横たえた、と思ったのだが実際にはソフィアの頬を撫でキスしてきたのだ。
うっ、私は寝てるのよ。動いてはダメ。
「早くキスしたいな」
そして、横になりソフィアを抱きしめて眠りはじめた。
!!
何て事っ?
グレイン様は私の事好きになってくれてるの?
ホントに!?
パニックした頭はなかなか眠れなかったが、グレイン様の寝息と暖かさで、ゆっくりと眠りについていった。
「おはようございますっ」
あ、ちょっと力が入っちゃった。
「ああ、ソフィアおはよう。どうかしたのか?」
グレイン様はいつも通りだ。私も夜の呟きとキスは知らないフリしなきゃ。
「え?なんでもないよ?」
平常心、平常心。
朝食後はいつも通りお見送りだ。
「行ってらっしゃいませ」
笑顔で言うと、グレイン様の手が伸びてくる。昨日の様に頬を撫で、そして『チュッ』とキスをした。
キスっ!!
一瞬目を見つめられ、直ぐに目を逸らされぶっきらぼうに
「行ってくる」
と言って踵を返して歩き出してしまった。
「ふふっ、旦那様頑張りましたね」
隣からベンの嬉しそうな呟きが聞こえてきた。
温室でベンにたずねてみる。
「ベン、さっきの『頑張りましたね』って」
「ああ、聞こえてしまいましたか。申し訳ありません、心の声が。旦那様はソフィア様の事がお好きな様なので、一歩近づけた様に見えまして。頑張りましたねって、思ったんです。好きな女性には不器用なようですから」
「えっ、グレイン様は私が好きなの?」
「その様に見受けられますが?」
えっ!!いつから!?
私、好きになってもらえてるの!?
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