姉の結婚式に姉が来ません。どうやら私を身代わりにする方向で話はまとまったみたいです。式の後はどうするんですか？親族の皆様・・・！？

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 手紙を左手に持ち、右手はグレイン様に恋人繋ぎをされベッドルームに入った。ベッドに腰掛けて手紙を開く。招待状が入っている。そして手紙が付いていた。

 『ソフィアへ

 突然だけど、色々あって結婚する事になったの。結婚式には是非参加してね。

                                                 カレン』

 「はい？」

 「どうしたんだ？ソフィア？」

 手紙を覗き込もうとしたグレイン様に、バサリと手紙と招待状を渡す。

 「どうしたらこうなるんだ？しかも、相手の名前・・・」

 グレイン様は絶句気味だ。

 「結婚式には参加してもよろしいでしょうか？夫婦で。向こうで詳しく聞きましょう」

 「ああ、そうだな」

 「グレイン様、びっくりついでに報告があるんですけど」

 「ん？どうした、ソフィア？」

 グレイン様は優しく目を見つめてくる。

 「ココに、新しい命が宿りました」

 グレイン様の手をお腹に触らせて撫でる様に上下に動かす。

 「ほ、ホントかっ！？ソフィア！！」

 ギュッと抱きしめた後、甘いキスをする。

 「ふふっ、楽しみですね？パパ？」

 「ありがとうソフィア！！」



～完～
    
 沢山の方に読んで頂き、ありがとうございました。
 カレンのその後リクエストにお応えし、
『借金返済の為に嫁がされそうになり、逃げ出したら色々あり、隣国で花嫁になりました』を書き始めましたので、そちらも読んで頂けると嬉しいです。